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前アカウント本城千聖(ID 366809)からの移行作品です
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鬼と悪魔の間に生れし子、六鬼(ロッキ)
母親は死んだと聞かされ、鬼の一族の中で忌み嫌われつつ育つ。彼には他の鬼にはない力があった。
悪魔への攻撃呪文・ヘブ
ンズドア。
その力を使う時だけは、一族の中にいられた。
実は六鬼にはもうひとつの力がある。鬼と悪魔の間に生まれし彼だからこその力なのだろう。
鬼を滅することができる呪文・羅生門。
五人の兄姉と両親にも言えない秘密を抱えながら、六鬼は成長した。
成長とともに力も能力も大きくなり、亜空間を作り出すことも可能になった。
あるバトルの直後、力を使った反動で、六鬼の体には誰にも知られたくない反応が出る。それは、性的欲求が高まってしまうことだった。
自分でそれをどうにかしたものの、その後、動けなくなる。
亜空間の出入りは、六鬼以外に誰もできない。
熱にうかされ眠る中、六鬼は夢を見る。
その夢の中では、意外な再会が待っていた。死んだと聞かされていた、サキュバスという種類の悪魔の母親。
甘い香りに、挑発の言葉。そこで母親の口から真実が明かされる。
六鬼の母親は、死んだのではなく六鬼の夢の中に存在し続けていたということを。
母親に操られ、行方不明になる六鬼。
六鬼が行方不明になって三カ月が経過した。
いつにも増して多い悪魔に、参戦していた一鬼は嫌気がさした。もう、闘うのは嫌だった。
空には新月。月が浮かぶ空をふいに仰いだ一鬼は、異変に気付く。
月は新月から満月へと、急激に姿を変えようとしている。
そのさなか、父親を含め男鬼が放心してしまう。やがて宙から向かってきたもやのようなものが、男鬼らの体内へ入り込み、そのまま意識をなくす。
女鬼だけになった戦場で、逃げ出したい気持ちになった一鬼の耳に、聞き覚えのある声がする。
「我慢すんの、やめちゃいなって。一鬼姉」
いつもとは違う六鬼が、一鬼の前に現れた。
だがそれは、真実の六鬼ではなく、母親の悪魔が潜む姿だった。
終わったと思われた戦いは、別の火種を携え、家へと戻っていく。
六鬼の中から現れた母親の悪魔、二鬼らが各々で企みと嘘を明かしていく。
その真実の中で、六鬼は自分が護りたいものを護るための選択をする。
選んだ道は、果たして。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 14:00:07
49228文字
会話率:33%
黒木くんは、男子にしてはちょっとだけ身長低めで、甘いもの好きなのに隠したがりなちょっと口が悪いのに面倒見がいい先輩。
白崎くんは、黒木くんより身長高めでキレー系の顔がコンプレックスの後輩。
中学1年の時に、委員会の先輩だった黒木くんが卒業す
る前に、白崎くんに残した言葉からうつむきがちだった生活が変わっていって…。
「先輩は何気ないつもりだったんでしょうけど、僕にとってはそれはまるで神様からの言葉みたいだったんです」
ノンケの先輩を好きになった、初恋が黒木先輩という白崎くん。
自分を意識してほしいけど、まるで子どもみたいなやり方でしか先輩の前に出られない。
…でも、男の僕が先輩を好きになってと望んでも、先輩を困らせたりしないかな。
女の子から意識されている先輩を見ていると、「僕の方が好きなのに!」とか、「僕の方が先に!」とか思う裏側で、「手をつなぎたいって言っても気持ち悪がられちゃうよね? だって、僕…男だし」って凹んでしまう。
それでもどんな形でもそばにいたい、黒木先輩のそばに…。
黒木くんのことを意識してから、追うように入学した高校で、ゆっくりと好きになってもらうための日々。
2歳差男子高校生二人の、卒業までの一年間のお話。
※アルファポリスにて、同時連載中。そちらの方が、先に連載をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:00:05
279407文字
会話率:40%
高校教師の俺。
いつもと同じように過ごしていたはずなのに、ある日を境にちょっとずつ何かが変わっていく。
テスト準備期間のある放課後。行き慣れた部室に向かった俺の目の前に、ぐっすり眠っているマネージャーのあの娘。
そのシチュエーションの最中、
頭ん中で変な音と共に、俺の日常を変えていく声が聞こえた。
『強制フラグを、立てますか?』
その言葉自体を知らないわけじゃない。
だがしかし、そのフラグって、何に対してなんだ?
聞いたことがない声。聞こえてくる場所も、ハッキリしない。
混乱する俺に、さっきの声が繰り返された。
しかも、ちょっとだけ違うセリフで。
『強制フラグを立てますよ? いいですね?』
その変化は、目の前の彼女の名前を呼んだ瞬間に訪れた。
「今日って、そんなに疲れるようなことあったか?」
今まで感じたことがない違和感に、さっさと目の前のことを終わらせようとした俺。
結論づけた瞬間、俺の体が勝手に動いた。
『強制フラグを立てました』
その声と、ほぼ同時に。
高校教師の俺が、自分の気持ちに反する行動を勝手に決めつけられながら、
女子高生と禁断の恋愛?
