誰もが『普通』と言えるようなステレオタイプの人生を望んでいた青年――烏丸恭一郎(からすまきょういちろう)は、父の源一郎(げんいちろう)が急逝して昇神(しょうしん)してしまった影響で、父の創造した理想の世界へと転移させられてしまう。
父
の建てた防災シェルターのような自宅ごと転移した場所は、荒涼な人里離れた谷の中だった。
おまけに、父の制作していたリバイバルゲームの中から、自宅の地下に無人の軍事基地まで追加されてしまう。
父の設定により、基地の司令官となった恭一郎の最初の仕事は、現状把握と保有する物資の確認だった――。
親が子の幸せを願ったはずの理想世界は、その設定が色々とおかしなことになっていた。
戦闘メカあり、巨大怪獣あり、亜人あり、魔法ありの異世界で、恭一郎は生きる糧を得るために奔走する。
これは、異世界でも『普通』の暮らしを求めた青年が、目の前の問題に四苦八苦する物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 19:18:00
344174文字
会話率:27%
【あらすじ】
――世界は救われました。
――しかし、あなたは世界を救っていないため元の世界に還せません。
ある日、柚木月冴は事故に遭い神々にチートをもらって異世界を救うことになった。
しかし、世界は別の誰かによって救われてしまった。
世界
は救われ、あとに残ったのは平和と荒涼とした砂漠と砂漠をうろつく怪物のみ。
月冴はチートを神々から剥奪され、世界を救ってないため元の世界に帰ることも出来ず、探砂師として日銭を稼ぐ毎日を送る羽目になってしまった。
さらに月冴は役立たずとしてパーティーを追放され、借金がある月冴はソロで砂漠を探索する羽目になる。
そこでリリアという少女を拾う。
それを切っ掛けに変わらなかった月冴の日常は大きく変わることになる。
これは砂漠で紡がれる救われた後の世界の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 09:04:22
179356文字
会話率:40%
19世紀末のアメリカ・ニューメキシコ州の、荒涼としたカランポー地方で家畜を食い荒らし回る2人組の人狼、「ロボ」と「ブランカ」。2人は女同士のつがいであった。
ロボたちの被害からカランポーの牧場を救うため呼ばれた博物学者の女性「アーネス
ト」は、あらゆる罠を回避する狡猾なロボを狩るため、うかつな行動を見せるブランカに狙いを定める。
果たしてブランカは捕らえられ、ひとり残されたロボは――。
シートン動物記「狼王ロボ」をモチーフとした百合作品をお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 21:01:30
3836文字
会話率:14%
死ねなくなってしまった呪われた世代に巫女が歌を贈る……そんな内容の、幻想感と無常感と荒涼感ある詩です。
最終更新:2018-01-02 20:10:50
207文字
会話率:0%
中央断層。
それはこの世界を南北に分かつ巨大な裂け目のことである。中央断層は、底が見えないほど真っ暗で深く、向こう岸が見えないほど巨大で、両岸を行き来できる人間は"渡りの使者"のみだ。
南北に別れた土地にはそれぞれ
幾つかの国がある。
断層以南に住む人々は、神術という特別な力を持つことができる。神術とは大地の神々の力をわが物とする術のことで、人を殺すことも助けることもできる。南部は暖かく緑豊かな山々に恵まれ、そこに住む人々は太陽を信じ神として崇める。
断層以北に住む人々は、特別な力はなにも持たない。北部は、北に近づけば近づくほど寒く荒涼とした大地が広がっている。そこに住む人々は身体が丈夫で、バネのような筋肉に包まれた足腰で険しい山々や氷に閉ざされた大地を駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 06:53:00
30382文字
会話率:38%
荒涼とした砂漠。
一粒の砂はあれど、一縷の望みはない。
まだこれは世界が球状出ない時代の伝説。
2人の悪魔の悪戯から始まった唯一の人類帝国存亡の危機のお話。
夢と幻もいずれは覚めると、思うのならば善にも悪にも浸かり、三者三様の答えを見て
、己が道を答えるべき。
凶悪な悪魔の蜘蛛が陽光を遮り、宇宙の権能が人類を脅かす。
ルァダニア世界の砂漠伝説、いざ不埒に艶やかに開演。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 23:12:30
5151文字
会話率:2%
これは、普通の人過ぎて最早日本人の代表と言っていい私とその公認ストーカーがおまけで登場する、2LDKの居城で普通のことを語るだけの、ごく普通な日々である。
最終更新:2019-05-06 18:28:50
2217文字
会話率:34%
めに、地上世界で神族と交流のある、森の主の下へと降りた。そこで、少女ナディアと出逢った。豊かで美しい森には、古き大樹があり、その大樹は、森の主と呼ばれていた。少女は、森の主が大好きだった。何時も、森の主に登っては、彼方を見つめていた。少女ナ
