これはきっと大人と子供の中間で何も知らなかった僕らが、何処かへ行こうとして、どこにも行けなくて、狭くて窮屈な世界を彷徨っている。
世界を心から憎んだし、そしてどこか愛していた。
生きていく事がどうしようもないくらいの世界で生きていた。
異邦
人と評される僕達の話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 20:00:00
54995文字
会話率:26%
――いきなりの報告で悪いけど、東京は死にました。
2025年、東京。
『記憶の大渦巻(メモリシュトローム)』によって大量の記憶喪失者が生まれた都市には、
記憶喪失者ゆかりの品物を探す無法者『記憶探偵(メモライザー)』が彷徨っている。
『
記憶探偵』雅楽川(うたがわ)シキもそのひとりだった。
シキは東京のとあるネットカフェを拠点に仕事をしていたが、その中でひとりの記憶喪失の少女と出会う。
ナユ、と名付けられた記憶喪失の少女はシキに無垢な愛を与え、暴力に染まったシキの心を解きほぐしていく。
しかし、ナユの記憶を調べていくことでその平和な日常は次第にほころびを見せていくのだった。
――これは記憶喪失の少女ナユと、『記憶探偵』シキの、真実の愛を探す物語。
※この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
https://novelup.plus/story/762411915折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 18:40:23
5521文字
会話率:24%
「すまない有紀、オレはお前を残して逝くようだ…」
オレ、風戸慎一は全日本ロードレースGP250のチャンピオン。
亡き父に憧れ、この世界に入ってついに登り詰めた。
しかし、嘘をついてこの世界に入った俺の我がままを聞いてくれた母の想いに応え
るために勉学の道へ。
みんなを失望させちまったが、オレはとっととレーサーを引退し、就職も決まって婚約者白石有紀との結婚を待ち望んで幸せな日々を過ごしていた。
だが、有紀の弟光輝を送った帰り道、雨の降った道の真ん中で動けなくなっていたネコを避けるため、オレはバイクから放り出されて呆気なく死んでしまった。ネコなんて避けるんじゃなかった……
でも、俺は有紀が心配で成仏できない。彷徨っていると、いきなり化け物が俺を捕らえにきやがった!
ダメだと思った瞬間、助けに来たのはあのネコだった!
「すまなんだ。実はあまりに寒いもんで、ちと持病の腰痛が出てしまっての。動けなくなってしまったんじゃ」
一体、何が起きているんだ。そして、このしゃべる猫はなんなんだ?しかも死後も有紀を守る術を教えてくれるという。
「ワシか?ワシは世の中で言うとこの化け猫じゃ」
Renatoリナート。僕は、生まれ変わって君を護るよ-----折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 09:20:57
136952文字
会話率:47%
普通の高校生だった織部玲二は、英語の授業中に寝落ちして、慌てて目を覚ますと森の中で寝ていて、しかも自分姿がサバイバルホラーゲームのボスキャラみたいな異形の化け物になっていた。
宛もなく森の中を彷徨っていると、異形の化け物に襲われていた盲目の
少女クゥリャを偶然助け出した。
そして、クゥリャの口から聞かされたこの世界の有り様は衝撃的なものであった。
この世界は2000年前に飛来した七体の異形の王によって人類は絶滅寸前にまで追いやられ、異形の化け物が跳梁跋し、人間がただの餌に成り下がり、異形が全てを支配する世紀末のような世界であった・・・
異形になった少年と盲目の少女が織りなす、グロテスクで狂気的な異種族冒険ダークファンタジーが幕を開ける!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-24 22:00:00
