教皇ロマンシス。歴代教皇の中でも八十九歳という最高齢で就任。
前任の教皇が急逝後、教皇選定の儀にて有力候補二名が不慮の死を遂げ、混乱に陥った教会で年功序列の精神に従い、選出された教皇。
元からの候補ではなく、支持者もおらず、穏健派
であることと健康であることから選ばれた。故に、就任直後はぽっと出教皇や漁夫の利教皇と揶揄されることもあった。
しかし、教皇就任後に教会内でも声を上げることなく、密やかにその資格を有していた聖者や聖女を見抜き、要職へと抜擢。
教皇ロマンシスの時代は歴代の教皇のどの時代よりも数多くの聖者、聖女の聖人が在籍し、世の安寧に尽力したと言われ、豊作の時代とされている。
また、教皇ロマンシスの口癖は「わしよりも教皇の座に相応しいものがおる」と、非常に謙虚な人柄であった。口の悪い子供に「徘徊老人」などと言われても、「よいよい、元気な子じゃのぅ」と笑って済ませるなど、穏やかな好々爺であったとも言われている。
その実態は……「わしゃ、さっさと隠居して子供達と戯れたいんじゃ~っ!?」という、ロマ爺の日常。
短編『わし、八十九歳。ぴっちぴちの新米教皇。もう辞めたい……』を連載してみました。不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 22:25:08
4108文字
会話率:39%
さて、語りを再び始めよう。
史上最大の大反乱、黄巾の乱。
腐敗し、乱れ切った朝廷に終止符を打たんと立ち上がった強者たち。
不幸に呪いに巻き込まれ、金好き悪食女好き、勘定屋少年好々爺、臆病狂信者背教者。
揃いも揃って個性的。
揃い
も揃ってボケ専門。
そんな愉快な仲間たちが繰り広げる大反乱。
とくと、御覧じろ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 10:00:00
972524文字
会話率:30%
ぼくは歳をとったら、ロマンスグレイな好々爺になりたい。
最終更新:2024-04-06 07:00:00
282文字
会話率:0%
天涯孤独のアマリアは港町ポルトで香薬屋を営んでいる。貧しい人々から治療費を受け取ることを拒み、家賃1年分の借金を抱え、庭の雑草で糊口をしのぎ、後見人のルイシュへ密かに想いを寄せながら。
ルイシュには亡き旧友と交わした約束がある。それは彼
女の娘のアマリアを生涯に渡って見守り、その出自について口を閉ざし続けること。死者との約束に捕われ過ぎている自覚はなく、自分の気持ちと向き合うこともない。
ある日、アマリアは香薬師協会の会長から「私は君の父親だ」と告白され、幼馴染のエウゼビオからは求婚される。彼らの背後には、薄幸の姉妹と、不治の病に苦しむ女教皇の影がちらついていた。
(毎週月曜更新です)
*** 登場人物 ***
◆アマリア 23歳
孤児院で育った香薬師。
富と治療の不平等に憤る熱血タイプ。
空腹に耐えかねると庭の雑草を煮て食べる。
金髪に緑の瞳。
◆ルイシュ 37歳
国土保安開発省の大臣でアマリアの後見人。
“短期間出世、短気、短足の三短の男”と
市民から慕われて(?)いる。
髪も目も茶褐色。
年齢差の大きいカップルが大嫌い。
◆エウゼビオ 27歳
アマリアの孤児院時代の先輩。
王宮護衛隊のエース。
黒髪黒目、褐色の肌、黒ずくめの服装にちなみ
二つ名は“黒豹”。
◆オリオン 29歳
男装の女傭兵。
黒髪に青灰色の瞳の美女。
◆エンリケ 29歳
コインブラ大学の考古学者。
赤茶の髪と少年のような容姿で、剣の腕が立つ。
◆マルガリーダ 22歳
王女。
少々わがままだが聡明で快活。
幼少の頃からルイシュはお気に入りの遊び相手。
◆女教皇 60歳
欧州の教会を統べる女傑。
不治の病に苦しんでいる。
◆ルシア 36歳
薄幸の王妃。
女教皇の姪。
臨月の妊婦。
◆フランシスカ 33歳
マガリャンイス伯爵夫人。
エウゼビオの継母。
ルシアの妹。
◆アルメイダ 64歳
香薬師協会の会長。
穏やかな好々爺。
◆オルランド 39歳
国王。
ルイシュとは幼馴染み。
◆コンスタンサ 享年35歳
前王宮香薬師。
ルイシュとオルランドの旧友。
3年前に病没した。
薄毛治療の香薬開発で財を成した才女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 00:48:36
347882文字
会話率:50%
女の子が崩壊後の世界で好々爺達と戯れる話
最終更新:2022-08-28 19:40:35
3672文字
会話率:31%
おじいちゃん執事の原初の悪魔、お姉さんな九尾、そして好々爺なお爺アンデッド教皇に無骨な黒騎士アンデッド。そんな魔王のような魔物を引き連れて姿は9歳の少年魔物使いが世界を変えるためにぽやぽや旅をします。これは姿は少年、中身も少年の男の子が出会
