黒森は屢々音楽、特に現代音楽から様々な着想を得ることがあるそうで、それを小説中で活用することも屢々だとか。当人の言に依れば、彼の小説は、少なくともその一部は、「現代音楽が覗き見ることを可能にした深みに、言語によって到達しようとする試み」で
あり、或いは「文章それ自体を音楽に近付けようとする試み」、乃至「音符の代わりに言葉を用いた音楽」であると云う。
ここに紹介するのは、遠藤雅夫作曲による『水の生成——7奏者のための』(1989)から自由に抽象的な連想を展開したもので、小説の形にまでは発展していない習作である。その名の通り、音の風景を「スケッチ」したもので、最後は音楽に合わせて些か大人し目になってしまったとのこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 19:21:06
2228文字
会話率:0%
合唱部の思い出。顧問の先生や生徒たちの歌に熱中する日常。
最終更新:2021-05-26 11:15:02
644文字
会話率:0%
大陸の最東端にある港町、グレークス。
果ての町と呼ばれたこの地には、国で最高峰のマーチングバンドがあった。
楽団【アウロランダ】
音楽を志す者は此処に入団し、演奏することを夢に見ている。
しかし【アウロランダ】のBクラスに所属する打楽器奏者
、少女ノルはそんなことは思っていなかった。
それには彼女の音楽に対する考え方があったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 04:26:32
1168文字
会話率:14%
建久九年 (1198年)十二月二十七日、鎌倉幕府の征夷大将軍・源頼朝は、相模川で催された橋供養からの帰路についていた。
ふと、馬の背に揺られる頼朝の耳に、美しくも物哀しい笛の音が届く。
その響きに妙な既視感と胸のざわめきを感じた頼朝は
、笛の奏者の姿を目で探すが――。
*ノベルデイズで掲載している『笛の音は』を加筆修正した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 09:05:20
2150文字
会話率:28%
悪魔と取引したハープ職人が作った人の心に吹く風を吹かせる風のハープ。心がないハープ奏者が手に入れます。
最終更新:2021-02-26 12:06:36
3526文字
会話率:47%
砂漠の中の、三つのオアシスに囲まれた小さな街で生まれ育った白子の少女、イーリャ。十六歳の誕生日、彼女は街の大長老に呼び出され、実在を疑っていた街を守る白き巨神の奏者としての役割を継承するように伝えられる。
突然のことに面喰らいつつも、そ
れを受け入れるイーリャ。
そして、突然街に襲い掛かる、複数の黒い巨神と謎の集団。
街を守るため、イーリャは新たな奏者として白き巨神を操る。
人対人(手合わせ)、人対ロボット、ロボット対ロボットの戦闘を描く、SF要素を含んだ王道ファンタジー。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
以前、TwitterおよびTogetterで投稿した「紅い瞳と白き巨神」 https://togetter.com/li/1085787 の再筆です。
Twitterで投稿する時に削ったシーンの加筆のほか、更に新しいシーンも加筆しています。
各話ごとに文字数のばらつきが大きいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 20:00:00
44648文字
会話率:59%
すのまなみ
というインスタライブがあります。
今の時点で3ヶ月続いています。
フルート奏者の日野さんが行なっているものですが
音楽以外にも勉強になることが多く、書き留めていこうと思いました。
最終更新:2021-01-28 16:37:50
7031文字
会話率:0%
「私は音に恋をした」
音から始まる恋物語——
音楽を通じて人と触れ合い、辛いことに直面しながらも乗り越えていく、歳の差恋愛物語。
母親に三十三歳にもなって結婚はまだかと焦らされる、独身の眞野しほり(まのしほり)は会社員で、アマチュ
アのフルート奏者。
友人の日野和夏希(ひのわなつき)と、ある高校の音楽室で練習をする。伴奏者として夏希はピアノを演奏し、二人だけの演奏会に向けて準備をしていた。
初めての満員の演奏会。絶対に手を抜けられない。
しほりは練習を終え、アパートに帰るある日の夜、後ろの気配に気づく。
まるでストーカーのように付いてくる足音に不安を感じて、走りだした時、高校生の福岡湊(ふくおかそう)に話しかけられた。
その制服は演奏会の練習で音楽室を使わせてもらっている高校のものだった。
※当作品は「pixiv」「アルファポリス」「ノベルアップ+」「ステキブンゲイ」にも掲載しています。
(改稿記録)
2021.01.05 第四章3-1
2020.12.26 第三章4-1
2020.12.27 第三章4-2折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 22:53:28
95333文字
会話率:40%
アクションゲーム【狩人生活】。全ての不遇をなくすという驚きの触れ込みの元アップデートがなされたが、主人公フォルテの愛する武器【響鳴器】は存在そのものを修正されてしまう。
失意の中やけ酒をしたフォルテが目を覚ますと、広大な自然の中にただ一人
