いつも朗らかに笑うパメラと、冷徹なアドニス。二人は政略結婚の末に結ばれる。愛も何もない結婚だったが、孤独な二人は徐々に惹かれ合うのだった。
これは白いノートが結んだ愛のお話。
※交互に視点が変わります。
※エブリスタにも投稿しています。
※2019.9.26 改稿、加筆しました。
※2019.9.29 レビューを頂いた記念におまけのお話追加しました。
※家紋 武範様主催の「看板短編企画」に参加しているお話です。
※2021.7.19 あとがきに後日談を追加しました。
※2022.8.25 いただいたイラストを挿し絵にしました。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 16:27:33
24256文字
会話率:18%
ストーリーは、主人公ら旅行途中の出来事から始まります。徐々にそれまでの経緯、その後の展開に続く。
橘高紗央梨、二十八歳、広島県福山出身。
ほとんど実家ぐらしだったOL。一年前に恋人を振って以来、一人暮らし模索していたが、ふとしたきっか
けでワーキングホリデー制度を知り、仕事も辞め、異国の地カナダへ渡る。
成井美紀、二十二歳、神奈川県川崎出身。
陽気で朗らかな女子。高校卒業後は東京でバイトまみれの生活、いわゆるフリーター。人生の休養気分でカナダへ渡る。
英語もまもならないまま、見知らぬ地バンクーバーで、二人の海外生活が始まった。
再び学生時代に戻ったかのような生活を送るなか紗央梨は、『だれもがしあわせになるクルマ』、マツダMX−5ミアータ(日本名: ユーノスロードスター)と巡りあう。
紗央梨と美紀は、共同生活を始める中、とある目的のため東の端プリンスエドワード島を目指してのカナダ大陸横断ロードトリップを決行する。
彼女たちを載せた深緑のマツダ・ミアータが、広大な大陸を駆けまわる。
三人称視点の表現、日本語の小説基本にそって、マークダウン記法で描いていきます。(小説基本例:文の始まりは、一文字空白を空ける。マークダウン記法基本例:文と文の間は一行空白)
不定期に新しいエピソードを追加しつつ、投稿済みエピソードも再考し加筆修正を随時行います。
ファンタジー、ミステリー、ホラー、異世界、SF、ティーンという要素が全くありません。
ここのサイトではかなり異質な存在ですが、あくなき挑戦を続けます。
ボーイズラブ、ガールズラブ要素はメインではなく、登場人物らがそういう出来事に出会うのは間違いないでしょう。
LGBT先進国の『カナダ』ですので。
と、まぁ、ユニークユーモア旅行記を楽しみください。
私個人のウェブサイト『カナダペンギンは鋼鉄鮭の夢をみるか?』、『カクヨム』、『GitHub』にも公開中。
hisa.ca/zu/kittaka-san/
kakuyomu.jp/works/1177354054881634718
github.com/canadapenguin/hisacazu-web-novel-Kanojotachi-no-Canadian-Road
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-04 20:00:00
105782文字
会話率:40%
時は戦国時代。樹齢百年を越える桜があった。その桜を大事にしていたある小国の大名、佐野泰道(さのやすみち)。彼には二人の姫がいた。姉は朗らかな姫で名を梅乃、妹は儚げな姫で名を桜といった。美しい姉妹にある日、縁談がきた。相手は武田晴信、後の信玄
である。だが、梅乃には既に許嫁がいたので妹の桜が嫁ぐ事になった。おとなしく、内気な桜は正室がいる晴信の側室として結婚をする事に…。(この作品は実在の人物が出てきますが史実に基づいて、書いていません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 20:07:05
57780文字
会話率:30%
お転婆でいたずらが大好きな奈月、朗らかで天真爛漫な大河、そして「ぼく」こと風太は、とある田舎の中学に通う幼馴染。小学生の頃に「一生友達でいる」という同盟を結んだ「盟友」だが、普段は地学部の部室に集って各々が好きなことをしている。
