とある世界。未だ”神秘”が残っている時代。世界はなぜか一年中冬のままで、辺り一面雪と氷に覆われていた。高校1年生の神咲勇は、何の取り柄もない自分自身に嫌気がさし、将来も生きること自体にも絶望していた。あらゆる方法で自殺を試みるもどうしてか
次の日、目を覚ますと自分のベットの上にいるのだ。原因が分からないまま辺りを彷徨っていると、「ねえ?死んだあとの気分はどう?」っとまるで自分が自殺を試みたことを知っているかのような物言いで面識のない謎の少女が話しかけてきた。
彼女の名前も、名前の漢字は違えど同じ”神咲優”。彼女は”神秘使い”と呼ばれその力で彼を生き返らせ、ベットまで運んだ張本人だと言うのだ。彼女は一体何者か?彼女の目的は一体何なのか?
同じ呼び名の二人とその周りの人間達が織り成す、残酷で儚くも切ない不思議な物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 02:40:07
628文字
会話率:17%