。フォルテは自身が狩人生活によく似た世界に来てしまった事に気付く。
よく似てはいるものの明確な違いがただ一つ。この世界にフォルテが愛した不遇は存在しない___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 00:00:00
24857文字
会話率:36%
和太鼓奏者の吉田真人は、一年前、河口湖の自宅へ車で帰る途中、逆走してきた車と衝突。昆虫学者の妻を死なせてしまった罪の意識から、吉田は毎日のように夢でうなされる。事故以来一度も和太鼓を叩けず、神社参拝と酒の繰り返しの日々。ある日、訪れた天上山
公園で、妻に似た蝶を追う女子大生と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-12 07:00:00
23873文字
会話率:26%
朝岐月彦(あさきつきひこ)は、他人の夢に侵入して夢を違える能力を持ち、臨床心理士として生活の糧を得ながら、依頼者の夢違えを行っていました。
或る日、亡き妻長夜(ながよ)が働いていた華岡亭という料亭で、琵琶と三味線奏者の黒沢環という少年に出会
います。
彼の演奏する琵琶の素晴らしさと、若さに似合わぬ悲愴感に心を揺さぶられ、弟子入りします。
実は、環は数奇な運命を起因とする悪夢に苦しめられていました。
環を通して、見吉(みよし)という彼の叔父とも親しくなるにつれ、悪夢が次第に環を蝕み始めます。
見吉は環の置かれた状況を朝岐に語り、環の夢違えを依頼します。
朝岐は無事に、環の夢を違えられるのか。人々の見る夢の世界を織り交ぜながら、物語は進んで行きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 18:57:12
49937文字
会話率:32%
チビで陰キャな里村翔は、クラスでのちょっとした出来事からピアノ演奏が特技だとばれ、同じ高校の美人姉妹の後継者争いゲームに巻き込まれる。里村は幼馴染からの残酷な仕打ちにより、ピアノへの情熱を失っていたのだが、姉妹と関わっていくうちに、再び演奏
をするはめにはるのだった。
2020/10/18 ジャンル別日間ランキング12位
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 21:29:03
37613文字
会話率:42%
音大を出た後、東京の一般企業で働いているOL真野咲奈恵は、「第九」演奏会の練習に参加するため、地元名古屋にやって来た。そこで、全国的に人気が出始めている、伴奏者神崎貴雄と出会う。
神崎は大勢いる合唱団の中から、咲奈恵の声に聴き覚えがある
と思い出す。プロに通用する声だと見抜いた神崎は、咲奈恵に声を掛けた。しかし彼女は自分の評価をとても低く捉えており、そこに違和感を覚える。なぜ、ソロ活動をやめてしまったのか。心に引っ掛かって、彼女のことをもっと知りたいと思うようになる。
その後、神崎に強く誘われ、ソロ活動を再開する咲奈恵。2人は、音を通じて一気に心を通わせていく。そして、2人の創り出す音が、2人の運命を動かしていく……。
クラシックの「歌」シリーズ第3弾です。思い通りにいかなかった過去を抱えつつ、それでも新しい人生を創り出そうと、音で繋がった2人が奮闘していきます。
最後までお読みいただけると幸いです。
クラシックに詳しくない方にも色々分かるように、所々説明も加えて書きました。ご存じの方は、飛ばして読んでくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 01:00:00
154533文字
会話率:60%
今年33歳になる山下綾美は、オケ合わせのため練習会場に向かっていた。今年の演奏曲目はモーツァルトの「レクイエム」。そこで、とてもいいトロンボーン奏者と出会う。
練習の休憩時間に貧血で倒れてしまった綾美を介抱したのは、そのトロンボーン奏者
だった。彼は、総合病院の医者だったのだ。プロだとばかり思っていた彼に、綾美の心が動きだす。
クラシックの「歌」シリーズ第2弾です。今回は、音楽とは別の仕事をしながら、それでもやはり「音」に携わり続ける2人の物語です。恋する気持ちは、青春の中にあっても、人生の中盤に差し掛かっても、決して変わることはありません……。
どうか、すれ違いに負けず、その出会いを大切にしてほしいとの願いを込めて書きました。
どうぞ最後までお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 19:01:31
115440文字
会話率:63%
「糸」の能力を持つ少年、八代ナツメにはある探しものがある。それは、小さい頃に見た紫色に光り輝く宝石。昔の微かな記憶を頼りに探し求める仕事が今日も始まる————。
最終更新:2020-09-03 08:00:00
14272文字
会話率:54%
目下売り出し中のジャズクラリネット奏者・鈴置千尋。現役高校生でもある彼女が、実は友人である白石益美の従姉妹だと知った高津健壱、曾野辺弘之は、益美を通じてコンサートのチケットを手に入れる。
ところが、熱狂渦巻くコンサート明け、楽屋で行われ
たパーティの席でバンドメンバーが毒入りのチョコレートにあたってしまい……!?
「第三高校殺人事件」に引き続き出馬する名探偵・山藤悠一と猫目大作らさつき探偵社の面々とともに、ひょんなことから事件にかかわった探偵小説家U・Kやその悪友・金沢鉄平らを巻き込んで、三つ巴、四つ巴の大捜査戦が繰り広げられる!
