これは、運命に翻弄される主人公が、自分なりの正義を探す物語。
代わりに誰かを救う事が出来るなら、あなたは戦うことを選びますか?
*
主人公・能源(のうげん)章(あきら)は、最寄りの古びた図書館で、“喋る魔導書”リリスと出逢う。そ
して、その直後、魔獣に襲われ、彼女と魔法の契約をする嵌めに。
魔導書でもあり、天使でもある存在、“守護天使”との魔法契約……それは、大昔に恐竜から進化した生命体、“竜人族(ノガルドティアン)”との戦争、“幻想戦争”に巻き込まれることを意味していた。
章は、持ち前の知能、リリスの持っている魔法の知識を使い、危なげながらも、彼らとの戦闘を切り抜けていく。
*
――竜人族(ノガルドティアン)とは、まだ恐竜が闊歩していた時代、幾つもの偶然が重なり、知的生命体への進化を果たした旧人類である。彼らはかつて地球上に文明を作り広く繁栄した。
神への深い信仰心を持っていた彼らは、スピリチュアルの研究にも熱心だった。その副産物として、彼らは魔術を手に入れた。
しかし彼らが深く信仰していた唯一神は、生物に急激な進化をもたらすことを目的として、隕石を落とし地球を壊滅させた。長過ぎる程の年月は、やがて彼等の文明の跡すらも根絶させた。
ある者たちは憤り反逆し、ある者たちはそれでも信仰を捨てなかった。反逆者は地獄(ゲヘンナ)へと送られ、信仰を捨てなかった者は天界へと送られた。また天界人の中でも、堕天する者は少なくなかった。
そして何千万年という時を経て、ホモ・サピエンスが第二の知的生命体として高度な文明を作り、繁栄した。
地獄へと送られた反逆者達は、ここぞとばかりに天界に宣戦布告した。こうして、竜人(ノガルドティアン)と、天界人がサポートする現人類(ホモ・サピエンス)の、隠匿されし戦争が始まる事になった。
*
※不定期更新と謳っておりますが、隔週の土曜日五時の更新が基本になります。
※記号が黒塗りになっている話だけを読んでも話の流れは掴めます。白塗りになっている部分も読むとより一層お楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 18:00:00
296817文字
会話率:47%
今から約三千年前、緑の大賢者と呼ばれる者がいた。大賢者は大層優秀な人間で、我が国ロデリア王国の建国に大いに貢献したという。大賢者は、当時穢れた土地として忌み嫌われていた土地を浄化したのだ。
「私がこの地の穢れを担おう。君たちはここに国をつ
くるんだ。そして世界を守る楔の一つとして未来永劫、繁栄したまえ。」
以来、我が国ロデリア王国は大いなる大賢者の結界に覆われ、三千年という永い年月を平和に過ごすことができた。かつて存在した緑の大賢者。その大いなる存在への感謝を忘れてはならない。
「…でしたっけ、師匠?」
「そうそう、私まだ死んでないんだけどね。」
そう!緑の大賢者は存命だった!
優秀な弟子と共に生きていたのだ!
そんな現代の大賢者とそれを支える弟子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 15:17:35
8787文字
会話率:44%
空には昇ることを諦めた月と降りることを忘れた太陽
永遠に黄昏のみの世界
薄明の大地
その大地は、まるで美しく切断したかのような綺麗な三角形、その世界の最も最南端に一つの小さな村がありました
リドリー一族。
彼らの村のすぐ近くの絶界
と呼ばれる断崖絶壁の崖があり、その崖の下には墨汁で塗りつぶしたかのような真っ暗闇。そこは全てを滅ぼすことを願う闇の神『ソワール』の住まう地
双子の兄であり光の神ソレールは、弟の暴挙を止めるため三人の巨人を呼び出し大地の侵食を防ぐため三つの楔を打ちたてました。
彼の侵食を防ぐための楔。
リドリー一族は何百年前から封印の楔の力を衰えさせないために、最も法力の強いものを長としていました。
そうして、何年も何代も楔を守り守護の力を衰えさせぬために、法力を注ぎ続けていました。
少年ユナは、代々続く楔の守り人の息子であり強い法力を持っていたために、次期当主の候補となっていましたが、父母や友人達のお陰で穏やかに過ごしていました。
しかし、彼の4歳の誕生日の日。
突然、村を盗賊に襲撃され、父を叔父を次期当主の座を、そして生まれながらに持っていた法力の力を失ってしまいました。
それから、更に数年。
盗賊の襲撃時にユナを守って亡くなった叔父のリーゼを失ったことによる逆恨みが少年に牙をむきました。
彼の元婚約者のルーナ、親友であったマルディン。
彼らによる理不尽な仕打ちにより、ユナは囚人ようの地下牢に閉じ込められていました。
彼らは、幼いユナに勝手に抜け出せば母や、親友の誰かを殺すと脅して外に出ることを許しませんでした。
