僕は『あらゆるモノの色を変える事ができる』そんな能力を持って生きてきた。
それ意外は平凡で、特技なんてピアノが少し弾けるくらいだ。
毎日がつまらない。やりたいことも、成りたいものも何もない。
そんな僕にとって、同じ日々を繰り返す、変わ
り映えのない毎日は退屈だった。
早く大人になりたいな、くらいは思って過ごしていたかもしれない。
けれど、今はそうだとしても、きっと何時かはやりたい事が見つかって、成りたい何かを目指す日がやってくる。そう思っていた。
だから ───
『 次の神様になってくれ 』
そんな馬鹿げた提案が、自分に降りかかるとは思いもよらず。
『 わかった。いいよ 』
そんな馬鹿げた回答を、自分がするとは思いもよらず。
けれど、確かに自分で決めた。
これは、僕が神様を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 23:55:50
228998文字
会話率:28%
ある田舎の高校生はある日
友達が弾いていたベースに心うたれ
俺はギターを弾けると
見栄を張る。
そこから本当に楽しむ事を
友達に教えてもらった。
話し。
最終更新:2021-09-13 21:34:24
1840文字
会話率:33%
ラウンド1『真夜中の音楽室に響くピアノの音色』
「あっ! 聴こえてきたみたいだよ、アッキー! やっぱりピアノを上手に弾ける女性って優雅で奥ゆかしい感じがして憧れるよね。私も習ってみたら良かったかな……」
「何を言ってるんだいミッチー!
君の声だって、どんなプロの演奏家が奏でる名曲よりも甘美な響きで、いつも僕の耳を幸せにしてくれているじゃないか!」
「もう! アッキーのばか…… そんなこと囁かれたら心臓がドラムみたいに激しく打ち鳴らされて、ピアノの音が聴こえなくなっちゃうよ……」
真夜中の学校に充満したおどろおどろしい空気を台無しにするような甘ったるい会話を繰り広げながら、廊下を歩いていく満みちると明あきらの二人。心なしか響いてくるピアノの演奏もフォルティッシモがふんだんに盛り込まれているように感じられます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 20:06:02
3475文字
会話率:76%
博之は、名前を聞けば誰でも知っている極めて有名な音楽グループのギタリストだった。そのグループはボーカルの秀二をリーダーとした五人グループで、彼らが歌う曲は、全てリーダーの秀二が作っていた。
秀二のメロディーメーカー、そしてアレンジャーとして
の才能は素晴らしく、次々と作り出される曲は人々の心を捕らえ大ヒット曲を連発し、日本の歌謡音楽界においては、その音楽グループは長年トップの地位を確立していた。
しかしながら、あまりに秀二の才能が素晴らしかったが故に、博之を含め秀二以外の他のメンバーについては多くの人が知るものではなく、影の薄い存在であった。
そんな絶頂期に博之は肝臓癌を発症し、長期の闘病生活に入ることとなった。
博之は、病院のベットの上で、自分はこれまでこのグループで何をやってきたのだろうか? 自分がいなくても単にギターが弾ける人間がいれば、このグループは成立するのではないか? リーダーの秀二さえいれば、あとのメンバーは誰でも良かったのではないか? と悩み始めるのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 13:54:50
8961文字
会話率:43%
ふとした日に、喫煙所で見知らぬ他人がガラムを吸っていた。何処か懐かしい、その独特の匂いと弾ける火花の音。
何だか貴方と出逢ったあの日の夜を思い出す。
最終更新:2021-02-22 20:14:30
1616文字
会話率:32%
ある爆破テロ事件に巻き込まれ母を亡くした大学1年の空条誉(くうじょう ほまれ)は、人とあまり関わることなく生きてきた。
唯一の友人は高校時代に塾で知り合った性格が正反対の藤宮敦(ふじみや あつし)のみ。
特技はピアノを弾けることだが、他人と
音楽を共有する気も起きなかった。
大学ではこんな自分を変えたいと思っていたが、過去のトラウマから中々そのきっかけを持てずにいた。
そんな中、同じ大学の1年である朝宮このみ(あさみや このみ)とある事件で知り合ってから誉の人生は激変する。彼女は「私立探偵サークル」に所属していて、日々学生からの依頼に応える活動をしていた。