(初出 令和元年九月・文学フリマ大阪頒布 推理同人・睦月社「睦月社推理新書」より)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 18:00:00
97002文字
会話率:56%
!注意!
本作品は「君と見上げたい、たった一度の8月31日の夜空を」の外伝作品で第三章と第四章の間に当たる物語です。
先に下記の作品の第三章まで読んでおくことをお勧めします。
https://ncode.syosetu.com/n
3182fy/
二○二X年、地球に接近する恒星間天体ジェネシス彗星が8月31日の夜、地球に衝突するギリギリの距離を通過する天体ショー! 一度切りの特別な夏休みを、思いっ切り笑って! 泣いて! 叫んで! そして奇跡を起こせ!!
夏休みを一年で一番特別な時期だという思い入れを持つ少年、朝霧光(あさぎりひかる)は六月のある晴れた日に元吹奏楽部でフルート奏者だった風間夏海(かざまなつみ)が偶然屋上で叫んでいる姿を見てしまう。
偶然彼女の日記帳を拾った光は一緒に彗星を見る約束をした友達の如月望(きさらぎのぞむ)と彼の幼馴染みの雪水冬花(ゆきみずとうか)と共に彼女を見つけ出す過程で元テニス部の桜木春菜(さくらぎはるな)とも出会い、一緒に「夏休みをちゃんと夏休みしよう」と二人を誘い、更に春菜のライバルである花崎千秋(はなさきちあき)も加わる。
八月に入り、夏休みも後半に入り始めた彼らはそれぞれの田舎で思い思いのお盆休みを過ごす日常回です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 13:04:15
26735文字
会話率:46%
東京オリンピック後の二○二X年、地球に接近する恒星間天体ジェネシス彗星が8月31日の夜、地球に衝突するギリギリの距離を通過する天体ショー! 一度切りの特別な夏休みを、思いっ切り笑って! 泣いて! 叫んで! そして奇跡を起こせ!!
夏休
みを一年で一番特別な時期だという思い入れを持つ少年、朝霧光(あさぎりひかる)は六月のある晴れた日に元吹奏楽部でフルート奏者だった風間夏海(かざまなつみ)が偶然屋上で叫んでいる姿を見てしまう。
偶然彼女の日記帳を拾った光は一緒に彗星を見る約束をした友達の如月望(きさらぎのぞむ)と彼の幼馴染みの雪水冬花(ゆきみずとうか)と共に彼女を見つけ出す過程で元テニス部の桜木春菜(さくらぎはるな)とも出会い、一緒に「夏休みをちゃんと夏休みしよう」と二人を誘い、更に春菜のライバルである花崎千秋(はなさきちあき)も加わる。
部活を辞めた春菜と千秋、そして夏海はかつての仲間や顧問の先生から復帰を求められ、思い悩みながらも「夏休みをちゃんと夏休みする」ために火の国まつり、湘南旅行を計画するうちに光は夏海に恋心を抱く。
夏休みの熊本(途中で旅行に行きますが)を舞台にした作品です。
こんな夏休みを送りたかった。
こんな青春を送りたかった。
こんな友達が欲しかった。
こんな彼女が欲しかった。
爽やかで甘酸っぱい夏休みに奇跡を起こす物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-29 20:48:37
122390文字
会話率:50%
とある事情で、最果ての森の別荘に引っ越した、バイオリン奏者のメアリ。
その夜、メアリの元にハリーと名乗る死神がやってくる。
怯える彼女に、ハリーはこういった。
「おいで、メアリ。もう結婚式の準備、出来てるよ」
死神の妻になること、それは
すなわち死を意味する。
メアリは必死で断ろうし、その結果、「互いのことを知るため」と明日から七日間一緒に暮らすことになる。この七日の間に、メアリはハリーをどうにかして諦めさせることを決意する。
(※毎日14時に更新します。全11話です)
(※ この作品は個人サイト「ゆめものがたり」とエブリスタでも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 14:00:00
60724文字
会話率:45%
ー砂埃混じるその街で、ふと色の着いた風漂う。
その風が運ぶは『管楽の音色』
誘われる様に足を運ぶ男は音の元へ只々進む。
奏者は唄う息を吹き込み、患いながら。ー
何故、男はこの子と旅に出たのか。
「私は皆が私を忘れる為に演奏するの」
1
人の男と独りの女の子のたった一つの特別な楽譜を
創る為、大陸を旅する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 22:58:59
5107文字
会話率:51%
春秋のころの魯国の琴(キン)の奏者、孔仲(コウチュウ)の、琴を奏でるわざを極めるものがたり。大自然の魂を琴の音色に移すことを「移情」という。いにしえの楽師はみなそれをこころに据え、腕前と人品を高めた。孔仲のあゆみを通して移情をえがく。奇伝。
古典的な因果応報、自業自得、勧善懲悪系のお伽話。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-24 10:38:23
3528文字
会話率:23%
サニー・ボーイは、ブルースハープ奏者として50年代から60年代にかけて活躍。
シカゴブルースでの歴史に大きな足跡を残したと云われている。
キーワード:
最終更新:2020-05-22 23:52:06
1263文字
会話率:0%