太平洋のど真ん中に突如として出現したその島は、いつしかダンジョンと呼ばれるようになった。
その攻略風景を配信することによって生計を立てていた日本人、佐藤太郎。
彼はタローと名乗り、自らの運動神経だけであらゆる場面を乗り切ってきた。
そんな
彼がいつも通りに配信を終えたある日、島の広場がお祭り騒ぎになっていた。
大手ダンジョン配信サイト「ジョンコム」の経営者、カイルがあるイベントを企画しているというのだ。
なんと、配信ランキング上位者を対象とした大会が開催されるという。
10億ドル――すなわち1500億円――の金額に沸き立つ配信者たちは次々に参加を表明。
ギリギリで参加資格を得たタローも、興味本位で参加を決断する。
しかし、カイルが企画したイベントの実態は……まだ誰も足を踏み入れたことのない地下ダンジョンを舞台とした、血で血を洗うような恐ろしいデスゲームだったのである――
ハーメルン・カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:37:28
30080文字
会話率:72%
もう少し私と向き合って欲しかった。
そう思い決断するリゼットとリアムのすれ違い。
最終更新:2025-02-15 18:00:00
6232文字
会話率:36%
マーガレットは父が決めた婚姻に不満があった。
そこで彼女は自身が悪者となり都市から追放されることを画策する。
自分の脱出だけならば何とでもなると踏んだマーガレットだったがそれでは輿入れに伴い新しい都市に付き添った者たちが置き去りとなってしま
う。
さらに悪いことに都市運営に見識のあった彼女の視点から見て輿入れ先はすでに手遅れの状態であり早期の割り切りと住民の避難が必要と決断する。
だがそれを行うためには人手も現地でのコネも時間も不足していた。
自身から相手に願う形での正式な契約破棄手続きでは事務処理に時間がかかりすぎて手遅れになる。
そんな彼女が思い出したのはかつてお世話になった人から聞いた話。
『聖女、レンタルします』
どんな困難な状況でも打破してくれる演技派の偽聖女を派遣してくれるところがあるという。
たとえそれが自分を悪役に仕立て上げるための生贄役としての聖女であっても。
無関係な人を巻き込むことに苦悩したマーガレット。
だが彼女には事後の隠蔽まで込みで速やかに自分を追放対象としての悪役にしてたあげてくれるパートナーがどうしても必要だった。
藁にすがる思いで連絡を取ったマーガレットの元にわずか数日で一人の少女が現れる。
「初めまして、マーガレット様」
それはピンク色のふんわりとした髪に空を思わせる青い瞳を備えた美少女。
「リリーナと申します。貴方を貶め追放するために来ました」
これは二人の努力が実を結び追放される一幕から、追放された彼女が無職になり無事再就職するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 08:10:00
10551文字
会話率:55%
漫画家を志して上京するも、挫折して死を決断するも、その行為に
怯え、壁をみた男。
謎の変死をしたアパートの一室で、悩む警官達。
しかし、一緒に入ってきた管理人は、壁に貼られたモノを見て・・・
最終更新:2025-01-26 10:05:14
716文字
会話率:0%
「格闘技好きの女性研究員」が、偶然命を落とした後、超高度文明に導かれて次の人生の選択を迫られるという、壮大なスケールの転生物語。
主人公は幼少期から親に勉強を強いられ、運動に触れる機会が少なかったが、社会人になってから格闘技に目覚める。そ
の情熱により、自らの身体を鍛え上げ、アマチュア大会での優勝経験も持つまでになる。しかし、ある日、帰路で女性を助けようとして命を落とすという悲劇が起こる。
命を落とした後、主人公は「ブルエール」と名乗る高度な知的存在と出会い、宇宙規模の視点から魂の成り立ちや輪廻の仕組み、そして人類を含む知的生命体の進化についての説明を受ける。この文明は、魂の転生を導く役割を担い、主人公に次の人生の選択肢を提示す。彼女は様々な可能性を聞きながら、自分の新たな人生をどのように始めるかを決断する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 06:26:18
14391文字
会話率:62%
尾張の小国に生まれ落ちた、ひとりの男──織田信長。
愚か者、狂人、鬼……
幼き頃から、誰もが彼を恐れ、蔑んだ。
だが、そんな言葉でこの男の本質を語ることはできない。
彼が見据えたのは、凡庸な者たちの思い描く未来をはるかに超えた、**血と闇
に彩られた「新たな世界」だった。
父の死、弟との抗争、そして裏切りと謀略が渦巻く戦国乱世。
「力なき者は、必ず滅びる」
戦の常識を冷徹に理解し、信長は決断する。
「ならば、この国そのものを変えてしまえばよい」
だが、信長の目指す道は、単なる天下統一ではない。
その野望は、誰も知らぬ闇の深淵に触れ、世界の理そのものを揺るがすほどの狂気と覚悟に裏打ちされたものだった。
人はなぜ、覇道を歩むのか?