この私立探偵サークルの出会いが、誉の人生を大きく変えることになる。
それは最初の内だけだった。
私立探偵サークルにきたある1通の依頼が、サークルメンバーを絶望へと陥れる。
ただ一つ言えることは、皆誰しもが偽りの仮面を被っているということ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-18 21:09:31
16025文字
会話率:35%
≪あらすじ≫
一 シリウスは月の出を待つ
ぼくは風星の幼馴染みで、彼女が小学生低学年から徐々に視力を失っていくのを間近に見てきた。思春期を迎えても二人は依然として異性としては意識しない。
今は近い高校の一年生で行き帰りをエスコートする
盲導犬代わり。
ある日、音楽室の窓から聞こえて来たピアノの演奏に風星は衝撃を受ける。
二 シリウスは月に出会う
演奏していたのは天才ピアニストと騒がれ始めていた二年生の月麗。しかし、常に「全盲の美少女天才ピアニスト」と報道されるのに反発し、周囲とうまくいかなくなって地元の高校に進学せず、風星の高校に入った。
そんな月麗にはヴァイオリンが弾ける風星とのデュオはいい息抜きだった。ピアノで様々なことを語りかける月麗。ある日のセッションで顔を赤らめ、帰り道でも無口。何日か後で訊いてみたら、ピアノで告白されたと。強引に迫って来る月麗、ためらいながらも受け入れていく風星。
キスの誘いもぼくとの関係の詮索もすべてピアノで伝える月麗。蚊帳の外に置かれるぼく。
三 月はシリウスに求愛する
月麗は風星を独占しようとし、ぼくさえも排除しようと敵意を向ける。しかし、風星は才能に恵まれた月麗を贅沢だと非難する。激しいケンカの末、離れてしまう。暗い思いに沈む月麗。
プログラムを全く一新し、風星に向けた密かなメッセージのこもった新たなプログラムでリサイタルに臨み、大成功を収める月麗。和解する二人。
四 太陽は星たちを苛む
次のリサイタルを企画していた月麗たちは新型コロナによって中止を余儀なくされ、学校も休校になった。触れることが見ることの代替の視覚障碍者にとってソーシャルディスタンスはストレスの多いものだった。それを解消するためにストリートピアノと動画投稿に進出する。風星とのデュオは得難い経験になる。
五 月とシリウスは高みを目指す
ショパンコンクールを目指す月麗は猛練習を始める。それを風星は心配し、練習時間を減らすために月麗の要求に応じて濃厚なキスをする。風星は月麗の指を口に含む。生まれながらの視覚障碍と途中失明の違いを乗り越え、お互いを伴侶と認め合う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 01:56:01
18033文字
会話率:60%
ある豊かな町で暮らしていた少女は森の中で唄う花と出会います。
少女は暖炉の火が弾ける暖かな家を出て、静かで冬の準備を始める森にあくる日もあくる日も花を見に行きました。
町の綺麗に手入れされた草花も、老猫のお日様の香りがする肉球も大好きでし
た。
しかし少女は花に魅せられ、気にもしなくなってしまいました。
さあ、森にも町にも冬が訪れます。
夢はいずれ覚めます。
花も、生き物には終わりが訪れます。
大切なものほど近くにあったと思えるようになるのはいつからなのか。
些細な話から過ぎゆく時間と大切なものに気がつけますように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 14:42:28
845文字
会話率:4%
由緒あるモドレット家に産まれたアリシア・モドレットはいよいよ18歳の誕生日を迎える。
この国では法律で18歳になったものは聖職の儀を受けなければならない。
聖職の儀当日‥アリシアが授かったジョブは多くの謎に包まれたEXジョブの耳掻き師。
その日とある事件を起こし、その罰として家を追い出されたアリシアは親友のミラと共に魔族領へと渡ってしまった姉のミシェルを探すため冒険の旅へと出発する。
そして近くにあった街ナチャーロへと到着したアリシア達は宿をとり、そこでアリシアはミラにジョブの力を使って耳掻きをしてあげた。するとミラの体に異変が起こる。