ユナは自分さえ暴れなければ誰も危害が加えられないことを、理解し、いつか、この地獄が終わる日がくることを祈って、時が流れることを待っていました。
そんなある日、幼馴染みのシンとリノ兄弟に、自身の母が疫病にかかってしまったという事実を知らされ、彼はこの冷たい牢獄を出ることを決意します。
ですが、長らく閉じ込められていたユナには一人で外に出る力がありません。
それでもどうにか出ようとするユナ。
ボロボロになっていく彼を見て、ユナの母の為に薬を見つけに村を出ることを決めていた兄弟は、村の掟を破り、ユナを牢屋から連れだして、万能薬があるとされる風の精霊の住まう森へと向うのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 23:35:07
149110文字
会話率:46%
[Face of the Surface]のサイドストーリー。
グレンと亜花(あわな)の出会いと、村で起こったほんの少しの不思議を書きました。
もしかしたら、これによってアップルヴァリィドに詳しくなれるかも?
最終更新:2021-07-29 22:23:07
49034文字
会話率:42%
クラス転移した僕たちは、「異能を授ける異能」を得た少女に異能の種を授かり花を咲かせる。
僕の異能は【契約】。両者の同意を絶対遵守させる魂の楔。
僕はこの力を使ってクラスメイトたちと共に過酷な異世界を生き残る。
目標は元の世界への帰還、ハッピ
ーエンドだ。
※この小説は「カクヨム」様にマルチ投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 20:00:00
13777文字
会話率:33%
楔(くさび)と言う曲を聴いて思いついた物語です。
曲の歌詞の独自の解釈などが含まれています。
(多分)歌詞は含まれてないと思います。
最終更新:2021-06-20 16:45:44
2555文字
会話率:37%
それ唐突にやってくるメッセージ。
いつも内容はなく、スタンプで終わる。
そんな午前2時の話
最終更新:2021-06-13 01:39:19
398文字
会話率:7%
Sランクパーティー『風の楔』のメンバーだったリゼルは、突然リーダーにクビを宣告されてしまう。
そしてその場で出会ったクビ仲間のアインとパーティーを組むことにしたのだが、なにやら様子がおかしいようで……
※この作品は、「カクヨム」にも掲載し
ています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 12:00:00
16685文字
会話率:47%
平凡に暮らしていた少年レインは村を魔物に襲われる。その時、死んでしまった親友の少女セリカを助けるためにレインは精霊と契約した。
『その人間を助けてやるから、十五歳からのお前の人生を寄越せ』
そして、その九年後、レインはその精霊と共に
旅に出ることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 00:00:00
70251文字
会話率:36%
昭和64年から現代にタイムスリップしてしまった小説家の日下部新一(クサカベ シンイチ)は、未来の変り様に驚愕するが、なぜタイムスリップしたのか、どうすれば過去に戻れるのかも分からず知らない時代の中で一人途方に暮れる。
遊び人のような風貌でマ
ンションオーナーの三木博臣(ミキ ヒロオミ)に拾われ九死に一生を得た日下部だったが、過去に自分が残した作品が何一つ後世に残っていないことに激しく落胆する。
チャラついた見た目で本心を見せない三木、そんな三木に思いを寄せる会社員の槙野沙織(マキノ サオリ)、タイムスリップ直後に日下部と知り合う劇団女優の真柴理子(マシバ リコ)、過去に戻る方法もわからず現代で今度こそ後世に残る作品を残そうと意気込む日下部、一人のタイムスリップによってそれぞれの日常は大きく変わる兆しを見せ始める折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-26 22:57:53
1336文字
会話率:9%
「パパ」
「はい、パパですよー」
乾いた笑みで鶴城は少女に繰り返し答え…………大きく溜息を吐く。
別に特別な何かになれなくていい。
小市民として平凡な高校生活を送れればそれでよかったのに、なんでこんなことになってしまったのかと。
世界中のほとんどが溶けてしまっても、どこかでウィズと呼ばれる現実改変者たちがテロを起こしても、彼が暮らす範囲では平凡な日常があったはずなのに……それが今や彼自身もウィズとなり、ウィズとして規格外の力をを持つ少女が彼をなぜか父と慕っている。
それもこれもあのテロを起こした馬鹿野郎どもがいけないのだ。いくら小市民を志していても目の前にその元凶がいたらぶん殴るに決まっている!
