新米聖女のミーメアは叫んだ。自分がここまで連れてきた昏睡中の筆頭聖女を指差して、事態を飲み込めない王子様へと。
「この人と結ばれてください!」
◆
とある水晶へ祈りを捧げる聖女たちがうっかり願いをかけてしまったせいで、王都に魔獣大暴走の気配
が迫ってさあ大変。ひとりだけ無事だった新米聖女ことミーメアが事態の収拾を図ったらあらあらいろいろ転がって実はほんのりこっそり想っていた王子様とあらあらまあまあになりました。頭ゆるくして勢い任せにどうぞされていただけるとさいわいです。
◆
本編一話『その当日』で完結してますが半年前のお話を付け加えておきたいので連載にして置いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 21:32:06
25353文字
会話率:43%
ああああああああああああああああ
文字の雨が降る国で少女は字鎮魂の祈りを捧げる(物理)
※ モノガタリー、カクヨム、ノベルアッププラスにも掲載しています
最終更新:2021-06-12 19:42:54
10140文字
会話率:67%
「元・大神官リヒト・スメラギを国外退去処分とする」
最下層のスラム出身にもかかわらず、若くしてグランアルス帝国の大神官に抜擢されたリヒト。ところが大神官の重要性はいつしか忘れ去られ、ついには皇帝デュオの意志によって役職じたいが廃止されてしま
う。最後まで命令に背き大神官の重要性を訴えていたリヒトは、国家反逆の疑いをかけられ国外退去の憂き目に遭う。
しかし、彼の主張はすべて真実だった。精霊に祈りを捧げるという大神官の仕事は形式的なものではなく、帝都全体を魔力で満たすために必要不可欠な儀式だったのだ。リヒトを失った帝都は精霊の加護を失い、魔力が供給されず大混乱に陥るが、すべては後の祭りだった。
いっぽうリヒトは、行く先々の村で人助けをしたり、帝都からの追っ手を軽く返り討ちにしたりと、気ままな旅を満喫する。精霊の力を自在に操れる彼は、最強の魔法使いにして超一流の騎士でもあったのだ。やがてリヒトは、精霊の導きによって辺境の中立地帯へとたどり着く。リヒトの元には、皇帝での妹でたぐいまれな美少女のナナステラを始め、信頼できる仲間と優秀な人材が続々と集まってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 17:00:00
34483文字
会話率:40%
うむ。清らかなる乙女の気配がする……。吸血鬼は無垢なる姿で祈りを捧げるお約束の|ご馳走《生贄》を前にし、はしたなく舌舐めずりをした。自慢の牙をポッケットからシルクのハンカチーフを取り出し、キュッと音立て拭き清める。
逃げるなよ……。彼女
を運んだ荷馬車の幌の中で潜む、大蒜の首飾りをぶら下げた衛兵達とガタガタ震え、十字架を握りしめ祈りの言葉を唱える、ヘナチョコ神父。兵士達は尖らせた杭を片手に息を殺し、行く末を見守る。
マリアはドキドキとして、この日を待っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 22:07:55
3373文字
会話率:39%
わが身の行く末を案じ、神に祈りを捧げるも、無情にその時は迫りくる。
悲しい結末を迎えて、失意の底に打ちひしがれる
はずだった。
最終更新:2021-04-02 00:01:05
3690文字
会話率:22%
フードを深く被った人物が懺悔室に入ってきた。懺悔室に取り付けられた小さなバラ窓から甘い香水の匂いがする。多分彼女は裕福な女性なのだろう。エドワードグリーン神父は聖母に祈りを捧げると静かに彼女の懺悔に耳を傾けた。
2021年4月1日 日間異
世界(恋愛)15位ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 00:00:00
5268文字
会話率:9%
ダメーナ子爵家の姉妹であるイリスとティアナ。
何でも要領よくこなし、愛想の良い妹のティアナ。
物覚えも悪く、愛想がないと蔑まれてきた姉である私――イリス。
私は屋敷中から冷遇されて、いつからか召使いのように扱われていました。
ある日、唯
一の婚約者すら妹のティアナに奪われてしまいます。
失意の私に追い打ちをかけるように、両親からこんな言葉をかけられます。
『妹の身代わりになれ』と。