ある日、
奈月たちは部室でボヤ騒ぎを起こしてしまう。単なる不注意で大事にはならなかったにもかかわらず、普段の生活態度の悪さも相まって、学年主任の追及は地毛である奈月の栗毛にまで及ぶ。
兼ねてから不満の多かった厳しい校則を変えるべく、奈月は生徒会長の雪乃、そして彼女の恋人でサッカー部のエースである藤原を巻き込んで、学校に「革命」を起こそうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 22:20:44
10565文字
会話率:50%
2011年10月。妻がアラフォーにもならないうちにこの世を去った。ガンだった。結局、何もしてあげられずに逝かせてしまったことを、僕は今でも悔やんでる。だからこそ、この子は、美智果については大切にしてあげたいと思ってる。
あれから六年。美智
果は健やかに朗らかに育ってくれてる。と言うか、うん、まあ、健やかで朗らかなのは間違いないと思う。ただちょっと、そろそろ年頃なんだからもうちょっとこう、自覚したらいいんじゃないかなとは思わなくもない。
なにしろ、今年で十二歳になるというのに、おしゃれには興味ない。恋愛にも興味ない。でもネットのゲームは好き。携帯電話は面倒臭いからいらないと言う。お風呂には一人で入れない。裸族。髪すら自分では梳かない。スカートは好きじゃない。長い髪は好きじゃない。あんこが嫌い。チョコレートはビターしか食べない。甘いものは好きじゃない。他人に媚びるのが嫌い。特に男子に媚びるのが嫌い。自分の服と僕の服を一緒に洗っても文句は言わないけど、その一方で経血で汚れた下着も平気で僕に洗わせる。等々。
いわゆる<女子力>とかいうものを欠片も持ち合わせてないのが、僕の娘の美智果だった。
でも、そんな子でも、僕にとっては世界一可愛い娘なんだ。何物にも代えがたい宝物なんだ。
これはそんな僕と美智果の日常の物語である。
筆者注
やはりのんびりほのぼのだけを続けることはできませんでした。
子供が相手だからといって無難な他愛ない話だけしてる訳にはいきませんから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 07:15:12
214499文字
会話率:21%
高校生、夫婦を始めよう。
高校生だけど夫婦なんです。夫婦だけど高校生なんです。
羽純繭は飾り気が無く控えめでいわゆる地味な生徒である。
繭は恋なんてしたことがない。
そんな繭を迎えに来たと言う、繭と同じ学校の男子生徒、生田明人が現れ、繭は
結婚することになってしまう。
困惑し、特別な感情に迷いながら、繭は人の優しさに触れていく。
「繭。世界は案外、君が見ているより、優しいんだよ。」
結婚から始める恋。明人と繭はぎこちないながら徐々に距離を縮め、互いに夫婦になっていく。
ーーーーー
(登場人物)
羽純繭(はすみまゆ)
恋なんてしたことが無く、
飾り気が無く控えめでいわゆる地味な生徒。
歌っていた所を生田明人に見られ、明人に「迎えに来た」と言われる。
人見知りで怯えがち
生田明人(いくたあきと)
羽純繭と夫婦になる
朗らかで優しく繭を支えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-08 09:43:14
1107文字
会話率:34%
朝の朗らかな日差しと共に、喫茶店「アリエス」の営業は始まる。
高齢のオーナー アレクセイと彼の息子ハルアキは日々、厚く彼等の客をもてなしている。
そんなある日のこと、毎日のようにもてなしていた客の中に、なにやら訳ありの少女達が憩いを求めて、
アリエスに迷い込む。
ここはただの喫茶店では無い、悩む羊達が安らぎを得るために訪れる場所であり、また彼らに憩いを提供する。
それがオーナーのモットー、だが、まだまだ未熟のハルアキは……。
訳ありの彼女達と不器用な店員ハルアキの小さな空間から始まった出会い。