現実濃度の低下によって世界中が溶けてしまい、楔と呼ばれる装置で辛うじて僅かな地域を維持している世界。
そんな世界でも平凡な生活を望む上凪鶴城は望まないままに争いに巻き込まれ、彼の小さな望みの邪魔をするあらゆるものを否定していくことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 13:04:27
66030文字
会話率:52%
主人公
普通に学校に行って教室に着いてホームルームが始まったら
変態女神様が異世界に送るって言われて
スキル持たされて送られて
取り敢えず異世界で俺の平穏を作る事にした。
・・・・
真実
女神が自分の欲望の為にある者達を異世界から呼
び寄せ、ある者には異世界との繋がりの為に楔を打ち込み
自分の邪魔をする魔王達の討伐を命じた。
その世界は数千年前にある一人の人間が仲間に裏切られ殺されて、世界を憎み、人間、神、命ある者達を憎み、人で無くなり怪物に堕ち、自分で眷属、子供とも言える者達を作り世界を荒らした。
そして、世界そのものを破壊しようとした事で世界の防衛機構達が動きだしその者を殺した、
だが、世界には魔物、亜人と言われる者達を世界にばら撒いたまま、時は過ぎ、色んな種族、色んな生物が跋扈する世界になってしまった。
そして魔獣、亜人達を束ねる魔王と呼ばれる突然変異と呼ばれる強力な個体達は遺伝子に組み込まれた、人間達が憎いなどと思っており、魔獣は人間を襲い、亜人達は人間から離れ細々と生きて、時には人間達に攫われ、常々思う、人間は醜い、時が来たら絶対に許さないと。
そんな世界に女神が呼び出した勇者達は召喚された。
この世界はどうなってしまうのか。
ある者はこの世界に来る時思った。
俺は平穏に過ごしたいだけなんだ!!
と。
世界は動き出す、運命に引き摺られその道を辿る
魔王、神、邪神の願う様に、人間達がこんな世界でも勇者に平和をと、請い他力本願な願いの様に、煩わしくなったら捨てるその身勝手さに、そんな穢れてしまった世界、創造神が愛してやまないそんな世界。
なるべく火曜と金曜に更新する予定です。
都合が付かない場合は次の日にズレます。
外伝のURLです。
https://ncode.syosetu.com/n5166fr/
外伝にも貼り付けいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 23:00:00
230405文字
会話率:27%
役割に縛られた世界の中で唯一役割を与えられなかった雨、これから彼が進む道には何があるのか、そして通り過ぎた道に何が残るのか。この物語には正義はあるのか悪はあるのか。
製作中です。更新にはまだまだ時間がかかると思うので長い目で見守ってくだ
さい。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-19 12:00:00
1009文字
会話率:38%
鈴懸 楔(すずかけ せつ)は昔から好奇心だけは持ち合わせた子供だった。度が行き過ぎた好奇心が、逆に人間関係に興味を示さなくなり、代わりと言っては残念すぎるが、そんな彼が没頭したのは物理学だった。
しかし、彼はアメリカで物理学の研究をしている
際、特異点と言われる物理学では説明できない領域に好奇心を全て奪われる。
そこからなんやかんやあって、彼は今ロンドンに降り立った。
ロンドンと言えば時計塔、時計塔と言えば魔術師たち、魔術界の本場である。
唯一使える魔術を手に時計塔に乗り込もうとする彼の前に立ち塞がるのは推薦人。
時計塔で魔術を学ぶには推薦人が必要なのだ。
とある目論見が外れた彼の前に現れたのは、一人の女性だった。
『教え子の頼みできた』
彼も知らない彼の未来を知る少女、ぺスカ。
そして彼女の師であるクジャと出会い、彼は魔術界に進出する。
これは『生きる理由』を求め、結果『死んでもいい理由』しか見つからなかった青年の物語。
(この作品はカクヨムにも楔の先はロンドンにという題名で掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 02:03:01
35691文字
会話率:40%
今から数百年前、魔王と四人の戦士との戦いがあった。この戦いは何とか魔王は倒した。だが、「我は数百年後に復活する」と不気味な言葉を残して消えていった。それからしばらくは平和が続いたが、数百年後に魔王がある人物の体を借りて復活をはたした。魔王
