令和から戦国時代に転生した男は本栖湖のほとりで零細の地侍、本栖渡辺氏の末子として伸び伸びと育った。年の離れた兄貴は立派な当主として頑張っていて、甥っ子もふたり生まれているので男は武士階級に縛られることなく自由に百姓となること、いわゆる帰農が
許された。男が日々の暮らしの改善に努めている間も甲斐国は風雲急を告げ、織田や徳川から攻められて窮地に陥る。だが、賢い兄貴は徳川氏の調略に乗り、武田家を離れることで甲州征伐の難を逃れることに成功した。男はその歴史通りな展開に安堵し、このまま徳川氏の下で天下泰平の時代まで「ちょっと裕福な百姓」としてやっていけるものと期待したが織田信長や徳川家康や明智光秀など戦国に燦然と輝く武将らが実家に押し寄せてきたことに困惑する。いやまさか、これも史実通りなんて知らんし。オレが戦国で作った酒と肴で信長を持て成せって?本当に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 12:00:00
120798文字
会話率:21%
天正10(1582)年6月。織田信長に京都を追い出された足利義明は鞆にいた。
そこで義昭は自分の味方となってくれる大名たちに「信長を倒すように」という手紙を書き続けては送る生活を10年ほど続けていた。
この日も打倒信長を呼びかける
手紙を書いていた。だが、そこへ使いの者がやってきた。
使いの者はそこで衝撃の事実を義昭に告げる。
※こちらの小説はnoteにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 18:12:10
1075文字
会話率:35%
戦国時代、南蛮船の来航により日本が世界とつながると同時に、日本の鬼たちは海外へと進出した。
中でも、鬼の総大将である酒呑童子は、遠くキリスト教の総本山であるローマにまでその版図を広げ、暴虐の限りを尽くしていた。
これに手を焼いたロ
ーマ教皇の命令により、鬼を倒せる日本刀を使いこなす剣士が集められ、天才剣士と名高き、ミゲル、マンショ、マルチノ、ジュリアンの四人の少女たちは、一路、ローマを目指して世界を旅することとなる。
行く手を阻む日本の鬼や西洋の悪魔を前に、少女たちの刀が乱舞する!
この物語は、刀と十字架を胸に、はかなくも美しく、時に元気いっぱいな少女剣士たちが繰り広げる、剣と青春にあふれた鬼退治の和風ファンタジーである。
毎日更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 09:05:12
149028文字
会話率:42%
学園の天使こと天正紬は手の届かない存在である。そんな彼女はーーーーー
最終更新:2021-09-27 19:00:00
2880文字
会話率:54%
天正四年(西暦一五七六年)、五月七日。摂津国天王寺。
石山本願寺攻めの拠点である天王寺砦に籠もる明智光秀以下三千の将兵が、本願寺勢一万五千の兵に囲まれ、絶体絶命の危機的状況。
今日明日にも陥落する恐れがあると聞きつけた織田信長は、敵中
で孤立する将兵を助けるべく救援に向かう事を決意。但し、手勢はたったの三千!
一方、凄腕の鉄砲撃ち手・雑賀孫一は、滅多に戦場へ出て来ない信長の命を虎視眈々と待っていた……!
天下布武に立ち塞がる強敵・石山本願寺を倒したい、織田信長。
苦しむ浄土真宗の門徒達を救いたい、顕如上人。
顕如上人から重要な“願い”を託された男、雑賀孫一。
それぞれが譲れない戦いが、天王寺の地でぶつかろうとしていた――!!
◇メフィスト賞2021年上期 落選作品 ◇
(『悪人』より改題)
※この作品はメフィスト賞2021年上期に応募した作品に加筆修正を加えております。
※作中の読経は浄土真宗真宗大谷派のものを参考にしています。
□第10回ネット小説大賞エントリー作品□
◆この作品は『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/907568925/569630453)』『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16817330647915248306)』でも掲載しています。◆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 20:14:23
99130文字
会話率:33%
天正十年四月二十一日、織田“上総守”信長は甲州征伐を終えて安土に凱旋した。
長年苦しめられてきた宿敵を倒しての帰還であるはずなのに、信長の表情はどこか冴えない。
今、日ノ本で最も勢いのある織田家を率いる天下人である信長は、果たして何を
思うのか?
