キョウカは今まさに柵を握る手に力を入れる。彼女がやって来たのは、昨日遺体が見つかったばかりの雑木林だった。決意が揺らぐのを振り払い、身を乗り出そうとしたその時だった。彼女を陰湿ないじめから救った転校生、ミツキが現れる。ミツキの明るさに何度も
救われてきたキョウカは、彼女に誘われるかのように二人が出会ってからの日々を思い出す。やがて少女は二人の思い出である大切なお守りを託し、最後の願いを告げた。
「これね、一緒に燃やしてほしいの」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 09:52:44
8316文字
会話率:50%
辺境のデュラッハン領にて魔物との交戦が続くアマリツゥア王国。その国の伯爵令嬢ツェツィーリア・バルシュミーデが大事な人を探しに行くと言い出した。彼女は婚約破棄されたばかりで、大事な人とは彼女の婚約を機にデュラッハン領の前線に行ってしまった元護
衛騎士である。
彼女の義弟、イーヴォ・バルシュミーデは、彼女への想いを心に秘め、彼女の幸せだけを守るべく彼女と一緒にデュラッハン領に向かうのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 19:32:53
12347文字
会話率:42%
私、十六歳のミゼルカ・エバンシュタインは、殺人事件の現場を見てしまった。
私が敬愛する音楽家が目の前で殺されたのだ。
殺人者は、王国騎士の称号を得たばかりの、カート・ハインリッヒ。
黒髪にダークグリーンの瞳の美貌の彼は、社交界ではかなりの人
気者だ。
「君は見てしまったのかな?」
「わたくし、時々目が見えなくなりますの」
「それは大変だ。俺があなたをお守りしましょう」
どうしよう。
何とかしないと殺される?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 11:50:43
106090文字
会話率:35%
時代の変化に取り残された小さな工業地域、新興住宅街に取り囲まれ煙たがられる毎日。そんな日々は突如として終わりを告げ新天地へ強制移転、コンクリートで皆さんを魔物からも天変地異からもお守りします!
最終更新:2024-12-26 10:04:23
384186文字
会話率:55%
幼稚園の一角で光が発生した。
一つのクラスが巻き込まれた。
正副の担任二人と園児達が異世界に召喚された。
園児達は戸惑い混乱もなく、召喚されたホールで騒ぎまくる。
裕子先生は園児達のお守りに専念。
副担任の律子先生が、がっ、がんばるんにゃー
はて、さてにゃー。
前編後編の二つで短いにゃー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 08:10:32
5341文字
会話率:18%
マリエールは正室の第3王女。黒死病にかかって転生する。7歳で絶大な知識と魔法を得た彼女は親しい第2王子を支援する。第2王子は成人したばかりで、ようやく国政に関わり出した。まず第2王子に提案したのは王城の上下水道工事だ。貯水池でいろいろ作成
して第2王子にお守りやボディーガードをつけた。その後経済活動、冒険者活動、産業事業などで支援を続ける。第2王子派が拡大すると第1王子派が陰謀を仕掛けて来る。第1王子の最大の支援者の公爵の陰謀が発覚した。マリエールは国と国民のために暗躍する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 16:57:32
9391文字
会話率:36%
むかしむかし、魔王に困らされている国がありました。魔獣に魔物があちこちにはびこり、人々に悪さをしていました。そこで立ち上がり、人々の希望となったのが勇者一行です。
しかし、勇者は一人ではありませんでした。色んな勇者がいましたが、皆ニセモノだ
ったのです。
こりゃダメだと皆が諦める中、唯一、勇者のパーティーとして残った女戦士がいました。その名はメルダ。新しい勇者、ルディのお守りを仰せつかりましたが、ルディは果たして本物の勇者なのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 14:12:06
8205文字
会話率:50%
