王国ファーロスの第十三王女ルーチェは「白百合宮の眠り姫」という異名を持つ病弱な姫君として知られていた。王も兄たちもルーチェの将来には何の期待も寄せておらず、ルーチェは忘れ去られたかのような小さな宮の中で長い眠りを繰り返すだけの日々を送って
いた。
ルーチェの唯一の心の拠り所は、眠り続けてしまう彼女のために祈りを捧げ、治療をしてくれる神官エトアルだけ。彼に抱いた叶わない想いに身を焦がしながら、今日も一時の逢瀬を楽しむルーチェだが――。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-13 12:04:10
5335文字
会話率:28%
その世界は魔術が最も重要視され、種族を超え、大多数の者達が魔術を使えます。
そんな世界で日出の民と呼ばれる魔術を使えない人々が密かに暮らしていました。
しかし、彼らは魔術が使えない代わりにものづくりの才に長け、剣技に優れ、異常なまでに身体能
力が高かったのです。
日出の民は人々にいくら虐げられても人々の頼みを叶え続けました。しかし、それが間違えだったのです。
日出の民を恐れたとある組織の手により彼らは一晩で滅んでしまいました。ただ一人を残して……。
少年は同胞の叫びを聞きました。
自分の無力を実感しました。
絶望し憎悪の炎に身を焦がしました。
そして、生死の境をさまよった少年は、神でなければ精霊でもない、禍々しい何かと契約したのです。
……そう、件の組織を皆殺しにし復讐するために。
ノベプラにて重複投稿しております。https://novelup.plus/story/194762957
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 21:05:43
53274文字
会話率:40%
母親に見捨てられ、父親に虐待を受け続け、最後は人間の天敵である『灰人』にその身を焼かれた少年が次に目を覚ましたのは──全てが白く朽ち果てた城の中だった。
「ようこそ私の城へ。歓迎するぞ。我が忠実な下僕たる灰よ」
玉座に座するのは、ま
るで灰を被ったように恐ろしく白く、美しい少女。
己を『イルシェーラ・レ・フレイム』だと名乗った彼女は、自分こそが数千年前に滅びた王都『イルフレイム』に残るただ一人の女王だと告げる。
そして彼女は、一つの真実を少年に突きつける。
少年はすでに死に絶え、火に焼かれて灰となり、イルシェーラが作り出した従順な僕『灰の使徒』になったという、あまりにも残酷な真実。
「私の代わりに散らばった最初の火を集めるのだ」
困惑する少年に、無慈悲に告げられた『命令』。
己の目的のためには他人の犠牲を厭わない女王を拒絶した少年は、彼女の下僕でありながら彼女の野望を止めるために剣を握ることを決意する。
これは復讐にその身を焦がした女王と、絶望の世界に救済を望む愚かな少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 00:00:00
89891文字
会話率:42%
明治竣工木造平屋。延床面積百二十坪の古屋の隅に小さい和室があった。その和室を支える隅柱は、同じように部屋を支えている中柱に恋をする。隅柱は勇気を出して告白し、二本は付き合い始めた。幸せな日々を送っていた二本だったが、恋が募れば募るほど、触
れ合うことのできないもどかしが柱達の身を焦がしていく。スズメが歌い、襖が忠告し、他の柱達も巻き込んで、二本の恋は進展する。
「ねえ、柱くん。どうして私達は柱なんだろうね」
そして、過去に思いを馳せた中柱は己の存在理由を隅柱に問う。隅柱が何も答えることができないまま季節は流れ、どうしようもない別れが二本を引き裂いていく。
これは、二本の柱たちが幸せになる物語。
pixivの「ワンルームSS(ショートストーリー)チャレンジ」応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-01 22:00:00
20434文字
会話率:46%
ゲームが趣味の高校生、安藤 慧斗(アンドウケイト)はある日「新作ゲームのロケテスト」のテスターに選ばれ、幼馴染の伊藤 綾香(イトウアヤカ)とゲームに参加する。
チュートリアルの敵を倒しコックピットから出ると、そこにはゲームと同じ風景が広がっ
ていた!
