「土井さん、今日、面接に来る予定の伊藤芳香さんですが、今、痴漢を捕まえたとかで遅れると連絡がきているのですが……」
困惑の表情の事務員に相談された土井は芸能プロダクションの副社長だ。
「遅れるのは構わないが、その子は大丈夫なのかい?
連絡はメールで?」
「あ、今、電話がつながってます」
「僕が出るよ」
土井の言葉に、事務員は外線を回す。
「土井です。痴漢を捕まえたって? 大丈夫かい? 今どこにいるの? ウチのスタッフを向かわせようか?」
電話に出るなり、立て続けに質問を投げかける。
だが、電話の相手は、落ち着き払って「問題は面接に遅れてしまうことだけです」と断言したのだった。
その後、警察官にも代わってもらって諸々の確認した後、電話を切る。
「ふう……」
土井は大きく息を吐く。面接に来る途中で痴漢を捕まえた子なんて、初めてである。
よほど驚き呆れたのか、落ち着きなく溜息を繰り返している。
「ナイーブな子より、それくらい肝が据わっている方が良いんじゃないですか?」
事務員は苦笑いで言うが、土井はトラブルメイカーの臭いを確実に嗅ぎつけていた。
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伊藤芳香は美人である。
アダ名は、ゴリラ。
もう一度言う。
伊藤芳香は美人である。
背はスラッと高く170cmを越え、顔立ちは怖いほど整っている。
背中の中ほどまである艶やかな黒髪が風に靡くさまは、誰もが溜息をもらすほどだ。
そして最後にもう一度言おう。彼女のあだ名はゴリラである!
※カクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 11:09:47
86391文字
会話率:44%
平和でバブルの世を謳歌する人間と獣人の住む国、ニッポン。ミツヨー電機の課長;平凡人(タイラ タダヒト)は、昼はうだつの上がらない平凡な人間サラリーマン。だが夜になると彼の隠された血がバイオレンスで凶暴な漢(ヘイ ボンド)へと変え、悪を討つ!
ゴリ太郎会長の特命を受け、会社のために頑張るぞ! 闘え我らのヘイ⭐︎ボンド!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 07:38:53
11536文字
会話率:43%
ある日、首都圏にある高さ日本最高レベルを謳《うた》い、この春完成したばかりの超高級タワーマンションが異世界転移する。転移チートによってタワーマンションは高度な知性を発現させ、ダンジョンマスター(ダンジョン神?)となり、自身の体をダンジョン
化する。学校帰りにタワーマンション一階のカードショップに居合わせた男子高校生の主人公とその友人二人はこの転移に巻き込まれてしまう。三人は冒険者として、仲間の転移者たちと協力してダンジョンの攻略、そして現実世界への帰還を目指す。
あらゆる要素が盛り沢山、おっさんギルド長にギルドの受付嬢、男子高生や女子高生に眼鏡っ娘、幼女や賢者、勇者どころか天使や悪魔までもが登場する。グルメな食事に熱いバトル、バイオレンスにレジデンス。スローライフにお祭り騒ぎ。冒険、友情、恋愛要素。レベルアップにマジックバッグ。角ウサギやゴブリンなどの定番モンスターは言わずもがな、大剣どころか戦車まで出て来ての集団戦だ。更にはカードゲーム要素もあれば戦国バトルもあったりする。もふもふや、「ざまあ」もあれば、ガチャもある。リスポーンやハーレムだって当然ある。もちろん魔法だって忘れちゃいない。そしてネコは無双する。あっと驚く展開だ。しかも昨今流行りの男女平等やLGBTにまで配慮する奥ゆかしさだ。
これを読まずに何を読む? え? 読まない? お客さん、莫迦《ばか》を言っちゃーいけねーよ。どうだい一口だけでも試してみちゃあ、くれないかい? 飛び切り美味くはないかも知れねえが、決して不味くはないはずだ。なあに、今日のところはお足は要らねえ、さあさ、ガブっと行っちゃってくだせい。ただし、余りの旨さに驚いて、饅頭のように喉に詰まらせるなんてーのはお客さん、ちょっと勘弁してくださいよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 07:30:14
82000文字
会話率:1%
自らを騎士と称する剣も持たない半裸の鶏頭。だがこの男、冷徹な蛮勇。
自らを騎士と称する男。ギャリナ・T・レックスは辺境の出身地から大陸で最も栄える土地『アウリウム公国』へ立身出世を志向して旅をする。父より相続したものは黒鋼のグレート・ヘ
ルムただ一つ。
兜に腰巻一つで旅をする獣人族の自称騎士は徒手空拳で強者を殺しつつ、各所で伝説を作り、渡り歩く。
バイオレンス・アクション・ダークファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 23:37:54
22390文字
会話率:60%
ハーレクイン。その男の放った弾丸がこの国を変えた。
ポップでスイートでバイオレンスな近未来アドベンチャー。
最終更新:2023-12-29 15:23:59
2105文字
会話率:20%
いつものように義姉と一緒に遊んでいたカトリーナは、突然知らない少女の声を聞く。その声はどうやらカトリーナの脳内に響いているようで、少女は自分のことを悪女だと自称した。