はかつての戦いのときに四人のうちの誰かに楔を打ち込んでいたのである。さらに魔王は全盛期よりもだいぶパワーが上がっていた。さらに俺は魔術師にはめられレベルを落とされた。何とかそこを逃げ出した俺は姉が経営してるギルドにたどり着き新たな相棒と仲間とともに魔王を倒すための旅に出たのであった。
すべてはこの戦いに終止符を打つために・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-15 16:00:00
49097文字
会話率:59%
かつて騎士団にいた俺は、仲間だったアレキサンダーに突然襲われ、ある声に導かれていくと一本の刀が刺さっていた。それを抜くと一人の少女が現れ、自分は炎の精霊《サファイア》と名乗った。俺はその精霊と契約《ユニゾン》してその場をくぐり抜けた。そし
てサファイアから王様の正体と他の精霊を味方にしないと太刀打ち出来ないことを知らされた。そこで精霊探しの旅にでたが、次に仲間になった闇の精霊《ヴァイオレット》
とサファイアがいつも喧嘩するわ、俺達の手配書が出回ってたりしてこの先、どうなるんだ。
後に、ユニゾンは精霊と婚約したことと道理と知らされるんだが、これってハーレムなの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-02 15:00:00
52356文字
会話率:65%
神に代わってその力を行使する存在、『聖女』。そんな聖女に選ばれたシリカは、しかしいつまでたってもかすり傷程度しか治せず、歴代最弱の聖女とまで呼ばれていた。そして、十七歳の時に、聖女に相応しくないということで、聖女の力を別の少女に譲渡し、引
退したのだった。
能力も地位も何もかもを失ったシリカ。けれど、彼女は悲観していなかった。むしろ、心の底から喜んでいた。
なぜならば。
「聖女じゃなくなったんだから、魔女になっても問題ないですよねっ!」
元々無理やり聖女にされていた彼女は、自分の夢であった魔女を目指す。
そうして、シリカは国王の紹介で、『楔の魔女』に弟子入りを申し出る。そこで、彼女の新たな魔女ライフが幕を開く―――はずだったのだが。
「師匠!! 箒で空が飛べました!!」「いや、それは飛んだんじゃなくて、空まで跳躍しただけだろ」
「師匠!! 傷薬作ったんですけど、何か違うのができました!!」「いや、何で傷薬作ってんのにエリクサーができるんだよ」
「師匠!! 動物と話すことができました!!」「それでどうしてドラゴンを連れ帰ってくるんだよ……」
聖女の力を失ったことで、今まで抑えられていた無限大な魔力に覚醒したシリカ。しかも、その魔力は長年『聖女の力』と混ざっていたために、他に例を見ない、特殊な魔力へと変貌していた。
最弱聖女と呼ばれた少女は、自分でも知らない内に世界で唯一の規格外的存在となっていたのだった。
これは、最弱な聖女だった少女が、最高の魔女ライフを目指す物語。
※毎日投稿目標
※一話2000字から3000字を目標折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 08:13:34
291532文字
会話率:41%
封印され、肉体を失ったボクっ娘魔王が、肉体言語系生真面目銀髪シスターに憑依して、一つの体を奪い合うタイプの百合です。ヤバイ女しか出ません。
◆
こんにちは! 史上最悪で最強で、そしてイチバン美しくてカッコいい魔王こと、ベルナデット・ザス
・カルトナージュだよ! ベルって呼んでね。そっちのが可愛いから。
さてさて、ロランド聖王国を守護する史上最強の聖女、リリン・アズ・クロイライト。
彼女が魔物の討伐のために手にしたのは、銀色に輝く聖剣「鏡面湖畔」だった。
しかし、それはかつてロランド聖王国を混沌と淫蕩に沈めた大魔王こと、このボク、ベルナデット・ザス・カルトナージュの意識を封印する楔だったってわけ。剣を手にすると同時に、リリンの肉体にボクの意識がお邪魔しまーす!
リリンの、綺麗で可愛くてしかも強い体があれば、ロランド聖王国を火の海にしちゃうなんてお茶の子さいさい。けれど、そこはさすが聖女様。持ち前の精神力で精神の乗っ取りを防いじゃった。
とはいえ、この聖女様の体にいるあいだ、人間を苦しめたり、叫び声を挙げさせたり、拷問したり、楽しいことが何もできないなんて絶対我慢できない!