ゲームとは違う本当の戦い、繰り返される出会いと別れ・・・
慧斗は、自分の守るべきものの為に戦火に身を焦がしていく──
近未来SFアクション、開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 06:27:24
5873文字
会話率:36%
多くの人族が死に絶え、星を焼かれ、いかなる希望すらも撃ち砕かれた『戦争』があった。
5年前、尊き勇者の死によって戦争は終結した。されど、”最強”たるロイは生きていた。
身を焦がし、己の心を焼いた『戦争』はもう無い。だからだろうか。生きるた
めに働くことが彼には出来なかった。
そんなある日、父親が死んだ。流行り病であっさり死んだ。
これからどうしようと悩んでいると、彼の脳裏に閃くものがあった。
そうだ、父親の田舎にいって自給自足で暮らしてみよう! と。
ということで彼はすぐさま妹と2人で父親の村へと旅立つことにしたのだった。
勇者亡き世界で”最強”が往く王道ファンタジーを見逃すな!!
(タイトルは試行錯誤中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-30 19:31:15
96007文字
会話率:62%
影使い
それは自らに巣くう闇を支配し力とする者たちである
彼らが現れてから世の中は変わってしまった
奪うために力を使う者と護るために力を使う者とが日々血を流す世界に、だ
そしてそんな世界に生まれた少年、一ノ瀬 渚は影使いの犯罪組織によって家
族を奪われ自身も致命傷を負う
彼はその身に降りかかった理不尽に身を焦がし、影を発現する
その時少年は弟がまだ生きているということを父の友人を名乗る男から聞き、復讐を誓う
目には目を、歯には歯を、影には影を━━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 14:03:37
217文字
会話率:0%
禁断の恋に身を焦がし、来世で結ばれようと固く誓い合って二人で塔から身投げした。そうして今生でもめぐり会い、せっかく婚約者同士になれたのに、国の内乱で英雄となった彼は、彼女を捨てて王女と王位を選んだ。
最愛の婚約者である公爵デリアンに婚約破棄
を言い渡された侯爵令嬢アレイシアは、裏切られた前世からの恋の復讐のために剣を取る――今一人の女の壮大な復讐劇が始まる!! ■おかげさまで完結しました■
※アルファポリスに重複投稿。
※番外編追加予定※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 19:22:12
145100文字
会話率:36%
ボランティアのつもりはないが、そのような生活に身を焦がした著者の反省の半生。
最終更新:2018-08-26 18:46:28
5826文字
会話率:0%
少年と少女は固く手を結びあって叫ぶ。【欲望】で身を焦がし、【太陽】で魂を焦がし、【全て】に恋い焦がれながら。
「神気を発し、神力へと変換せよ!そして、俺たちは【運命】を【否定】する!」
西暦1573年4月12日 この日、ひとりの男が命を【
奪う】。そして、世界は【改変】を迎える。
西暦1573年4月13日 この日、【欲望】がひとりの男を飲み干す。
神帝(しんてい)歴元年元日 この日、ひとりの男が【太陽】となる。
神帝(しんてい)歴3年 6月15日 満月の下、少年と少女が【約束】をかわす。
神帝(しんてい)歴5年 5月11日 この日、少年と少女は【欲望】と【太陽】に出会う。
【理(ことわり)】は世界と大神(おおかみ)を縛る。【約束】はその【理(ことわり)】すら縛る。
少年と少女は【理(ことわり)】を【約束】で上書きして【理(ことわり)の外】へ向かう。
そのさらに外にある【禁忌】に辿り着き、【真実】を手にいれようと、心を掻き毟る。
少年と少女の足跡は【理(ことわり)の歴史書】と呼ばれる書物に刻み込まれていくのであった。
激甘評価、感想、レビューなどなどお待ちしています(*'ω'*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-26 07:11:38
340492文字
会話率:68%
矮小なる身に臆病な性質を持つ、戦うには向かない種族のコボルトのイクザには前世の記憶があった。それは逃げる事を至上とするコボルトの考え方とは大きく違い、違和感を感じる日々であったが……ある事件をきっかけに前世の己が覚醒する。そして逃げ続け
る生活を辞め、戦う道を選んだ異端のコボルトは、その身を焦がして己が望んだ未来へ突き進むなか神に見初められ…。
これは才無きコボルトが不屈の魂で強敵を打ち破り、どこまでも成り上がっていく英雄譚である。
第一章、魔の森の覇権編は完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 07:28:04
46692文字
会話率:54%
恋に落ちた二人。
片や平民、片や姫君。
決して許されぬ恋に身を焦がした二人が選んだ選択は……
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
♪ゴブリンキス大賞♪投稿作品 第2弾
第1弾を完結させろってヤボなことはいいこなしだぜ!
