辺境都市ノルヴァは王国の西の端。おそろしい姿かたちの魔物が跋扈する未開の地――“入らずの森”に面している。
入らずの森に生息する魔物を退治することで生活の糧を得る冒険者たちは、ノルヴァの最大の“お客さん”。
武器や防具、最先端の魔道具もすべ
ての材料はここで仕入れられる。
サラは、かつては冒険者ギルドのマスターをつとめたほどの逸材だったが、わけあって名前を変え、引退した。現在は“星明かり亭”というちいさな宿の女主人だ。
今日も従業員を大切に。礼儀を知らない新参荒くれには洗礼を施しながら、サラは働く。
サラには目的があった。
宿屋の女将をしながらの副業――“隠れ星のギルド”と呼ばれる超難解依頼専門取り扱い業者団体。通商“裏ギルド”の経営をこなしながら。
ひたすら機を待っていたときに現れた青年は、あらかさまに訳ありで――?
美少女女将の、問答無用の森への討ち入りが始まります!
※2024年2月2日〜 全9話、1章分を毎朝6:00に更新します。
※2章以降はストックができ次第、章ごとに更新したいと思います。
※エブリスタでも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 10:24:40
19337文字
会話率:40%
異世界線。それは多くの宗教や作家たちが使い倒してきた「破滅」の世界。何度も何度も滅ぼされる彼らの姿を、安全圏からただ消費してきたのが、われわれだ──そう、彼らは言う。地球は滅びると何度もくりかえし、その世界に苦しむものたちを示しながら、みず
からはのうのうと豊かさを享受している、おまえたちこそが代価を支払うべきだと。
彼らは強制徴収のために「侵食」を開始した、それが真実だとして、彼らを呼び寄せたものが身近にいる。おそろしい予断と伏線がばらまかれるなか、異世界線からもどったチューヤは、複数の「やることリスト」を抱えながら、それをただ着実にこなしていくしかない。
青山、上野、月島、小岩……戦場は西から都心、さらに東へと拡大していく。
目黒区の柿の木坂高校で、救いを待つ知人たち。一方地元、杉並区の高円寺、阿佐ヶ谷、大久保あたりでも、やることはたくさんあった。日本橋、田園調布、小伝馬町、東京テレポート……ああ、それでもリストはまだ折り返しでしかないという……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 01:00:00
232256文字
会話率:32%
ここはフルーツの精たちがすむ町「フルーツェン」。ライムはジャンプが得意なライムの少年。らんぼうなふるまいで、町の鼻つまみものとなっていた。秋の収穫祭で、祭りのモニュメントである巨大かかしを壊してしまったり、お菓子とのダンスパーティーを台無し
にしたり……。そんなある日、隣の野菜町から、乱暴な野菜レスラーたちがやってくる。一方的に「フルーツ町との懇親会」と称して相撲大会を開き、賞品と称して勝手に公園オブジェなどをもっていってしまう。そんな乱暴なふるまいをする背景には、野菜たちの果物への嫉妬があった。ライムは野菜たちに一矢報いようといたずらを仕掛け、成功するが、怒り狂った野菜レスラーたちから追われるはめに。夢中で逃げるうち、野菜町との境の山をこえて、行ったことのない野菜村に入り込んでしまう。そこで親切な里いも家族に出会う。穏やかな里いも家で暮らすうちにしだいにぎすぎすした心がいやされてくる。そして意外なことに野菜たちから信頼され、頼られるように。だがそんなある日、里家族とともに高級車に乗せられ、林の奥の建物につれていかれ監禁されてしまう。そこに現れたのは。巨大な醜く恐ろしい姿をしたドリアン。ドリアン一族はそのおそろしい姿となぞめいた魔法を使うということで、みなに疎外されていた。数十年前、村人に襲われて果物村を追われたドリアン一族は野菜村にのがれたが、そこでも迫害を受ける。そうした仕打ちを恨みにおもった、当時、子供だったドリアンが成長して、果物、野菜の両町に復讐しようと、町の人々を怪物にする魔法をかけていた。自身も孤児で、迫害された境遇にひそかな共感をもつライムはドリアンを救うことを決意する。過去に偶然みつけた聖なる泉を、必死の努力のすえに持ち帰り、ドリアンにかける。目が覚め、のろいから覚醒したかのようなドリアンは過去の事件を含めてすべてを話す。そこには、野菜町と果物町との確執の真実、そしてライムの出生の秘密につながる情報があった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 11:36:42
120103文字
会話率:26%
むかしむかし、ある山奥に、とても賢いドラゴンが棲んでいました。