そして、彼の歩む道の果てに待つのは、希望か破滅か――。
信長が「人」から「悪鬼」へと変貌する瞬間を、壮絶な筆致で描く本作。
その心の闇に触れたとき、あなたは、史実で語られる「織田信長」とは全く異なる、ひとりの人間の真実**を目撃することになるだろう。
歴史の影に隠された、誰も知らぬ物語が、今、幕を開ける。
光なき乱世を切り裂き、「覇王」と呼ばれた男の真実を知る覚悟はあるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 18:26:18
31965文字
会話率:34%
働かなくても最低限の生活が保障される、クレジットカードを通貨としたユートピアのような社会。この世界では労働の価値が均一化され、貧富の差が消えたかのように見えた。しかし、完全な平等の裏に隠された不自由さが、少しずつ住民たちを蝕んでいく。
主
人公の彼は、制度の恩恵を享受しながらも、どこか空虚さを抱えて生きていた。ショートピースをくゆらせ、甘いアイスコーヒーを楽しむ日々。しかし、過去に好意を寄せていた渡部彩奈との再会が彼の運命を変える。政府によって決められた結婚相手との生活を拒む彩奈。彼女は涙ながらに助けを求め、彼は決断する――この閉ざされた社会からの脱出を。
「自由を奪われた人生に、価値はあるのか?」
戦闘機を駆り、命懸けの逃避行が始まる。追い詰められる中で、彼が見つけた本当の「幸福」とは何なのか。そして、彩奈との絆が導く結末は。
緻密な世界観とスリリングな展開で描かれる、本当の自由と人間の生き方を問う近未来社会ドラマ。制度が全てを支配する社会で、主人公は真実の自由を手に入れることができるのか?読めばきっと、この世界を自分に重ねずにはいられない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 23:54:02
4674文字
会話率:19%
これは、すべてを失い破壊者と化した男の再生の物語。
ベルクは人々を救おうと努力していた。だが、嫉妬と搾取が渦巻く世界に、彼の善意は踏みにじられ、次第に狂気に飲み込まれていった。そしてついに、すべてを暴力でねじ伏せる破壊者へと変貌してし
まう。彼の選択は、恋仲だった女悪魔を「神」に導いたが、その代償はあまりにも大きかった。彼を救いたい一心で、女悪魔は神の資格を捨て、過去に戻ることを決断する。
ベルクは剣と魔法の世界で『最高傑作』と称される才能を持ちながらも、公爵家の争いの中で疎まれ、孤立していた。悪魔の囁きにより「善」を疑い、圧倒的な力を追い求めた彼は、国家を揺るがし、悪魔の戦争にまで手を伸ばす。
だが、すべては大切な者たちを守るための力だった。
世界を滅ぼしかけた破壊者は、仲間たちとの絆や葛藤を通して再び「善人」となるために新たな戦いに身を投じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 23:45:00
191966文字
会話率:45%
この世界と異世界が衝突の危機に瀕し、世界が滅びるかに思われた決戦の日から7年。
人類は「大変革」と呼ばれる史上類を見ないほどの大事件にも少しずつ適応していき、平定者の庇護の下、【異能】【怪物】【ダンジョン】【魔法少女】などが跋扈する混沌とし
た日常を当たり前のように過ごし始めていた。
そんなある日、平定者を目指して日夜バイトに勤しむ男子高校生、氷室凪はダンジョンの発生に巻き込まれ【冒険者】になってしまった。
【菓子姫】という見たことも聞いたこともないクラスを獲得した凪は、その副作用によるものか身体が女の子に変化してしまうが、そんな逆境など意にも介さず、むしろこれ幸いとダンジョンを踏破することを決断する。
そして知ることとなる。
【菓子姫】の持つ反則的な力の一端を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 21:00:00
470989文字
会話率:43%
第一子誕生と引き替えに妻を喪ったヨエル・バーリグレーンは、あらゆる物事への関心を失い無気力な日々を過ごしていた。そんなある日、慣れない育児や喪失感に追い詰められた彼は息子を養子へ出すことを決断する。