最終更新:2017-09-24 18:00:00
3312文字
会話率:36%
青春に身を焦がしたいと願う少女、中崎文香が出会った透き通った美しい先輩。彼女がしていたゲームは将棋だった!!全くの初心者の文香が踏み入れるその世界に果たして青春はあるのか?
乙女たちの戦いの記録がここから始まる!!
最終更新:2017-06-21 10:32:52
21418文字
会話率:47%
「少女には、嘘と花がよく似合う」
鳴海要は、才能も美貌も、親友に彼氏まで、他人が羨むものをたくさん持っていた。しかし、同性である親友へ向けた恋心に身を焦がしていた。
中谷雪奈は、持ち前の明るさと軽快な会話術で、女子生徒の人気と信頼を得
ていた。しかし、彼女が思う自身の価値とは、全てを手にする親友が自分に恋愛感情を向けていることだけだった。
笠原小百合は、フィンランド人の父と日本人の母から受け継いだ、長く美しい銀髪と澄んだブラウンの瞳で、男子生徒の視線と女子生徒の嫉妬を集めた。しかし、彼女を何よりも燃え上がらせることが出来るのは、ひとりの少女の悲しみに溢れた表情だけだった。
香山美許は、クラス内トップカーストのひとりとして、計算され尽くした可愛さを駆使し周囲を魅了した。しかし、過去の経験から自分を偽り、大切な幼馴染みと話せずにいた。
これは、4人の少女が吐いた、嘘の話。
【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5513550】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 22:28:02
11591文字
会話率:33%
軍旗を掲げろ、勝利の喝采を上げろ。
血に濡れ、身を焦がし、それでも戦い抜いた誉ある戦士たちよ。
勝利の美酒を煽れ、晩餐を喰らえ。
だがしかし、忘れるな。お前たちは戦場に生きる人《戦人》だ。
日々を戦いの中で過ごし、死と隣り合わせで生きる
全ての戦人よ。
戦え、戦え、戦え。
肉を貪り、血を啜れ。
腸を抉り、骨を噛み砕け。
戦場を駆け抜け、屍の道を築け。
勝利へ、勝利へ、勝利へ。
その勝利の果てに、求め、手を伸ばし、掴もうとした戦場の理想郷がある————。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 02:00:36
17231文字
会話率:45%
一人の女がいた。 人を殺すことで、人を救う。 その畢生の使命に身を焦がし、揺るぎなき正義を弾丸に添え人を撃つ。 渇望する死の救済に裏切られながらも、彼女はただ人を救い続けた。 戦禍の血溜まりに咲く徒花が、いつか人々の幸せを編むことを信じて。
これは、一人の救世主の物語。
※全5話完結済み。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-23 22:00:00
21601文字
会話率:26%
希望を胸に、可愛い彼女を求め、入学して来た男子高校生の【室町 康太】は自爆を重ねて早々に、高校デビューに失敗する。
そして3年の月日が経った今。
学年の【アンタッチャブル】と成り果てた康太は、塗りたくられた黒歴史に身を焦がしながらも彼女を作
るべく奔走する!
日常系恋愛?ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-22 00:45:48
2890文字
会話率:38%
生まれ育った村を、親を、友を、そして未来を魔獣に奪われた青年ローラン。
全ては5年前のあの日に始まった。
15歳の時、ただ一人生き残ってしまった彼は復讐のためだけに生きると決めた。
楽しみも安らぎも熱意も希望も捨て、ただただ復讐の炎に身を
焦がし続ける。ただ、最後を迎えるその時まで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 22:50:27
6989文字
会話率:1%
思いつきで京を訪れた男の名は藤田五郎。以前は斎藤一として闊歩していたこの町で、彼はかつての同朋、沖田総司の忘れ形見と出会う。忘れ形見に思い出す今は亡き同朋、初めて会った男に聞かされる父の姿。まるで短い夢のように、それでも確かに幕末の動乱の残
り火に身を焦がし二人は明治を駆け抜けた。※モバスペでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-14 12:14:01
7242文字
会話率:17%
叶わぬ恋に身を焦がし
このまま朽ちて逝くならば
いっそ貴女を攫おうか
星が見つめる逃避行
最終更新:2016-09-25 13:41:25
298文字
会話率:0%