転生先の異世界で、狼の耳と尻尾を持つ獣人の少女――エニと出会い、私たちの旅が始まる。
温もりを知り、距離が縮まり、心が重なる。
銀の耳としっぽに触れるたび、私は彼女の虜になっていく。
「エニ、今楽しい?」
「……普通」
「尻尾揺れて
るよ?」
「っ!……うるさい!」
不器用で、ちょっとだけ素直じゃない彼女。
でも、言葉の代わりに揺れる尻尾が、本当の気持ちを教えてくれる。
これは、私と彼女が旅をした記録。
いつまで続くのかも、どこに辿り着くのかもわからない。
それでも私は、彼女と共に歩き続けたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 11:00:00
152354文字
会話率:38%
失踪した君が遺したのは、猫の形をした影だった——
坂と海の町、緒ノ浦。ある日、主人公坂見透の幼馴染、尾白澪が忽然と姿を消す。彼女の部屋に残されたのは、猫のような、揺れる影のみ。
"TAIL"——人々が残す「彼方へ触れ
た記憶」。
影へ触れるたび、遺された感情が透の記憶を蝕む。
記憶と感情が交わる、SFロマンス。
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更新は不定期ですが、週1を目標にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 10:30:33
7701文字
会話率:34%
絶望の中で希望が渦巻く………。
そんな王国を治めるスタームーン一族の一員である主人公ルルア。 長い間、誰からも蔑まれていた彼女は一族「時計の悪魔を殺すという使命」を背負わされ、無理やりその悪魔の元へ行かされてしまう。
しかし、そこにいた
のは、人々からの憎しみを背負うが、悪魔とは思えない優しい少女だった。
一族の敵である悪魔との出会いの中、彼女の心は揺れ動く………。
「時間」が進むごとに明かされる悪魔の真実、そして使命と想いの狭間で惑うルルアの「時間」。
暗くも明かりを求める世界が今、幕を開ける………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:29:53
18406文字
会話率:43%
孤独を抱える大学生・拓海は、日々の虚無に抗うようにネットの深淵に沈んでいた。ある日、匿名掲示板の怪談スレで見つけた“儀式”を、半信半疑で実行する。それはAIにある問いを投げかけ、その答えを画像化し、像を「記録」するというものだった。
完
成したのは、“目のない女”の異様な像。
それを境に、拓海の周囲では不可解な現象が起こり始める。ささやく声、揺れる影、現実とネットの境界が曖昧になる日常。だが、彼はその恐怖にどこか安らぎを感じていた。それは同じ孤独を抱えた者たちとの、歪んだ“共鳴”だった。
やがて拓海は、呪いの“像”をネット上に広め始める。自分のように孤独な誰かを救いたい――そう信じていた。しかし、それは呪いの拡散者=“記録者”としての自分を深く呪縛する行為だった。
拡散される像は形を変え、見る者の心に侵食する。“火”のように、静かに、しかし確実に。
誰にも見えない地獄の螺旋が、いま、世界を飲み込もうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 00:16:43
5008文字
会話率:16%
現代日本の片隅で、人の「罪喰い」を引き受ける巫女の家系に生まれた少女。家族を殺された過去を持ち、自分の「喰った罪」の中に真犯人をみつけてしまう。
彼女は”罪”を辿りながら、復習と救済の狭間で揺れるーー。
最終更新:2025-05-19 18:00:00
1286文字
会話率:27%
かつてない力を宿し、現代から太古の世界へと転生した一人の男。目覚めた先は、獣人と人間が激しく生きる未知の森。そこで彼は、古代の闇と対峙しながら、まだ見ぬ敵と味方の狭間で揺れる。力の使い道に迷いながらも、守るべきもののために戦う決意を固める。
時代の壁を越え、秘められた真実へと迫る壮大な叙事詩。これは、運命に翻弄される者たちの物語――鬼となった男の「刻(とき)」が、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 16:28:31
11494文字
会話率:23%
ファンタジーの王道である「剣士vs魔法使い」。
誰もが胸を熱くする対決ですが、いざ物語を書くとなると、ふと立ち止まってしまう瞬間があります。
剣士は本当に魔法使いに勝てるのか? 理屈で語れば語るほど、戦場は魔法使いのものになる。
それでも私