群れから抜けた羊達と行き先もあやふやな羊飼いとが織り成すハートフルなラブコメディが今、ほのぼのと始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 07:05:15
16823文字
会話率:25%
婚活サイトで知り合った千夏は、清楚で朗らかで、まさに僕の理想の女性だった。三回目のデートでプロポーズした僕に、彼女は喜びつつもためらいを見せる。「実は母が幸司さんとの交際に反対していて……」彼女が語る過保護な母親の実像は、徐々に異常性を帯び
、やがて意外な結末に……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 22:00:00
10611文字
会話率:21%
冴えない平凡な演劇部員の佐久間が、明るく朗らかな生徒会書記の清原と協力して、いがみ合う演劇部と吹奏楽部の橋渡しをして文化祭を成功させる、というお話。
高校2年生の佐久間は演劇部で舞台監督助手をしている。彼は読書家で豊富な知識を持っている
が不器用さゆえに周りの演劇部員から冷遇されている。一方彼の友人である清原麻衣は生徒会で書記を務めている。彼女もまた読書家である。働き者で仕事ができることから生徒会では信頼されている。佐久間と清原は性格は大きく異なるが、読書好きという共通点から仲が良い。5月の末に生徒会の会議があり、演劇部と吹奏楽部は共同で公演せよという前代未聞の決定がなされてしまう。演劇部と吹奏楽部は抗議してついには校長先生にも直訴するが、あえなく失敗してしまう。佐久間は両部のジレンマに立たされて苦しむが、友人清原に助けられる。その一方で、佐久間は次第に吹奏楽部の関口に心を惹かれてゆく。佐久間は両部の関係を改善するために努力する。
自作の小説を投稿するのは今回が初めてです。尾崎紅葉の『金色夜叉』に憧れて、文語で書いてみました。文語文法の誤り、不適切な単語の使用、稚拙な表現などたくさんあると思いますので、お気づきの点がございましたらどうかご指摘いただけますと幸いです。
なお本作品は、 pixiv にも掲載しております。
すいか爆弾」/「ねくたれねくたりん」の小説 [pixiv] https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8329367折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 00:42:01
17902文字
会話率:45%
刑事としてあるべき理想の姿と現実の差に悩む進藤は、ある日一人の女性と出会う。
帰るが家が無いと朗らかに語る彼女の不思議な魅力に惹かれ、助けを申し出た進藤は、好奇心から彼女の過去を探っていく。
徐々に明らかになっていく彼女のバックボーンを知り
、彼が胸中に抱いた思いとは。
彼女はどこからやってきたのだろうか。
理想と現実の狭間でもがき、出した彼の答えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-21 22:24:11
3372文字
会話率:29%
彼女はなぜ死んだのか。
高級マンションの8階、真っ白なバスルーム。
そこで彼女は見つかった。
多くの人に好かれ、とても朗らかで美しかった中瀬 春。彼女の死の理由を突き詰めていくうちに知らなかった彼女が見えてくる。
最終更新:2017-06-08 22:06:47
1086文字
会話率:17%
── ある強い雨の夜 暗い洞窟の奥で 私はあの人に出会いました ──
罪人となった一人の傭兵と、力を失った女神の物語。
以下、長いので興味がお有りなら是非
「ねえねえ、おばばさま。あのお話聞かせてよ。ゆうしゃさまのお話!」
「はいはい、わかったからこっちへおいで。このお話は、ばばの生まれるず〜と昔のお話じゃよ」
「うんうん!」
「勇者様はね、神様が鍛えた大きな大きな聖なる剣と悪魔が産み落とした瘴気を纏った剣、2つの剣を携えていたそうじゃ。そして女神と魔神、常に二柱の神様を従えていたそうじゃ。天も魔も、聖も邪も彼にとっては別段どうでもいいことだったのかもしれんのお」
「へえ~それでそれで」