40408文字
会話率:53%
ある所に、ロットバルトという名の悪魔がいた。悪魔の仕事は人間の魂を奪うこと。彼も人の魂を奪っては、悪魔の王に献上していた。彼はある日、黒鳥の化身の少女、オディールが森で彷徨っているところに出会う。オディールを娘として引き取ったロットバルトは
、穏やかな時間を過ごし、心に抱えていた虚無感が消えていることに気付く。そのうち、人の魂を奪うことを忘れてしまう。これに激怒した悪魔の王は、ロットバルトに高潔な姫の魂を奪ってくるように命じる。姫の名はオデット。ロットバルトはあの手この手でオデットを誘惑するが、きっぱりと跳ね除けられてしまう。ロットバルトは、オデットに昼は白鳥になってしまう呪いをかける。それでも、姫は諦めない。なかなか魂を奪ってこないことに業を煮やした悪魔の王は恐るべき計画を実行に移す。それは、ロットバルトの娘オディールをも巻き込んでしまうものだった。悪魔の務めと娘への想いに引き裂かれたロットバルトが、最後にくだした決断とは? 心に空虚感を抱えた悪魔が少女を守り抜く物語。
※この小説はpixivに掲載しているものを修正したものです。童話「白鳥の湖」を題材にしたお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 12:38:46
28022文字
会話率:39%
【除霊師】それは、現世で彷徨っている幽霊を成仏させるのが主な仕事。
【陰陽師】それは、幽霊を餌とする妖を討伐するのが主な仕事。
紅咲除霊事務所で働く主人公 黒澤蛍 は除霊師である。彼は除霊師であるにも関わらず妖を討伐できる力を持っていた
。彼は、その場でオリジナルの御札を作る能力と、相手の攻撃を受けることで、その相手の能力・属性等を解析できる能力を持っている。
そんなある日、除霊の依頼を受け、夜の廃校に行くことに。
そこで出会ったのは、なんと小学生の頃に事故で亡くなった同級生の女の子であった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-26 16:40:13
325文字
会話率:0%
一之瀬比奈には友達が居ない。どんなに努力しても友達は出来ず、いつしか比奈はリストカットを繰返すようになっていた。その比奈に葵という名の友が出来た。だが葵は、『天空の楽園に導いてくれる七色の光』について教え、『唐獅子』の根付けを比奈の手に残
して、死んだ。
葵の後を追おうとして樹海を彷徨っているうちに比奈は克代と出会う。
克代は夫と二人で懸命に働いて功成り名を遂げ、仲睦まじく暮らしていたが、突然夫の愛人奈緒美から離婚を迫る手紙を受取った。晴天の霹靂であった。ショックのあまり夫を殺した克代は死ぬ気で樹海を彷徨うが、死を目前にして、山ほど居る友の中に、真の友が一人も居ないことに気づいて愕然とする。
死体と遭遇した比奈と克代は命からがら樹海を抜け出し、克代の従兄弟徳次を頼って故郷に逃げる。そこで克代は夫が死んではいなかったことを知り、離婚届に署名して送る。子供の居ない克代は、死んでしまえば生きた証など何一つ無く、ただ虚しく朽ちてゆくだけの自分があまりにも惨めで情けなく、せめて誰かの役に立ってから死にたいと思ったのだ。
克代が幼い頃、故郷の村には戦地から引きあげてきた兵士がいた。ガダルカナルの激戦で大勢の戦友を失った兵士は、戦友達の遺族に其々の戦友の最期の様子を知らせる為にあちこちを行脚し、最後にこの村に落ち着いたのだった。霊媒師から兵士の世話を頼まれた徳次は兵士が亡くなった時に、天空へ昇っていく七色の光を見たという。
拒食症で痩せ細っていた比奈は、克代と一緒に暮らすようになってふっくらと元気になっていった。比奈から「父は既に死に、母は私が邪魔」と聞かされた克代は、せめて比奈が元気になるまで助けてやりたかった。だが一緒に暮らすうちに比奈が普通で無いことに気がつく。死霊が憑いているのではないか?
