初めて顔を出した夜会で『骸骨みたい』と言われたメルテンス王国の王女、アウレリアは、夜会を抜け出した先で一人の騎士に出会う。顔もはっきりと見えない薄暗闇の中、彼の言葉が胸に響き、アウレリアは『骸骨のような』顔を隠して過ごすことを決めた。
その数か月後、魔王封印の儀式の為に王太子とその一行が魔王城へと向かう。魔王の封印を重ねてかけるだけの儀式だったはずが、一行の一人が名誉を得るため魔王を殺そうとし、魔王が目覚めてしまう事態に。
運良く再び封印が出来たらしいのだが、一行の一人、ディートリヒという名の騎士は、魔王を自らの影に封印した影響で、徐々に衰弱していた。
どうすることも出来ないと思われたのだが、一行を讃える夜会が開かれたその日、彼はアウレリアに告げる。「自分と添い寝して欲しい」と。
しかもどうやら彼は、いつかの夜会でアウレリアと言葉を交わした、あの騎士だったようで……。
見た目にそぐわず真面目で優しい人外染みた美貌を持つ騎士と、身を削ってでも民を思う『骸骨さま』と呼ばれた心優しい王女のお話。
拙作未完の『魔王を倒したので添い寝してください。』のお話を元にした、完全に別のお話です。
カクヨムにて先行更新中、毎日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 17:01:06
212123文字
会話率:20%
「アウレリア姫。君が欲しいと陛下に言ったら、かの方は許してくれるだろうか」
女神からの神託により魔王を倒す勇者の一行に選ばれたディートリヒ。神託通り魔王を倒したのだが、その際に魔王から魔法をかけられてしまったようで、頭の中で響く奇妙な声に
苛まれるようになった。
魔法は解けず、眠れずに衰弱していくディートリヒは、不調のまま勇者一行を讃える晩餐会に出席にする。そんな時、王城で偶然、女神の愛姫、アウレリア姫に出会ったディートリヒは、彼女が自分に触れた瞬間、頭の中で響く声が止んだことに気付いた。
魔王の力と反発する女神の神聖力のおかげではないかと考えたディートリヒは、国王から褒美として何でも望みを叶えると言われ、失礼を承知で願い出る。「アウレリア姫に添い寝して欲しい」と。
だが、そんなアウレリア姫もまた、女神の愛姫ゆえに問題を抱えていたようで……。
魔王を倒した勇者一行の一人、堅物の闇魔法使いの騎士と、女神の神託を受けるために眠ることが出来ない、しっかり者の巫女姫のほのぼの恋物語。
※R-15は用心の為につけております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 17:00:00
26288文字
会話率:28%
ここは棒人間の世界。棒人間は体の色によって種族が別れており、それぞれが国家を建設して異色の棒人間と貿易や戦争を繰り返してきた。
現存する棒人間には、「強靭の黒棒」、「繁殖の白棒」、「魔法の赤棒」、「技術の灰棒」、そして「信仰の青棒」が存在す
る。
本編で注目するのは、魔法が栄える国、赤国。
赤国は王権国家であり、王族、貴族、平民の3階級に分かれておりほとんどの国民は平民階級に位置している。
しかし近年、度重なる不況と重税により、平民の不満が爆発した。一部は暴徒と化して貴族屋敷を襲い、一部は革命軍を結成して王族討伐の動きを見せている。国内は荒れに荒れを重ね、貴族にとっても平民にとっても安息できない日が続いていた。
フローレンは、サンミューズ家という貴族の家に仕えるしがない従者。
彼女は小さいころに親に捨てられ、町の隅で衰弱しきっていたところをサンミューズ家に拾われたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 18:00:00
94709文字
会話率:50%
翼は、傷心。
それまでの人生において、『どれだけ心が傷付いて来たか』を、翼は表わす。
大きく傷付けば、大きく翼は生える。
何度か傷付けば、何度か翼は生える。
心模様が激しく揺れ動くように傷付けば、美しい模様が浮かび上がるように、翼は生える。
だが、翼は容易に生えない。
ありきたりの傷心では、生えない。
それこそ、一週間ほど飯が喉を通らないような、街から色彩が全て失われるような、それぐらいの傷心でないと、翼は生えない。
小さい翼でも、最低限、それぐらいの傷心はいる。
ならば、大きい翼は然り。
美しい翼も、然り。
[ただ、その傾向が、自殺者増加と正比例していることは、指摘できよう。
翼を生やした人数の増加と、自殺者の増加が、
グラフで合い比べると、正しく比例している。
よって、自己嫌悪、自己憎悪、自信喪失といった、
各自のメンタル衰弱が、何らかの作用を及ぼしていると考えられる。
《翼を生やす》のと《自殺する》のは、
『メンタル上、紙一重のもの』と捉えられる。 ]
博士論文を、一度は提出した。
テーマは、[翼発生現象についての経緯、現状及びそれに対する一考察]。
担当教授は、難しい顔をする。
「博士論文の補足して、追加レポート出してくれたらええよ」
ラバネッリは、教授のこの提案に、飛びつく。
教授と念入りに打ち合わせをして、補足レポートに盛り込む内容を詰める。
翼の生えた人々は、翼の機能を活かして、主に次の三つの職に従事する。