いを得て世界を変える覇道を歩み始める物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 03:29:45
1497文字
会話率:0%
様々な魔法や魔道具が生活の一部となっている魔法時代。
その時代に暮らすソフィア・アレクシアは大賢者として魔法の発展に寄与してきた。
そんな彼女は幼少期から【淡いの箱庭】という世界と世界の狭間に位置する、謎の場所に訪れることが出来た。その場所
でソフィアは数多くの人物と運命的な出会いを果すこととなる。
不思議な雰囲気を纏う金髪の青年【一なる者(アインス)】
白髪に長い顎髭を蓄えた好々爺【白老】
白銀の長髪と双眸を持つ見目麗しいエルフ【銀の君】
身体の一部を竜鱗に蝕まれた漆黒の青年【鐵の王】
特にこの四人と深い仲となったソフィアは、魔法の使い方や愛など、様々なことを学んでいった。
彼女が大人になるにつれて【淡いの箱庭】に訪れる頻度は減っていき、やがて現実の生活に追われてその時のことを思い出すことが少なくなっていた。
しかし息子であるネイスと夫であるアルフレッドと共に調査という名の旅行に赴いた先々で、彼らのことを懐古していく。
そしてその旅の果てに、大きな事件が発生して、ソフィアは再び【淡いの箱庭】へと赴くこととなる。そこで再会した【一なる者(アインス)】の口から告げられた【淡いの箱庭】に隠された秘密と彼の正体に、ソフィアは驚愕する。
―――これは魔法の糸が繋ぐ、運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-14 18:18:45
124367文字
会話率:41%
伊豆の下田に彦右衛門という65歳になる老人がいた。妻と今年15歳の娘の三人で、裕福な生活を送っていたが、ある日、家族で東京見物に出掛け、軍艦を見学する機会を得る。乗艦すると、思いがけず、彦右衛門を知る昔の仲間と出合う。そして、偶然にもその軍
艦で、もう一人、彦右衛門にとって、どうしても気になる男を見かけた。
彦右衛門は今では好々爺となっているが、その昔、人生を大きく変える修羅場を経験しており、これまでの人生は実に波乱に満ちたものであった。
この物語は、一人の男の波瀾万丈の人生模様が描かれた長編小説である。
「いさなとり」の「いさな」は「勇魚(いさな)」。鯨の古名である。従って、「いさなとり」は「勇魚捕(いさなと)り」であって、捕鯨を指す言葉である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 07:39:55
175188文字
会話率:3%
※こちらの作品は一人称視点の小説になります。
魔王ジュジュアン。
比類なき魔力と叡智によって瞬く間に魔王の座に就くや、長年戦争状態にあった人族と和平条約を交わし、魔人族と人族の争いに終わりを迎えさせた魔に属するモノ達の王。
……と言えば
聞こえはいいが、配下の魔物や魔獣、果ては相対した人族の兵士からも「あいつお菓子作り好きすぎじゃね?」と思われているほどお菓子作りが好きな見た目おじいちゃんな魔人族。
付いたあだ名が、甘いお菓子作りが好きな魔王ーー【アマオウ】である。
平和になったのに勇者を使って首を狙ってくる人族にイラつき、だったら死んで転生して気ままにお菓子作ってやると一芝居打ち、そうして無事転生を果たしたジュジュアン(好々爺から美少年ショタに変化)。
だが何百年後の世界で、彼の周りには昔の因縁をもつ相手ばかりが集まって……
「お待ちしておりました魔王、いえアマオウ様。そのショタ具合脳内フォルダに永久保存です」
「ちょっとアマオウ!あなたが死んでる間に神界はお菓子ロスになってるんだから早くお菓子作りなさいよねーーって誰がダメダメ女神よ!!?」
「私はお前を知らない。知らないのになぜかその顔を見てると無性に甘いものが食べたくなるぞじゅるり」
「よし。まずはおぬしらジュジュにお菓子作りをさせるのじゃ!!」
ついでに一人称まで(あざとく)名前呼びに変わった元魔王であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-01 16:59:46
162642文字
会話率:50%
剣聖、鬼神、建国王、魔王など多くの異名をもつ人物、この世界で知らない者はいない程の、物語の中の主人公のような存在。それがこの好々爺だとは誰も気づかない。その老人は余りあるその力を持って最後に世直しをせんと旅に出る。自分なき後の世界が良い方向
へと進むように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 20:00:00
8295文字
会話率:54%
ワシももう歳なのか?
