その少年は失意のどん底にいた。母親が新興宗教に騙され、家庭が崩壊し自殺を決意。彼の願いは一つ。本物の神様がいる世界へ。その願いと共に新たな世界へと生まれ変わった少年。彼は知っていた。人に騙され、何かを失うのは、騙された本人では無いことを。全
てを失った少年を突き動かすのはただ一つ。これは、神への復讐の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 18:26:09
219732文字
会話率:38%
極東の小国
小藩の下級武士 清知久義は
楽に暮らしたいという願いと裏腹に
不運が重なり 遠く離れた異国の地に流れ着いた
これからどうする?
最終更新:2025-06-08 01:42:02
70213文字
会話率:27%
東京で暮らしていた仲宗根 陽翔(なかそね はると)は、祖母ツルの訃報を受け、故郷・沖縄へ帰郷する。長年離れていた故郷の空気はどこか懐かしいはずなのに、陽翔の心には違和感が残っていた。
実家で出迎えた母の仲宗根 由美(なかそね ゆみ)や妹の
仲宗根 璃子(なかそね りこ)と再会するが、璃子から思わぬ言葉をかけられる。
「にぃにぃ、マブイ落としてない?」
沖縄には、人は強い衝撃や驚きを受けたとき、魂(マブイ)を落としてしまうという言い伝えがある。そして、落としたマブイを拾いに行かなければ、心や記憶の一部が失われたままになるというのだ。
祖母の死をきっかけに、陽翔は自分の記憶に空白があることに気づく。そして、幼馴染の喜屋武 真帆(きゃん まほ)とともに、記憶を取り戻すための手がかりを探し始める。
そんな彼らを、影から見守る存在がいた。神職見習いの南風原 美琴(はえばる みこと)。彼女は、祖母ツルの死の裏に何かが潜んでいることを察し、密かに陽翔たちを助けようとしていた。第二章では、彼女が持つ霊的な力「魂揺らし(たまゆら)」を使い、陽翔たちを不可解な影の襲撃から守る。
旅の中で、陽翔は祖母の遺した「マブイグミ(魂迎え)」の儀式や、沖縄に隠された戦争の記憶、家族にまつわる秘密と向き合うことになる。
マブイを失った陽翔が辿り着く真実とは。そして、祖母が遺した本当の願いとは——。
沖縄の自然と伝承を背景に描かれる、魂の再生の物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 20:00:00
73950文字
会話率:32%
自称小説家志望の底辺弱者のアラサー、天音真澄(あまねますみ)。彼女無し(年齢)低賃金で未来もクソも無い最底辺の人生に嫌気がさしながらもダラダラと生きているそんな彼。
ある日、真澄は愛用の煙草が切れた事に気付く。
嫌々ながらも近くのコンビニま
で外出する羽目になり外に出れば満点の星空を目にし、舌打ちをする。
煙草を購入して帰路に着くその直後、空を見上げれば流れ星が点々と空から下に落ちていたのを見てある事が思い浮かんだ。
昔からの「言い伝え」、「おまじない」。
それがふと頭に過った彼はそんな物があるわけがない、と諦めを感じながらも現状の変化に対し願わずにはいられなかった。
「どうか、こんなくそったれな人生にも生きる喜びをくれよ」
その言葉を皮切りに一つの流れ星が自分に向かって急接近してくる。
目の前までその星が落ちてくると小さい子供が真澄の前に現れこう言い放った。
「初めまして、きみの願いを聞いて参上したオーカスだよ。今宵、きみは星々の戦いに勝ち抜くための戦士に選ばれました。どうか僕と一緒に一番星を目指して戦って欲しい」
星とは何か。願いとは何か。現れたこの子供は一体何者なのか。
突然、自分の身に降りかかった変化に頭が追いつかなくなった真澄の今後は一体どうなるのか。
未だかつて味わった事のない戦いに慄きながらもこれから出会う戦士たちから己が目を背けていた痛みや苦しみを感じて何を思うか。
"選星バトルロワイヤル"、ここに開幕致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:00:00
6795文字
会話率:47%
最愛の人を亡くし、生きる意味を見失っていたあみ。
それでも「あなたがいたからこそ」と、彼の遺した言葉を胸に前を向こうと歩き出す。
――けれど、突然の交通事故。
目を覚ましたあみの記憶は曖昧で、目の前にいた“彼”を、亡くしたはずの恋人だと勘
違いしてしまう。
それでも彼――幼なじみの慶介は、涙をこらえてあみを支え続けた。
少しずつ、心と体のリハビリを重ねる日々。
思い出せない記憶。募る罪悪感。揺れる想い。
それでもあみは、失った記憶の奥に――確かな「ぬくもり」を見つけていく。
あの人がくれた“生きてほしい”という願いと、
そばに寄り添い続けてくれた“新しい愛”。
これは、悲しみの先で出会った、もう一度恋を知る物語。
やがて少女は、未来へ向けて歩き出す――
「あなたがいてくれたから」私は今日も、生きていける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 11:33:39
9318文字
会話率:29%
昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。少年たちはこのとき、供物番という役割が持つ数奇な側面をまだ知らなかった。
