救われざる物語があった。
差し出されたてのひらを掴んだ時、その指先は震えていて、握り込むことさえ躊躇っていたから。
300年前に世界を混沌へ落とす大戦争を制したのは、国家でも、英雄でも、神の御使いでもなかった。
《魔女》
それが世界の支配者で、頂点で、神の名前だった。
かつて無欠の天才と呼ばれた少女キマリは、全てを捨てた彷徨いの果てに、極北の古城で魔女シアと出会う。次代の塔の魔女を選定する儀式《ヴァルプルギスの夜》。塔の魔女となれば、この世の全てを牛耳り、あらゆる望みを思いのままと出来る。
これは、たった一人が救われる為だけの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 11:00:00
186478文字
会話率:31%
クラスで気になっていた女子を、街中で偶然見かけた。
なんとかしてお近づきになりたいと思っていた彼女、雪屋さん。その名に相応しい、クールビューティ―な雰囲気を持つ高嶺に咲く一輪のエーデルワイス。
後をつけることに何の躊躇もない。そう、何もだ
。
喫茶店に入った彼女は運ばれてきた紅茶を前に、ぱっと笑顔を咲かせた。
素敵すぎる。
思わず声をかけてしまったが、予想外のリアクションを受け、想定外の話を聞かされた。
彼女が……吸血鬼?
――紅茶を巡る一杯のラブコメ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 22:55:01
5894文字
会話率:44%
小説を書いたことがないあなた、そして書こうとしても躊躇してしまうあなた。
そんなあなたに読んでほしいと思って書いたエッセイです。
もしかするとこれを読めばあなたも今日から小説家になることが出来るかも。
最終更新:2019-03-01 20:28:15
2609文字
会話率:11%
好意、敵意や悪意といった相手の心の内が、色として視えてしまう私。
それのお陰で、周りからすればある意味平和的な人間として大人になった。
ただ、それはあくまで周りからすれば。私自身は、周囲に合わせて合わせて、ただただ合わせて良い子の
ふりをしてきたものだから、もういい加減、自分で自分を嫌にもなって来ていた。
素直に正直に、誰でも本能的に行っているくらいの空気読みで、何でもない生活をしたい。そう思っていた。
そんなある日。
ふと立ち寄った公園で、私は色の視えない男の子と出会った。
彼の放つ言葉、動作には、躊躇いや後悔、濁りといったものが一切無かったのだ。
誰ひとりとして、今までそんな人間に出会ったことはなかった。
なかったものだから、私は彼のことをもっとよく知りたいと思うようになっていった。
そうして触れ合っていく内――
私は、想像なんてしていなかった彼のことを知ってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-21 17:14:48
4314文字
会話率:46%
私フミカのバレンタインデーはいつも報われない。片想いの相手であるユウキに毎年本命チョコを贈るが全く気づかれない。
かと言って告白する勇気もない。
今年もチョコを贈ろうとするが、周りは友チョコばかりで、報われない本命チョコを渡すか躊躇してしま
う。
現在はネタバレタグはつけてません。ネタバレタグが出るのはバレンタインの魔法がとけるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 19:02:15
6436文字
会話率:39%
日々戦場で死と隣り合わせの日常を過ごす二人の少女、シェリーとエイミー。
シェリーは人を殺す事に何の躊躇もせず、残虐な戦闘を繰り返す。一方でエイミーは人を殺す事に戸惑いを感じ、戦争そのものが正しいのかという疑問を常に抱えている。
この物語は、
戦時中の世界、戦後の世界を通して二人の少女が「命」や「愛」という物に向き合い成長していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-30 23:18:58
5689文字
会話率:37%
異界の女神に連れ去られる三十五名の少年少女達。世界を救った者にはどんな願いも叶える女神の言葉を聞いた彼らは躊躇いながらも一人の少年を犠牲に、女神の支配する世界へ旅立った。
そして、犠牲になった少年。裏切られた主人公、綾乃葉は暗闇の中で復讐
を願う。するとそこに――。
これは復讐の為に全てを捨てて力を手に入れた者の物語。
感想や誤字脱字報告を書いてくれると嬉しいです。
twitter始めました@hiiraginatuko折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 17:00:00
108663文字
会話率:65%
異世界チートハーレムを目指し異世界へと転移した佐々木善人36歳(彼女いない歴=年齢)。
恋愛を求めて異世界に来たのに寄ってくる女は手を出すのを躊躇してしまうような一癖も二癖もあるやつばかり。
しかも授かったチート能力はどう考えても御一
人様専用。近くに人がいる状態で使用することができないというクソ仕様。
美少女たちとイチャイチャラブラブしながらのあま~い冒険生活を夢見ていたヨシトの夢は脆くも崩れ去った。
世界の危機?