「それでの勇者様は世直しの旅をしながら、飢えてる人を救い、悪人にはその道を説き、迷っている人を導き、人に害をなす魔物をちぎっては投げちぎっては投げ、この世の悪と言う悪を綺麗さっぱり片付けたのじゃ」
「うんうん、それで!」
「魔法みたいなものも使えての、不治の病で困ったひとがおったならたちどころに癒やし、吉凶を占い、この国を豊かで平和な国に導いた御方じゃ」
「すごいすごい!ボクもゆうしゃさまみたいになりたいな!ねぇねぇ、おねえちゃん、ゆうしゃさまってすごいね!」
「う~ん、なんて言ったらいいんですかねぇ。そこまですごいって感じの人じゃなかったような気がするんですけど。あはは……」
町外れにひっそりと佇む小さな墓。そこにひとりの女が、小さく膝を抱えていた。全体に広がる擦れ、苔、ひび割れから、かなり古いものだと確認できる。女はその場のしんみりした空気に似つかない朗らかな笑みを浮かべ、ぽつり口を開く。
「クーロンさんが伝説の勇者なんですって。しかも話がすんごいことになっちゃってます。あはは……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-02 13:12:12
475374文字
会話率:42%
とある大国。
殺し合いを見世物とする囚人闘技場にて、王者として君臨する少女。
その名は「血塗れ竜」。
白銀の長髪に小柄な体躯の少女である。
その身を鮮血に塗れさせ、血塗れ竜は対戦相手を屠っていく。
囚人闘技場に現れた、異国の新人。
その
名は「食人姫」。
亜麻色の髪に朗らかな表情を輝かせる可憐な少女。
特殊な体質と攻撃手段で、その特異性を観客に魅せる。
「血塗れ竜」と「食人姫」。二人の少女に想いを寄せられる青年。
少女たちは青年を想い、青年はその想いに一生懸命応えるのみ。
しかし彼らの思惑とは関係なく、状況は凄惨に変化していく。
彼らの人間関係と異質な環境が織り成す、少し変わった物語です。
血なまぐさいお話です。
戦闘や修羅場が多めに入っています。苦手な方はお気を付けください。
※感想等いただけるととても嬉しいです。
※以前別の所で連載させていただいた作品の加筆修正版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 23:04:57
167009文字
会話率:18%
両親の仕事の関係で、祖母が大家をする「朗らか荘」に引っ越してきた東城陽芽。
そこで、出会ったのは・・・素敵な人達だった。
最終更新:2016-01-28 17:13:01
555文字
会話率:41%
誰も寄り付かないような鬱蒼とした魔物の棲み処の森に竜が住んでいる。
そんな噂が流れた。
マルサーラ国の冒険者であり、東の小国から来た蛍、毬、桜はその森へ真相を確かめに行った。
そこで発見した竜は人間と暮らしており、その森でマモノと仲良
く暮らしていた蛍達はそこで本当の竜の姿とマモノの姿を学ぶ。
蛍達のマモノと竜の認識がガラガラと崩れていく。その中で蛍達が下したマモノの姿とは?そして、竜と共に住む人間、ノイズを取り巻く事件を解決してゆく(力技で)。
恋などない、推理などない、ギャグなのかシリアスなのか。そんな感じで蛍達は今まで生きてきた中で一番のまったりした時間をおくってゆく。
蛍達が将来住むのは森なのか、国なのか、そこも考えながらゆったりまったり、朗らかに、生活し始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-14 23:18:32
1194文字
会話率:22%
学年イチ美人のシオリは、その朝、イイ人が代名詞の冴えないショウタの口から飛び出した ”突拍子もない ”告白に口を半開きにして呆然とかたまった。 ”俺たち、クリスマスに付き合い始める夢を見たんだ ”と真顔で詰め寄るショウタは、断っても断っても
めげずに朗らかに笑う。 笑わないシオリが笑ってばかりのショウタのペースに巻き込まれ、次第に・・・。 ≪全63話≫ ※星空文庫重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-19 21:00:00