最終更新:2024-12-25 00:00:00
1107文字
会話率:0%
・・・ウクナイナ情勢に関する、あるYouTubeチャンネルの動画を
通して、
今後のぼくたち人間世界への「人工知能」の介入・支配といった、
非常に深遠かつソラおそろしい未来を、ゆっくりと考えてみましょう。
最終更新:2024-12-23 19:06:51
2213文字
会話率:8%
世にもおそろしい、うわさの『ダークウェブ』のお話しです・・・。
キーワード:
最終更新:2024-05-23 08:28:31
3440文字
会話率:6%
ぎゃーー!! 今宵はねぇ、泣く子も黙る、不気味で、そらおそろしいロックバンド・・・狂気とハードロックの融合・・・『犬神サアカス團』ご一行様を紹介するわね❤️
キーワード:
最終更新:2023-03-01 22:22:12
1135文字
会話率:18%
キャロリーヌ‐メルフィルは、ローラシア皇国で、調理官というキャリアを目指す十六歳の少女。おそろしい不治の病、竜魔痴で寝た切り状態の父、グリルと二人で、ひっそりと暮らしている。
公爵家なのに辺境の地へと追いやられ、もう三年が過ぎ去った。す
っかり廃れたメルフィル家だけれど、皇国一裕福なスプーンフィード伯爵家から、お婿さまを迎えることで、お家再興の希望がまだ残っていた。
でも、運の悪いことに、皇国を揺るがす造反事変が起きてしまう。それが発端となり、キャロリーヌの婚約話は理不尽にも反故とされる。さらに、キャロリーヌのたった一人の肉親だったグリルが、とうとう息を引き取ってしまう。
この数日後、不幸のどん底にいるキャロリーヌの前に、オイルレーズンと名乗る、老いた魔女族が現れる。栄養管理官という新しい官職に就くことを勧められた。その職の目的は、竜族を皇国内に囲い込むことだと聞かされる。それは今、最も大切な国策の一つということ。
一人ぼっちのキャロリーヌは、つらさと寂しさに負けそうになり、自分も早く死んでしまいたい、とすら思っていた。
それでも、オイルレーズンからの勧めを考え直し、父や先に他界した母と弟の分まで生きようと決意する。夜が明けるのを待ち、白馬ファルキリーを駆り、宮廷のあるお城へと向かうことにするのだった。
この決断は、険しいイバラの進路となる。キャロリーヌは、これから先、宮廷内に渦巻く陰謀と圧力、そして新たな婚約話に関わる、とても醜い争いに悩まされるのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 18:22:20
705009文字
会話率:60%
十一世紀のヨーロッパで、ある公爵家の令嬢が婚約破棄すれば、十五世紀のジパングを統治している「傾国の将軍」に心を改めさせるくらいの影響を及ぼす。
発端は、地球人駆除の任務を帯びた一匹の蝶系統動物が「ネイムレスの蝶系統動物効果」と命名された
作戦を始めたこと。
最初にノルマンディー公爵家令嬢のアデライードが、生化学物質による作用で虫の居所を悪くしてしまい、アンゲラン‐ポンチューとの婚約話を反故にする。そして兄妹喧嘩が引き起こした「ノルマンディー家の騒動」を経て、二十年のうちにアデライード合衆国が誕生するに至る。
その後、およそ四百年が過ぎた頃、アデライード合衆国の従属国になっているジパングでは、征夷大将軍の地位にある足利義政公が、将軍職そっちのけの酷い状況に陥っていた。黒雲寺の三休さんを毎日のように呼び出して、頓智勝負を挑んでいるのだという。
義政公と三休さんの「頓智九番勝負」が大波乱となり、義政公が改心して、ジパングの評判がよくなる。後花園上皇は喜ぶけれど、悪い予知夢を見てしまう。全世界学者にして錬金術者でもあるパンナコッタ‐ポンチューに打ち明けたところ、おそろしい陰謀によってジパングだけでなく、この世界全体が滅亡の危機にあるのだと知らされた。後花園上皇は、息子の後土御門天皇に「伝家の宝刀」を与える。宝刀を手にした後土御門天皇が覚醒状態に達した。パンナコッタ、後土御門天皇、三休さん、藤原富子の四人で「室町カルテット」という集団を結成する。
ジパングおよび世界を救うために、室町カルテットが地球の世界史を塗り替えようとした。しかしながら、「全世界管理者」を名乗る存在者に不備を指摘され、四人は二十世紀まで冷凍睡眠させられ、改めて「世界史の塗り替え任務」に就かなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-22 15:40:41
32552文字
会話率:64%
登場人物の名前で完全にネタバレしているという、新感覚・推理小説! それでも、なぜか貴方は犯人をあてられないーー!
