前世の記憶の取りこぼしを確保した現場は、最終決戦の真っ只中。かつてプレイしたゲームのラストバトルBGMのイントロが、ちょうどいい感じに脳内で流れ始めた。要らねえ。
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百年に一度かならず起こる、双子の王子による竜化の戦い。それに備えて彼らが
通う学園に雇われていた購買部主任ファニーラは、当日、現状がかつて前世でプレイしたゲームそのままであることに気がついた。というかそれまでゲームのことは思い出していなかった。
この作品には原作とゲームがあって、エンドもちょっとずつ違う。じゃあ自分もちょっとくらい手を出してもいいじゃないかと、ファニーラは思ってしまったのだ。もともとの推しはしあわせになりそうだからよしとして、推しじゃないほうだって不幸になってほしくはない。そういうわけで、ちょっと芋虫とディープにキッスをしましょうね。
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R15と残酷描写は保険ですが、いずれガチ入りするかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 16:35:36
81122文字
会話率:34%
「この隅っこで今にも死にそうになってるひと、私に売ってください!!」
瀕死になった腕にレアいキノコが生えてるからと叫ぶ医術師の声を彼は聞いた。
なんだかんだとお買い上げの末、落ち着いた時間を手に入れるまで。
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いろいろゆっるくなっておりま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 23:47:33
5186文字
会話率:28%
「営みは式の三日後にいたしましょう」
「はらむには、それがいちばんいいタイミングですので!」
祈りの巫女の血と能力を継ぐために、引退した彼女らと結ばれる一人にその男は選ばれた。
いつか置いてきたものや落としたものを、拾って見つけてまた結ばれ
るまでのお話です。
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うにゃうにゃってなって書きました。いろいろゆるし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 22:57:49
6628文字
会話率:45%