一、運送業
二、旅客運輸業
三、保養業
運送業、旅客運輸業の聞き書き調査の状況を思い出し、保養業の状況を詳しく思い出す。
ラバネッリは、保養業界の会社【ビアッリ・リラックス】を聞き書き調査した時の状況を、詳しく思い出す。
まず、ビアッリ・リラックス三人衆の一人、メラーの翼よる施術に付き合う。
行き先は、彫師のところ。
刺青を入れるところ。
メラーは、黄色の翼格納リュックを開く。
開くと同時に、縮こまっていた翼が、広がる。
途端、青龍がのたうつ、くねる。
翼の動きに合わせて、青い龍が息づく動く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 10:14:34
38855文字
会話率:30%
魔法やモンスターの存在する異世界に転生した〈俺〉は名前も付けられない内に洞窟の中に捨てられてしまった。衰弱したところに〈ダンジョンマスター〉を名乗る悪魔が現れ、命を助けてもらう代わりに彼女の元でダンジョンエネミーとして働くことになる。ダンジ
ョンの中で暮らして十数年、次第に外の世界に憧れるようになっていた〈俺〉は、ある日一人の冒険者と出会い......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 00:00:00
314文字
会話率:0%
私は大好きな彼と一緒になることが出来なかった。
ならせめて、夢の中で彼に会っていたい。
そして、そのまま……穏やかに死ねたら、どんなに幸せだろう。
魔法が使えるレシアは、自分に強力な睡眠魔法をかけてそのまま衰弱死しようとしていた。
そんな彼女は最後の夜に、彼と過ごした日々を思い出していた。
どんどん深みにはまっていってしまった彼との歪んだ関係。
後悔ばかりが心に浮かぶのに、それでも彼を誰よりも愛していた。
彼女が自決しようという思いに至るまでを、ただ振り返るだけの切ない物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 16:41:12
14379文字
会話率:18%
◎ 主な登場人物
・大男(オーオ):主人公の大男。戦士。
・勇者:主人公と同じ冒険者パーティのリーダー
・リリーナ:若い女性の僧侶。
・フラメンス:女性の魔法使い。
・母:故郷で小作農を営む、主人公の母
(2024年3月17
日、完結しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 16:04:01
10423文字
会話率:21%
神官にして医者である青年エリサンが小さな村を訪れる。
彼は誠実な人柄で人々の信望を集めていくが、あるとき村に奇妙な怪物があらわれる。
エリサンが衰弱した様子の怪物を治療すると、それはやがて獣人の少女に変貌していく。
やがて少女はエリサンの
仕事を手伝うようになり、
彼の秘密を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 05:29:49
121812文字
会話率:28%
貧しい家の幼い女の子。代々伝わる家と古いひな飾りがあった。
でもそのひな飾りは、段飾りだけしかなく、ひな人形は一つもない。
これではひな祭りができないと嘆く両親に、ひな祭りが近付いたある日、
女の子がどこからかひな人形を持って帰ってきた。
ひな人形は、おじいさんとおばあさんから貰った、と言う女の子は、
次の日も次の日もひな人形を貰ってきて、ひな人形は揃っていく。
時は変わって、両親の臨終間際。成長した女の子はその当時の夢を見た。
すると衰弱した両親から、ひな人形が全部揃ったのかを尋ねられる。
幼い頃のひな人形は、全部は揃わなかった。
娘の答えを聞くと、両親はまだやることが残っていると言い残して臨終した。
目が覚めると、目の前にはまた同じ光景が広がっていた。
足りないひな人形は揃うのか、家族揃ってひな祭りを祝うことはできるのか、
女の子の家がお金に縁がないのは何故なのか。
ひな人形が廻り家族の縁を結んでいく、SFファンタジーストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 23:15:35
5837文字
会話率:20%
同じ学校の若者たち5人が、南の島の木の上のツリーハウスで合宿をすることに。
しかし予定外の嵐に見舞われ、食料もなく孤立状態になってしまった。
救助が来ないまま時は経ち、衰弱していく若者たち。
奇しくもその状況は、過去にそのツリーハウスで起
きた凄惨な事件と同じだった。
過去の事件で生還した人たちは、どうやって飢えを凌いだのか。
非常事態に追い詰められた若者たちは、その方法を見つけ実践していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 03:47:27
7591文字
会話率:15%
いつもどおりにアークギルドの汚れ仕事をしていた俺は、長年仕えていた「おやっさん」に裏切られあっけなく死んでしまう。
しかし死の淵で俺はよみがえり、『不死』のスキルを身につけていた。
絶対に死なない『不死』のスキルーーこれは最強のスキルなの
では?