地獄の淵まで追い詰められ、危うい処で助かったのは比奈のお陰と感謝する克代は、なんとかして比奈を死霊から守りたいと願う。
二人は老人ホームで働くようになるが、或る日、比奈は泥棒の濡れ衣を着せられて絶望し、再び野山を彷徨う。「虐められる人間は、いつでもどこでも虐められる」と嘆く比奈を、「虐められるのは、むしろ素晴らしい人だからだ」と諭す。克代は比奈に、死霊に打ち勝てるよう強くなって欲しかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-22 16:21:01
63123文字
会話率:33%
勇者アカデミーを追放されたアルフレッド。落ちこぼれと周りから馬鹿にされる彼には当然の結末だった。
だが、彼は偉大なる勇者の息子で、その実力を隠しているだけだった。その片鱗を発揮しながらも、素直に学園を去って行く。
特に目標もなく彷徨ってい
ると、アルフレッドは『ワークハロワ神殿』の噂を耳にした。
そこへ行けばありとあらゆる『ジョブ』を得ることができるという。
神殿を根城にして、様々な『ジョブ』を極めていくアルフレッド。自らに相応しい生き方を探していく。
そんな駆け出し冒険者じみたムーブを繰り返していただけなのに、彼のもとに様々な困難が降りかかる。
果たして彼は、自分に相応しい『ジョブ』を見つけることができるのだろうか。
これは、心躍るジョブチェンジサクセスストーリーである。
※カクヨムにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 23:33:36
42423文字
会話率:43%
冴えない窓際族のサラリーマンである田島照久はある日突然、自身がやりこんでいたゲームの世界に入り込んでしまう。やりこんでいたため、ステータスはカンストしており装備も最強の状態で来ていた。当てなく彷徨っていると1人の少女と出会った。やりこみから
のゲーム知識で冒険を順調に進めていくが、次第に自身が知らないゲーム世界のことを知っていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 20:40:59
115857文字
会話率:40%
九 瑠一(いちじく るい)30歳独身。
伊達メガネをかけて気弱さを演出する苦労人だが、基本良い人。良い人というか、天邪鬼なお節介焼き。頼まれるとしたくないくせに、自分からする事には不平も不満もない。
家族構成は父、母、妹の核家族だったが、
ちょうど自分が同行しなかった家族旅行先で自動車事故に遭い帰らぬ人に。その時に何もできなかった自分を責め、猛勉強の果てに東大医学部へギリギリ合格するも、成績は下の下。親の生命保険の受取でまとまったお金は得たものの、塾に通うほどの余裕はなく、留年せずに奇跡的に卒業する。医師免許試験は見事一発合格し、大学の医局で新米ドクターの研修を始める。研修の最中にどす黒い人間関係で心を病み、気に入らない教授を殴り、医者の道を断念する。医療に関する知識と技術は新人でも群を抜いていたとか。
並行して、ストレスを発散させるために合氣道の道場へ入門するも真面目さが高じて合気道六段の腕前を持つ。そんな彼が、職場のストレスで人間不信になったのも仕方のないことだろう。唯一、合氣道場の師範には心を開いていたのだが、暴行事件を機に都会を離れ、新潟の町工場へ逃げこむように再就職してナイフや包丁を作ることになる。まだ情緒不安定だが、年配者の多い良い職場で心のリハビリを行って徐々に回復傾向にある。
ひょんなことから、連休を利用して社員旅行に東京へ来た際横断歩道を渡っている最中に大型トラックにはねられ死亡。女神様の手違いで生霊《レイス》になる。
アンデッドであるのに特異な存在であることに気付かず、得た力がチート級であるにも気付かず、只々自分が生霊《レイス》であることを隠して、事なかれを貫こうとするルイ。
そんなルイの前に、様々な出会いと事件が転がり込んでくる。
生霊《レイス》であることを隠し通せるのか?
静かな暮らしを手に入れることが出来るのか?
勇者が持て囃され、魔王が跋扈する世界でルイが見たものは!?