そんなことは知らん!
それよりもっと普通の女はいないのか!?
世界の危機なんてそっちのけ。
刺激的でなくてもいい。普通の恋愛でいいから誰か俺に恋を教えてくれ。
愛に餓えた一匹の男がいま、異世界に解き放たれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 05:55:55
106485文字
会話率:14%
死神の鎌であるシックルは、両腕が鎌となっている人間の少女の姿をしている。
持ち主であるリーパーの命令で、毎日種々様々の命を刈り取っているが、当のリーパーにはぞんざいに扱われる日々に嫌気がさしていた。
そんな折に出会った別の死神である崎
から、リーパーから離れないかと誘いかけられる。リーパーが鎌に命を吹き込み、名前を与えていることが、死神の間で問題になっているということだ。
今更持ち主を替えることに気乗りしないシックルだが、元の鎌に戻してもいいと言われ、考え始める。
元の鎌ならば、何も感じることはなく、もう二度と嫌な思いはしないだろう。
しかし、命を吹き込まれてから生まれてしまった自我が、その選択を躊躇させる。
その後、ひょんなことからリーパーと離れることになった際に自身の過去を知ったり、さらにはリーパーに課せられた適性試験を見届けることになった際にリーパーの自身への想いを知ったりする中で、シックルは、自分がどう在るべきかを決断する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 20:00:00
65036文字
会話率:41%
にっこりさんに、倫理の枷は存在しない。故に、一から生命を創り出すことに躊躇はない。
戦争のため、鋼から生み出された一体の機構兵器。無垢な少女の様な姿をしたそれは、重大な欠陥を抱えていた。感情と言う欠陥を。
にっこりさん写本 鋼の刻第二作
最終更新:2018-12-24 20:48:15
2364文字
会話率:57%
ある日のこと
男はPCのハードディスクの底に
つまらぬデータがこびり付いて居るのを見つけました。
『嗚呼なんてつまらないゴミが』
これをこそげ落として捨てようとしました。
世の中にまるっきり無駄な物もあるまい、
世の中にはご奇特な方もお出で
だろう
と捨てるのを躊躇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 23:38:56
6910文字
会話率:11%
今日もみんなにボコラレール!
明日も誰かにボコラレール!
ボコラレールは複数の政府が合同で開発した新世代のストレス発散ツールです。見つけたら、なんの躊躇いもなく力の限りボッコボコにしちゃってくださって構いません。ボコラレールはそのために開発
された道具です。生き物ではありませんので、痛みも感情も魂もありません。なので、罪悪感を覚える必要がないのです。さあ、ボコラレールを見つけてボコボコにしよう!健全な社会は健全な暴力から。すべての悪意はボコラレールが引き受けた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-07 23:00:00
29655文字
会話率:17%
かつて全ヨーロッパを震撼させた「魔女狩り」の終息から数百年。その嵐を生き延びた超能力者「魔女」たちは、自衛のための秘密結社を作り、自分たちの抹殺を図る暗殺集団「鉄槌」と闘いを繰り広げていた。
――現代日本、三浦半島東部の地方都市に位置する「
聖陵学園付属中学」に通う主人公の少女・間宮薫は、夏休みの前日、外国人のシスターが運んでいたディスクを誤って家に持ち帰る。しかし、それは薫自身の重大な秘密を記録したものだった。翌日祖父の使いで町外れの屋敷を訪れた薫は、そのシスター・ベルナドットと再会し、彼女の主人であるシャルロットから「友だちとして自分のハーブ・ガーデンに遊びに来てほしい」と誘われる。薫はそれを受けるが、ふたりの正体は薫を結社に迎え入れるという密命を受けて派遣された「魔女」であった。