そう思って悪さを働いた俺だったが、
空腹で衰弱していた俺は、『魔王討伐団』のミハニカという女性に捕まってしまう。
(ストックが切れるまでは火・木・土の21時前後に更新。カクヨム先行)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 14:57:20
34684文字
会話率:37%
交通事故に合い、その後遺症で自分以外の人間の頭部が人間以外の生物に見えるようになってしまった「私」。自分以外人間じゃないという恐怖と気持ち悪さがこれから一生続く可能性があることに絶望し、どんどん追い込まれていく。衰弱していく「私」を見かねて
、主治医が中庭に行くことを提案してきた。そこで、雀の頭部をしたヒトに出会うことで、「私」は段々周囲に心を開いていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 22:00:00
3981文字
会話率:33%
こうしてみるとクエストはそこらじゅうにありました。
最終更新:2023-12-13 11:53:50
966文字
会話率:0%
全ての始まりは女神のミス。
五百二十三連勤の果てに衰弱死したサラリーマン、スドー・シュンが、
「一億と四千五百の世界を救ってきた」大英雄スドー・シュンと取り違えられたのだ。
そんな彼を待ち受ける異世界は、まさに地獄。
一般市民でさえス
トレッチ感覚で惑星を破壊し、幼女ですら時止めの術式を使える、
魑魅魍魎の世界で主人公は生き残れるのだろうか!
「多分無理!」
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 15:45:56
3906文字
会話率:24%
番至上主義の獣人ラヴィと、無残に終わった初恋を引きずる人族のルジェク。
ルジェクを番と認識し、日々愛を乞うラヴィに、ルジェクの答えは常に「否」だった。
そんなルジェクはある日、血を吐き倒れてしまう。
番を失えば狂死か衰弱死する運命の獣人の少
女と、余命僅かな人族の、短い恋のお話。
3万文字未満の短編です。
ハッピーエンドではありませんので、苦手な方はお控えください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 07:00:00
26509文字
会話率:47%
伯爵令嬢のリリーナは10歳の時母が不治の病にかかってしまう。その病は伝染病だったためリリーナも感染ってしまう。母の妹が薬師をやっており、その夫は治癒魔法が使えることを知り、伯母たちの住む村まで向かうことになる。その道中瀕死の状態に陥った母を
聖魔法に目覚めたリリーナが助ける。
二人は病を完治させたものの衰弱が酷かった為、元通りの生活が出来るようになるまで1年かかった。その間、母を溺愛していた父からは1通の手紙も届かなかった。何度か送ってみたが何故か受取拒否で手紙が戻ってきてしまう。開けた形跡もない。一緒に付き添ってくれた侍女のメリッサはいつの間にか解雇されていた。
婚約者である第一王子であるルーカスにも手紙を書いてみたところ、回復を喜ぶ手紙と花束が届いた。その数日後、ルーカス本人が村に訪れ、リリーナと母の死亡届が出ていることを告げる。
母は平民として生きることを決め、リリーナはルーカスと結婚する為に母の実家の公爵家の養子になることに決める。
そんなリリーナにメリッサがある告白をする。自分は転生者で、ここは前の自分の世界で流行った乙女ゲームの世界であると。リリーナは病気で死ぬはずだった攻略対象である第一王子の元婚約者であるらしい。
第一章は公爵令嬢になるまで、第二章は学園編の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 12:00:00
51122文字
会話率:54%
「マオくんの絵が…誰かの助けになったらいいな」
小学6年生の少年、海野マオは父親に虐待されながらも1歳年上の少女、アカネのもとで絵画を教わり幸せな日々を過ごしていた。…ところが、日々虐げられた末に衰弱してしまい、ついにその命を落としてしまう
。
大切な人のために、元の世界で生き返ることを懇願するも謎の女神によって異世界に送り出されてしまう。しかもその先でさらなる困難が降りかかる…!