耳掻きを終えた途端にミラの体が緑色の光に覆われてしまったのだ。その光が弾けるとミラは急いで自分のステータスを確認した。そしてミラは自分のステータスを見て大きく目を見開いた。
それもそのはずで、ミラのレベルが一気に99まで上昇していたのだ。
それを聞いたアリシアはまさかと思いつつ自分で自分のことを耳掻きしてみた‥‥すると自分のレベルも99まで上昇した。
その結果を見てアリシアは確信した。この耳掻き師というジョブは耳掻きをしてあげた人のレベルを最大まで引き上げる力があると。
これはその耳掻き師の力を使いアリシアがパーティーメンバーを魔改造し、魔族領へと消えてしまった姉を探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 14:13:15
106277文字
会話率:53%
真っ青な空に軽やかな花火が弾ける。
開催の遅れた、春の祭りも佳境を迎えていた。
町は浮かれ、祭りを心待ちにしていた人々でごった返す。
そんな中、「あなた」は町のシンボルである時計台の鐘楼を登っていた。
時計台の中にあ
る長い長い階段を登った先。
誰もいないはずの鐘楼に、先客がいた。
その人は「ここまで登ってきたご褒美だ。一つ、『お話』を聞かせてあげようじゃないか」そう言って話し始めた。
これは、ある魔女が、『光』を知るまで物語。
〜〜〜以下作者より〜〜~
この物語は、話中話形式で展開していきます。
感想等ございましたら、お気軽にお手柔らかにお願いします。
設定等色々フワフワしていますが、ご了承いただけますと幸いです。
*ブックマークありがとうございます!*
by シナ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 12:00:00
19792文字
会話率:31%
リーリーリーなんの歌?
リーリーリー宇宙の言葉
聞いたことない誰か達
見たことのないブリキのオモチャ
怖くないわ怖くない
暗闇も、火の弾ける音も、もう慣れた
リーリーリー歌い返そう
リーリーリー鉄の歌
最終更新:2020-08-18 20:06:40
299文字
会話率:0%
とある動画投稿サイトに投稿されていた、一本のピアノ演奏動画。
二人のピアニストが二台のピアノで、とあるゲームのBGMをピアノ用に編曲して演奏した様子を映した動画に、私は心の底から魅了された。
音に酔いしれ、演奏する手元を食い入るように見つめ
て、何度も再生して。
そうして私は、はるか遠い昔、子供の頃にピアノを習っていた過去を思い出す。
「もう一度弾いてみよう。少しでもあの人達の見た世界を見てみたい」
久方ぶりに本気でピアノを弾いてみよう、あの人達の弾いた曲を弾けるように頑張ろう。
鍵盤に向かい始めた私はある日、駅で「ある人」がストリートピアノを演奏する場面に出くわして――
※カクヨム様、ノベルアップ+様、アルファポリス様にも投稿しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918081146
https://novelup.plus/story/834957940
https://www.alphapolis.co.jp/novel/103558036/140404986折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 17:28:44
6636文字
会話率:34%
運命の赤い糸に結ばれた歌姫・柚木冴子と一般熟年男子・西園寺の大人の純愛が弾ける。二人は、恋人でもあり、がんと闘う戦友でもあった。二人の純愛を暖かく見守る時の旅人・三浦義村と尼子経久。また、西園寺をグランパと慕う葛城真梨子と恋人・新島旬の恋模
様を絡めて、冴子と西園寺の行く末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 09:16:15
2537文字
会話率:0%
俺がはじめてリコーダーを手にしたときのこと。
かつてピアノを弾けるようになろうして、断念した経験のある俺は、リコーダーはしっかり吹けるようになるべく、家でも練習をした。
その日もリコーダーを吹いていたんだが、外出から帰ってきた祖母が、血相
を変えて部屋へやってきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 22:00:00
