特撮ヒーロー物が好きな少年、御剣走(みつるぎらん)は、小学一年生の頃に見た特撮ヒーロー主人公の子供時代を演じていた子役の俳優、外国のお姫様のように美しかった神鷹真弓(かみたかまゆみ)に一目惚れした。
結婚したい、お嫁さんになってほしい━━
4年経って小学五年生となった今も想いは褪せておらず、偶然にも神鷹真弓と会う事が出来た。
が、その番組は父がコレクションしていた昔の物で、実際に会った彼は既に成長しており少年ではなくなっており……
何か、とても怖い系のオッサンになっていた…。
*この作品は、アルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 13:57:12
209688文字
会話率:22%
失業し、家無しになってしまった天涯孤独の男・持田宗一郎(もちだそういちろう)。狭い漫画喫茶の一室に住み、就職活動をしながら、SNSでひたすらに鬱々とした言葉を吐き出す日々。
そんな中、とあるデスゲーム映画を見ていた彼のもとに、一本のダイレク
トメールが届く。
それはテレビ業界大手の大和放送会社から『エンゼルプレゼンテーション』という新番組に参加しないかという内容だった。
『エンゼルプレゼンテーション』
「貴方の死の値段を問われ続ける」
救いある死のエンターテイメント。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:10:00
89450文字
会話率:31%
男性俳優の江良九足(えらくそく)は、刺されて死んだ後、別人に憑依した。
クズと噂される華族令息の体で、場所はタレントオーディション番組のステージ上。
「この体は……女の子じゃないか!」
※ハーメルンでも投稿してます
最終更新:2025-06-08 18:10:00
1159901文字
会話率:30%
突如催された一般公募企画、その名も『密室大戦』。
その企画内容は密室殺人の総合的な芸術点を競うというもので、主なチェック項目は5つ。不可能性・難解性・即時性・ご都合主義性・論理性。
大賞賞金の342(ミッシツ)万円を求め、挑戦者たちが
繰り出す多種多様な密室。
選考委員を務める名探偵たちは、挑戦者渾身の密室の謎を解き明かすことができるのか!
〈登場人物紹介〉
【名探偵四天王】
赤瀬川舞衣:「虹色の脳細胞を持つ女」。その呼び名の通り頭の中はお花畑。
吉野桜:いつも肩にシロフクロウの「マイン」を乗せている。頭の中お花畑パート2。
黒蜘蛛:「泣く子も黙る名探偵」。蜘蛛の巣デザインの黒タイツを全身にまとう覆面探偵。
片桐遼:令和を生きる高校生探偵。Vtuberでツイ廃。
【『密室大戦』関係者】
赤瀬川芽衣:舞衣の双子の妹。報酬目当てで舞衣の代わりに選考委員として参加。
風見麗香:番組MC。なのにコミュ力皆無。童顔で少女のような見た目だが年齢不詳。
末政修一郎:番組プロデューサー。『密室大戦』を企画した大富豪。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 11:29:24
9168文字
会話率:31%
この物語は、あるラジオ番組のパーソナリティーが一人のグルメ番組に出演したいとの発言から思い立ったお話です
それは、一昔前のささやかな日常を描いていけたらと思います。
主な登場人物-----------
飯塚 明子(いいづか あきこ)…5
2歳
小料理屋アコの女将
夫の幼馴染みの広志とお店を始めて今年で25年目になる
皆からは通称:アコと呼ばれており
とある歌手にそっくりだとも言われているが…本人はあんなに美人じゃないと否定している
飯塚 広志(いいづか ひろし)…52歳
小料理屋アコの主人及び調理担当
妻であり幼馴染みのアコとお店を始めて
今年で25年目になる
何だかんだアコが好きすぎて仕方ないらしい
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 08:38:47
167400文字
会話率:8%
とあるラジオ局にて放送されている歴史番組。
誰でも分かるをコンセプトに今も放送されている。
これを聞けば「君のためなら、何でもできる」がもっと楽しめる。
この作品群は筆者自ら一から書き上げたものです。
最終更新:2025-06-03 19:30:04
865文字
会話率:0%
昨年頃から、米価格は急騰ともいえる状況にあり、価格の上昇は止まらない。
そんな中、今現在批判の的となっているのが農協である。
問題点の1つに農協の可能性があることは否定できない。
しかし、問題点として列挙するにあたり、報道番組等では明らかに
農協の組織構造やその特殊性について触れていない。
市区町村単位で存在する農業協同組合については全てを一緒くたにして語っていい組織ではないのである。
筆者は高騰化の原因は流通経路と流通の特殊性にあると考えているわけだが、それらを含めた問題点等をエッセイとしてここにまとめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 19:50:21
10117文字
会話率:0%
【年下王子様系アイドル(24歳 腹黒でオレ様)×陰キャ限界社畜女(33歳 クズ男が地雷なオタク女)】
どこまでも相性最悪なふたりの、コメディ時々シリアスな胸キュンラブストーリー開幕!