自称・名探偵のメイタンテーヌは、助手のフラグミール、知り合いのボンクラー警部補と共に、絶海の孤島に向かう。そこで遭遇したのは
、おそろしい首無し殺人事件だった。メイタンテーヌ達の努力もむなしく、第二、第三の事件が発生してしまう。犯人は以下の登場人物の、いずれかのようだが、、、メイタンテーヌは、そして貴方は、犯人の仕掛けた巧妙なトリックを見破ることができるだろうか。
◾️メイタンテーヌ・マヨエルホー
自称・名探偵。「迷」の方の迷探偵という説もある。
◾️ジョシュヤ・フラグミール
メイタンテーヌの助手を務める若い女性。メガネっ子。何かのフラグが立ったことを見破りがち。
◾️ボンクラー警部補
ゼッカイ島にたまたまバカンスでやって来た警部補。メイタンテーヌとは顔なじみ。
◾️スグシヌンジャナイ・コヤーツ
一年半前にゼッカイ島に移住してきた富豪。自身の邸宅でパーティを開く。
◾️イロケスゴイ・コヤーツ
スグシヌンジャナイの妻。色気がスゴイ。
◾️ミスリード・ヨウイン
美男のエリート弁護士。イロケスゴイと不倫関係にあると噂されている。
◾️ユクエ・フメイナル
コヤーツ家のパーティに似つかわしくない、みすぼらしい身なりの旅人。
◾️ツギノーギ・セイナル
島を訪れていた中年の画家。
◾️シン・ハンニン
島の神父。いつも温厚で笑顔を絶やさない。
まったく、あやしくない。
※作者注:この中に犯人がいます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 18:10:00
42534文字
会話率:48%
レフィーナ・レイドリックは、レイドリック公爵家に生まれた。
レイドリック公爵家は、人を人とも思わない、奴隷を買うことが当たり前だと思っているおそろしい選民思想に支配された家だった。
厳しくしつけられたレフィーナにも、やがて奴隷が与えられる
。
言葉も話せない奴隷の少年に、レフィーナはシグナスと名付けて、家族のように扱った。
けれどそれが公爵に知られて、激しい叱責を受ける。
レフィーナはシグナスを奴隷として扱うようになり、シグナスはレフィーナを憎んだ。
やがてレフィーナは、王太子の婚約者になる。
だが、聖女と王太子のもくろみにより、クリスタルの人柱へと捧げられることになる。
それは、生きることも死ぬことも許されない神の贄。
ただ祈り続けることしかできない、牢獄だった。
レフィーナはそれでもいいと思う。
シグナスはレフィーナの元を去ってしまった。
もう、私にはなにもないのだと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 20:55:44
19137文字
会話率:17%
ルティーナ・クワイエットはクワイエット公爵家の長女である。
サラデイン皇国は精霊の加護を受けた国。多かれ少なかれ皆、精霊の加護を持っている。
クワイエット公爵家は古くから闇の大精霊ヴァレリーの加護を受けており、ルティーナの傍には生まれたとき
から加護精霊ウリちゃん(黒マメシバの姿)が付き従っているぐらいに、その加護は強大なものだ。
闇の大精霊とは魅了の力を持つ。
ルティーナは幼い頃は無自覚に周囲を魅了し、浄化によって魅了がとけた友人たちから蛇蝎のごとく嫌われることを繰り返してきた。
そのため、すっかり人間不信い陥り、陰の者として部屋に閉じこもってきた。
強い闇の大精霊の加護を持つ――ということで王太子殿下であるカイネ・サラデインの婚約者に選ばれた十五歳の時、ルティーナは夢を見る。
これから入学するサラデイン貴族学園で、は、ルティーナとは真逆の可愛く明るく人気者である子爵令嬢ステラ・エルナンに心を奪われる。
嫉妬に身を焦がしたルティーナは、魅了の魔法をカイネに使用しようとして失敗し、その罪を断罪されて投獄されて、ルティーナの持つ力は危険だという理由で処刑をされる。
そんな未来はおそろしいのでできることなら穏便に、婚約破棄に辿り着きたい。
というかそもそも、カイネが明るすぎて眩しすぎて、光属性の加護が強すぎて、逃げ出したいんですけれど……!