物語はここから始まる。
陽の光が入り込めぬほど鬱蒼とした闇をその内に抱える森。太い幹から伸びる枝の先さえ闇に呑まれて見ることができない。ただ、かなりの空間が広がっているのだろうと言う黒い森だ。
梟の声だろうか。寂しげな声が闇の中を彷徨っている。
と、その闇の中に、ぼんやりとした光を放つ半透明の青年が突然現れたーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 22:57:13
1698523文字
会話率:50%
生まれながらに持っていた【逆転】と言うスキルのせいで老人の姿で生まれ、周囲の者達から嫌われ苛められる辛い日々を過ごしていたクラウスは、唯一信頼していた勇者に覚醒した少女の裏切りに合い絶望へと突き落とされる。
自暴自棄になり村の外を彷徨っ
ている最中にゴブリンに襲われてしまう。
しかし幸運にもレベルを上げる事が出来た事で結果考えを改め、クラウスは自分を裏切った勇者に復讐する事を誓う。
この物語は、レベルをひとつ下げるだでも一万匹の魔物を倒さなければならない不幸に踊らされた少年が、救世主として世界を救う運命を背負わされた狐の亜人の少女と出会い。
自身が知らない間に現人神と呼ばれ、世界を救ってしまう物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-12 17:27:21
172900文字
会話率:23%
祐樹は雪原を当ても無く彷徨っていた。
何故彷徨っているのか解らない。
祐樹は雪の中で倒れた。
眼を覚ました祐樹を抱く素肌の温もり。
それは中性的な美しさを持つ男だった。
最終更新:2019-11-12 03:26:25
18174文字
会話率:37%
病院に巣食う幽霊のお話。
リサは幽霊になり彷徨っている。
なぜ幽霊になったのか、なぜ死ぬことになったのか、何の未練があるのか・・・。
最終更新:2019-10-29 11:31:59
11652文字
会話率:33%
私はあてもなく彷徨っている。途中で出会った胎児を連れ、右腕の代わりになるものでも探しながら、世界を見て回るために。
人造人間が世界の真実を探求するダークファンタジー。全5話を予定。
最終更新:2019-10-25 22:43:20
2609文字
会話率:0%
目覚めると見知らぬ世界にいた僕は街を彷徨っているとある男に声をかけられる。
「今人手足りないんだ、働かないか?」
そうして見知らぬ地で就いた仕事は、ブラック郵便局での配達仕事でした。
命の危険に晒されることもあるけど、その道中や届け
先の国で待っている文化や風俗に驚いたり、関心を寄せてしまう。先輩に連れられて歩くこの世界そのものがびっくり箱みたいで、面白いくて、手紙を届けるそれだけなのに濃厚な日々。
今日も大陸のどこかを歩いている、もしくは悲鳴をあげながら走っているかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 00:51:51
16384文字
会話率:39%
聞いて!聞いて!尋ねる声は、この明るい世界で常に彷徨っている。
最終更新:2019-08-12 22:33:39
7540文字
会話率:29%
俺の名はヒルトラ、瞬間移動を研究しているものだ
ブラックホール装置、縮退炉を完成させ次元の狭間に彷徨っている
一緒に吸い込まれた実験室の道具を頼りにこの世界から脱出を試みる
最終更新:2019-08-12 01:30:42
2960文字
会話率:20%
何の取り柄もない、高二のデブ。浅井(あさい) 悟(さとる)は、その容姿の酷さが理由にイジメを受けていた。そんな毎日に辛さを感じ、ある日の休日、何もする気力が無く惰眠を貪っていたのだが、次に目が覚めたら、そこは森だった。
もしかしてついに家
族にまで捨てられたのかとか、そんなこと考えながら何の状況も掴めずに、運動不足の体に鞭を打って彷徨っていると、悟が良くテンプレだと嘆く、馬車が盗賊達に襲われているという場面に通りかかってしまう。そこで初めて、ここは異世界だと認識すると同時に、何の力も無い悟は逃げようとするのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-17 01:13:46
5931文字
会話率:35%
とある世界。未だ”神秘”が残っている時代。世界はなぜか一年中冬のままで、辺り一面雪と氷に覆われていた。高校1年生の神咲勇は、何の取り柄もない自分自身に嫌気がさし、将来も生きること自体にも絶望していた。あらゆる方法で自殺を試みるもどうしてか
次の日、目を覚ますと自分のベットの上にいるのだ。原因が分からないまま辺りを彷徨っていると、「ねえ?死んだあとの気分はどう?」っとまるで自分が自殺を試みたことを知っているかのような物言いで面識のない謎の少女が話しかけてきた。
彼女の名前も、名前の漢字は違えど同じ”神咲優”。彼女は”神秘使い”と呼ばれその力で彼を生き返らせ、ベットまで運んだ張本人だと言うのだ。彼女は一体何者か?彼女の目的は一体何なのか?
同じ呼び名の二人とその周りの人間達が織り成す、残酷で儚くも切ない不思議な物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 02:40:07
628文字
会話率:17%
母が入信するカルト宗教によって長いこと経済的に悩まされてきた花村ゆりえは、バイト先が倒産したことを母に話したことによって喧嘩になり家出する。
雨の中彷徨っていると一件のイタリアンレストラン&バーの「コニーリョ・フォレスタ」を見つける
。しかし店は閉まっていた。仕方なく店前で雨宿りしていると、店のシェフらしき男性に声をかけられて…?
借金苦に悩まされてきたゆりえは果たして、本当の幸せをつかむことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 12:00:00
20930文字
会話率:61%