3148文字
会話率:5%
治療は、時代によって姿を変えた。
祈祷、服薬、様々なアプローチで健康を取り戻さんとする人々。
やがて、鉄砲の弾を受けて苦しむ者が出てきた。
外科的な手法を用いようとすると、ひとりでに体が傷ついて、治療を拒む。
この怨念じみた症状、いかに改
善するかというと……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-10 13:36:31
3802文字
会話率:4%
バブル景気ってなんだよ羨ましいなと愚痴っていたらバブル景気真っ只中の1988年に飛ばされました
じいちゃんに聞いたことのあるディスコ、お立ち台、1万円札を割り箸に挟んでタクシーをとめる…
スマホどころか携帯も普及してないこの時代だけど金は
ある。なんだこれ。日本中が浮かれてる。
けれどもバブルもあと数年で弾けるのだ。
株価、不動産大暴落。
「‥暴落したあと買えば、大金持ちじゃね?」
未来を知ってるからこそできる反則技で投資を試みる若人のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 00:37:42
1499文字
会話率:53%
音楽教師の私、伊藤綾子は、いじめられて階段から突き飛ばされて倒れていた少年、裕太を助けた。裕太はピアノが弾ける。それなのに、裕太は「音楽を知らない」という。まるで、「音楽のない世界」から来たかのように・・・・・。裕太の持ちものや話から「音楽
のない世界」の事実がわかって行く。裕太の「音楽のない世界」の正体を知った時、私は。私たちは・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 00:00:00
23870文字
会話率:34%
私が唯一弾ける曲は。
最終更新:2020-06-07 21:14:34
731文字
会話率:15%
某所の事務員さんのお話。
ピアノ弾けるおにーさんは好きですか?なお話。
最終更新:2020-05-11 23:10:45
2823文字
会話率:40%
1818年12月24日、201年前、オーストリアの田舎教会にて。
クリスマスイブの前日。
神父
「やべーオルガンが壊れた」
「バイオリンなら弾ける。それで何とかしよう」
「そういや2年前作った詞があったな」
「君、明日までに曲作れ」
オル
ガン奏者
「!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 09:04:30
1000文字
会話率:44%
貧しい中も心豊かとは難しい。思春期を実家の農業を手伝いながら学校に通う勤労少年、村上朝勇十四歳。 長雨の影響で氾濫した川の様子を見に行ったのがあだとなり川に流される。たどり着いたのは異世界。戦争の真っただ中だった。農業以外の生活手段など知ら
ず、言葉は通じるが読み書きがまったくできない状態で、職を探そうにも兵士以外の選択肢がない。やだ。死にたくないとはいえ稼ぐ手段もない。特技は素早く土の状態を把握して穴を自由自在に掘ることと、たった一曲弾けるだけのピアノぐらい。
どうすればいいかを川岸でぼんやりしていると見るからに悪党のような冒険者に追われるスライムを見つける。モンスターが本当にいるんだと思うのもつかの間、スライムは朝勇の胸ポケットを隠れ家に決めたらしい。望まずも追われることになった朝勇は落とし穴を駆使して悪党たちから逃げ切った。自分をスライムの貴族だと説明するしゃべるスライム。どうやら女の子らしい。没落したお家の再興が目的の旅をしていた。朝勇の飛びぬけた逃げ足と隠れ方に感動して一緒に行きたいと言い出した。
最初は断った朝勇だが、文字の読み書きまでできる上に寂しさを埋められると利害を確認して行動を共にすることにした。仕事を探す旅の途中で、負傷した兵士の死に際に立ち会う。形見を家族に渡して欲しいと言い残して兵士は死ぬ。父を生まれる前に亡くし、父親代りの祖父も病気で失くすかもしれない。急に感情があふれて形見を受け取ってしまう。兵士の家族を探す旅をスライムのお嬢さまと共に始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-23 20:37:06
79984文字
会話率:72%