折しも、学園周辺では怪事件が続発。学園に仕掛けられた爆弾を発見し処分した薫に、シャルロットが真実を告げる。爆弾は、自分を暗殺しようと画策する「鉄槌」の仕業。そしてあなたは自分たちと同じ「魔女」。躊躇いを感じつつも、自らの彼女に対する特別な感情に気づき、薫は組織に加わっていく。しかし、超能力開発の訓練を通じながら急速に親しくなっていくふたりに、主人を愛するベルナドットは冷たい警戒の目を向け始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 00:00:00
62107文字
会話率:50%
かつて全ヨーロッパを震撼させた「魔女狩り」の終息から数百年。その嵐を生き延びた超能力者「魔女」たちは、自衛のための秘密結社を作り、自分たちの抹殺を図る暗殺集団「鉄槌」と闘いを繰り広げていた。
――現代日本、三浦半島東部の地方都市に位置する「
聖陵学園付属中学」に通う主人公の少女・間宮薫は、夏休みの前日、外国人のシスターが運んでいたディスクを誤って家に持ち帰る。しかし、それは薫自身の重大な秘密を記録したものだった。翌日祖父の使いで町外れの屋敷を訪れた薫は、そのシスター・ベルナドットと再会し、彼女の主人であるシャルロットから「友だちとして自分のハーブ・ガーデンに遊びに来てほしい」と誘われる。薫はそれを受けるが、ふたりの正体は薫を結社に迎え入れるという密命を受けて派遣された「魔女」であった。
折しも、学園周辺では怪事件が続発。学園に仕掛けられた爆弾を発見し処分した薫に、シャルロットが真実を告げる。爆弾は、自分を暗殺しようと画策する「鉄槌」の仕業。そしてあなたは自分たちと同じ「魔女」。躊躇いを感じつつも、自らの彼女に対する特別な感情に気づき、薫は組織に加わっていく。しかし、超能力開発の訓練を通じながら急速に親しくなっていくふたりに、主人を愛するベルナドットは冷たい警戒の目を向け始める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 00:00:00
56000文字
会話率:52%
VRMMOが世に浸透した近未来、その中でもFPSゲームをメインにプレイしているプレイヤーの一人、船坂春人。彼はひょんな事からゲームのプレイ中に魔法が飛び交い、剣が交差する異世界へと転移してしまった。だがそれは大きな理由があった。彼は自分がな
ぜ異世界に転移させられたのか理由はまだ知らない……知るのはずっと先だ。
そんな異世界でも元のFPSゲームで使用していた武装が何故かそのまま使える。この強大でイレギュラーな力で何をしなければいけないのかも分からない。
戦わなければ生きてはいけない、相手を倒すのを躊躇えば自分が死ぬ。だから彼は甘い考えを捨て自分の前に立ちはだかる敵をひたすら討ち倒していく。
帰れるのかも他に転移者が居るのかも分からないの知らない事ばかりの春人だが自分の信念を信じてこの異世界を生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-23 19:04:52
392612文字
会話率:43%
交通事故で17歳で死んでしまった沢村優太は、すぐに生まれ変わり河合俊となり17歳になった頃、当時の彼女、村松佳奈と再会する事になるのだが彼女は、既に結婚をしていて34歳になっている。。。
誰も河合俊がが沢村優太の生まれ変わりなどと信じられ
ない!
ただ、村松佳奈は、息子”夢叶 ”の言動などからも不思議に感じ、河合俊が沢村優太だと確信し、感動の再会を果たします。
その後、河合俊は、沢村優太だった頃の家族にも会いたくなり、会いに行こうとするのですが、、、なかなか自分が沢村雄太だとは言い出せない。本当の事を伝えたら、悲しむのではないかと心配になって躊躇してまうのです。
天国に行ってしまった人に会いたい!そんな願いが実現するお話になります。
(他の投稿サイトにも重複投稿しております!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-19 23:54:43
336文字
会話率:0%
説明しよう!元・土の術式であるアニマは仲間を失って以降、殺戮に一切の躊躇をしなくなったのだ!ついでに何とかして保護した愛しのひとの魂。どうにかして愛おしの人を生き返らせるべく、あり得ないとされる奇跡―――死者蘇生の術を探し求めるのだった!