異世界にて数々の勇者を輩出した道場の師匠は
自分を老人扱いする世間の対応が気になりはじめた
そんなご老人が
主人公の窮地に現れて、ちょっぴりスケベでボケてるけど頼れる好々爺になる前日譚には
こんなパターンもあるかも
しれない
異世界×おじいちゃん×ヒューマンドラマ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 00:10:24
2673文字
会話率:13%
守れず
奪われ
壊された
救えるだけの力を求め足掻いて死んだ爺は
次こそはと何にでもなく願い死んだ
見開いたその先に希望はあるか
明確な記憶があるわけでも知識があるわけでもない
失うことに対する漠然とした恐怖
ただ間違いなく一度失ったと
感じさせる頭の中の誰か
英雄なんかになれなくてもいい
たった一人
守り抜いてみせる
今度こそ
初投稿となります
見切り発車のため書き直しや矛盾が多々あろうとは思いますが
ご容赦ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-02 17:47:03
473文字
会話率:0%
クリスマスの夜にやってくる、サンタクロース。鮮やかな赤い装束を身に纏う好々爺然とした彼の風貌には、隠された悲しい過去があったのだ。かつて彼は、一人の武人であった……そして、赤ずきんちゃんであったのだ。
これは、斜め上のほうにぶん投げた、あ
る種のコメディである。
そんな感じで季節の風物詩を書いてみました。肩の力を抜いて、どうぞお気軽にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 00:00:00
4256文字
会話率:47%
俺は佐藤 陽太っていうんだが、なんだか俺は死んじまっていたらしい。それで俺は神様っぽいヤツから能力をもらい(選んだ、が正しいか?)赤ちゃんスタートする事になった。・・・いいさやってやるぜ、俺は異世界で生産系のチーターになってやるっ!
最終更新:2013-08-06 10:56:09
24646文字
会話率:49%
2030年、突如として現れた人類を攻撃する飛行物体「ビジター」。戦闘機による抵抗を試みるも、殲滅される。だが一人の発明家が作り出した兵器、「ピフユニット(PU)」によって人類は抵抗する武器を得る。そして世界各地の空で、PUとビジターが飛び回
るようになった頃。ある少年の物語が始まる。*6/9題名変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-25 06:46:20
7781文字
会話率:34%
科学が発展せず魔法が発展した世界。その世界のとある森にA級と定められるモンスターがいた。倒せば、破格の金と名声が手には入ることから数多くの強者たちが挑んでいった。しかし、そのすべてが返り討ちにあい、全員が逃げ帰ってきた。次第にそのモンスター
はA級から「S級指名手配モンスター」になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-14 00:34:11
8932文字
会話率:45%
※この作品は他サイトとの重複投稿です。無断転載ではありません。
長年疎遠となっていた親父から危篤の知らせが届いた。俺は嫌嫌ながらも帰省汽車に乗り込む。そこで出会ったのは、親父と同じくらいの歳の好々爺だった。
最終更新:2013-04-15 16:57:45
5192文字
会話率:40%
罪を犯し者。それは転生する事なく現世にとどまる
やがて彼等は悪なる魂となりて俗人に憑きながら人を犯罪者に染めていく。
そんな彼等を処断する者、遺魂師。
通称、ユイタマ
彼等は憑依された者をSavation(救済)し、魂を浄化するが役目
これはそんな遺魂師の超変人少女と偶然なのかそれとも運命なのか悲劇的に手伝いをすることになったある大学生とその周りが体験するストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-09 07:17:12
3592文字
会話率:12%
どこぞと分からぬ場所を行く、おとなとこども
最終更新:2012-07-24 22:11:55
919文字
会話率:0%
その祖父も、亡き人となりました。
離れて暮らしていて、最期に立ち会うこともなかったので、
わたしの中の祖父は血色のよい好々爺であり続けています。
ハイカラな曽祖父とクロスオーバーしながら。
キーワード:
最終更新:2011-02-19 11:47:35
1258文字
会話率:17%
銀の乙女と騎士の王国ランサルンアには、民に愛される第四王女がいた。彼女は七の騎士と共に戦場をも駆け抜け民を救い、幻のように美しい〈青の楽園〉を支配する。伝説の乙女の再来とも呼ばれる彼女が騎士と共に歩む、穏やかだったりぐだぐだだったり大切で傷
ついたり傷つけたり癒し癒されたりして、最後には答えに納得し笑ってみたりする物語。
(騎士には、傍付正統派苦労性、能天気いじられ、眼鏡怪力策士、主至上乙女、若作り好々爺、腹黒好少年、元暗殺者隣国皇太子と幅広く取り揃えております。笑)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-16 01:24:59
36548文字
会話率:28%
雨が降りしきる夜のこと。
会社帰りにタクシーを利用した男。
運転手のおじいさんは、好々爺で交換がもてた。
そんな老運転手は、男にアメを勧めた。
「お客さん、アメは好きですか?」
最終更新:2010-02-21 13:58:07
3681文字
会話率:23%