「――ゼ○シィ?」
婚約破棄された公爵令嬢・クラリスのもとに、ある日届いたのは見たこともない『婚活情報誌』。
社交界の常識とは異なる恋愛指南が書かれたその本に半信半疑ながらも、彼女は試しに実践してみることに。
すると、今までとは違う周囲の反
応に驚かされ、気づけば貴族社会で注目の的に——!?
婚約破棄をきっかけに、新たな魅力を開花させていくクラリス。
だが、そんな彼女に視線を向けるのは元婚約者だけではなかった。
冷徹な侯爵、優雅な社交界の華、そして謎めいた影……。
『婚活情報誌』を手にした悪役令嬢の、華麗なる逆転劇がいま始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 19:09:17
9607文字
会話率:44%
――いつ異世界恋愛が中世ヨーロッパだと勘違いしていた!?
時は遥か彼方に遡る。
新人類が住むジェイン王国の姫、ロマニーは原人が住むエレクトス王国へと嫁ぎにやって来た。しかし婚姻を結ぶ場で突然、結婚相手であるネアンに婚約破棄を言い渡されてし
まう。
「神だなんだとワケの分からねぇモンを信じる国なんかと友誼を結べるかよ!」
「ちゃんと理由があるとご説明したはずです!!」
もともと和平を兼ねた婚姻であったはずなのに、戦争を始めると言い出すネアン。
果たしてロマニーは無事に新人類としてホモサピエンスへとなれるのか――!?
助けに来る旧人類とは一体なに人なのか――!?
※モデルは地球上に居た人類ですが舞台は異世界です。
※フィクションです。実際の人物や集団、部族や人類は一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 19:04:04
6308文字
会話率:43%
しがない伯爵家令嬢、エリル・リンデローナは自分の婚約者がメイドと浮気していることを知ってしまう。
たいして好きでもなかったが、家のためだと思って我慢していたエリルはこの仕打ちに怒りが爆発し、エリルは婚約者とメイドの浮気をしていた証拠をかき集
め、婚約破棄することにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 17:42:12
5072文字
会話率:19%
社交界で『稀代の歌姫』の名で知られ、王太子の婚約者でもあったエリーヌ・ブランシェ。
皆の憧れの的だった彼女はある夜会の日、親友で同じ歌手だったロラに嫉妬され、彼女の陰謀で歌声を失った──
ロラに婚約者も奪われ、歌声も失い、さらに冤罪をかけ
られて牢屋に入れられる。
そして王太子の命によりエリーヌは、『毒公爵』と悪名高いアンリ・エマニュエル公爵のもとへと嫁ぐことになる。
仕事を理由に初日の挨拶もすっぽかされるエリーヌ。
婚約者を失ったばかりだったため、そっと夫を支えていけばいい、愛されなくてもそれで構わない。
エリーヌはそう思っていたのに……。
翌日廊下で会った後にアンリの態度が急変!!
「この娘は誰だ?」
「アンリ様の奥様、エリーヌ様でございます」
「僕は、結婚したのか?」
側近の言葉も仕事に夢中で聞き流してしまっていたアンリは、自分が結婚したことに気づいていなかった。
自分にこんなにも魅力的で可愛い奥さんが出来たことを知り、アンリの溺愛と好き好き攻撃が止まらなくなり──?!