「聖女」であるティアナには、国を守護してもらえるよう「竜」に祈りを捧げる役目があります。
この国は聖女が竜に祈りを捧げ、竜が聖女の祈りに応えて国を守護することで栄えてきたのです。
もっとも面倒くさがりな妹は、祈りを欠かすことも多く竜の怒りを買ってしまったのでしょう。
そんな時に生贄となり竜の怒りを鎮めるのも聖女の役割なのですが――妹を溺愛する両親は、私を身代わりにすることを思いたようです。
そうして「守護竜」のもとに向かう私ですが――
これは妹の身代わりに生贄にされたイリスが、何故か竜神に大切に扱われ新天地で幸せをつかみ取るお話です。
※ 他の小説投稿サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 12:03:09
19507文字
会話率:33%
昔々、とある国にマルコスという一人の青年がおりました。
マルコスは真面目でよく働く農民でしたが、運が無いのか何をやってもうまくいかず、貧しい暮らしの毎日。
ある日、村の教会の前を通りかかったマルコスが女神像に手を合わせて祈りを捧げると
、神託が下されました。
果たしてマルコスは幸せになれるのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 22:53:44
3818文字
会話率:44%
荒廃した世界にて、人々は神々の救済を待つ。「教会」と呼ばれる場所を拠点とし、信仰の下神に祈りを捧げる。あの遠き恵まれた日々を思い出しながら。
僅か十数年前、「教皇」が神に捧げた願いとは「永遠の繁栄」であった。それは病なき、しかし幸せの絶え
ぬ世を意味する。しかし、それに対し返された代償とは「試練」と「信仰」、それは豊かさの破壊と狂信を意味したのであった。
13の神の降臨を目指し、祈りを捧げる人々、そして現れる「反逆者」達。この世界の均衡を保つため、集められたのは「使者」と呼ばれる尼僧の姿をした軍人。己が望みを叶えるため、彼等の戦火が消える兆しは最早存在しない。
そして神々は誕生の時を待つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 00:36:07
986文字
会話率:30%
冒険者マケルル・ベルモットは、英雄の器ではない。
『代末のお告げ』、終末思想の蔓延る世で、彼女の存在意義は限りなく無に近かった。世は、異世界は、テンプレは、彼女を望んじゃいなかった。
物語は紡がれる。彼女ではない、誰かの手によって。
求められてるは、魔王を切り裂く勇者であり、
大魔法を放つ魔導士であり、
たちどころに傷を癒す治癒士であり、
神への祈りを捧げる修道士なのだ。
もしかすると、チート能力を持った一般人かもしれない。
何物でもない彼女は、物語に必要とされていない。
些末な人間では、運命の言いなりでしかない。
世は穏やかな危機に瀕している。
そこには、嘱望される英雄がいる。
そんな世に、彼女の価値はあるのだろうか。生きて、成せる価値など、本当にあるのだろうか。
凡人である事は、耐え難い苦痛だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 12:00:00
15619文字
会話率:33%
城の地下にある水晶に祈りを捧げることで、城を守っていた少女。彼女はある日、自分の娘をその役割に据えようとした女王によって追い出される。ただし、水晶に祈り城を守るためには、ある条件があったのだが。
最終更新:2020-11-17 00:04:00
1587文字
会話率:38%
妹の病気を治す。それが少年、ティルの夢であった。
舞台はドウエンスの街。それは東南西に広がる無限の森と、北に連なる険しい山脈に囲まれた、大きな街。そこでは『自由』という言葉をモットーに、様々な人間が暮らしていた。中心は『狩人』。これは、
モンスターを倒すことでお金を稼ぐ輩の、小さくて大きな物語。様々な人間との出会いが、少年ティルの運命を大きく変えていく。
そして今日も少年は、天に祈りを捧げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 15:38:59
3023文字
会話率:8%
幼い頃から王子の婚約者になるべく育てられたナターリエ。
十二歳を期に正式に王子の婚約者に選ばれた。
表面上王子との仲は悪くなく、このまま順調に王妃の道を歩むと誰もが思っていた。