IT企業のパソコンサポート関係の仕事をしている高梨 希
美(たかなし のぞみ)33歳、独身。
大学進学を機に都会への憧れから上京したものの、就職先がブラックだったため、気付けば社畜生活に。住まいであるボロアパートの大家が声を掛けてきたのをきっかけに彼女の人生が大きく変わる。
三上敏郎(みかみ としろう)三上のじいちゃんの愛称で住人たちから親しまれる大家の家に上がった希美が目にしたのは、テレビの歌番組で歌う、人気男性アイドルデュオ『Shangri-La(シャングリラ)』の神宮寺 圭(じんぐうじ けい)と三上 凪(みかみ なぎ)の男性二人組の姿だった。
実在しない2次元の存在にしか興味のなかった陰キャの彼女が初めて心を奪われた『Shangri-La』の三上凪というまるで彫刻のように美しい男性。
生きる糧となる推しができたことで辛い社畜生活も頑張れると思っていた希美だったが、
ある夜、大家を強い口調で責めているような声を聞いた彼女は、勢いで大家の部屋に乗り込むが、大家に「俺の孫だ」と紹介されたのが、まさかの推し、Shangri-Laの三上 凪、そのひとだった。
じいちゃんの孫が、推し――!?
王子様だと信じていた推しの本性が、詐欺レベルで性悪のクソガキだったなんて!
初対面こそ最悪の印象だったが、彼と彼の祖父である大家と過ごしていく中で祖父想いの不器用な彼の優しさ、彼の過去や抱えている痛みを知り、次第に男性アイドルの凪ではなく一人の男性として凪を意識するようになってゆく――。
(他コンテスト落選作を改稿しリベンジ。ネトコンに初参加します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 15:15:48
109329文字
会話率:45%
「君にはぜひとも、僕の"わとそん"になっていただきたい!」
「……は?」
その悪戯っぽい笑いかたに、私はただただ困惑した。
沖田総司。泣く子も黙る剣客集団の一番組組長兼副長助勤。
150年以上前に夭逝した
はずの彼が、どうして私の目の前に……?
異世界転生したかったこじらせJK×悲劇のヒーロー?天才剣士が、死後の世界しゃんばらで繰り広げる、未練解消お憑き合いストーリー、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 11:55:47
51078文字
会話率:35%
「君にはぜひとも、僕の"わとそん"になっていただきたい!」
「……は?」
その悪戯っぽい笑いかたに、私はただただ困惑した。
沖田総司。泣く子も黙る剣客集団の一番組組長兼副長助勤。
150年以上前に夭逝した
はずの彼が、どうして私の目の前に……?
異世界転生したかったこじらせJK×悲劇のヒーロー(……?)天才剣士が、死後の世界シャンバラで繰り広げる、未練解消お憑き合いストーリー、ここに開幕!