※この作品は過去新人賞に応募した作品を大幅に加筆修正を加えて投稿しています。
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/907568925/419308594)』『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054891485907)』および私が運営するサイト『海の見える高台の家』でも同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-08 20:31:09
32624文字
会話率:32%
転生トラックに轢かれた水瀬蓮は、お約束の白い空間で目を覚ました。そこでアドミニストレータを名乗る女神から、日本に出現しているかもしれないダンジョンの調査を命じられる。
転生できない代わりに魔法に目覚めた蓮はその日から現代異能バトルに巻き込ま
れるようになったが、気にせず魔法の修行をしていたら家の庭にダンジョンが出現し、傷だらけのエルフと出会う。
これは、何故か蓮を中心に起こる事件を解決し、本来の目的を達成するため奔走する少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 20:13:17
6811文字
会話率:26%
天正5年・信貴山城の戦い。
追い詰められた松永父子の元に信長よりの降伏の使者が訪れる。
最終更新:2021-02-19 22:51:22
1827文字
会話率:65%
天正五年冬、日向国主の伊東三位入道義祐の立て籠もる佐土原城は、島津義久率いる三万の薩兵に包囲され滅亡に瀕した。三位入道は同盟する大友宗麟が支配する隣国豊後への脱出を決意するが、心痛するのは末娘の小松の行く末。矢弾飛び交う真冬の逃避行で無事に
済むとは到底思えない。三位入道の苦衷を察した侍大将青島清左衛門は、三位入道の前に進み出て、「この清左衛門に、小松の姫様をお預けくだされ。きっと姫様を、豊後府内に無事に送り届けてみせます」と懇請した。小松と清左衛門の逃避行が始まる。
この作品は、「極東浪漫座論」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-09 11:44:34
3080文字
会話率:0%
時は天正十年六月二日、本能寺で起こった歴史に残る裏切りの陰に一人の少年の存在があった。
信長が全幅の信頼を置いていた森蘭丸と双璧を成した小姓――篠塚左一は主君の命を救うべく降り注ぐ矢の中を駆け、敵兵を斬り捨て、炎の中へと飛び込んだっ
。
そこで目にしたのは自らの死期を悟り、覚悟を決めた織田信長の姿だった。
「ふっ。是非もなし、とはまさにこのことよな」
それでも助けたいと手を伸ばした左一だったが、運悪く床板を踏み抜いて奈落の底に落ちてしまう……。
気がつくと、そこはどことも知れない森の中だった。
そして、金髪の修道女――ステラとの出会いが左一の運命を大きく変えていく。
一体何の因果か、はたまた何者かによる陰謀か。
これは〝異世界〟に転移した信長の小姓が元居た世界に帰還すべく悪しき竜を討滅し、運命を〝斬り〟開く物語。
彼は実在したかもしれないし、あるいはそうではなかったのかもしれない。
ただ一つ言えることは、ここに〝篠塚左一〟という一人の小姓が異世界を駆け抜けた記録があるということだけ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 22:10:21
137889文字
会話率:40%
関東管領にして上杉家の当主、越後を本拠地として北陸を統べる男、上杉謙信。上杉謙信は、天正六年(1578年)三月に亡くなるはずだった。ところが、死期が迫る直前、彼の目の前に現れた少女があることを持ちかける。それは果たして・・・
最終更新:2020-12-30 18:00:00
120205文字
会話率:60%
天正十年六月一日(1582年6月20日)
丹波の国、亀山に住む二十一歳の農家の俺、葛原二郎光丞(かつはらじろうこうすけ)は明智光秀様より出兵命令を聞き、夜中に亀山を発った。
向かうは遥か遠方の地、備中の国。
しかし……
最終更新:2020-11-28 21:53:35
565031文字
会話率:46%
天正十七年(一五八九)十二月初め、関白豊臣秀吉が発した宣戦布告状を受け取り、翌春、関八州に攻め込んでくる二十二万の大軍への対応策を評定にて協議した北条家は、各支城より兵を集め、北条家の本城、相州小田原城に籠城することに決した。
武州を治める
北条陸奥守氏照は、己の居城である武州八王子城に残り家臣領民達と共に戦いたいと願っていたが、一門衆筆頭というその立場から願いは叶わず、家臣達に城の行く末を任せ、四千の兵を率いて小田原城に向かった。
残された家臣達と氏照の室である比佐は、寡兵で戦うか抗わず降伏するかを決しようと各々の存念を交わした末、領民に難を強いらぬよう配慮の上、氏照の思いを踏襲し戦うことを選んだ。
助力の申し出により兵数を増やした八王子城は、未だ寡兵でありながらも、各々の為すべきことを胸に戦いに身を投じていったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 21:23:03
78790文字
会話率:49%
時は天正十年六月二日、明智光秀謀反。京本能寺にて織田信長は討たれ、歴史の舞台から姿を消した。
……そりゃSNS炎上するでしょ。いくらムカつくからって上司ぶち殺すとかヤバない?しかも相手は時の権力者、下手人は禿。そりゃ日本史上に燦然と輝く大
事件になるよね。
ジャンル別日刊10位感謝です!!!
