その八つの階層は、神が支配する元、互いの領域を侵さぬように過ごしております。ですが精霊界や人の間や、幽界と妖界など、階層と階層の境界線に存在するものはあちこちに移動して悪戯をする傾向がございました。
よって、各階層では小競り合いなどが起
こりがちでございます。特に、全てを手に入れたものはあらゆる願いが叶うと言われております「十種神宝」については、我が手にしようと、人間に限らずあらゆる階層の者達の欲望が蠢いていました。
ここに、自らがこの世とあの世の全てを統べる神になろうと企む人間がおりました。その為にはまず、人柱を捧げて荒ぶる神、妖魔などを鎮めようとします。そう、その為には極上の人柱が必要なのでございました。
これは、生まれながらにして極上の「人柱」として育てられた者が、それに抗って生きた場合……そんなお話にございます。
主人公は旅をする中で、色々な出会いと別れを繰り返し、成長していきます。最初に出会うのは半妖の子供です。果たして仲間となるか? それとも……。そして恋の出会いも待っています。さてさて、彼は宿命を変える事が出来るのでしょうか?
それでは、どうぞお楽しみ下さいませ。
※作中の年齢は数え年を。月日は陰暦を使用しております。
※当時の美的感覚と言葉遣いは、現代とではズレがある為、現代よりの美形と言葉遣いを取り入れております。
※この時代はまだ本名には魂がこもっているとされており、本名を呼ぶのは両親か伴侶のみとされていまさしたが、物語の便宜上、作中の人物は本名で呼び合っております。
※史実(諸説ございます)を元に創作、ファンタジーを加えております。
以上、何卒予めご了承くださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 08:25:15
196950文字
会話率:44%
【2話中盤までのあらすじです】
高校二年の根黒綾人は、寝ていた自分が生きたまま燃やされるという悪夢を見た。
しかし目覚めと共に忘却し、いつも通り、登校の為、親友二人と待ち合わせている駅へと向かう。
綾人が好意を抱いている真白優香。そして、
二年間の入院を経て奇跡的に重病から回復したイケメン秀才の仁嶋伸明。
そんな二人との通学中、真白優香がトラックに跳ねられて死亡する。
彼女が事故に遭う直前に声をかけてしまった綾人。
優香を殺してしまったというその罪悪感から、病院内で絶望に暮れていると、突然背後から声が聞こえる。
「君は何を支払える?」
場所は突然移り変わり、綾人は古びた神社に立っていた。
そこで目にした白い猫。綾人は自らの望みである「優香の蘇生」を自分の「全て」を代償に白猫に懇願する。
そして再び病院へと戻った綾人への吉報、それは優香の心肺が再び動き出した事だった。
奇跡にも思える出来事。しかし、綾人の悪夢はその晩に正夢となり、原因不明の火事により焼死する。
死んだ先で待っていたのは煌びやかな社に構える黒い猫。
その猫が、綾人が白猫に願った蘇生の代償が、101の人間の命、『霊魂』であると告げられる。
この世とあの世を繋ぐ、『霊魂』の流れである『霊波』を著しく乱した大罪人、根黒綾人は、黒猫の命により『死神』となる事を義務付けられる。
しかし『死神』の仕事は、綾人と同じく白猫の願いに頼った人間を殺す事。
『擬死体』と呼ばれる生きていてはいけない、死ぬはずだった人間を殺し続けるのが、『死神』綾人の罪の代償となった。
死んで尚、罪人綾人は人を殺める地獄を味わう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 20:47:32
14962文字
会話率:25%
ある日突然大切な人を失った主人公。
彼の前に現れたのは、死神。
この世とあの世の「狭間」にある塔で、彼は彼女を生き返らせることができるのか――。
※前作「狭間の塔」のリメイクです。
最終更新:2019-07-15 19:00:00
37501文字
会話率:31%
都会で無双中の戦士を若くして辞し自殺まで考えたヤミ期の女戦士が、道に迷った末偶然たどり着いた辺境にて一年後に現れる強大な敵に対抗しうるため、一年で魔法専門学校(通称…魔専)においては底辺レベルほどの実力しか無い連中を、一流戦士レベル(もしく
はそれ以上)に引きあげていく···
しかし引き上げてやるにも、彼らもわたしも自分の村の周りの空間の生態系もレベルもわからないままであり、取り敢えず奥へ奥へと分け入っていくうちにこの森の不可解さと異常性を知る··
主人公プロフィールー
わたしは三年前まで傑出した才能を持つ戦士のみが加盟を許される「魔王討伐パーティー」に所属し、戦士時代は魔物相手に無双していた。
しかし戦士そのものが急速な科学技術の向上により最新鋭の軍隊に職を奪われ、徐々に戦士は迫害されていくようになる。
こうして首都にも辺りの自治都市にすらも居場所を失ったわたしは、目的地が見えなくなった末に道に迷い通称「この世とあの世の狭間」という異常区域へ侵入してしまう。
自殺願望を胸に抱きながら異常区域を彷徨う末にこの異常区域を生活空間とする村人と出会い、わたしは悩んだ挙げ句に魔法教師として年も性別も様々な人間達相手に腕を振るうこととなる。しかしこの場所はわたしにとってはとても無双とは程遠い場所であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-15 12:00:00
25727文字