■恋愛に初々しい夫婦の溺愛甘々シンデレラストーリー。
親友に騙されて恋人を奪われたエリーヌが、政略結婚をきっかけにベタ甘に溺愛されて幸せになるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 08:01:07
77234文字
会話率:46%
ベルティエ家の長女クロディーヌが死んだ。馬車による事故だった。
仲の良い双子の妹シャルリーヌの嘆きに、婚約者のエヴァリストが寄り添って慰める。
姉のクロディーヌはエヴァリストが好きだった。妹の婚約者が好きな人で、クロディーヌは辛い思いをして
いた。逆に、それを知っていたシャルリーヌは、エヴァリストとの婚約に悩んでいた。
そして、クロディーヌと一緒に事故で死んだのが、シャルリーヌが好きだった騎士のコンラッドだった。
シャルリーヌは大切な姉と好きな人を同時に失ったのだ。
クロディーヌは別の男と婚約していた。その男との婚約も相手の浮気で破棄された。好きな人が妹の婚約者になり、自身は婚約破棄されて、もう結婚はしないだろうと言っていたクロディーヌ。
騎士のコンラッドはシャルリーヌが好きだった。シャルリーヌの婚約が決まり落胆していた。
馬車を操っていたのはそのコンラッドだ。
だから二人は死んだのか。
なぜ事故は起きたのか。どうしてクロディーヌは死んだのか。
本当に事故だったのか、それとも自殺だったのか。
墓の前で、シャルリーヌは涙する。
どうしてこんなことが起きたのだろう。
メイドのアビーは、事件が起きる前のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:12:18
17796文字
会話率:33%
政略結婚の駒として育てられた辺境伯爵家の次女ミーナは、ある日見知らぬ騎士の傷を見て無意識に特別な調合法を口にする。その瞬間、前世の記憶が断片的に蘇り始め、彼女の運命は大きく動き出す——。かつて「死の調合師」と呼ばれた宮廷薬剤師の魂を持つミー
ナと、謎めいた騎士団副団長の間に現れる「運命の赤い糸」。前世では届けられなかった薬と想いは、今世では届くのか?前世からの因縁と新たな絆が織りなす、王都を舞台にした切ない転生ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 23:08:32
40343文字
会話率:50%
異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。
王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って、婚約解消を提案す
る。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛しあわない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼のワガママで、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ?
おかしいな。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネス様と転生した主人公ライラが、信じあい、愛しあうまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え編、後半は溺愛編です。どうか溺愛までお付きあいいただけると嬉しいです
※テーマは人生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 07:02:26
362745文字
会話率:42%
伯爵令嬢レアリスと第一王子エゼルが婚約を発表した。
レアリスは気が強い令嬢で、ある夜会で粗相をしたメイドをいびる令息に堂々と注意したこともあり、エゼルはそこに惚れたのだった。
しかし、王太子の座を狙う第二王子のエディンは、この結婚で兄の人
気が高まることを恐れ、幻術士ラズマに「二人を破局させろ」と依頼する。
レアリスとエゼルは、ラズマの術にかかり、相手から婚約破棄される幻を見せられてしまう。
二人はこの幻術を打ち破ることはできるのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 17:25:15
7774文字
会話率:47%
「あなた、婚約破棄するつもりでしょう!」
夜会にて子爵令嬢セシリアが、婚約者である伯爵令息テルミオに向かってこう言い放った。
彼女は“決めつけ令嬢”と呼ばれており、交際している相手に「あなたは私を愛していない」「どうせ婚約破棄するに決まっ
てる」と決めつけることを繰り返していた。
当然、こんな令嬢が結婚相手を見つけられるわけがない。
しかし、テルミオは冷静沈着に「君を愛している」「婚約破棄などしない」と返し続ける。
理不尽なことを言っているはずのセシリアの方が、次第に追い詰められていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 16:40:08
3247文字
会話率:72%
“聖女”の末裔でもある子爵令嬢サレナは、婚約者である侯爵令息フェルナンと幸せな日々を過ごしていた。
騎士として食料の現地調達も経験しているフェルナンが蛇を調理すると、サレナは「先っぽだけなら食べられます」と言いつつ、蛇の美味しさに目覚め、お
代わりを求める。
しかし、そんなサレナにも「聖女の末裔といっても大した力もなく、金にならない女はいらない」と伯爵令息のディリオから婚約破棄をされた過去があり……。
やがて、サレナとフェルナンはめでたく結婚式を迎えるが、そこで思わぬ騒ぎが起こることとなる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 16:45:15
7720文字
会話率:44%
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推
しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
短編版、転生恋愛日間1位ありがとうございました。連載版開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 12:00:00
38402文字
会話率:40%
セーレシュアは見てしまった。
自分の婚約者である、アーヴィン殿下が自分ではない、他のご令嬢と仲良く楽しそうに王城の庭で散歩しながら、話をしているのを──。
アーヴィン殿下の婚約者は私なのに……。
でも、セーレシュアは気にしない
ことにする。
だって、もう殿下のことは諦めたから……。私は殿下の幸せを一番に考えて、身を引くことにしたのだ。
殿下、そのご令嬢と結婚したいのなら、私との婚約を早く破棄してください。そのご令嬢のためにも、自分自身のためにも。
そして、私に少しでも情があるのなら、早くスパッと婚約破棄してください。
余計、私が惨めになってしまいます。
私はもう、婚約破棄をされる覚悟はとっくに出来ているのですから……。
好きだけど相手の幸せを願って婚約破棄を願う少女と、婚約者ではない恋人がいるのに何故か婚約破棄をしてくれない王子の恋の行方は──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 19:00:52
10387文字
会話率:26%
婚約者であった王太子を腹違いの妹フリージアに奪われ、王太子の取り巻きの一人である公爵家長男アグリオスと結婚をすることになったマルグリット。
だがアグリオスもフリージアにベタ惚れをしており結婚初夜にマグリットを拒否、そしてマルグリットを別邸に
追いやったのだが、ここぞとばかりに好き勝手な生活を始めるマグリット。
そのマルグリットに興味を示し始めるアグリオスだが――。
初夜に「君を愛することはない」言った男が、今さら手のひら返しとか生理的に無理すぎですわ~!!