※拙作の連載版は、近日公開予定です。そちらの方も、乞うご期待!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 17:26:26
9022文字
会話率:34%
俺は大阪府警察本部捜査一課長を最後に警察を勇退した。
警察官時代は「鬼泣かせ」や「閻魔」などの異名を持ち、捜査本部が担当する凶悪事件にあたってきた。
殺人犯や放火魔、裸社会で生きる者たちや、国家転覆を図ろうとする輩とも対峙したことがある。
頭の先から尾っぽの先まで警察という餡が詰まった俺が、第二の人生の職に選んだのは「笑い屋」だ。
笑い屋というのは、笑わせ屋とは違う。
依頼者を笑わせるのではなく、俺が笑うのだ。
つまり俺の笑顔を売っていて、俺の笑いが商品だ。
「スマイル0円」というのがあるが、あれの有料版ってところか。
そんなの需要があるのかと思うかもしれないが、テレビ番組で誘い笑いをしたり、お笑いショーの「サクラ」の依頼があったり、細々とやっている。
俺の顔を見たことがある奴なら、さらに疑問に思うだろう。
その顔で、笑って金がもらえるのかと。
確かに、俺の小学生時代のあだ名は「殺し屋」だったし、中学からは「組長」になった。
強面の王道を行っているといえばそうだろう。
年を重ね、それに名誉の負傷もあって、俺の顔には右の目元に4センチ程度の切り傷があり、眉間に深い堀もできた。
電車や飲食店では、俺の周りだけスペースができることも多い。
それでも依頼はやってくる。
息子の漫才を観て笑ってほしい。
夫の葬儀で笑ってほしい。
不倫の記者会見で笑ってほしい。
警察官時代には、笑いから最も遠いところにいた俺が、こんな依頼をどうするか。
いや、ちゃんと依頼を全うしないとおまんま食い上げだ。
まぁ、興味があったら読んでくれや。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 23:18:01
50001文字
会話率:24%
高い歌唱力を持ちながら、カメラ越しだと何故か音痴に聞こえる不運な歌い手大学生黒川響。ところがネタ動画として拡散された彼の動画が何と宇宙人の目に留まる!
予期せず宇宙人の人気者になっていた彼は、突如として宇宙人が撮影する地球ドキュメンタリー番
組の主役に抜擢される。しかもその番組は、黒川が宇宙人に撮られていることを知らない体で、相手の用意したシナリオ通りの行動をとらなければいけないという大ヤラセ番組だった!!
黒川は宇宙人の指示で、地下芸人、アングラ系業界オタク、クズモデル、引退スタントマン、元天才子役という濃いのか薄いのか分からないメンバーとチームを組まされ、様々な無理難題、修羅場に巻き込まれていく………!
ヤラセがバレれば即アブダクション!! 宇宙にもいかないし宇宙人も姿を出さない、馬鹿にしてきたやつも見返せないSF風サブカルチャーコメディが今、幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 08:00:00
1002617文字
会話率:83%
コンサートグッズの企画会社に勤める杏菜は、夫に浮気をされ離婚したバツイチの30才。
ある日、仕事で人気グループ dulcis〈ドゥルキス〉の最年少メンバー、ケイタと出会った。
ケイタは、甘いベビーフェイスに、明るく天然なキャラでバラエティー
番組でも活躍中の23才だが、幼少期は親に愛されに育った。生まれもった美顔で女性のヒモのようなその日暮らしをしていたところ、スカウトされアイドルとなった。お金も人気もあるのに、なんとなく満たされ色の無い毎日を過ごしていた。
杏菜と会ったことで、少しずつ景色に色が戻る。幼い頃の、唯一明るかった頃を思い出す。
2人は以前どこかで会ったことがあるようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 23:53:01
25409文字
会話率:50%
お兄ちゃんはヒーローでした。
コワイの、いっぱいタオすのですから。
四角い箱からピカピカ光る、ナマチューけぇ? で応援します。
『───英雄の再来とも噂される討伐士、ヒロが駆けつけました!! えー、たった今、討滅が開始された模様です!!