そう――カイネはルティーナの幼馴染だった。
昔から、しょっちゅう家に乗り込んできては、遊びに誘ってくるのだ。
あぁ、今日もカイネの声がする。
「ルティ、ここをあけてくれ。雪を降らせたから、雪合戦をしよう!」
「こごえてしまいます……!」
「海に行こうか、ルティ」
「とけてしまいます……!」
粛々と婚約破棄を受け入れますから、どうか構わないでくれませんか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 10:21:14
173559文字
会話率:33%
いつもと同じ展開にならなかった時、おそろしいことが起きるのかもしれない。
最終更新:2024-06-04 20:00:00
1124文字
会話率:9%
自分の知っているおまじないをサクサク紹介していきます。眉唾物が多いので、信ぴょう性があるとか効き目があるとか、そういう期待をいっさい持たずに見に来てください(懇願)。
最終更新:2024-05-30 19:00:00
8397文字
会話率:1%
窓を開ければ、清々しい空気が……。
最終更新:2021-09-20 20:00:00
2635文字
会話率:17%
RPGの世界に来てから半年。
勇者スズキは卑怯な手の末魔王を追い詰めるが——!
最終更新:2023-07-02 08:03:51
3026文字
会話率:43%
マッチョが真のマッチョを見ようとして現実よりおそろしい夢マッチョを見てしまうマッチョ
ノベルアップ+にも掲載中
最終更新:2023-06-15 21:06:36
2894文字
会話率:39%
中二病の探偵、明智小太郎のもとに「家出した彼女を探してほしい」という依頼がきた。だが、この事件の捜査をしていく内におそろしい真相が明らかになっていく。
最終更新:2022-11-14 19:56:24
15611文字
会話率:62%
ある村に住む若い夫婦。妻の佳澄だけが夫の秘密をひそかに知っていた。
夫の阿津麻は、熊に変身する。
夫自身も妻がその秘密を知っているとは知らなかった。佳澄は秘密を胸に秘め、大好きな夫と暮らしていけるなら、それでいいと思っていた。
けれどもある
日、村に魔道士がやってきた。
魔道士は、おそろしい魔獣である「変化熊」を狩りに来たという。
魔道士雷夜は「変化熊」の恐ろしさを佳澄に伝える。二人が話しているところに、夫の阿津麻が帰って来る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 16:39:51
19733文字
会話率:34%
平和な遊園地でおそろしい事件が起こった。
とつぜん止まった観覧車。ゴンドラのなかには、力士たちが三密で取り残されてしまう。
コーヒーカップには本物のコーヒーが注がれて、脱線したジェットコースターは東武東上線と合流、そのまま埼玉県を目指
す。
メリーゴーランドの馬たちはすべて馬刺しに変えられてしまったが……。
一方で、おばけ屋敷には亡霊と化した馬たちが出現。
これはこれで悪くない結果となった。
さて今回、この難解な事件に挑むのは……
中学生名探偵、ドMの貴公子【吉ケ谷恭樹】
そしてその助手、ドS女ワトソン【大杉文子】
遊園地を訪れたふたりに襲いかかる、数々の難問、疑問、障害、障害物競走、早押しクイズ、パン食い競走、たたいてかぶってジャンケンポン、優勝者には、なんと一週間分のハワイ旅行券をプレゼント!