ディアに出逢った、ラーストゥクルは、純真無垢で穢れの無い魂を抱く少女に、心を惹かれてしまった。
『神族と人間は、共にあることも、交わる事も無い』
天上神界の謂れを、跳ね除けて、ラーストゥクルは地上へと降り、ナディアと共に暮し始めた。
天上の女神サフィローアは、共に過ごしてきたラーストゥクルの事を、密かに想っていた。しかし、その想いを告げる事が出来ないでいた。
地上で、人間のナディアと暮していた、ラーストゥクルだったが、人間であるナディアは、やがて歳をとり死んでしまう。永遠に近い時間を存在出来る、神族には在りえないことだった。今際の際に、ラーストゥクルはナディアと、約束を交した。
「必ず、見つけるから」
ラーストゥクルは、ナディアの死後、魂を求める。しかし、ラーストゥクルには、魂を見る力も、探し出す術も無かった。宛ても無く彷徨うなかで、ラーストゥクルは邪神の手を取ってしまった。邪悪の力は、魂を見、手に出来るものだった。しかし、それでも魂を見つけ出す事は出来なかった。その間にも、地上人間世界の時は流れ、天まで届く高度文明を築きあげていた。
少女セルシアは、夢を見る。前世の夢、ナディアであった頃の記憶。セルシアは、再会の夢を見た。荒涼とした、焼き尽くされた景色の中で、ラーストゥクルと再会する夢だった。来世の夢。予知夢であった。その夢の景色と、現実世界情勢が重なり、不安で堪らなかった。何度も繰り返される前世の夢と、来世の夢。その不安は、現実のモノとなり、世界は焼き尽くされて終焉を迎えた。
焼き尽くされた世界は、少しずつ再生する。セルシアの転生体は、生まれ変ってゆく世界に生まれた。転生体であるオセルは、呪いの病。この時代の者は、呪いの病を背負っていた。その様な世界で、ラーストゥクルとの再会を果たす事が出来た。オセルは病に倒れてしまう。束の間の再会、オセルは死に逝く。ラーストゥクルは、昇華してゆく魂を見た。ナディアであり、セルシアであり、オセルであった魂は、輪廻を終えたのだった。
ラーストゥクルは良いと想えた。再び巡り逢えたのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 14:00:00
67607文字
会話率:50%
のぼせた老人の独り言。
最終更新:2019-04-22 11:00:00
201文字
会話率:0%
かつて人類の文明を壊滅させた〈最終戦争〉から百年。
人々は、旧時代のロストテクノロジーを巡って、再び戦争の火花を散らしていた。
彼らが操るのは、搭乗型二足歩行兵器〈アーマードウォーカー〉。
あるきっかけで戦闘に巻き込まれた作業員の青
年カイルは、やがて戦争の世界に身を投じるようになる。
彼自身の存在が、予期せぬ展開を引き起こすことなど知らずに――。
そして立ちはだかる、百年前、〈最終戦争〉の非情な真実。
荒涼とした砂漠の大地で、それでも闘い続ける者たちがいた――。
「カクヨム」様でも連載中です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887015005折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-04 18:00:30
27891文字
会話率:21%
荒涼。
そんな言葉だけがこの世界を形容できる、そう言い切れるだけの景色が俺の目の前には広がっている。
骨を剥き出しにした継ぎ目の無い石の指。
死の吐息を漏らす大地の唇。
芽吹こうとする命さえも腐らせる黒い涙。
かつてあった文明は
影だけを落とし、実体の無い夢想をそこに残している。その影でさえ、多くの毒を滲ませてはいるが。
そんな中でも、人というものは逞しいものだ。分厚い防護服を身に纏い、数に限りあるガスフィルターを装着し、なけなしの食料を片手に荒野を行く。進む先には終わりしかないとしても。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 10:24:27
4205文字
会話率:26%
あらすじ
気候が寒冷で、荒涼とした大地のオンコの森で、祖父母に育てられたタータは両親がいなくても、家の仕事を良く手伝う活発で元気な十二才の少年である。
タータには出生の秘密のほかに動物や植物と会話できる能力があった。
本人は知らず、
祖父母だけが胸の奥に隠して、タータの父や母は赤ん坊のときに死んだとタータにいいきかせていた。
動物や植物と会話できる能力に祖父母が心配し、人前でその力を使うことをタータに固く禁じていた。
タータは父や母がいなくても、祖父母の言うことを良く聞いて、素直にすくすくと育ち、森の動物たちとも仲が良く会話が出来る思いやりのある少年に育った。
しかし、平和の日々は長くは続かず、森の奥で傷ついた大男の武者を森の仲間である小鳥や鹿の知らせで助けたことから、タータの命を狙う影の者達が現れた。
この大男の武者こそ、赤ん坊だったタータを祖父母に預けたのであった。