最終更新:2024-12-28 03:25:56
1600文字
会話率:17%
<シンギュラリティの発生後、妖精や妖怪の実在がバレてしまった世界!?>
21世紀前半にシンギュラリティを迎えてから一世紀余りが過ぎ、人類文明に本格的な宇宙時代が到来して、太陽系中に人々が移り住んでいた。
しかし同時に、昔は妖怪や精霊や妖
精などと呼ばれていた存在が科学の発展と共に消えゆくどころか、現在では「スプライト」と総称されて公的にその実在が証明されていた。
しかも彼らは宇宙植民地などにまでその棲息域を広げながら、人類と共存していた。
木星の植民地で暮らしている主人公の少年は、ある時にひょんな事から隕石に憑いた不思議なスプライトと出会う。
そのスプライトには奇妙な謎があった。主人公はそのスプライトの要望で彼の仲間を探していくうちに、やがてこの太陽系中に広がった人類の宇宙文明についての秘密と陰謀を知りはじめる。
スプライトと人類が迎える運命とは何か? そして少年はその運命に逆らい、何を決断するのか?
※第12回ハヤカワSFコンテスト・一次選考通過作品(一部加筆改修)
※カクヨムにも同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:43:09
101687文字
会話率:52%
雪深き地に生まれたシシリー・ネイピア子爵令嬢は、冬は本を読むしか楽しみがなかった。そして知った。自分は女としての最高の幸せである王妃にはなれないのだと。ではどうすべきか? 知識と技術とお金があれば幸せだろうと。そのためには自分に付加価値があ
ればいいのだと考えた。家にある本を全て読み覚えると、王都に出ることを決断する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 07:43:13
7324文字
会話率:42%
ここは環状に大陸がなす世界エイセル。
大陸には20もの街があり、そして12基の塔がそびえる。
この世界は創世主がおり、その世界を守る四大天使、そして政治面、軍事面から世界を統べるディープ家が鎮座する。
この世界で主人公生駒馨斗(イコマケイ
ト)は何を見、何を知り、そして何を決断するのか折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-17 10:47:43
540文字
会話率:0%
前野聡は、どんな決断も「マッチ占い」で運任せにしてきた。
仕事でも私生活でも、選ばなかった未来を振り払うように、祖父から譲り受けたマッチを擦り続けている。
ある日、彼に大きなプロジェクトのリーダー役が舞い込み、同時に5年付き合った彼女との結
婚を決断するよう迫られる。
しかし、最後の一本のマッチも無くなりかけ、心の迷いを抱えたまま立ち尽くす前野。
そんな彼を見かねて、後輩の斉木瑛子が「自分で選ぶ強さ」を説き、未来をマッチで決めることをやめるよう助言する。
瑛子の言葉と想いを受け、前野は運命ではなく、自らの意思で人生を選ぶ勇気を見出せるのか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 07:14:43
5381文字
会話率:70%
父である侯爵が詐欺師に騙され、財産を失ってしまった公爵令嬢のエレオノールは家を支えるため、令嬢としての自分の死を偽って平民の娘ノノとして生きることを決意する。
父の親友である商人の世話になり、商売を学び始めて二年――やっと軌道に乗ってきたと
思ったのに、市場を歩いている最中に(元)婚約者である、若き辺境伯レオンに見つかってしまう。
そして彼はエレオノールの面影を探すかのように、ノノに向かって自分に侍女として仕えるようにと求めてきたのだった。
天下の辺境伯の要求を断れば義父や義兄に迷惑がかかる。
自分がエレオノールだとバレてしまえば、死を偽った罪で実父にも義父にも迷惑がかかる。
拒否するも仕えるも、どっちへ行ってもピンチでしかない選択を迫られたノノは決断する。
これはもう、求められるままレオンに仕えて、秘密を隠し通すしかない――!
