博之は、名前を聞けば誰でも知っている極めて有名な音楽グループのギタリストだった。そのグループはボーカルの秀二をリーダーとした五人グループで、彼らが歌う曲は、全てリーダーの秀二が作っていた。
秀二のメロディーメーカー、そしてアレンジャーとして
の才能は素晴らしく、次々と作り出される曲は人々の心を捕らえ大ヒット曲を連発し、日本の歌謡音楽界においては、その音楽グループは長年トップの地位を確立していた。
しかしながら、あまりに秀二の才能が素晴らしかったが故に、博之を含め秀二以外の他のメンバーについては多くの人が知るものではなく、影の薄い存在であった。
そんな絶頂期に博之は肝臓癌を発症し、長期の闘病生活に入ることとなった。
博之は、病院のベットの上で、自分はこれまでこのグループで何をやってきたのだろうか? 自分がいなくても単にギターが弾ける人間がいれば、このグループは成立するのではないか? リーダーの秀二さえいれば、あとのメンバーは誰でも良かったのではないか? と悩み始めるのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 13:54:50
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今でもたまにあるのですが……
朝、時間がなくてきちんとした食事が摂れずにいた頃に書いて歌った、自分への戒めの歌です。
「外郎売の口上」のような、言葉遊び満載の詩になりました。
メロディは私の脳内のものなので、楽譜はありませんが、
なんとな
く、
「か け て た べ よ う」が三連符だ、ということだけ記しておきます。
※ この詩には、しようもないギャグ要素が含まれている恐れがあります。電車内など、公共の場で読まれる際にはくれぐれもご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-10 08:00:00
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