ところがある日、王室主催の舞踏会に一人の伯爵令嬢が現
れた。
伯爵令嬢は王子に近づくと、色目を使って誘惑しだした。
ナターリエがたしなめると、伯爵令嬢は露骨に甘えた声で「誤解です~」などとのたまう。
その後もたびたび伯爵令嬢は王子に近づき、そのつどナターリエは礼儀をわきまえるよう注意をした。
ナターリエの我慢も限界に達しようかという頃、ある噂が王宮に流れ始めた。
ナターリエが伯爵令嬢に悪質な嫌がらせをしているのではないか、と。
ナターリエは否定するものの、王子との間に隙間風が吹き始めた。
その頃から、王子と伯爵令嬢が密会しているとの噂が、ナターリエの耳にも入ってくるようになる。
――でもわたくしは、殿下を信じております……。
婚約者としての立場が揺らぐようなことはないと、ナターリエは愚直に信じていた。
そして、ついに運命の日を迎える。
大聖堂で、衆目の中、王子の婚約者として聖なる祈りを捧げる日が。
ナターリエは祭壇にひざまずき、女神の前で祈りを捧げた。
ところがその瞬間、突然ナターリエの全身は黒いもやに覆われた。
「あの女は闇の魔女よ!」
伯爵令嬢の金切り声が響き渡る。
「君との婚約は、今この場で破棄とさせてもらう! 魔女との婚姻だなんて、あり得ないからなっ!」
王子の怒声を聞き、ナターリエは全身から力が抜け落ちた。
魔女だなんて身に覚えがない。いったい自分の身に何が起こっているのか。
王子にしなだれかかり、自分を見下しながら薄ら笑いを浮かべる伯爵令嬢……。
ナターリエはようやく悟った。
罠にはめられ、婚約者を寝取られたのだと。
近衛兵に引きずられながら、ナターリエは誓った。
いつかきっと真実を暴き、あの憎き女を魔女裁判にかけてみせると。
今、ナターリエの戦いが始まる――。
【カクヨムにも投稿中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-22 12:08:50
66550文字
会話率:29%
物心がついた時から、女神の声が聞こえていた公爵令嬢ルーナ・ロードナイトは、王国アデュレリアの聖女候補として励んできた。しかし、誰もが彼女こそが当代の聖女であると認めていたにもかかわらず、いざ運命の聖女選定で選ばれたのは異母姉のコーデリア。
コーデリアはルーナが自分の手柄を横取りして聖女候補としての名声を上げていたのだと糾弾し、ルーナに偽りの聖女の烙印を押す。ルーナの婚約者候補であった王太子もまた、美しいコーデリアの肩を持った。
追い詰められたルーナは、神殿でひたすらに女神に祈りを捧げるも、ある晩襲撃に遭い、瀕死の怪我を負ってしまう。
やがて、死を覚悟したルーナの前に、返り血を浴びた王太子が現れる。ルーナを聖女の座から引きずり下ろした張本人であるはずの王太子は、ルーナをある離宮の中に閉じ込め、甘く笑うのだった。
「ルーナ、僕はずっと、この瞬間を待ち望んでいたのだ」と——。
偽りの聖女の烙印を押された嘆きの聖女と、聖女を箱庭に囲う王子様の、歪でひたむきな恋物語。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 12:00:00
177946文字
会話率:31%
フィアンシス王国には聖女がいる。
七年に一度守護の祈りを捧げる事により、外敵の侵入と水の加護を得られるのだ。
そんな聖女の扱いに、守護女神セクアルナは怒っていた。可愛い女神の代行者である聖女を保護と言って監禁状態にし、正妃にすると言って便利
に縛りつけ、国民全員祈って感謝するのは聖女の仕事だと言い切っていいとこ取りのぬるま湯生活。
ついに女神は聖女ルチルの前に降臨して告げた。
「もうね、この国おしまい☆終了。長い間ご利用お疲れ様でしたって感じ?歴代の聖女ちゃん達が可愛いかったからおまけしてあげたのもここまでーって事で」
「でもねー、一応この国を守護して来た女神だからね、いきなりさようならっていうのも、神聞きが悪いじゃない。他の神様にさ、意地悪って思われるのもやだし、だからね、ルチルちゃんには後七年頑張って欲しいの。次の守護の守りの日までに、この国の人達が、毎日とまでは言わないから週に一回位は私にお祈りして、ルチルちゃんを大切にするんなら残ってあげても良いかなーって思ってるの」
夢枕に現れ、神殿に雷を落とし、水辺に具現する女神の言葉を王族は、貴族は、国民は聞き入れ反省するのか?