かくして元貴族令嬢のノノは、あくまで平民として元婚約者へと仕えることになるのだった。
そこでまさか、大きな事件に巻き込まれることになるとも知らずに……
(Nolaノベルでも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-12 22:10:00
67881文字
会話率:32%
主人公の少年は紙飛行機を飛ばす。
かつて結婚しようと言ってくれた幼馴染の少女の言葉を思い出しながら。
少年は過去に囚われ、一歩も進むことが出来なくなっていた自分と決別し、一歩進むことを決断する。
己の後悔や情けなさ全部、紙飛行機に乗せて―
―――
こちらは第6回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞参加作品、キーワードは『紙飛行機』です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 09:26:34
1000文字
会話率:43%
大陸一と称される公爵令嬢リリアは、幼馴染で婚約者の王太子イデアと結ばれるが、不穏な動きを見せる帝国との戦争が迫る中、イデアはリリアを辺境へと避難させることを決断する。
しかし帝国はすでに先手を打っており、リリアは帝国の手に落ちそうになる
が、彼女は自ら断崖絶壁から身を投げその策略を打ち砕いた。
魔境へと転落したリリアは、奇跡的に生きており、何とか国へ戻りイデアとの再会を夢見るが、立ちふさがる魔境は近寄ることすら難しい人外魔境。
魔境の中心奥深く、リリアが出会った存在は敵か味方か。頑張るリリアの冒険ファンタジーです。
ノベルアップ+さまにも同時連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 15:57:20
81580文字
会話率:48%
ユーグィは世界全土を巻き込んだ大戦を終わらせ、幸福で平和な国を築き上げ王として君臨していた。だが、ユーグィは自身が欲していたのは平和ではなく戦争だということに気づき、王として間違った選択をする前に永き時の眠りにつくことを決断する。
そうし
て2万年の時を超えて目を覚ますと、そこには未知の世界が広がっていた。人々は自身で戦うことをやめ、別の世界からモンスターを召喚しそれを戦わせる、通称『召喚戦争』が世を支配する時代だった。
かくして目覚めたユーグィは、とある目的のため魔術養成学校へ入学するも―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:00:00
4906文字
会話率:50%
かつて最も人々を熱狂させたゲーム、格ゲー。それは1フレームの競り合い、1ドットの削り合い。画面越しにプレイヤーが命を削って闘志を燃やす、魂のぶつかり合い。
時は流れ、新たに参入してきたフルダイブVRはゲーム業界に革命を起こしかつての熱狂をも
う一度、今度はその肌で感じさせる……はずだった。
待ち望んだVRでの格ゲーはまさかの過疎。Z軸回避、ガン逃げ戦法、劣悪な視認性。格ゲーはVRというシステムに迎合する事が出来なかった。
長すぎるマッチング待機時間の果てに少年は別ゲーへの移住を決断する。
ふと目にした広告をキッカケに少年は新作VRMMOに殴り込みをかける事に。
今まで存在も知らなかったそのゲームジャンルはかつてVRに抱いたロマンを謳っていて!?