』
えへへ。
エミルネ、今日もゴキゲンです。
可愛い少女エミルネと、ヒーローのお兄ちゃん、二人が織り成す何処か不気味なハートフルコメディ…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 12:20:00
9901文字
会話率:40%
寝取られが好きだ。
そう心から言えるくらい俺、杉原学は寝取られが好きだった。いや、好きなんてもんじゃない。
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらないのだ。
きっと、俺という人間に刻まれた、魂の性癖だったのだろう。人生の初期に己の性癖を知ることが出来た俺は、この世の誰よりも幸運な男に違いなかった。
そんな全身寝取られ人間である俺だったが、現在は高校生ながら週刊誌にラブコメ漫画を連載している漫画家だったりする。
寝取られが大好きなのに何故ラブコメを描いているのかについては紆余曲折あったので省くが、簡単に言えばまだ未成年だからというのが大きな理由である。
成人したらすぐに寝取られ漫画家に転向するつもりだったが、困ったことに割と売れてしまっているのが悩みの種だ。
出来れば知名度だけを得てそのまま成年誌にシフトするのが理想なのだが……あの担当さんがそれを許してくれるとは思えない。
どうしたものかと思いながら夕食をとっていると、ふとテレビから大きな歓声が聞こえてくる。
『優勝おめでとうございます! 素晴らしかったですね。まさに笑いの神に愛されているといったところでしょうか』
『そんなことないですよ、アハハハハ!』
どうやらお笑い番組でどこかのコンビが優勝を決めたところのようだ。
そのこと自体に特に思うことはないが、俺には少しだけ引っかかるものがあった。
「……笑いの神、か」
笑いの神。そんなものがこの世に存在しているのだとしたら、もしや寝取られの神もいるのではないだろうか。
——いるのなら、知りたい。寝取られの神が、俺を愛してくれているのかを。
そう思い立ち、俺は早速行動に移すのだったが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 06:30:00
8528文字
会話率:39%
凄惨な殺人事件があった現場に夏の特番の視聴率稼ぎに乗り込んで、
胡散臭い霊能者にやらせ上等の被害者の霊視をさせるディレクター。
しかし微妙に空気がおかしくなってきて……これはもしや……?
最終更新:2025-05-25 00:43:13
1859文字
会話率:30%
古着屋で見つけたビンテージ物のアロハシャツ。
しかしそれには恐ろしくも哀しい因縁が……
最終更新:2025-02-28 01:23:02
2967文字
会話率:12%
その昔『夜もヒッパレ』という番組がありまして。
その番組が今年も、久しぶりに放送されました。
最終更新:2025-05-24 22:45:00
200文字
会話率:0%
健康を取り扱ったバラエティー番組を観ていますが。
だいたい、毎回、嘘ばっかりで。
いつも、当たり前のことしか、言っていません。
最終更新:2025-05-14 22:24:29
200文字
会話率:0%
紅白歌合戦には夢中にならず。
毎年恒例の、グルメ番組を観ています。
そう、こんなのでいいんだよ。
最終更新:2024-12-31 23:09:55
200文字
会話率:0%
『帰ってきたうぉくのふぉそみつ』は『うぉくのふぉそみつリターンズ』の続編です。
12月編(3週目)の『ふぉそみつ』は……『クイズ! スタービューコロシアム!』。
最終更新:2025-05-24 18:29:49
475195文字
会話率:68%
赤井陽色はオタクである。
産まれる前から人気の特撮シリーズの1作、人気ゆえに未だに供給のあるコンテンツ――本気戦隊マジダマンの大ファンであり、日々オタ活に励んでいる。
周年記念のメモリアルエディション変身玩具――ホンキチェンジガン
を手に入れたある日、玩具ではなく本物のホンキチェンジガンを使ってみないかと怪しい白衣の女が陽色の前に現れる。
断る陽色だったが、やむを得ない事情により変身を余儀なくされ――
「マジ色ストーン装填完了! ホンキチェンジ!」
陽色は憧れのヒーローに変身する。