は、なぜか“剣士”を書きたくなるのです――。
勝利の理屈と、物語の美しさの間で揺れる、ひとりの書き手の試行錯誤と小さな結論。
この問いに、あなたならどう答えますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 14:44:36
616文字
会話率:9%
作者が実際に見た夢を文章化するシリーズ第17弾。
何らかの用事で遠方の親戚の家を訪れた作者。
玄関の戸を潜った直後、家の奥に見えた薄暗い廊下と暖簾、その下に揺れる二本の足。
ぞわぞわと、何とも厭な気分にさせる夢でした。
※カクヨムにも掲
載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:09:31
1772文字
会話率:0%
いつかの日、ふらり揺れた青い心の痛み。
自分でも何で書いたんだかさっぱり。
最終更新:2019-11-16 00:10:19
554文字
会話率:0%
恋が力になる時代。良い人止まりの高校生が手にした力は、空間魔法と....美女二人とのパーティー。信頼か、それとも恋か。心が揺れ動くたび、世界が少しだけ広がっていく。
この一言が、スキルを変える。恋と強さが交差する、告白リスク社会の青春譚。
最終更新:2025-05-19 12:00:00
55792文字
会話率:30%
様々な『愛』を描いた短編小説を4作品まとめました。
仕事終わりに立ち寄ったカフェで、主人公は不思議な出会いを果たす。一通の手紙をきっかけに、彼女の運命は少しずつ変わり始めていく──。[白い封筒]
ある日、テレビから流れた衝撃のニュー
ス。過去の記憶と友情が揺れ動く中、主人公は静かに“あの日”と向き合い始める。哀しみと再生を描く、静かな余韻の物語。[赤いワンピース]
恋人を失った主人公は、残されたスマートフォンを通して少しずつ過去と向き合っていく。彼を愛した記憶と、そこに潜んでいた真実が交差する、歪んだ愛憎劇。[青いスマートフォン]
黄色い薔薇に秘められた過去を抱え、母と娘は静かに暮らしていた。母と娘それぞれの視点で描く、愛と犠牲の物語。[黄色い薔薇]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 19:27:27
8989文字
会話率:37%
その秋の夜。俺は彼女に殺された――。
生まれながらにして宿した殺人衝動に苦悩する少年、夜月琉倭。理性と本能の狭間で揺れる琉倭は愛用の凶器を片手に、夜の街を徘徊する日々を送っていた。連続猟奇殺人事件による刺殺体。自身を戒めるための自傷行為。
衝動を強制的に遮断させるオーバードーズ……。しかし、これらあらゆる手段は問題の先送りでしかなく、積りに積もった衝動の果てにどうしようもなくなった琉倭は、巷を騒がしている連続猟奇殺人鬼の殺害を決意する。
だが、その決意が彼の生活を非日常へと変えさせる。陰と陽。昼と夜。生と死。現世とあの世。何もかも曖昧な境界線に立つ少年が見た非日常の世界とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:24:07
181860文字
会話率:61%
王旗を掲げよ 西に出彩雲
王旗を掲げよ 導きし星
二作品の続編で、王旗を掲げよの本編になります。
六種の人種と十の国で成り立つ世界。
ルクスと言う魔法のような力のある世界。
この世界の神、創聖皇に日本に隠されていた隆也は、十七歳を機にエ
リス王国に帰還した。
自らの覚醒の為に、一緒に転移してきた友人を失いながら王となった隆也は、いびつに歪んだ世界を正すために動き出す。
生きるために命を懸けて覚醒をしたアムルは、ラルク王国で印綬と同格の者として寿命のない天籍に移った。
アムルは歪んだ国を正すために、フレア女王と共に動き出す。
隆也とアムルが出会い、創聖皇の計画も動き出した。
世界は大きく揺れ始める。
様々な思いと正義を胸に、世界は生き残りを賭けて剣を手にする。
、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:07:56
136512文字
会話率:41%
淡海乃海 水面が揺れる時のIFストーリーです。
主人公が公家であったら、信長と共に天下を目指したらどうなったか。
主人公の眼を通して信長の天下布武を見ていきます。
最終更新:2025-05-18 16:22:12
584469文字
会話率:62%
戦国時代、近江の国人領主家に男子が生まれた。名前は竹若丸。そして二歳で父を失う。その時から竹若丸の戦国サバイバルが始まった。竹若丸は生き残れるのか? 家を大きく出来るのか?