そんな自称悪女に唆されたカトリーナが、義姉にちょっと無自覚な復讐を
やり遂げる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 00:15:35
10729文字
会話率:32%
割れ鍋に綴じ蓋――それはどんな人にもふさわしい相手がいるということを指す。
陥れられ、追われる立場となった姫、ドロシー・オーバード。
欠陥を抱えた女騎士、セレス・ノクターン。
割れ鍋と綴じ蓋が揃った時、起こるのは奇跡か災厄か。
落ちぶれ
た2人が這い上がるバイオレンスな旅が今、始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 00:37:11
55120文字
会話率:46%
日辻川良太は自然の恵みと厳しさを愛し、自然保護官を目指す少年。
彼は祖父母の遺産を食い潰して贅沢三昧する両親に苦言を呈した結果、父母のみならず姉や妹からも虐待を受けるようになった。
苦心の末に入学した名門中学では上級国民からいじめを受
け、家でも学校でも悲惨な生活を強いられボロボロになっていく良太は、仲の良かった幼馴染の少女からも見下されるようになってしまう。
それでも良太は、尊敬する祖父母の言いつけを守り、決して人に手を上げるような真似はせずにいたのだが……
民話「狼の眉毛」を少しだけベースにした、最強主人公が滅茶苦茶するだけの現代伝奇バイオレンスです。パニックホラーかもしれません。
全36話。結末まで書き溜め済みなので、胸糞パートだけでエタることは無いので安心してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-04 20:00:00
78265文字
会話率:27%
生まれ育ったここ(ハイマ島)で大規模なテロが起きた。奴らに侵略されたのだ。家族は死んだ。恋人も殺された。俺に残されたのは潤と深波、二人だけ。
この作品はカクヨムにも投稿しています。
最終更新:2023-09-17 22:35:31
12139文字
会話率:54%
無職の兄貴に手を出してしまった瞬間世界が変わる。
家族全員が得体の知れない存在に消されるバイオレンスホラー
最終更新:2023-09-09 02:50:41
3129文字
会話率:30%
公爵令嬢マンデリン・シュバルツは、前世に平々凡々だった日本人を記憶を持ち、既プレイである乙女ゲームの悪役令嬢に転生した。しかし、特に打開策も無く冷遇されてきた政略結婚相手の婚約者である第2王子殿下をはじめ攻略対象たちは、召喚された美しくも可
愛らしい聖女に夢中になる。今日はゲームのラストイベントの断罪劇があるパーティ。殿下に会場の中央へ来るよう呼び出されたマンデリンは、ゲームでの役割を全うするべく断罪を静かに待った。
●ゆるふわ設定●セクハラ描写あり●SM描写あり●暴力描写あり●ざまぁ要素あり●某掲示板用語あり●主人公マンデリンが異世界転生、ヒロインの聖女が異世界転移の要素(ヒロインは主人公ではないのでキーワードから除外)●横書きを想定して、第2王子殿下や1人など漢数字ではなく数字で表記●攻略対象たちの扱いが雑巾です●不快に感じた方はブラウザバックをお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 07:00:00
7691文字
会話率:38%
時は26世紀
"統合大戦"終結から16年後
かつてアメリカ西海岸と呼ばれた場所で
とある過去を抱える少年ハイドは、母と静かに暮らしていた
だがある日、ハイドの住む町は謎の部隊アーガスの攻撃を受ける
それは過去からの復讐
奪われた者の哀しみ
憎しみの連鎖
理不尽に家族を奪われた少女の涙を見た時
ハイドは強化人間ハイドラ・エネアとして再び戦うことを決意する
愛する者のため、少年は再び怪物となる
SFロボットバイオレンスアクション
※この小説は拙作「ハイドラ・エネア」の続編となります
※「カクヨム」にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 15:07:03
175522文字
会話率:9%
時は未来
"統合大戦"から15年
かつてヨーロッパと呼ばれていた場所で、
ある秘密を抱える少年、ハイドは家族と共に平和に暮らしていた
だがある日、ハイドの日常は、
悪徳議員の息子ジョナサン・モントレー率いる強盗団にあえな
く破壊される
奪われた者の怒り
目覚める怪物の血
起動する戦士
ジョナサンは知らなかった。
ハイドの正体はハイドラ・エネア――
かつて統合大戦で赫々たる戦果を挙げた伝説の強化人間"エキドナの子供達"
その最後の生き残りだということを
怪物を起こす愚か者に報いを。
SFロボットバイオレンスアクション
※この作品は「カクヨム」にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 20:00:00
55635文字
会話率:12%
これは遠い未来にあり得るかもしれない世界。
四国地方は文字通りーーかつての時代のようにーー四つの国に分かたれてしまった。
『人』、『獣』、『妖』、『機』という四つの勢力がそれぞれ国を治め、長年に渡って激しい争いを繰り広げ、土地はすっか
り荒廃してしまった。