人生とは孤独なのだよと誰しもと風の旅人は言う
孤独が人に教えてくれるものもあろう
燐寸を擦って煙草を咥える旅人
宿場町はなにも答えない
夏を教えてくれるものだけが私を救い
懐かしい玩具箱の中で布袋様の根付が嗤ってる
玄関に貼られたお守りの札
に赤い染み
どこか奇妙な大人の世界は
魔術のよう折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 09:41:45
3411文字
会話率:0%
この世に客として招かれ生きていると思えば苦も無し。苦だらけと思うか楽しみもあると思うかは自分次第。
高卒で就職し、退職して実家があった土地に戻って来た慧。美人で才色兼備と言われるも、男運だけが底辺な幼なじみ遥華と再会する。
修学旅行で買
った二つのお守り。それをひとつずつ持つ彼女らが迷い混んだ事で、奥州に小さな波紋が広がって行くように色々な事が起こる。
残酷な描写ありR-15
フィクションです
史実に忠実ではありません。
あらすじ苦手なんです上手く出来なくてごめんなさい。お時間あったら覗いて見ていただけると嬉しいです。さくしゃ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 21:33:39
91976文字
会話率:49%
巷で流行りの婚約破棄。
令嬢リリーも例外ではなかった。家柄、剣と共に生きる彼女は「女性らしさ」に欠けるという理由から、婚約破棄を突き付けられる。
彼女の手は研鑽の証でもある、肉刺や擦り傷がある。それを隠すため、いつもレースの手袋をしている。
別にそれを恥じたこともなければ、婚約破棄を悲しむほど脆弱ではない。
「行き遅れた令嬢」こればかりはどうしようもない、と諦めていた。
しかし、そこへ辺境伯から婚約の申し出が――。その辺境伯には娘がいた。
「分かりましたわ!これは契約結婚!この小さなお姫様を私にお守りするようにと仰せですのね」少しばかり天然、快活令嬢の継母ライフ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:41:53
5283文字
会話率:34%
わがまま姫のお守り役は今日も苦労するそうで。
でも嫌々やっていたこの仕事もいつの間にか楽しくなっている自分がいる。
この姫を護りたいとそう思って・・・。
わがまま姫×怠惰なお守り役。
この恋は『 』ですか?
最終更新:2024-10-28 10:31:06
513文字
会話率:24%
犯罪者は全員死刑になる世界でAVの違法ダウンロードにより逮捕される主人公。
死刑を回避するためには国家の犬と呼ばれるスパイにならないといけないが、任務内容が難しく他国に捕まると酷い拷問の末に殺されてしまうから、死刑を選択する。
刑執行直前で
死刑が取りやめになり、強制的に国家の犬に所属することが決まる。
初任務は重要人物の息子の護衛という名のお守り。
ショッピングモールでの買い物に付き合っていると、屋上で自殺しようとしている女子高生がいると聞き、自殺を止めにいく。
高校時代、自殺した同級生のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 09:40:57
16320文字
会話率:56%
ある日、聖女の力に目覚めたローズは、勇者パーティーの一員として魔王討伐に行くことが決まる。
婚約者のエリオットからお守りにとペンダントを貰い、待っているからと言われるが、出発の前日に婚約を破棄するという書簡が届く。
エリオットへの想いに蓋を
して魔王討伐へ行くが、ペンダントには秘密があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 18:13:21
7921文字
会話率:30%
「小僧、あの祠を壊したんか」
村から出ようとしたところで、そこまでハゲちゃいねぇけど全部白髪、ま、見るからにジジイ、ってジジイに声をかけられた。
ジジイは目を見開いて、まるで世界一のアホでも見つけたような顔をしてる。
「十個は壊したぜ、
それがどうした?」
俺はニヤリと笑って答えた。ああ、もちろん、立ち並んでた祠をなぎ倒してやったさ。十年前、どっかのバカのせいで故郷の村が祟られた、その恨みを晴らしたんだ。霊媒師に言われた通り、お守り十個装備してな。