「描き慣れたものほど成功しやすい」という、描いた絵を結晶として具現化できる能力とともに、少年と竜は異世界の理不尽に立ち向かっていく。
どっちかっつーと理不尽な世界が好みなので、チート展開はないよ~(無慈悲)
(この作品はpixivにも掲載しています。イラストや漫画もある我がページ♪→ https://www.pixiv.net/users/40854248 )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 16:40:08
20694文字
会話率:52%
霊獣ゴリラの恩恵を受けたイヴァリース国の姫、ゴル・リラ・イヴァリースはその破壊的な怪力が原因で、人々からゴリラ姫というあだ名を付けられていた。結婚適齢期になっても、結婚の相手が見つからないリラの元に、ある日隣国ゲルタニアから結婚の申し込みを
受ける。
相手は第一王子のリチャード・フォン・ゲルタニア。心優しく寛大な彼はとても美しく儚い印象で、リラは一目で惹かれてしまう。
しかし彼は生まれた時から虚弱体質という、ある意味呪われた運命を背負っていた薄幸の王子様だった。
病弱で、少しの衝撃でも骨折をしてしまう彼との結婚生活が始まるが、新婚の妻に甲斐甲斐しくお世話をしてもらい、迷惑ばかりかけている自分の不甲斐なさに、リチャードはどんどん精神的にも衰弱していってしまう。
そんな彼を憂いたリラは、イヴァリース国に伝わる秘薬の存在を思い出した。彼を救う方法はこれしかない。
お伽話に登場するドラゴンの心臓、それは万病に効く特効薬とされている。
余命数か月と宣告された夫を救う為に、怪力無双のゴリラ姫はドラゴンの心臓を手に入れようとするが……。
※こちらは同名小説が、短編として投稿されています。内容の大筋は変わりませんが大幅に加筆してます。
※この作品は、書籍化やコミカライズの打診をまだ受けていません。ご縁があれば、お待ちしています!
*不定期更新です。申し訳ありません*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 19:48:47
16107文字
会話率:26%
世界観 よくあるテンプレ剣と魔法のファンタジー
マナ=生命力 使い切ると気絶、最悪の場合死に至る
マナ欠乏症 100万人に1人が発症する病。体内でマナが生成できなくなる。現在治療法は存在しない。多くの人が伝染と信じているが迷信(検証する前に
捨てられるか殺処分されるため) 森で倒れている少女を見つけた冒険者リード。衰弱している少女を見たリードはかつてマナ欠乏症で亡くした妹を思い出し保護することにする。
目を覚ました少女はアリスと名乗った。案の定マナ欠乏症で家を追放されたとのことで、リードは少女を救うため未だ発見されていない治療法を探す旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 13:13:59
4658文字
会話率:54%
異国語を操る不思議な能力を持って生まれた主人公は、村八分に会い、国の特殊部隊に売られてしまう。異国で衰弱し、すぐに帰国した主人公だったが、帰る場所もなく、隔離島へと送られる。そこで村医者や宮司たちに世話をされ、次第に元気になっていく。しかし
、奇妙な夢を見るようになった主人公を待ち受けていたのは、悲劇の結末だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 15:17:04
5966文字
会話率:37%
ネトゲでレベリングをすることが死ぬほど大好きで唯一の希望だったニート・三途川行男(みとがわゆきお)は、経験値アップキャンペーン中に一週間不眠不休でレベリングをし続けた結果、衰弱死した。
その後、悪運が強かったから……なんて大したことない理由
で異世界に転生し、やり直しのチャンスを手に入れる。
転生した先はレベルやステータスといった「その手のゲーム的概念がちゃっかり存在してる系」の異世界。
レベリング廃人の俺には最高じゃないかと舞い上がったのも束の間。
彼のレベルは、最大値の300でカンストしていた。
強くてニューゲーム。しかしそれは、裏を返せばもう二度とレベルが上がらないという意味でもあって。
彼にとっては、何よりも絶望的な状況だった。
これは、生きる希望を奪われた男が、異世界の未熟な女の子たちに活路を見出してしまうドタバタ異世界コメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 17:00:00
128692文字
会話率:41%
web小説コンテストに作品を応募し続けては落選を繰り返す自称『未来の売れっ子作家』、四十万吟(しじまぎん)。
今度こそはと新作小説を書くため連日の徹夜を繰り返し、とうとう無理が祟って衰弱死してしまう。
次に彼が目を覚ました場所は彼がよく小説
の題材にしている西洋風ファンタジーの様な世界、所謂『異世界』であった。
たまたま賊に襲われていた少女ナビットを異世界に来た時にいつの間にか習得していた語った事が具現化する能力『ストーリテラー』で救出すると、ナビットの姉である剣士であり冒険家のカタリーナと運命の出会いを果たす。
仲間たちと出会って冒険をする内に吟はこの世界の秘密を知る事となる。
ハッタリかまして世界最強、『神の吟遊詩人』ギンの冒険譚開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 23:12:37
2154文字
会話率:2%