なんとかリリンの肉体を奪って、これから1000年くらい生きるアバターにしちゃいたいボクなのであった。ちゃんちゃん。
◆
釘を死体に突き刺すタイプのシスターや、魔王と再開するために色んな人の体を取っ替え引っ替えしてたタイプの魔女などが登場します。百合もある、というか百合しか無いです。
全体的に倫理観薄めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 18:00:00
194692文字
会話率:47%
神殺しの物語。
自らの存在を維持するために数千年にわたり自ら生み出した人類に血を流させてきた者。
すなわち神。
黒の代行者と白の守護者。
それは人類を守るため、自らの尊厳を守るため、自らを創造した神々に刃向かうもの、神を狩る者達。彼らは
歴史の陰に潜み人類を争わせ、血を流させ続けてきた神々を密かに狩っていく者。神々のもたらす理不尽な死から人類を守る者。神々の楔から解き放たれ可能性に目覚めた者。新たなる秩序と混沌の守護者。人類の持つ剣と盾。
魔人族でありながら魔術を扱えないシロは、魔人族の中では欠陥品と呼ばれ、まともに人として扱われずにいた。
これはそんな彼が戦う術を身につけ、やがて神を狩る者へと成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 19:24:06
28763文字
会話率:17%
俺の名前はオズワルド=ネイチャー。普段は行商人のふりをしているが一応、今世紀最大の大泥棒だと自負している。昔から自分に救えるものは何でも救うって座右の銘の下、そりゃたくさんの人を救ってきた。そのおかげか、まだ18歳なのに三児の父をしている。
そんなある日、依頼でピンチな俺を交換条件で助けてやるとか言い出す怪しい男に出会った。助けられた以上、交換条件で提示された依頼は叶えてやるか……だなんて考えてトリグラフの楔なんていう姿形もわからないもの……のはずだったんだけどな…… いやいや、決して依頼料が一億ガルだからとかそんな邪な思いで受けたわけじゃないんだ…… とか言い訳だよな。すぐにでも盗人から足を洗いたいと願った自分の浅はかさが悪いよな。人生の再出発という欲に目が眩んだ俺には高い授業料になるんだわ、これが。まったく、昔から世界は無慈悲というか、残酷というか。でも、破格の報酬をチラつかせる依頼主の胡散臭さをもっと理解してたら避けられたかもしれないな。
トリグラフ世界の均衡を保つ対天壌支配戦略兵器、通称トリグラフの楔と呼ばれる幼女を奪っちゃった俺。その兵器を失った宗教国家キグロスは未曾有の危機に晒される。もちろん、俺もそれに巻き込まれるわけだ。幼女を奪い返そうと国中が躍起になって俺を追う。兵器扱いされてる幼女も自分の運命を決めつけてる様子。でもな、君が諦めても俺は。君を、君の心が望むままに盗み出してみせよう、って思ってしまったんだ。それがいいって何となくだけど思ったから。
銀髪碧眼のロリっ娘と父というには若すぎる青年が挑む人生最高難易度の大脱走。神に祈るなんてまっぴらごめんだが、すがりたくなるくらいにハードモードな敵、敵、敵。
俺は無事に最愛の娘の元に帰れるのだろうか…いや待てよ。娘にはなんて新しいロリっ娘(厳密にはロリばばあか? ※本人に聞かれたら確実に侮蔑と罵倒、憐憫の籠もった目で抗議されるに違いない)を紹介すればいいんだ。お姉ちゃんだよ?なんて言ったところで受け入れてもらえるだろうか。というか同い年じゃないか。これは確実にマウントの取り合いになるぞ。間に挟まれる俺…これは救いがあるのか。無神論者だが、今だけは祈らせてほしい。神様仏様、お願いですからフェリチとウェッジが仲良くなれますように…って祈ったのに、一触即発な新加入娘と古参の娘。頼むから仲良くしてくれよな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 21:08:46
16717文字
会話率:55%
中堅プロ野球球団の運営権を握った少女5人は、斬新すぎる視点で球団改革に乗り出す!
ジェネラル・マネージャーで極度のコミュニケーション不全の『岡村あおい』
外国人獲得を任された協調路線の『小林ましろ』
営業担当の大ボケ誇大妄想娘『松家ゆ
うな』
アマチュアスカウトは元硬式野球部エースの元気者『遠藤ルナ』
個性豊かな彼女たちをまとめるのが、希代の大物の血を引く腹黒?少女の『大越エリカ』オーナー。
最新鋭の理論武装をした少女たちは、保守的傾向にある野球界に楔を打ち込めるか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 19:50:34
39403文字
会話率:53%