好き勝手することにした公爵家跡取りの夫人とそれに巻き込まれる男達のお話。
カクヨムにも同作を投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 05:19:48
101168文字
会話率:10%
婚約破棄の末に死罪になってしまった主人公、サネア・キシュシー。
彼女は転生し、日本で目を覚ます。そこで乙女ゲーム『アルコルズ・キス』の存在を見つけ、自身が悪役令嬢であることを知る。
日本で得た乙女ゲーム知識を使い、幸せな結婚生活を夢見て頑張
るサネア。
繰り返し乙女ゲーム世界と日本を行き来し、攻略しようと試みるが、今回からはどうにも様子がおかしいようで……?
*この作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 20:49:09
84893文字
会話率:18%
幼い頃、「大きくなったら結婚する」と約束したリーシアとリフェト。大商人の娘と没落貴族の息子という身分違いにも関わらず、リーシアは「私が稼いでリフェトを迎える」と宣言し、再会を誓う。
時は流れ、再会したリーシアは以前とは別人のように高慢にな
っていた。ヴァロワ家の跡継ぎとして、商売の世界で生き抜くために変わったのだ。そして、リフェトに婚約破棄を告げる。
残酷な時の流れ。リフェトが出した結論とは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 07:04:01
8133文字
会話率:56%
亡くなったマリー前妃と深く愛し合っていたバージリウス王子。前妃との間にはソアンという忘形見もいる。その事は国中が知っている事実だった。国王夫妻はバージリウス王子に再婚をさせようとするが、あれほど有名な大恋愛の後釜は嫌だと、どの令嬢からも断
られてしまう。
再婚相手の候補者リスト下位だったアンリーゼは、やっと自分にこの話が回ってきた時、二つ返事で承諾した。アンリーゼは婚約者の身勝手な婚約破棄によって、新たな婚約者探しに難航していたのだ。
予想通りの愛のない結婚生活は、侍女に仕組まれた媚薬によって妊娠し、予想外の真実を知ることになる……。
※エブリスタ様、アルファポリス様にも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 18:27:43
46610文字
会話率:52%
強すぎる薬は、毒になる。──王の血統が絶え、新たな王家を決める争いのさなかにある、ミロシュ王国。聖域『花の谷』は、神の花ロザの栽培と加工、そしてロザの力を引き出し薬にする花聖女の力で、独立を保っていた。花聖女ルティーダは、王候補レークと婚約
していたが、結婚式で突如として力を狂わせ、神殿中のロザを枯らしてしまう。彼女は聖域を追放され、妹のシアーシャが代わりに結婚した。──それから三年。もう一人の王候補であるトルフォンは、山奥の旧修道院で暮らすルティーダを発見した。力を抑えるため顔に染料で紋様を描いた彼女は、まるで魔女のよう。ルティーダに興味を持ったトルフォンは、あれこれ理由を付けて彼女を客人として連れ帰る。レークの元婚約者としての自分を利用しようとしているのでは? とルティーダは警戒しつつも、二人の距離は少しずつ縮まっていき……。そんな中、三年前の結婚式の裏側で起こっていたことが明らかに。力が狂った原因は、妹のシアーシャ!?/12時と20時に更新、25日夜に完結予定で全9話予約済です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 20:00:00
23872文字
会話率:45%
【あらすじ・短Ver.】これは、貧乏な村娘の私が高い魔力を買われて辺境伯の養女になり、魔法学校で優秀な成績を収め、卒業後は王宮魔法使いの弟子になって貴族の令息と結婚、ついには王宮魔法顧問に上り詰めて内政チートするサクセスストーリー! ……の
はずが、途中のどこでレールを外れて、母校の購買部で働いているんでしょう?