「滾る赤き正義! マジダレッド!」
ごっこ遊びとは一味違う本気のごっこ遊びが幕を開ける――!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 20:02:37
36177文字
会話率:49%
「また押し込み強盗か……ううう……」
薄暗いリビング。ソファに座り、ニュース番組を見ていた男は苦々しい声を漏らした。リモコンをぎゅっと握り、テレビを消す。
近頃、強盗事件が相次いでいた。複数人で住宅に押し入り、家主を縛り上げ、部屋中を
物色。金品の場所がわからなければ、容赦なく暴行を加えて吐かせるという、あまりに凶暴で残忍な手口だった。
男はそんな物騒な世の中にすっかり怯えきっていた。毎晩必ず鍵を確認するも、寝つくまでに何度も布団から出て、つい様子を見に行ってしまう。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-19 11:00:00
1482文字
会話率:18%
朝のニュース番組の占いコーナーを見たら、自分の星座が最下位だった。くだらない。占いなんて根拠のないものを、テレビで堂々と放送していいものだろうか。朝から最悪な気分になった。
家を出ると、前を歩くサラリーマンが歩きタバコをしていた。煙が顔
にかかって不快だった。
電車は満員で、駅員に押し込まれた挙句、誰かに足を思い切り踏まれた。
近くに美人がいたのは良かったが、触りたい衝動を抑えるのが大変だった。
会社では、上司にデスクまで呼ばれ、営業成績の件で延々と説教された。同僚たちの前でだ。晒し者もいいところだった。
昼休みに外でガムを踏んだ。
コンビニで、レジの客の会計が遅かった。
夜なのに、近所の子供の声がうるさい。
帰宅後、テレビをつけてバラエティ番組を見たが、つまらないタレントがギャーギャーと騒がしく、不快だった。
そもそもどの番組も面白くない。
どこかの家のオヤジのバカでかいくしゃみが聞こえてイライラした。
「……と、こんな感じに、こっちの紙にも書いておいたが、これでいいのか?」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-05 11:00:00
1116文字
会話率:40%
「彼女と……ずっと、ずっと一緒にいさせてください……」
人間であれば【彼はそう涙ながらに訴えた】というところだが、彼はアンドロイド。見た目や中身がいかに人間に似せて作られていても、彼はロボットの一種だ。涙を流す機能も、その感情もない。
現代社会では同性婚が法的に認められているが、アンドロイドと人間の結婚はまだ認められていない。
「事故で……このままだと……命も……」
代わりに涙を流したのはその番組を観た人々だった。
弁護士かテレビマンか、はたまた人権屋か誰の入れ知恵なのかは分からないが、彼は世間を味方につけようとドラマ仕立てのドキュメンタリーを作り、流したのだ。
彼の恋人である女は今、意識不明の状態で、現代医学でも回復の見込みはなく、死を待つばかりだ。ならば、せめて結婚を。アンドロイドである自分と愛する彼女が永遠に結ばれることを認めて欲しい、と彼は訴えた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-25 11:00:00
2553文字
会話率:68%
現在に至るまでの事がまるで夢に思える。
これまでの世界の出来事を帳消しにするような事象が連日に起こり得ることは、まるで有り得なかった。
事の始まりは北アメリカのしがない町で、とある異常現象から火蓋が切って落とされた。
交通網の中心である道
路の真ん中に亜空間ホールが出現し、我々人間と似通った者達が出てきた。
その者達は周囲に居た住民に手をかざす仕草をし、魔法のような力で消し去ったと報道番組で報道されていた。
そしてそれから約半年、世界各国で亜空間ホールが出現し、同じく現れた者達が住民たちを消し去った。
やがて、原生人類は対抗する為、戦争に突入した。
そして我らの世界に現れたその者達はこう呼ばれた…
「ヒューメイジ」と…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:53:11
3062文字
会話率:30%