徐々に明らかとなる「明王様
」の本質と、少年たちが秘めた願いとは。
家族同士の複雑な愛情と共感、すれ違いと無関心。心身に溶け合う個々の信仰と、それゆえの背徳。 誰もが言葉にできない孤独、悩み、危うさ、弱さ、そして秘密を抱えている。 それらがもたらした、小さな小さな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 18:54:22
26154文字
会話率:16%
※縦書きでの読書をおすすめします。
死にたいわけじゃない。けれど、生きたいとも思えなかった。
病とは、名前を与えられて、はじめてその輪郭が見えてくるものだと、わたしは悟った。
それなら、この気持ちにも、きっと名前があるのだろう――
けれど、それが何なのか、誰にも話せないまま、大人になってしまった。
窓辺に置いたモンステラの葉が、朝の光に濡れていた。雫が一滴、葉の先から、音もなく落ちた。
ただ、それが綺麗だったから――それだけの理由で、わたしは今日も生きている。
ーーーーーーー
希死念慮を抱えながらも、それを静かに受け入れ、淡々と生きてきた「梢」は、ある日、荒れた海岸を彷徨う中で、危うい行動をとっていたところを、思わぬ誤解を招き、青年「歩」に声をかけられる。歩は初対面の彼女を案じ、安全な場所へと連れて帰る。数日間、歩の家に身を寄せることになった梢は、これまで誰にも語れなかった死生観や孤独について、少しずつ言葉にしていく。彼女の中には、他者との関係や生きる意味をめぐる、深い問いが息づいていた。
一方の歩は、人懐っこく、誰とでも自然に接することができる青年だった。けれど、ただ一人、弟との関係だけはうまく築けず、そのことに心の奥で悩みを抱えていた。そんな彼もまた、梢との出会いを通して、言葉にできなかった思いと静かに向き合い始める。
物語は、梢と歩の出会いを起点に、それぞれが抱える孤独や痛み、そして他者と触れ合うなかでのささやかな変化を描いていく。静かに交差していくふたつの心は、互いの不安や哀しみを少しずつ癒しながら、やがて新しい明日への輪郭を描き始める。語りかけるような一言が、誰かの心にそっと残り続けるように。この物語が、そんなささやかな願いとともに綴られていくことを願って。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 00:18:05
69008文字
会話率:29%
カクヨムで既にエタってしまった過去作品の供養です。
過去のある出来事によってモブでありたいと願うようになった男子高校生、朱神コウ。
彼の平穏な日常は、入学初日にクラスのアイドル的女子『村雨葵』に告白された事により打ち砕かれた!?
モブであり
たいと願う少年は、村雨葵と、はたまた自分自身の願いとどう向き合い、どのような選択をするのか!?
…………と、ここまであらすじ書いてきたけれど未完の作品です。いつかはリメイクしたいと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 23:29:03
26630文字
会話率:32%
これは時空の狭間で営む喫茶店でのお話。
人々の心の拠り所になるようにと、店主が願い営んでいる。この店には、日々多種多様の願いを持った客が訪れるという。
そして店を訪れるのは人間だけではない。
広く、妖と呼ばれる人ならざる存在も店を訪れ
る。人であろうと妖であろうと願いを持つことに変わりはない。
願いを持つものと店の間に縁が生まれた時、その店は夢に現れるだろう。
夢に喫茶店が現れ己の願いと向き合うことになった夢月は、紆余曲折ありそんな店に訪れる客の願いを叶える手助けをするようになる。
自分の願いが何なのか気づくその時まで。
夢に喫茶店が現れたのなら、それは貴方にも縁があるということ。
夢幻喫茶は願いを対価に憩いの時間を与えます。
願いを叶えるのは願った貴方様自身。われ和はその願いが叶うよう、お手伝いさせていただきます。
貴方様の願いが叶うその時まで、夢幻喫茶はいつでもお客様のご来店をお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 23:19:43
27765文字
会話率:38%
事故死した妹は異世界転生していたらしい。
そして兄にある願いをするために異世界から日本へと渡ってきた。ある願いとは兄に土地神の生贄になってほしいというものだったが、兄はもちろん拒否する。ぐだぐだと兄妹でどうするか決める話です。
最終更新:2025-05-08 15:04:31
2514文字
会話率:44%
神が去り、世界の魂の輪廻が壊れてしまった終末の世界。
生者は緩やかに滅び、魂はあるべき場所に向かうことができずに停滞する。朽ち果てていく世界で、一人の亡霊の少女、レークスが目を覚ます。やがてレークスは、異端の死神と不気味な“神憑き”と出会う
。
これは、滅びゆく世界を舞台に、それぞれの願いと目的を胸に秘めた三人が、世界の終焉へと続く旅路を歩む、悲しくもどこか歪んだ物語。
…パンドラの箱は、まだ開かない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 01:20:11