会話率:36%
彼の両目に映るのは、この世とあの世の境界線。神の怒りか、あるいは悪魔の慈悲か。死者の無念を晴らすため、あの世にきっちり渡します。渡し屋ニコライとその仲間たちが、無法者たちの住む監獄都市ゴーダムにて生き抜いていく姿を描いたダークファンタジー
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 00:28:16
120451文字
会話率:42%
主人公空子の弟が夜中にいなくなったことから、空子・景・琴律の三人の中学生が「エトピリカ」に変身させられ、命がけの戦いに巻き込まれます。
この世とあの世を行き来しながらの激闘と、そこに生じる葛藤を描きました。
この作品は「カクヨム」にも掲載
しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 11:28:28
237478文字
会話率:52%
星の光が最も強くなる日、万星節。
この世とあの世の扉が開き、死者の魂が戻ってくる。人々はその魂が迷わぬよう、目印としてガラスの角灯、星夜灯を灯す。
万星節の前に、ガラス職人コウのもとへ相棒のリオンが森から帰ってきた。
同じ日、婚約者を亡くし
たアナが「待ち人の星夜灯」の製作を依頼するために、彼らの工房を訪れる。
彼女が望む「待ち人の星夜灯」は、普通の星夜灯とは違い、灯せば想う人に必ず会える特別な明り。作るためには、死者との思い出が宿るものと、星屑が必要だった。
星と、人と、灯火。北方にある街の、冬の星祭りの話。
温かな明りの下で。
きっと、誰かと一緒にごはんが食べたくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 16:43:19
30199文字
会話率:44%
時は21世紀。
人類を滅ぼす為、神より遣わされた魔物=聖魔によって、人類の安寧は破られた。
滅亡の道を歩む人類に残された最後の希望、それは己の魂を燃焼させることで聖魔を滅ぼす破壊力を得る練丹術と、その力を叩きこめる唯一の武器「霊具」だっ
た。
人は、この世とあの世の狭間=仙境に修業の場を求め、その身に錬丹炉を宿した戦士=修錬丹師となって、聖魔に戦いを挑んだ。
そんな修錬丹師の一人、仙道霧子は、心に重い枷を嵌められ、殺気を尖らせて生きて来た。
実の妹を聖魔に喰われ、その身体を乗っ取られた霧子は、いつか殺しに来ると言い残した妹の影を追って、日夜聖魔との戦いに身を躍らせていた。
そんな霧子の前に、Kと名乗る不思議な少女が現れる。
少女は、霧子達に協力して聖魔のボス「大妖」を滅ぼすために仙境からやって来た修錬丹師、その中でも特に武術に特化した仙人=武仙だと名乗る。
Kと名乗る少女に、妙な親近感を覚える霧子。
その疑念は、行動を共にする時間に比例して深まっていった。
陰謀渦巻く帝都東京に大妖の影が蠢く時、二人は運命の邂逅を遂げる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-30 20:47:35
133836文字
会話率:45%
幻朧街はこの世とあの世の狭間に存在する街だ。別名、狭間の街とも呼ばれている。幻朧街を訪れるのは主に死者の魂だ。死者は幻朧街で未練を晴らした後、あの世へと旅立っていく。未練を晴らせない死者は、あの世へ渡れないどころか、化け物の姿になってしま
う。そのため、幻朧街には死者の《未練》を晴らす為の、様々な店が存在していた。言伝屋もその一つだ。
言伝屋はその名の通り、手紙をやり取りする店だった。言伝屋を訪れた死者は、この世に残した生者へ向けて何らかのメッセージを言伝として残す。生前伝えられなかったことや言い残した事を、手紙にして残すのだ。やがてその生者が死を迎え、言伝屋を訪れた時、その言伝を手渡される。そういう仕組みなのだった。
言伝屋の店主の名は、不知火幽幻。
ある日、女子高生の舞阪澪は、ひょんなことから幻朧街を訪れる。どうやって幻朧街に来たのか覚えていない澪は、街をさまよっているうちに、言伝屋へと辿り着く。そして不本意ながらも、そこで生活をしていく。 言伝屋には様々な事情を抱えた死者が訪れた。生徒を事故で亡くした学校の先生や、息子を若くして失った母親、そして初恋の人を忘れられない老人など。他にも言伝屋の同居人である覇王丸などと接し、客である死者へと言伝を渡すことで、澪もまた成長していく。
※和風のファンやジーですが、不思議パワーなどはなく、主人公はごく普通の女子高生です。ドラマ重視の内容となっております。あと、少々、ホラー要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。暴力的な描写などはありませんので、是非、お気軽にお立ち寄りください。 ……よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-11 01:58:49
338903文字
会話率:33%
生と死、この世とあの世……。
踏み入らないことで繋がれることのない縁(えにし)がある。
憎ったらしいほどに輝く太陽に照らされる田舎のバス停に男子大学生の姿があった。
大学の友人達と田舎の民泊へと夏休み旅行に来た彼。
そんな彼の宿泊予定の民
泊は曰く付きの場所だった……。
夏のホラー企画に初参加させて頂きたくて書き上げました。