(以上冒頭)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 19:51:53
9523文字
会話率:74%
服部半蔵事実上の処刑であった佐貫の合戦以後、橘清三郎は南奉行所から距離をおき、町風呂屋二階の将棋道場に通うようになる。再び江戸の町に「上杉家のただ飯喰らい」と噂が広まるが、それは今後対決する事になるであろうオランダの闇組織最強の敵の目を欺
く目的があった。
吉原における花魁傍付の少女二人の誘拐事件。幼少の折に道場破りを行って打ち勝った吉田祐善の上京。景虎に変化する鍵(清三郎のお守り)の入手の指令を受けた上級闇魔導士。
全ての事件が絡み合う時、修行を終えた清三郎が立ちはだかる。
果たして清三郎を待ち受ける戦いに打ち勝ち、事件を解決できるのか。さらに最強の敵、闇魔導士大神官との対決は……。
上杉家のただ飯喰らい・第二幕です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 21:40:45
154231文字
会話率:29%
童話の白雪姫のお話をモデルにした物語。
かつて白雪姫と名付けられ、物語の主人公になった姫は娘に語る。多くの者の解釈とは違う物語の真相を。
原作とは異なります。
残酷な描写はお守りです。
最終更新:2024-09-29 15:16:47
13191文字
会話率:31%
2度目の人生のやり直しをしていたレティシアは目覚めるとまた体が小さくなっていた。目覚めた場所は見覚えのない豪華な部屋だった。
もしかして3度目のやり直しですか・・?
落ち込んでいる暇はありません。ただ3度目のやり直しは今までと状況が違いすぎ
ます。
生前のポンコツな兄弟子は実兄、頼りになる従兄件夫は他人、温和な腹黒王太子は冷淡に、可愛い弟は無表情・・・。どういうことでしょう。
3度目は生まれた家さえ違い武門名家のビアード公爵令嬢でした。
できるだけ平穏に生きれるために頑張りましょう・・・。
幸先不安しかありません。
R15や残酷な描写はお守りです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 19:59:18
1872548文字
会話率:48%
空から星が降りそそぐと予言された月夜のことである。
一人の少女は一心不乱に窓の中から祈っていた。
空には雲がかかりいつもは明るく世界を照らす月さえ姿をみせない。
もう一人の少女は夜空には見向きもせずに美しい笑みを浮かべて貴公子達に囲まれて
いた。
正反対の二人の少女は人生の分岐点に立ったことは気付いていなかった。
残酷描写はお守りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 08:03:51
11762文字
会話率:30%
本作はノベルアップ+の公式イベント『「魔法のお守り」短編小説コンテスト』のお題である『魔法のお守り』からインスピレーションを頂き創作させて頂いた一次作品となります。
とても人間味のある神様が創った異世界に転移してしまった主人公のユーナ。
しかし、異世界に転移したもののポンコツな神様のせいで・・・。
神様に貰った五つの『魔法のお守り』によって紡がれていく物語。
それは異世界『クィール』の創世と歴史へと繋がっていく。
この世界の真実と、その先にある結末とは・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 08:49:32
219431文字
会話率:37%
「私が王都までお守りいたします!殿下は私を男だと思ってますからバレなきゃ大丈夫ですよ」
スカーレットは唖然とする父と義弟にそう言い放った。婚約者デニスに婚約破棄されたとき、スカーレットは自分が乙女ゲーム『マジらぶプリンセス』の悪役令嬢に転
生したことを思い出した。
騎士の家系に生まれ、並みの騎士よりも強いスカーレットは、「もうお嫁に行けないし、こうなったら騎士にでもなろうかしらハハハハハ…」と実家の屋敷で過ごしていた。
ある日、前世の推しキャラである王太子レインフォードが賊に襲われている場面に偶然出くわし、彼を助ける。ゲーム内でレインフォードの死亡イベントを知っているスカーレットは、それを回避するために護衛を引き受けようとするが、レインフォードはゲームの設定とは違い大の女嫌いになっていた。
