戦国の世に城持ち大名の一粒胤として生まれた千々石ミゲルが、13歳の時有馬セミナリヨの一期生になったが、イエズス会巡察使ヴァリニャーノ発案の遣欧少年使節4人の一人に選ばれ、ヨーロッパに派遣されることになる。風任せの帆船に揺られ、生死の境を振り
子のように漂いながらも、「太陽の沈まない国」のフェリペ二世王とローマで新暦を制定した老齢のグレゴリウス13世に謁見し、教皇死後に即位した新教皇シクストゥス5世の行幸にも参列し、8年半のヨーロッパの旅を終え日本に帰還するが、キリスト教禁教とキリシタン大量磔刑の時代を生き抜け、最期は悲劇的な死を迎える。その波乱万丈の人生の様々な岐路で中で、おのれの信念と民衆の幸せのために最良の選択を迫られる。その生誕からヨーロッパに上陸するまでが第一巻である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 00:14:19
67517文字
会話率:27%
戦国時代、南蛮船の来航により日本が世界とつながると同時に、日本の鬼たちは海外へと進出した。
中でも、鬼の総大将である酒呑童子は、遠くキリスト教の総本山であるローマにまでその版図を広げ、暴虐の限りを尽くしていた。
これに手を焼いたロ
ーマ教皇の命令により、鬼を倒せる日本刀を使いこなす剣士が集められ、天才剣士と名高き、ミゲル、マンショ、マルチノ、ジュリアンの四人の少女たちは、一路、ローマを目指して世界を旅することとなる。
行く手を阻む日本の鬼や西洋の悪魔を前に、少女たちの刀が乱舞する!
この物語は、刀と十字架を胸に、はかなくも美しく、時に元気いっぱいな少女剣士たちが繰り広げる、剣と青春にあふれた鬼退治の和風ファンタジーである。
毎日更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 09:05:12
149028文字
会話率:42%
時は戦国時代。九州のキリシタン大名によって使わされた4人の天正遣欧使節団、彼らの目的は悪魔にのっとられたヴァチカンを救うことだった。千々石ミゲルを中心に3少年が日々をつづるほのぼのしたお話です。
最終更新:2015-03-15 21:00:16
5119文字
会話率:29%