「ゲームは楽しんだもん勝ちだろ?」全力でゲームをエンジョイする少年はやがてMMOに染められ、常識に囚われないプレイは周囲をざわつかせ始める。
これはMMO初プレイの格ゲーマーがVRMMOを全力で謳歌する話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 18:31:21
252718文字
会話率:33%
エルデ=ニルール=リッチェルは、リッチェル侯爵家の中で強い疎外感を常に抱いていた。 その理由は自分の容姿が一族の者達とかけ離れている『色』をしている事から。 確かに侯爵夫人が産んだと、そう皆は云うが、見た目が『それは違う』と、云っていた。
家族の者達は腫れ物に触るようにしか関わっては来ず、女児を望んだはずの侯爵は、娘との関りを絶つ始末。 侯爵家に於いて居場所の無かったエルデ。
そんなエルデの前に「妖精」が顕現する。
妖精の悪戯により、他家の令嬢と入れ替えられたとの言葉。 自身が感じていた強い違和感の元が白日の下に晒される。
混乱する侯爵家の面々。 沈黙を守るエルデ。 しかし、エルデが黙っていたのは、彼女の脳裏に浮かぶ 「記憶の泡沫」が、蘇って来たからだった。 この世界の真実を物語る、「記憶の泡沫」。
そして、彼女は決断する。
『柵』と『義務』と『黙示』に、縛り付けられた、一人の女の子が何を厭い、想い、感じ、そして、何を為したか。
この決断が、世界の『意思』が望んだ世界に何をもたらすのか。
エルデの望んだ、『たった一つの事』が、叶うのか?
世界の『意思』と妖精達は、エルデの決断に至る理由を知らない。 だからこそ、予定調和が変質してゆく。 世界の『意思』が、予測すら付かぬ未来へと、世界は押し流されて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 07:00:00
761089文字
会話率:32%
”私は私の道を行く。 構って貰えなくても結構です!”
辺境伯家の次女である、マロン=モルガンルース嬢は、穏やかな、心根の優しい少女だった。 小さな幸せで十分満足していた彼女は、多少の”愛情不足”も、笑って流せる少女であった。 あの日、
あの場所で、『惨劇』を経験するまでは。
彼女が『貴族たる矜持』を持った『辺境伯家の娘』となる、『惨劇』であった。
惨劇により、彼女は彼女の歩む道を決断する。 『表情』を失ってしまった彼女に降りかかる、幾多の艱難辛苦。 厳しい現実を乗り越え、『貴族の誇り』と『己が矜持』を全うしようとする彼女は、真っ直ぐに突き進む。
何処までも…… 何処までも……。
その修羅の道の果てには、何があるのか。
彼女が幸せを感じる出来事が有るのか。
ハッピーエンドマニアが贈る、戦うお姫様の物語。
お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 23:00:00
236182文字
会話率:35%
思い出したのは、世界の記憶。 これから先、十年余りの詳細な私を取り巻く出来事の記憶。
このままでは、悲惨な最後を迎える事は必定。
私を愛してくれた家族に報いる為、記憶の中に有る、私の執着を捨てる。 だから…… 私を愛してくれた人たちに、酷い
未来を置かないで……
浮かび上がったのは、単なる記憶。 転生でも無く、転移でも無く、私は私。 記憶にある、悲惨な未来を回避する為に、自信の心に蓋をして、やがて迎える、” 断罪の時 ” その時、貴方はどうするの。
貴方への想いに蓋をした、少女が蓋をした想いに気が付いた時、どう決断するのか。
結末は、何時もハッピーエンドな、中の人が送る、ちょっぴり大人な、真面目な人達のお話。
婚約を破棄ではなく、円満解消してみたら?
婚約破棄、悪役令嬢への、中の人の別解です。 お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-27 08:00:00
18179文字
会話率:38%
薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。
そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界で
あった。
舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。
舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。
以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・
「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。
主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。
前作品にも登場した友人や魔人達、そして舞の慕う魔人の王ブラックも出てきます。
意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。
以前の登場人物についてもプロローグの後書きに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 15:30:45
356106文字
会話率:14%