「推しを守りたい。でも女だとバレたら嫌われてしまう…」
スカーレットは女であることを隠し、男装して護衛に就くことに決める。果たして彼女は女であることを隠し通し、レインフォードの死亡イベントを回避することができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 14:04:52
144665文字
会話率:37%
この記録を消去する場合、以下の要項をお守りください。
1.決して、許してはいけない。
2.油断大敵である。
3.彼女には感情がない。
最終更新:2024-09-06 19:34:54
2978文字
会話率:0%
――リーゼファ・アインローゼ。汝をナディアード殿下付き護衛に任命する。
憧れのナディアード殿下のおそばに♡ 護衛なんだから、ずっと一緒にいられるのよね♡ いっぱいお守りしちゃって、「リーゼファ」なんて名前まで呼ばれるほど仲良くなったり
して♡
そして、そして、そして……。
――きみといると、僕はただのナディアード、一人の男として安らぎを感じるんだ。
――殿下……。
――二人っきりの時は、「殿下」ではなく、「ナディアード」と名前で呼んでくれないか。
――ナ、ナディアードさま……。
なーんて甘い展開が待ってたりして……キャーッ! どうしようっ!
とかなんとか、頭のなかでイロイロ妄想するけれど、実際の私は、表情一つ変えない(変わらない)し、口に出して何かを伝えることもない。頬を染めたこともなければ、眉一つ動いたこともない。
寡黙な父と厳格な祖母に育てられた結果、ついた二つ名は、「氷壁」。
氷のように冷たく、硬く、取り付く島のない女。
騎士として充分な実力を備えているものの、女性としては面白味もかわいげもない。
今日も、脳内煩悩を爆発させながら、黙々と護衛の任に就く。
思考と現実。ギャップ激しい一人の女騎士の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 17:00:00
84973文字
会話率:26%
――誰からも愛される聖女、なのに自分に自信の欠片もなくて……。
聖女フローラはとんでもない聖女力もあり、人々からとても愛される存在である。
しかし実家の伯爵家では育てにくい厄介者扱いされていて、とにかく自分に自信がなかった。
聖女の護衛を
任務とする騎士団の団長・レオンハルトと仲良くなろうと頑張ってみても、会話がブツ切りになってしまって目も当てられない始末である。
フローラの心の拠り所は、夜な夜な作るビーズアクセサリーだけ。
そんなフローラは、『仮面の魔女ローゼ』として、自作のアクセサリーをノミの市で売り出すことにした。
強大な聖女力を注がれた光るアクセサリーは、願いを叶えるお守り(本物)として大評判になる。しかし人気が過熱しすぎて、ついには暴動が勃発してしまう。
フローラを助けたのは、騎士団長レオンハルトだった。
その優しさに触れ、フローラはレオンハルトのことが気になるようになる――が、彼に『気になる人』がいることを知り、悶々とした日々を過ごすことになる。
ある日、新興商人が仮面の魔女ローゼの願いを叶えるお守りに目をつけて専売契約を持ちかけてくる。レオンハルトの助けで断ったものの、新興商人は偽のアクセサリーを勝手に市場に流してしまい、街は大混乱に陥る。
レオンハルトにフローラを取られる! と危機感を強めた副騎士団長コンラートが、フローラに強アプローチをかけてきたり。
コンラートに誘われて行った高級レストランで、2人のイケメン騎士に取り合われてパニックに陥るフローラだったり……。
偽アクセサリーの調査を通し、自分の強大な力と向き合いながら、レオンハルトとの絆を深めていくフローラ。しかし、肝心な想いを伝えるための一歩はなかなか踏み出せないまま。
一方のレオンハルトは、過去の過ちを乗り越えて、『気になる人』への気持ちが加速していく。
レオンハルト様の『気になる人』って、いったい誰なんですか?
コンラート様、教えてください!
そんな感じの聖女ファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 11:39:22
47481文字
会話率:46%