ホラーを書くことに慣れていないので未熟では有りますが、どうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-17 10:15:26
20204文字
会話率:31%
この世とあの世の狭間にありし世界。
私は今日も誰かの相手をする。
その誰かは自分でさえもわからない。
ただ誰かの役に立てると信じて、今日も仕事に邁進しています。
此処はそういった場所なんですから…。
最終更新:2018-07-12 20:58:38
3278文字
会話率:32%
異世界とは
この世とあの世の狭間である
最終更新:2018-03-19 15:41:02
1294文字
会話率:29%
実話そのもの。霊界と場面緘黙症の人生。霊感があり場面緘黙症の私が、日記みたいに、日々の思いを書いただけのものです。話したくても声が出ない情緒障害です。世の中の人に知ってほしいです。
最終更新:2018-02-18 15:29:52
10104文字
会話率:1%
【一話完結の物語になります】
世の中には陰と陽が存在する。朝と夜。光と闇。この世とあの世……
1000年以上もの間、その陰陽を司ってきた陰陽師は明治時代に陰陽寮の廃止とともに途絶えた。
それからの人の世は夜を昼のように明るく照らし、その
場には必ず影という名の陰が付きまとうこととなった。
人工的な陰陽に紛れるかのように、夕暮れ時は昔から「逢魔が時」として魔の者と遭遇してしまう時間帯とされている。
これは、そんな世界で陰陽師としての力を持った一人の男。黒川 大輔の少しだけ変わった物語。
カクヨム様と同時連載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-03 00:05:49
151589文字
会話率:30%
寿命買い取り会社【ミコト】。
この世とあの世の狭間に生きる者達が経営しているミコトは満月の夜に深夜二時から夜明けまで営業している。
ただ死ぬだけではなく【安心安全綺麗に楽に】をモットーとし、さらにその死に対価が渡される。
____
___死を望む者と死を買う者_______
両者が織り成す関係とは一体……
※当小説はホラーでも、死を推奨するものでもありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-29 23:45:44
591文字
会話率:13%
君が教えてくれた。
君が私を救った。
だから、私も誰かを救うんだ。
温室の前、日向の中、自然に囲まれた、その場所に文芸部は存在する。
この世とあの世を繋ぎ、隣人たちの側で過ごす生活。
忌み嫌われ、行き場を失った3人の生徒に差し伸べら
れた手は、この世の者ではなかった。
魔法を使い、穏やかな生活を送る3人。
新しい住人と、過ぎ去る住人。
開かずの扉の向こう。
君の鍵は、その扉の錠に差し込まれた。
さぁ開いて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-02 20:43:51
550文字
会話率:0%
「『意識』つまり魂は肉体はおろか 宇宙が誕生する前からその場に存在する」
という理論が提唱された。
意識というものは生物が誕生する前、さらには宇宙の誕生より以前よりそこに存在している。
均衡のためしてはいけない罪を犯し意識としての存在価値
を失い転生が不可能となった意識エラー
彼は一人の"変わった"少女に手を引っ張られ数百年ぶりの現世にやってくる。
この世とあの世の転生を行う管理委員から追われながら少女と共に世界間の均衡における隠蔽された事件を見つける...
それは管理委員上層部が意図的にもたらした大虐殺
作者の変な解釈や見解に基づいて進む変わった物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-12 00:11:49
691文字
会話率:13%
そう言えばこの部屋にはたりないものがある。何だろう。地獄の者たちは気づいていないが、やっと気づく。
最終更新:2017-07-26 10:28:11
2454文字
会話率:64%
今年も暑い夏がやってきました。地獄は燃え盛ってるので現世の夏ぐらいは…?
最終更新:2017-07-16 12:09:07
2683文字
会話率:68%
現世に夏到来。あなたは何で涼を取る?かき氷?プール?それとも…?
最終更新:2017-07-10 17:32:04
2216文字
会話率:76%
古美術店『灯』に訪れる客と、店主、鬼灯誠一郎との関わりの物語。
この世とあの世の、境に位置する『灯』にやって来るのは、色々な依頼。少し不思議な非日常の出来事の綴りです。
最終更新:2017-06-20 21:41:00
1962文字
会話率:49%
人間が生きている中で一度は考えたことがあるだろう。
「死後の世界があるのか?」
それは死んでみなきゃ分からない。
でも、もし本当にあるとしたら━━━
そこは、天国、地獄か。
その前に三途の川か?
三途の川はこの世とあの世を渡す場所。
もしかしたら、その川の前には死んだ人間が普通に暮らす場所があるかもしれない。
この小説は、そんなあの世へ渡る前の死後の世界で暮らす人たちの生活を描いた物語である。
※更新は現在、不定期となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 19:00:00
7243文字
会話率:40%