97775文字
会話率:9%
アストラエアは、軍団兵としての職務に就いている。いつ叶うとも知れぬ目的を追い続ける辛い毎日だったが、常に明るく、朗らかにその生を過ごしていた。
やがて、軍団兵としての活躍を続け、機会をものにしたアストラエアは特等兵団へと任用される。さら
なる躍進を続けるアストラエアだったが、戦場の跡を調査中、これまで見たこともない風貌の敵に出会ってしまい――
血で血を洗う、激しい闘争の日々。その末に、彼女が見たものは、この世界の秘密そのものだった。
剣槍と魔術とが織り成す、異世界バトルファンタジー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-22 12:21:33
163155文字
会話率:51%
「籠の鳥は朗らかに笑う」の求婚者目線。ほんの少し、怪我した状況とか入れてみました。
僕は、今日彼女に婚約をする。……まさか、ふられるなんて思ってもいなかった。
最終更新:2015-08-13 15:46:51
3046文字
会話率:15%
かつて、婚約破棄した元婚約者の兄に求婚された訳あり令嬢が朗らかに追い返す話
最終更新:2015-08-11 19:18:51
1393文字
会話率:8%
ようこそ一定数の使徒達。よくきてくれた。
きみ達は自分達がなぜここにいるのかを認識しているのかね?
きみ達は呼ばれたのだ。
何に?
愚問だろう、それは。
無論、そんなものは決まっている。
運命のため。
使命のため。
勝利のため。
敗北のため
。
殺人のため。
汚名のため。
名誉のため。
人民のため。
平和のため。
戦争のため。
安心のため。
焦燥のため。
満足のため。
不満のため。
文句のため。
暴力のため。
貴賤のため。
そしてなにより、この世界のために。
きみ達は選ばれた特殊な能力者だ。
この私自らが選んだ、特殊で下劣な一つの確固たる革命の種だ。
怒りと祈りと
猛りと盛りと
語りと黙りと
陰りによって。
願いと想いと
迷いと行いと
誓いと救いと
憂いによって。
きみ達は今、ここにいる。
その体をもって、この大地に立っている。
それがどのようなことか、分かるかね。
きみ達は、自身でその行動を取捨選択したということだ。
世界はきみを必要とした。
だから我々もきみという対象を使い潰す。
そうなりたまえ。
消費物のように。
使い捨てのように。
ゴミのように。
排泄物のように。
燃料のように。
電池のように。
肥料のように。
撒かれて千切れて踏まれて使われ喰われ飲まれ消化され、その果てに、自身の存在を確立したまえ。
すべての使徒達。
きみ達に任せる事柄など決まっている。
この世界にいる別の使徒を殺したまえ。
殺人と殺人と殺人によって。
殺戮と殺戮と殺戮によって。
虐殺と虐殺と虐殺によって。
世界を救うのはきみだ。
他者を殺すのはきみだ。
さあ行いたまえ。
愚をまき散らしたまえ。
きみ達の存在を確立したまえ。
奢ることなかれ。
救済未不至。
進め歩け走れ追え這え泳げ登れ降れ上がれ下がれ潜れ入れ掘れ飛べ。
そのすべての行動をもって、目的を達成し、その果てに、わたしという存在を殺し賜え。
さあ愚生。
殺し合おう。
楽しく朗らかに。
殺児を育もう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-30 21:12:03
55634文字
会話率:36%
夏のホラー2015用に書いた小説です。
後味の悪さだけはMAXですが、そんなに怖くないです! オバケが出ないですし!
試験勉強のためにクラスメイトと夜遅くまで残っていた主人公、七瀬。ちょうど七夕のその日、七瀬は『試験がなくなりま
すように』と願う。そしてその願い事は、叶う。彼女の望まぬ方向で、叶う。
このクラスでよかった。明るくて朗らかで、最高の仲間たちだったから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-19 23:12:03
15693文字
会話率:45%