果たしてふたりは、この入り組んだ難事件を解決し……
「無事、豪華賞品をゲットすることができるのだろうか?……っと(カタカタ」
「……吉ケ谷くん」
「なんだい、大杉さん?」
「あらすじにウソを書かないでください。読者の方が混乱しますよ」
「ハハハ! いいじゃないか。かたいことをいうなよ。どうせこんなシケた作品など、だれも見に来やしないさ」
「来ますよ、だれかしらは。もう公開しちゃったんだから。とにかく人をだますようなやり方はやめてください」
「いいや、断るね。そもそもそんなもの、だまされるやつが悪いのだ」
「な、なんてこと言うんですか!」
「いいかい? 世の中には二種類の人間がいる。人をだますやつ、だまされるやつ。だれかをこき使うやつ、こき使われるやつ。うんこをするやつ、それを食べるやつ。ぼくはどちらかといえば、前者の人生を歩みたい。勝ち組になりたいのだ」
「なんて人だ。外道のなかにシレッと下品を混ぜ込みやがった……」
「というわけで大杉さん。じつは、きみに紹介したい映画のチケットがあるんだけど、よかったら買わないかい? いまなら映画の台本もつけるよ。あと、ぼくと一緒に映画館に行く権利も販売中だけど、どう? 買っちゃう?」
「買いませんよ! ていうかそれ、某絵本作家の手口じゃないですか! あんなことしちゃダメですって!」
「ワハハ! バレたか! 西◯ー! 愛してるぞー!」
「ダメだこりゃ。それではみなさま、また本編でお会いしましょう」
「ワハハ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 16:13:09
10000文字
会話率:53%
どうぶつたちの住む森に2軒のパン屋がありました。2軒はおとなり同士。くまのパン屋とねずみのパン屋でした。
くまのパン屋はおいしいとひょうばんのパン屋でしたが、お店から時々おそろしいうなり声がきこえて来るので、森のみんなにこわがられていました
。ねずみのパン屋さんは陽気でみんな働き者
ある朝、くまのパン屋から聞いた事のないような大なうなり声が聞こえました。おどろいたねずみたちが心配してとなりのくまの様子を見に行くと・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 18:38:30
5323文字
会話率:72%
いいかい、よくお聞き。
ガラスの城に棲んでいる、漆黒の〈コマドリ〉に手を出してはいけないよ。
それはそれはおそろしい、まっくろな災いが降りかかってくるからね
*
お伽噺や迷信として神や魔物の存在が強く信じられ、魔法は日用品レベルの
道具として利用されるが大掛かりなものは珍しい世界。
人形蒐集家にして、死者の願いを受けて罪を暴く〈葬儀屋〉アリィルファルテのもとに、人形が縁で友人となった昔馴染みの女性から一通の手紙が届く。
そこには、
祭りを控えた小さな町で子供たちが失踪している
その原因は自分にあるかもしれない
もし自分が死んだ時には人形を譲る代わりに真相を暴いて欲しい
そんな願いが綴られていた。
葬儀屋は、次元の狭間に棲まう〈夢視〉と呼ばれる少女を誘い、町の調査へと向かうが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 20:00:00
76969文字
会話率:40%
女王である妻が男妾の子を産んだ。
子どもたちは私を本当の父親だと信じて慕ってくれている。
彼らが真実を知る日まで、強く優しい父親として振る舞うと決めた。
そして戦えることしか能がない私は女王の夫でありながら王国最強の武人という賞賛を受け
ている。
あるとき、招集された戦場にて私は〝妻と同じ緑髪の少年〟と出会う。
緑髪は王家の血筋の証なのだが、なんと少年は、王国と敵対する帝国の手先として現れたのだった。
やがて私は少年とともに王家をとりまく陰謀――妻のおそろしい計画を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 11:25:39
173299文字
会話率:63%
山には、人間を化かす動物が住んでいます。
狸の里で、長老さまが言いました。
人間は、狸を捕まえて食べてしまう、おそろしいヤツらなのだ。
いっぴきの仔狸が罠にかかって震えていたところ、助けてくれたのは、人間のおばあさん。
仔狸は、人間の子
どもに化けて、優しいおばあさんの手伝いをするため、家に通うことにしました。
さて。バレないように、うまく化かすことができるでしょうか?
*冬の童話祭り2020、「冬のあしあと」企画に参加。
*エブリスタ、カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 18:46:15
5758文字
会話率:0%
白石家の三人姉弟は、とても仲良しだ。
長女の澄花(すみか)は11歳。下の子思いの優しいお姉ちゃん。
次女の希花(きはな)は10歳。少し気が弱いところが玉に瑕。
末っ子の花月(かづき)は5歳。お姉ちゃんが大好きな甘えん坊。
そんな三人に忍び
寄る、おそろしいもの。
夕闇迫る帰り道に、いなくなった姉弟。
迷い込んだのは、見たこともない世界だった。
そこは怖くて、けれどもどこか悲しい気配に充ちていて。
――手を繋いで、一緒だよ。
これは、帰り道を探してさまよう、まいごたちの物語。
※ノベルアッププラスにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 00:00:00
18971文字
会話率:30%
こえーと言いまくる青年ヨウエイ・キエンは呪われている・・・
最終更新:2019-09-16 12:15:01
6871文字
会話率:97%