最終更新:2025-02-28 15:24:44
1689638文字
会話率:62%
「付き合ってください!」
今日だけでもう3回目の告白だ。
競技場の片隅、桜の花びらが舞い散る春の午後。
別の学校の制服を着た女子生徒がピンク色の便箋を両手で差し出し、腰を曲げた。
彼女の声は小さかったが決然としていた。
皇陽斗は困っ
たように軽く笑うと、首を一度なでた。
彼が困った時に出る一種の癖だった。
「ごめん。僕...彼女いるから。」
「...え?」
予想外の答えに女子生徒の目が大きく開いた。
彼女はぼうっとしたまま立ち尽くしていた。
「じゃ、先に行くね。練習あるから」
皇は申し訳なさそうに腰を曲げて挨拶すると、振り返らずに自分の道を行った。
紺色の髪が春風にさらさらと揺れていた。
「やっぱり...皇さんは今日もイケてるな。」
私は競技場の片隅に隠れて彼らの姿を見つめながら、納得したように頷いた。
万人の彼に彼女がいるなんて誰も想像できないよね。
いや、むしろいないほうがおかしいんじゃない?
「推しの恋を応援するのもファンとしての務め!皇さんが幸せなのが俺の幸せなんだから」
皇に彼女がいるという事実に、なぜかこうも胸の片隅が痛むのか分からなかった。
俺はただファンとして彼を憧れているだけなのに。
分からない感情に拳をぎゅっと握った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 15:56:30
6940文字
会話率:31%
警察学校の期待の星、青木蓮は理想と現実の狭間で揺れていた。同期の不祥事や組織の闇に直面し、自らの信じる正義に疑問を抱く。夢を諦め退校した蓮は、フリーターとしてマスコミの世界に足を踏み入れる。
社会の闇に埋もれた声なき人々を取材しながら、自身
の存在意義と向き合う日々。やがて彼は、名もなき弱者たちの姿を映し出すことで、新たな正義の形を模索し始める。
「正義とは何か」――問い続ける青年の成長と再出発を描く、リアルなヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 07:54:24
9078文字
会話率:18%
ゼピュロス王国北部ディースの森に寝床を持つ狼獣人・レルスは、俗世から離れて森の中で暮らしていた。いつも通り狩猟に出掛けると、その先で魔獣カリペーに襲われている少女・ファムを助け、再び俗世の生活に触れていくことになる。巻き起こるは北の帝国との
紛争。北と西の間で揺れるディースの森は、そこに棲まう獣や自然をも巻き込んで戦の幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 07:00:00
11687文字
会話率:37%
・・・・・・リーン・・・・・・
週末の人で賑わう広場に、1人の少女がいた。
鳶色の長い髪ーー耳元に下がる、〈青い耳飾り〉が、幻想的に揺れた……。
その涼やかな音は、他の人々には聞こえていない。ーー少女にだけ届いた、〈呼び鈴の音〉ーー。
少
女は広場を出ていくと、閑散とした路地裏へ向かった。
大きく息を吸い……鼓動を落ち着け……そして、口を開くーー
ーー『マーク……〈リダ•ベンデ〉』
ジェラが合言葉を唱え、《ループ》した世界は、先ほどまでいた世界とは、まるでちがった。
巨大な〈銀細工の城〉がそびえ立つ、大帝国ーーその名は、〈リグターン〉ーー。
ジェラは着地した〈山〉の上から、集合場所である、〈赤いレンガの倉庫〉へ向かう。
その途中ーー激しく心惹かれる、〈ある匂い〉に出会い、ジェラは導かれるように、山奥深く、隠された〈秘密の洞窟〉へ、たどり着くーー。
一本の、壮麗な〈しだれ柳〉に守られた、〈洞窟〉の奥にはーー瑠璃色に輝く秘密がーーあらゆる人物たちの、〈運命〉を大きく変えていく、美しくも哀しい〈花〉が、咲き誇っていた。