26401文字
会話率:35%
ある日、赤井朱月の元に届いたのは、見たこともない古びたパスポート。
「退屈な日常から抜け出したいなら、ここに名前を書いてください」
名前を書いた瞬間、朱月は“無限列車”と呼ばれる謎の列車に乗り込むことになる。
その列車は、願いを叶える代わり
に、危険な世界を旅し、試練を乗り越えねばならないという。
彼女の願いは、数年前に行方不明となった兄を見つけること。
少女は仲間と共に、多元世界を巡る過酷な旅へと出発する。
これは、願いと絆と、成長の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 19:20:36
1542文字
会話率:27%
地球から30万光年離れたところにある星の姫・エリスレルアが日本の遊園地で遊んでいると、兄・レミアシウスの足元に召喚の魔法陣が展開され、二人は異世界へ行ってしまう。
召喚魔法を詠唱していた王子・リュアティスは、人が召喚対象となった時点で
詠唱を破棄したのだが、なぜか彼らがこっちの世界へ来てしまったことに気づく。
ありえない事態に、居場所の手掛かりが全くない二人をなんとか探し出し、無事に元の世界へ送り返そうとするリュアティス。
その過程で彼は、自分でも気づかないうちに彼女に惹かれていくが、当の彼女はスーパー天然少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 22:43:38
581910文字
会話率:38%
毎朝7時に目覚め、鏡の前で笑顔を作ることが習慣の中学生・相馬。家庭に居場所を見いだせない彼は、放課後に「音楽室でおまじないがある」という噂を耳にする。集まったのは、どこか既視感のある3人の同級生。儀式を始めた彼らの前に現れた“自称神”は、願
いと引き換えに「今日という日を忘れる」と告げた。
——だが、それは始まりにすぎなかった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 22:25:04
1765文字
会話率:17%
スプラウー学院には、成績一位で卒業した者には一つの願いが叶えられる。
そのため多くの者が入学希望だが、入学の条件が厳しく入れるのは実力者のみ。
この中に、体に収まらない力を持っている満は己の目的のため、長年そばにいる龍と入学することにした。
在学中色んな者と出会い、色んな事に遭う。全ては己の目的と龍の願いのため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 20:36:24
66139文字
会話率:38%
主人公はある日、道を歩いていると見知らぬ場所に出る。道端で石ころを拾い、数奇な運命に巻き込まれていく……
願いと祈りが交錯する冒険ファンタジーの開幕ですっ!
最終更新:2025-04-26 00:30:46
519798文字
会話率:57%
『龍恋奇譚 ―天輝、神意に抗えず―』
藏素天輝(くらもと・てんき)、五十路手前の気ままな旅人。
肩書きも野望も持たず、ただ風の向くまま気の向くまま――そんなお気楽な男が、ある神社で“神様”に出会ってしまった。
「ひとつ頼みがある。悩める龍
の恋を成就させてほしい」
そんな突拍子もない願いに、最初は軽く断るつもりだった。
だが気づけば、神はどこにもいない。残されたのは願いと、男の足と、少しだけ揺らいだ心。
これは、人ならぬ恋に巻き込まれた、ひとりの中年男の物語。
探しているのは神か、恋か、それとも――もうひとつの自分か。
大人の恋と幻想が交差する、ちょっとビターで、時々甘い“縁”の連載譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 08:30:00
4446文字
会話率:5%
【ログライン】転生した英雄ヒロインがかつての相棒竜(ヒーロー)を探しながら学園ライフを送る話
【あらすじ】前世の記憶を持つラヴィニアは、かつての相棒竜との約束を守るために彼を探すことにした。しかし『魔法』を失った未来(今世)で魔法を使うと
厄介なことになりそうな匂いを感じとり、自分が英雄として語り継がれている『クローディア』であることは伏せることにした。
が、平穏に幸せに生きたいという願いとは裏腹に、魔法を使わないと乗り越えられなさそうな問題ばかりが起きる!
「竜が己の匂いをつける意味を、知っているか?」
そんなの知らない!
なぜか出会い頭から距離の近い人も現れて、ラヴィニアはてんやわんや。
はたしてラヴィニアは、正体を隠したまま無事にかつての相棒を見つけられるのか――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 19:00:00
89963文字
会話率:32%
これは、巡りゆく世界で繰り広げられる少年少女の願いと戦いの物語。
最終更新:2025-04-18 00:25:29
6118文字
会話率:52%
春。
目の前に揺れる花は、桜か、妓女か。
舞う花を求め、男は金を積む。
選択の自由のない花の願いとは。
今日も花は、はらり、はらりと舞い踊る。
最終更新:2025-04-06 12:37:19
236文字
会話率:0%