【あらすじ・長Ver.】魔法学校購買部で働くマチルダは、学校の卒業生でもある。魔法杖(マジックスタッフ)など学校教材の修理から、寮で隠れて食べる夜食の調達まで、可愛い後輩たちのアオハルなスクールライフをサポートしていた。「マチルダ先輩、どうしてここで働こうと思ったんですか?」「ウッ」……言えない。卒業後に就いた職をクビになり、婚約破棄され、色々あった結果、同期のライバル・ヒューゴ(魔法構築学教師)に声をかけられ出戻ってきたなんて。とにかく、気を取り直して、旧王都ガーデール魔法学校にようこそ!
※三人称ですが、マチルダ寄り視点やヒューゴ寄り視点などが入り乱れます
※短編『二十七歳で異世界トリップして魔法学校一年生になりました(クラスメイトはみんなローティーンです)』と同じ魔法学校が舞台で、内容はパラレルです。短編はこのページの下にリンクを張りましたので、ぜひどうぞ。一万字くらいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 19:35:00
25221文字
会話率:38%
頭空っぽにして読んでいただく感じです。
テーマは溺愛…だと思います。
エリザベス・ディッシュ侯爵令嬢、通称リジーは18歳。16歳の時にノーザント子爵家のクリフと婚約した。ところが、太めだという理由で一方的に婚約破棄されてしまう。やってられ
ないと街に繰り出したリジーはある若者と意気投合して…。
BL要素は匂わせるにとどめました。
また今度となりますでしょうか。
気晴らしに笑って読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 06:40:00
47188文字
会話率:22%
フラれて死んだので、死に戻って運命を変えようとしたが、相手から強烈に愛されてしまい、最終的に愛のモンスター化された相手に追われる。結果的に魔力の才能がさらに開花する。
最終更新:2024-09-08 17:20:00
141208文字
会話率:36%
私は二番手聖女のフランソワーズ・ポーズ・ラヴォイア。地味で冴えない方の聖女だ。平民だ。貴族令嬢たちはこぞってスティーブン王子をモノにしようと虎視眈々と狙っている。
時計台の鐘が鳴った。ロバート・クリフトン卿との待ち合わせ場所に向かおうとし
たその時、私の運命は思わぬ方向に舵を切ったのだ。最悪な出会いと言うべき、間の悪いタイミングで私たちはそばにいたことになる。
舞台は全て中世ヨーロッパ風です。
5万字前後になる想定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 14:57:05
79029文字
会話率:27%
薬師見習の子爵令嬢ルシール・ラムルは、夜会で別の女性と踊る婚約者を諦めの目でみていた。
「君はもっと怒ってもいいと思うんだがな」
公爵家子息にして、ハプセント銀行の頭取、エドワルド・ハプセントはルシールに告げる。
ルシールは子爵家の後
妻の娘で、貴族の血をひいていない。
そのこともあって、ルシール・ラムルは、婚約者を金で買ったと噂され、婚約者の伯爵家子息フィリップ・ダイナーからぞんざいに扱われている。
「フィリップさま、あそこにいらっしゃるのは、薬の香りのするお嬢さんではありませんの?」
「ふん。相変わらずかわいげのない女だ。金の力で、今度はハプセントさまに取り入ろうとしているのか?」
婚約者と、その連れに、嘲りを受けるルシール。
あたかもルシールが望んだかのように。
しかし。現実は、ラムル家の資産を狙ったダイナー家から打診された結婚だ。
子爵家であるラムル家は伯爵家からの正式な申し込みでは、断りようがない。婚約破棄には多額の違約金が必要となる。
嫌われていて、慕ってもいないのに、大金を払わねば解消できぬいびつな関係。
ルシールの父は娘のため、一攫千金を得ようと、海を越えてバンディ帝国に商談に出かけたのだが、その帰りの船が嵐にあったという連絡を、ルシールと兄は、ハプセント銀行の頭取、エドワルド・ハプセントからうける。
ハプセント銀行によれば、父が出航に当たってかき集めた五千万ゴールドを三か月後には返済せねばならない。
年間の収入よりもはるかに多い金額を三か月で用意など、かんたんにできるわけもない。とてもではないが、望まぬ結婚などする余裕はないと考えたルシールは、婚姻にまつわる書類をみせ、エドワルドに相談をする。