闇夜に〈倉庫〉へたどり着いたジェラを待ち受けていたのは、衝撃的な数々だった。
自分と同じ服装をし、色とりどりと長い髪をした、みな同じ年頃の、若者たちーー。10人の若者たちには、同じ共通点があったのだ。
だだ広い〈倉庫〉のなか、ひとり豪華な椅子に腰かけた、ミゲという名の男が、集められた若者たちに、語り聞かせるーー
帝国秘密組織〈キューア〉ーー与えられた、〈特殊能力〉ーー〈鉛の屍〉をめぐる、おぞましい〈連続怪奇殺人〉ーー
その夜ーージェラはミゲに連れられて、〈倉庫〉横の森にある、一つの建物へ、向かう。
見張りの兵士に、施錠がされーー異様な雰囲気の建物のなかに、ジェラが見たものーーそれは、忌まわしい檻につながれた、白銀に輝く、〈神獣•ムー〉のすがただった。
同じころーー〈リグターン〉から北にいった、〈ガンダ国〉では、国の存亡を揺るがす、深刻な事態が起きていた。
北の地に古くからいる先住民ーー〈月の民〉と呼ばれた、〈シシン族〉の聖域から、彼らが大切に守り崇めてきた〈神〉が奪われ、仲間が酷く殺された。
〈月の民〉首長ドドアは、襲った未曾有の試練に、大きな決断を下す。
三年に一度の、〈乱満月〉の夜へーーいくつもの〈運命〉が、一つの奔流となって、流れていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:14:39
56305文字
会話率:24%
紛争の絶えない国から日本へと疎開してきた少女。
彼女は行方不明となった家族との再開を目指し、数年後には再び海外へ飛び立つ。
日本で出来た力強い仲間たちと共に…
そんな日本人達が世界を行脚し、世界を救うまでを描いた物語です。
世界から見た日本
人ならではの役割に気づき、立ち上がる姿。
日本という国を飛び出し、異世界当然のような舞台で暴れる10代の若者達の揺れる心と振り回される運命に抗う姿を描きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:00:00
954733文字
会話率:39%
28歳の女騎士アンリエッタは、レインハルト王子の専属騎士として10年間仕えてきた。年下王子を弟のように可愛がり、命を賭けて守ってきた彼女だが、恋愛と縁遠い「喪女」体質。ある日、レインハルトの婚約者を選ぶ華やかなパーティーが開かれるが、彼はな
ぜか不機嫌な様子。
その夜、突然アンリエッタを押し倒したレインハルトが、熱い想いを告白したのだが――
「年下の僕じゃダメか」と葛藤する年下王子と、忠義と恋心の間で揺れる女騎士のドキドキラブコメディ。
※他サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:10:00
14430文字
会話率:48%
ごく普通の主婦・橋本千尋は夫と二人でささやかな日常を送っていた。
ある日、千尋は中学時代の友人だった小川一華と再会する。
一華は中学時代に両親に不幸があり中二の冬に引越ししたが、
その後 芸術の才能が開花し、海外留学の末に有名な彫刻家とな
っていた。
千尋は一華と交際を深めるうちに、その豊富な知識や自分とは違った世界に生きる彼女に憧れを抱き、自分も刺激を求めはじめてしまう…
そこで、アートスクールで知り合った年下の男性と親しくなり、異性としての魅力に心が揺れ動き今までに感じたことのない淫らで刺激的な感情が生まれる。
だが、二人の出会いはすべて、一華が仕組んだことだった。
一華は中学時代に千尋にいじめから助けてもらった過去があり、彼女に対して狂気的な執着を抱いていたのだ。
一華はなぜ狂気的な執着を千尋に向けるのか、一華に操られる千尋の行く末は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:43:21
151635文字
会話率:40%