※カクヨムにも投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 12:35:33
2387文字
会話率:48%
戦国の世。時代とともに駆け抜けたのは、齢十八の若き忍び達であった。
忍び里への大規模な敵襲の後、手に持つ刀や苦無を筆にかえ、彼らは次代の師となった。
護り、護られ、次代へ紡ぐその忍び技。
まだ本当の闇を知らずにいる雛鳥は、知らず知らずに彼
らの心を救う。
しかし、いくら陽だまりの下にいようとも彼らは忍び。
にこやかに笑い雛と過ごす日常の裏で、敵襲への報復準備は着実に進められていった。
※他サイトにも投稿しています。
※天正七年(1579)間の出来事を一部取り扱っておりますが、あくまでも創作となりますので実際に起こったことの背景とは異なります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-08 23:00:00
357528文字
会話率:51%
※8/18 本日より更新再開します。お待たせしてしまい申し訳ありません
社会人三年目の俺は新潟近海の妖精を自称するよく分からない存在の導きで五十公野治長(いじみのはるなが、後の新発田重家)という無名の武将に転生した。チートなどはなく
、もらえたのは一袋のコシヒカリだけ。
確か御館の乱の恩賞に不満で反乱を起こし、景勝に滅ぼされる人物だった気がする。反乱は起こさずにのんびりと領国経営だけして過ごそう。
でも当時の越後の中心は春日山城で、新潟はほぼ何もない街。せっかくだから妖精にもらったコシヒカリを育てて新潟港を発展させて他国に売り出そうと思う。
絶対に反乱も起こさず天下統一などもってのほか、ゆったり内政を行おうとする俺。しかし戦国時代はそれを許してはくれず、やむを得ず周辺との戦いに乗り出していく。
追記1:一番最初に越後の地図を置いてます。下手ですが参考にどうぞ。
追記2:誤字報告、感想など大変参考になっております。私の技量の都合で全てを反映出来る訳ではないですが、お気軽に書いていってください。
※話の展開の都合上、一部歴史上の人物が悪印象に書かれている場合があります。ファンの方いましたら申し訳ありません。
※「カクヨム」転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 18:00:00
480245文字
会話率:46%
恋は、国境を越える。
恋は人を変える。
恋は歴史を変える。
時は戦国時代。その言葉に合う姫がいた。
名は、松姫。
織田信忠と婚約し、一途に慕い続けた。
しかし、婚約は破棄。
それに追い討ちをかけるように、武田家滅亡。
そして。
天正10年
6月2日。
本能寺の変。織田信忠、自害。享年25歳。
それから長い年月がすぎ、松姫は56歳で死去した。
地獄の官僚たちは、松姫の純粋な心に感動し、やり直しを許可した。
現世に戻った松姫と信忠は、歴史の改変に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-25 17:12:58
2796文字
会話率:22%
天正14年、九州の覇権を巡る大戦が行われた。その戦の名は岩谷城の戦い。島津家が九州制覇の野望を果たすべく、九州一方の雄、大友家に挑む。衰退著しい大友家は豊臣の軍門に下ることにより島津打倒をもくろむ。豊臣軍九州征伐の狼煙はあがる。島津家はそ
の前に九州に覇を唱えようと、破竹の勢いで攻め上り、名将立花紹運が守る岩谷城に対峙した。島津家は島津忠長を総大将とし大宰府の観世音寺に陣を敷く。島津軍四万VS高橋軍わずか763名。決死の戦いが行われようとしていた。一方、立花山城を守る立花宗茂(当時、統虎)は、父紹運に撤退の使者を送っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 09:01:06
5416文字
会話率:52%
これは202X年、一人の男子高校生・信政が己の前世に振り回されつつもある女性を探し出すために奔走する物語である。
時を遡ること天正10年、家臣・羽柴藤吉郎から毛利攻めが集結しそうだから来て欲しいとの旨を書かれた書状が送られる。藤吉郎の待つ毛
利の本拠地に出陣する前、愛する人と「戦から戻ったらまた金平糖を共に食べようと」と約束した織田信長。しかし、その約束は家臣・明智光秀の謀反により果たされることは無かった。
信長は約束を果たせなかった悔しさを胸に必ずや転生し、その時代で愛する人を見つけあの時交わした約束を果たそうと決意した。
はた迷惑な前世での約束のせいで信政が探すある女性を信政は見つけ出せるのだろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 23:34:21
2115文字
会話率:37%
1597‐天正7年。有岡城の戦い。そこに少女だけで編成された少女だけの部隊がやってきた。ジリ貧の、女しか居ない村から、同じくジリ貧の明日を向くしか生きられない、7人の少女が1年掛けても落とせなかった難攻不落の城に挑む!
彼女達の言っている事
はただのペテンか? それとも自信から来るものなのか?
その見極め役は総軍監の明智光秀。
歴史の隙間を駆け抜けた少女達にお付き合いください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 18:53:14
139003文字
会話率:45%
ナプト兵士育成施設である人魔学園に強制入学することになった天正良樹は、
戦闘訓練なんて馬鹿馬鹿しくてやってられないとサボる気まんまんであったが、
AEU連合に支配された西日本の惨状を知ると、助けざるを得ない気持ちになり、
渋々ではあるが、真
面目に戦闘訓練に参加する気になる。
そして100階建の戦闘訓練館を攻略するために、頼りになる仲間を集めた良樹軍団を結成する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 14:42:58
30085文字
会話率:43%