命を狙った影の者の一人が逆に熊に襲われ、命を落とすところを救ったタータに「南の国、大都に行き王妃に会え」といって立ち去った。
命を狙われることや、大都に行って「王妃に会え」と、言う影の者の言葉の意味がわからずに悩むタータではあったが、森の長老のフクロウが「その男の言うように王妃に会ったらどうか。わしの可愛いタータの身に何かあったら、森の仲間だけではなく、多くの仲間が駆けつけるから心配するでない。」と、言って大都に行くことをすすめる。
その言葉に感謝し勇気付けられ、タータは大男の武者と二人で、南のハーバー国の都で王や王妃のいる大都に向かって旅たった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 16:48:30
2662文字
会話率:18%
世紀の悪法ファンタジー規制法が施行され、荒涼とした世界に創作を禁じられた文芸部員たちの前に、「エロ禁止」の更なる障壁が立ちふさがった。
手足をもがれた彼らは何を思い。何をなすべきなのか。彼らに未来はあるのか。
新部長となった主人公国重は、
さらに絶望に満ちゆく世界に立ち向かい、再び叫ぶ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 09:00:00
31846文字
会話率:30%
Webサイト「お姫様倶楽部Petit」で発表済みの作品を転載。
荒涼とした砂漠の果てに赴く兄。
昂然と彼に矢を放つ弟。
歴史に名を刻む「悪漢」の若き日を描く掌編。
最終更新:2017-10-14 18:00:00
3584文字
会話率:17%
あるところに螺旋でできた世界がありました。
この世界では、荒涼とした大地に銀色の螺旋階段がそびえ立っていました。
そこではゼンマイ仕掛けの人々が、今日も螺旋の頂上を目指してのぼり続けています。
そんな世界に暮らす、ルルという女の子の素敵な
お話。さあ、始まり始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 18:10:32
4029文字
会話率:30%
目を覚ますとそこは異世界でしたー
記憶を無くし、異世界に一人きりとなった"僕"
誘われるように今日も荒涼とした大地を歩いていく。
最終更新:2017-08-27 23:15:16
1012文字
会話率:10%
見上げる空は澄み渡り、無垢な青さは果てしなく遠い。
見下ろす地上は荒涼とし、ちゃちなゴミ溜め場のように思えた。
果たしてここはどこなのだろう。
天と地の間で、僕らはただ来る日も来る日も積み上げ続ける。
尽きることのない希望の楽園、まだ見ぬ
エデンを空に求めて。
そうしてまた一つ、僕はレンガを積んだ。
景色を一線に貫き、太陽にあぶり出された影が、地表を縦に割る。
この巨大な石の塊は今も成長を続けている。地上に憮然とそびえ立つ、神に仇なす罪の巨塔。
その名は、バベル折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 18:00:00
12612文字
会話率:54%
当たりの異世界転生を引き当てるまで延々リセマラする話。
いろいろな異世界転生の序盤を体験しながら好みの異世界を探し続ける男の物語。
担当者である駄目天使、略して駄天使の不良債権と化した男はいつになったら満足するのか?
2301回めの転生先
は大貴族の令嬢たる幼女に拾われる豚に転生。
生まれ落ちる環境に転生値を極振りした結果だよ。
表情なき虚ろな幼女、その環境、境遇は荒涼たる砂漠の様なものだった。
やがて幼女は厄介払いされるように屋敷を追い出されるのだが……そこに実の母親が雇った暗殺者が幼女の命を狙う。
幼女の危機、そこに居合わせた俺はやはり豚だったがただの豚じゃねーんだよ。
なんとか暗殺者を撃退する。俺子豚。
しかし、暗殺部隊の隊長は俺と同じく転生者だった。
絶体絶命、しかしその時幼女の様子が―――
実は幼女は魔王だった?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 19:04:03
7709文字
会話率:38%
現世の侵略を謀る妖怪たちの故郷・冥界は荒涼たる無法地帯であった。
囚われの身となって奴隷に身を落としたのは、行き倒れの孤児・フィオン。
彼は「リジアの楽園」と呼ばれる悪名高き巨大収容施設で過酷な日々を過ごすこととなった。
最終更新:2017-03-31 12:29:33
141086文字
会話率:53%
男は歩いていた。荒涼とした大地を。たった一人で。
黒い装束を身に纏った男の目指す先にあるものとは。そしてその先に待ち受けているものとは何か。
私小説系ミステリー怪談短編。
最終更新:2017-03-11 22:42:31
1925文字
会話率:11%
アーチ・ハンターであるティムは、アメリカ ユタ州のナチュラル・アーチ(天然橋)を訪ねた際、インディアンの少年に出会う。彼を追うと、そこには誰も知らない世界が・・・。荒涼としたユタの大自然を舞台に繰り広げられる冒険物語。
最終更新:2016-12-25 13:00:00
112160文字
会話率:35%