ルチル以外で唯一女神に祈りを捧げていたティルスのルチルへの愛のエピソードもちょっぴり入ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 14:12:11
14829文字
会話率:54%
フリューネイエス…それは『忘れたものを思い出させる女神様』。
しかし、そんな女神様も今では人々から忘れ去られ、毎日祠に祈りを捧げるのはアムリエッタ・ソイル・シルフハイム。シルフハイム辺境伯家の第三王女ただひとり。
金回りの悪さから
、実に90年の歳月を掛けて建造された念願の機巧甲冑“アルミュール”に、彼女はフリューネイエスと名付ける。
巨大生物が棲まう“ガルガンチュアの地”の侵食は止まる事を知らず、やってくる一つ目巨人や獣(オオケモノ)たちの脅威にさらされる中、突然隣国のダノイが侵攻を開始した。
時同じくして大獣の山羊が!そしてその後方にはサイクロプスがガルガンチュアの地からアイロンケイヴ(シルフハイム領国)へと侵入してくる。
否応もなく兵力の分散を余技なくされるシルフハイム軍。
国難が続く中、アムリエッタは決意する。
アルミュール”フリューネイエス”を駆り、この窮地を脱しようと。
"動く城”と称されるアルミュールたちが激突する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 22:46:31
54545文字
会話率:27%
数年前、大好きな爺ちゃんが死んだ。
セイ、男なら伝説の一つや二つ打ち立ててなんぼのもんじゃ……
爺ちゃんは、泣きじゃくる俺の頭を撫でながらそう口にして安らかに息を引き取った。
それからの俺は、爺さんの人生に負けないよう 【伝説】
を残せる男になるようがむしゃらに生を全うした。
その結果、【現世】で俺は、じいさんを超えるような伝説を打ち立てることなく、あっけなく死んだ。
いや、我ながら無茶だったとは思う。むしろ、冷静に考えてみると今日まで、あんな事やこんな事を繰り返して死ななかった事が 【伝説】 と言って過言ではないはず……
どちらにしても、死んだ今となっては……
「こんにちは、武藤タケフジ 聖セイ」
と、思っていたところに舞い込んできた一筋の光明
「異世界で第2の人生やり直してみませんか?」
きたぁぁぁ!! これが、噂の異世界転生!!
俺の伝説は今始まったばかりだったのか!!
『…………、と思っていた時期が俺にもありました』
確かに、俺は言いました。
「チートとか、そういうのいいんで、伝説が残せる様な存在になりたいです!!」
えぇ、言いましたけれども
「【聖剣】さま、今日も1日無事皆が平和に暮らすことができました。有難うございます」
『…………えぇ、良かったね』
目の前で祈りを捧げる少女。そして祈りを捧げられる伝説の聖剣である俺……
ここはかつて、恐怖の魔王が支配していた異世界ユグドラシラ
そう、この物語は恐怖の魔王から世界を救った勇者が使用した【聖剣】に転生してしまった俺の余生を記す生まれながらにしてすでに伝説となった物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 20:24:38
645文字
会話率:29%
エウレンタスと呼ばれる力こそ最上主義の世界で能力の無い「無能」と呼ばれる少年がいじめっ子たちから逃げた先で、不思議な遺跡を見つけ、そこで祈りを捧げる巫女を象った石像と出会う。
最終更新:2020-08-19 18:00:00
36478文字
会話率:55%
ここは5歳になると、創造神『アルファー』に祈りを捧げることで全人類は加護という特別な力を得ることが出来る世界。
そんな世界で1人の少年、ウルフに与えられたのは”無”の加護。名称通り、何も無い加護である。
それがあって、ウルフは
過酷な人生を送ることとなる。
だが、彼は夢であるSランク冒険者になるためにFランク冒険者となるが実績を何一つ残すことが出来なかった。
それによって、彼は”無能”と呼ばれるようになる。
更に、そんな”無能”なウルフと一緒にいた幼馴染が優秀でありSランク冒険者にパーティーを勧誘され、ウルフがいるからと断っているのを彼は目撃してしまった。
それ以降、自分が生きているから幼馴染の枷へとなっていると思うように遂に自ら命を絶とうと決心する。
そして、数多くの人が自ら命を絶っている場所である『魔の森』へと踏み入る。
そこで、ウルフは1人の女性に出会う。
そして、彼は彼女にこう言われた。
「君の加護は”無能”の”無”なんかじゃない。”〇〇”の”無”だ!!」
「君なら…………絶対にSランク冒険者になれる!!」と。
さぁ、ここから始めよう。”無能”と呼ばれ続けてきた1人の悲しき冒険者の下剋上を!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-14 16:55:37
68241文字
会話率:41%
祈りを捧げる事365日、ついに願いが叶う。
願いとは異世界に行くことだ。
つまらない人生を送っていた主人公ハヤトの住む世界は変わった。
その世界は魔法、冒険者、モンスターなどが存在している世界だった。
女神に頼み、飼い猫のププと一緒に冒険を
開始する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 23:23:42
2789文字
会話率:44%