そんな土地に自らを『タイヘイ』と名乗る謎の青年が現れる。その体にある秘密を秘めているタイヘイは自らの存在に運命めいたものを感じる……。
異なる種族間での激しいバイオレンスバトルが今ここに始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 17:43:40
96999文字
会話率:79%
恋と暴力とドラッグに翻弄される少年少女のお話
最終更新:2023-07-29 14:51:41
26475文字
会話率:34%
伝説の女優、玉城由依に恋をしてしまったマネージャーの如月竜は、彼女の周りで起こった相次ぐ芸能関係者の不審死の容疑を晴らすために、悪事に手を染めていく。そんな、マネージャーの思いとは裏腹に、玉城由依は喫茶店で働いている安倍俊徳に一目惚れしてし
まう。欲しいものはいつだって手に入らない、不条理バイオレンス物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 21:00:00
171730文字
会話率:50%
8月31日、地球に最接近した満月がのぼるスーパームーンの夜。
マッチングアプリで知り合った女性が、帰り道にまでつきまとってくる。
腹を立てた男は、暴力的に追い払おうとするが、女は徐々に異常性を増していく。
「夏のホラー2023」参加
作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 12:00:00
7915文字
会話率:33%
惑星クソデカ。直径は地球の一万倍。三つの恒星を衛星に持つ。野蛮な環境・野蛮な生態系・野蛮な住民。あらゆる科学に中指を立てる現象が数多く観測される、「宇宙論的例外」として扱われている。――サタン社刊「銀河大百科事典」
リヴァイアサン社の強
制移民によって、重犯罪者が大量に送り込まれた。現在、クソデカの700を超える大陸に住みついている住民は、彼らの子孫である。そのため、クソデカの住民は攻撃的で短慮、順法精神に乏しく、卑怯なふるまいを取る傾向がある。これは人種差別ではなく、長年の観測による結論だと強調しておく。――ベルゼブブ社刊「宇宙の歴史・外典の補足2巻」
クソデカには大量のエネルギーが眠っている。ただし、持ち出すことはできない。なぜか惑星外ではエネルギーが消滅するのだ。このため、当社はこの惑星の開発を放棄することになった。住民どもが蜂起して監督官を殺したせいもある。――リヴァイアサン社社史
完全に有害。――マモン社刊「銀河サーフィン・ガイド」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 10:00:00
18527文字
会話率:46%
公園でチワワを拾いました。
その子はピンク色の髪で可愛い見た目に反していつも眉間にシワを寄せています。
僕はその子に【サクラ】と名付けて部屋で飼う事にしました。
恋愛物語ですが、
過去のトラウマがあります。
悲しい話が苦手な方は読む
のをやめてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 22:00:00
102762文字
会話率:55%
若き女当主フロル・フルールは悩んでいた。
破壊の女神にたぶらかされて、世界を滅ぼすヴィジョンが見えるのだ。
フロルは破壊の衝動に対抗するために、相反する創造の女神のアーティファクトの収集を始める。
ところが、幼馴染セリスの屋敷に盗みに行った
さい、仲たがい中だった彼女に見つかってしまい撤退を余儀なくされる。
フロルは忠実な家人たちの慰めを受けるも、再び破壊の衝動に囚われてしまう。
そんな彼女が、衝動を抑えるために取ったある行動とは……?
服を破くことである。
破廉恥当主や乱心お嬢さま、バケモノメイドや変態転生者に恋する乙女、それから癖の強い女神様たちが、いくつもの世界を股にかけての大暴れ!
乙女たちの、身もこころも丸裸にするポップ&バイオレンス&エモ~~ショナルなダークファンタジーが開幕!
あなた様の世界も、ぶち壊して差し上げますわ!
※毎朝6時ごろ更新、不定期ですが投稿主の休日には時間不定で複数回更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 20:05:09
792064文字
会話率:35%
最強の男、タカシの愛物語。
最終更新:2023-06-20 21:34:58
1573文字
会話率:39%
なあ、信じられるか? 俺の街には豚がいるんだ。
いや、牧場があるとか、誰かがペットとして飼っているだとか、そういう事を言っている訳ではない。
俺の街には、人と同じように生活している豚がいる。その豚は、パチンコは打つわ、タバコは吸うわ、挙句
の果てには怪しい水を売りつけようとしてくる。しかも、人間の彼女持ちだ。
コイツと出会ってからロクな目にあってはいないんだが、女性と無縁だった俺が、青髪電波系美少女、金髪メンヘラギャル、黒髪バイオレンス大和撫子とお近づきにはなれた。
ハーレム? ハッ、まさか。今の面子を聞いて、そんな甘々しい日々を想像するのはお門違いだ。
ただ、俺の豚のような人生が色づき始めたのは確かかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 20:16:19
92535文字
会話率:36%