それはそれとして生活と私怨の為に賊や現実改変者、マモノは容赦なく皆殺しにしちゃうゾ★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 22:47:57
10900文字
会話率:30%
人の命を奪う事に躊躇いを持たない男は、ただ己の欲望のままに命を奪い、追われていた。
辿り着いた先は、砂に沈んだ世界。
そこには無垢な少女が一人。
たった一夜の、非現実的な時間。
失われたものと、失わなかったもの。
そして、得られたもの。
――――彼が救われたと感じるかどうかは、貴方次第。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-01 23:38:11
4637文字
会話率:32%
「君のわんちゃんはどんな冒険するのかな?」
同僚にそんな事を言われて初めて知った、『わんにゃんVR』。
お独り様を極めた私は購入するのを躊躇わなかった。
最終更新:2018-09-30 19:15:48
552文字
会話率:0%
ある日、ふと理科の実験で作ったスライムの感触を味わいたいと思い、台所で作っていたら
唐突にスライムが光出し、気づいたら何やら雲の上に立っているような、夕焼けの空の大地に立っていた。
すっぱだかの全裸で。
「きゃんっ!」と内またになり慌てる須
賀 タイチの目の前に現れたのは、金髪碧眼の女神のように可愛い全裸の美少女だった。
しかしこの美少女ちゃんの肢体は岩?のようなごつごつとしたものが張り付いて拝むことは出来なかった。
そんな変な恰好をした美少女は真っ裸なタイチにこう言ったのだった。
「スライムを愛する人、あなたに私の封印を解いてもらいたいのです」
聞けばこの美少女ちゃんはスライムを愛する余りに神々に封印されてしまったのだとか、その際力を151種のスライムに分けるという徹底ぶりで。
しかし、問題はそこじゃない。この岩?みたいなのは美少女ちゃんを封印する拘束具で151のパーツに分けられていて、なんと封印が解けると同時に壊れていくそうだ。
つまり、それは封印が解けるごとにハダカに近づいていく、ーーーーいわばストリップじゃないかっ!!!
こうして異世界に何の躊躇もいとわず、美少女ちゃんの封印解除(ハダカ)を求めて、須賀 タイチのスライム151種を集める冒険が始まる!
※アルファポリス様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 12:00:00
94433文字
会話率:26%
【あらすじ?】
気づいたらダンジョンマスターになっていた。
記憶も中途半端で、ここに連れて来た者の思惑も不明だ。外に出ることもできない。
ただ僕にできることは魔力と呼ばれる未知のエネルギーを利用してダンジョンをつくり、侵入者を倒し魔力を回収
する無限ループだ。
死ぬのは嫌だが殺すのも躊躇われる。しかしなにもしない訳にもいかない。状況を整理しつつも結局は動けずに悩んでいたが、不意に良案を思いついた。
『殺さなくても魔力回収さえできれば問題ないのでは?』
そうして僕のダンジョンマスターライフは幕を開ける。
人を雇ったり、町と提携したり、冒険者を育てたりと、おそらくは僕をここに連れて来た何者かの思惑にそうことはないだろうが、なにも言わないそっちが悪い。
僕はただ平穏に生きたい。
そして、僕の行いで人が喜ぶなら嬉しいことだと思うんだ。
*****
【含む(予定)】
ダンジョン。テーマパーク。経営。育成。異世界召喚。冒険者。魔物。魔法。引きこもり。ボッチ。のんびり。一応R15。
【含まない(予定(だった))】
政治。経済。戦争。競争。ライバル。友情。
【コメント】
ナメクジのようなスピードで更新されることでしょう。一話ごとに軌道修正しながら進行していくことになります。
上のキーワード等は、随時変更していきます。
また、あちこち修正しますが、ストーリーに関わる改変を行う場合は同時に最新話を投稿して前書きで改変箇所を記載したいと思います。
私の初めての駄文にどうかお付き合いください。
《追記》完結の仕方を一応決めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-09 01:13:11
212284文字
会話率:43%