※この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。©秋月忍(2021/8/27)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 20:00:00
64786文字
会話率:41%
『結婚の話は、無かったことにしよう…』
遠い遥か昔、私はそう言い渡された。
『そうだね…』
言葉が見つからなかったけど、そう返すしかできなかった。
そして、人類は滅亡した。
私たちは住めなくなったこの星から逃避し、仮想空間へと移動
した。
そんな人類が、再び人に還った物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 13:51:15
3320文字
会話率:33%
「アセル様、わたしのことお嫌いなら、婚約破棄いたしましょう。」
婚約者に冷たく接するアセルに婚約破棄の申し出をするミリーシア。
しかし
「却下だ、婚約破棄はしない。」
婚約破棄を受け入れないアセルとそれに納得できないミリーシア。
「お嫌いなのでしょう、わたしのこと。でしたらいいではありませんか。」
「誰が嫌いだと言ったんだ、君のことを嫌いだと言った覚えはない。」
嫌いだから婚約破棄を申し込んだのに、嫌いじゃない?
どういうこと?!
すれ違っている2人の行方は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 01:16:23
3355文字
会話率:32%
異世界に転生していることに気付いた7歳の時から、政略結婚は義務だと思って自分の義務と仕事を全うするためにひたすら努力して完璧な次期王妃と言われるよう頑張ってきたが、婚約者の第2王子がどうやら真実の愛とやらに目覚めたそうで、婚約解消をお願いさ
れてしまった。第2王子を説得しろと言われるのも、他の王子の婚約者にスライドさせられるのも勘弁してほしい。私は慰謝料もらって留学してこれからは好きなことして暮らすと決めました。
絶世の美女だが色気は皆無、座右の銘は君子危うきに近寄らずと触らぬ神に祟りなし、フラグは無視するか叩き折る、好きな言葉は平穏無事。淡々と好きなことだけして生活する恋愛力皆無の女の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 12:45:08
365883文字
会話率:36%
頑張れば愛されると、いつから錯覚していた?
18歳のアリシア・ダナン侯爵令嬢は、長年婚約関係にあった王太子ペドロに婚約破棄を宣言される。
今までの努力は一体何のためだったの?
燃え尽きたようなアリシアの元に幼馴染の青年レアンが
現れ、彼女の知らなかった事実と共にふたりの愛が動き出す。
私は私のまま、アナタに愛されたい ――――――。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
他サイトでも掲載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 20:10:00
67084文字
会話率:36%
リネット「白い結婚ですね。承知しました」
アスラン「いや……あの……愛のある生活がしたいんだけれども……」
王太子に婚約破棄された公爵令嬢リネット・セナケリアは、独身で臣籍降下予定の王弟殿下に嫁ぐことに。
「タダ飯喰らいは性に合わない
わ」
カルデリーニ公爵夫人となったリネットは商会を立ち上げて商売をすることに決める。
♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*
ブクマや評価など頂けますと大変励みになります。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 22:30:00
31824文字
会話率:58%
ピンク頭の男爵令嬢に婚約者をとられたけれど、悔しくはない。
だって惰性だったんだもん。
貴族の婚約なんてそんなもの。
……なぁーんて思ってたアイリス・ビアズリー伯爵令嬢、18歳が相手有責で破棄できた上に幸せな結婚までしちゃったお話です
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アルファポリスなど他サイトにも掲載中
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 23:00:00
21054文字
会話率:48%