しかも、勝手に決めつけているのが、どこぞの誰かが書いている某アプリの二次小説の作者って……。
いやいや。俺、そんなセリフ言わないし!
甘い言葉だなんて、吐いたことないのに、勝手に言わせないでくれって!
俺のイメージが崩れる一方なんだけど!
……でも、この娘、いい子なんだよな。
っていうか、この娘を嫌うようなやつなんて、いるのか?
「ごめんなさい。……センセイは、先生なのに。好きに…なっちゃ、だめなのに」
このセリフは、彼女の本心か? それともこれも俺と彼女の恋愛フラグが立たせられているせい?
誰かの二次小説の中で振り回される高校教師と女子高生の恋愛物語が、今、はじまる。
※2024.4中旬より、連載再開いたします。
各公募の方にもエントリーしますので、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 14:48:04
59398文字
会話率:32%
アパートで一人暮らしを始めて二年目の男子高校生、光瀬怜(みつせれい)。
新学期を数日後に控えたある日、隣に同年代の少女、渡良瀬桜彩(わたらせさや)が引っ越してきた。
数日後、怜と同じクラスに転入してきた桜彩は早々にクールな美少女として
注目を集めたのだが、私生活では初めての一人暮らしに戸惑うことも多かった。
人を寄せ付けない雰囲気で他人を頼ることを良しとしない桜彩だったが、いくつかの偶然が重なり怜は桜彩の一人暮らしを助けていく。
出会った当初は他人との関わりを極力拒んできた桜彩だったが、怜の優しさに徐々に心を開いていき、二人の関係は隣人から徐々に変わっていくことになる。
「まあ、私があの人と関わることなんてないか」
最初はそう思っていたのに
「いえ、ですが光瀬さんにそのようなことをしていただく理由はありません」
それでも手を差し伸べてくれて
「美味しいです、本当に……」
料理が出来ない私にご飯を作ってくれて
「た、た、助けて、助けて、助けて下さいっ!!」
夜中に助けを求めても、嫌な顔一つしないで駆けつけてくれて
「出会ってからさんざん迷惑を掛けているこんな私ですが、友人になってくれますか?」
何も出来ない私と友達になってくれて
「私のこと、可愛いって……。え、えへへ、えへへへ」
私のことを可愛いって言ってくれて
「もしも私が困った時は隣で私を支えて下さい。もしも怜さんが辛い時は私も怜さんを支えるので、私にも頼って下さい」
少し弱いところも見せてくれるようになって
「そ、その……怜さんも……凄く素敵だと思いますよ……」
そんな怜のことが素敵に思えて
「あの……その、ね……。怜、今までさんざん甘えてきたけど、もっとわがまま言っていいかな?」
もう遠慮なんてしたくなくなって
そして――
「怜、今日の献立は何にするの?」
「そうだな。桜彩は何が食べたい?」
学校帰りに一緒にスーパーへと寄って献立を決める。
桜の咲く季節、二人に訪れた新しい幸せ。
そして二人はお互いを徐々に意識していく。
(俺と桜彩の関係ってなんだろう)
(私と怜の関係ってなんだろう)
今はまだ分からないこの気持ち。
でも……多分……この気持ちの名前はきっと……
これは世話焼き男子とクール女子が無自覚に繰り広げる甘い半同棲生活の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:00:00
1401623文字
会話率:45%
二人の女性はいつものカフェで今日の計画を建てていた。
日本人のような顔立ちの女性は届いたブラックコーヒーをミルクも砂糖も無しで飲み干そうとした。予想以上に苦いその黒い液体に女性の顔をしかめた。
向かいの席にいるヨーロッパ風の顔立ちが混ざって
いる女性が優雅に食べていたケーキを一口分フォークに突き刺し、向かいの席の女性に向けた。向かいの席の女性は嬉しそうに甘いケーキを口に入れた。
「全く、無茶するからよ」
ケーキをあげた女性が向かいの席の女性にそう言った。しかし返ってきた返事は予想外のものだった。
「私は好奇心で動いたのよ。後悔はないわ」
性格を考えれば分かることだったが、後悔はないと言い張るのは以外だと思っていた。
「そんなことはどうでも良いのよ!」
ケーキを食べた女性は店内に響く声でそう言った。ケーキをあげた女性に見せるように使い古したタブレットの画面を見せた。
写っていたのは衛星写真だったが、ある森の中だけ白く塗りつぶされていた。
「今日はここに行くわよ! "ミューレン"!!」
「確かに気になるわね……それじゃ」
二人は席を立つと、顔を合わせた。
「「調査を始めましょう」」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:00:00
1508392文字
会話率:49%
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説四作目です。
前編~Jewelry tears~
ーー季節は流れ、三年目の学園祭が迫る二学期へ
犠牲を払いながらも人類の敵"ゴースト&
quot;の討伐に成功した稗田知枝は次なる脅威に備えるためアリスの手を借りて準備を進めていた。
一方、イギリスで暮らすアリシア達は反アリス組織から新たな魔女狩りの任務を言い渡され、日本へと向かうのだった。
そして、2059年9月26日。
稗田知枝と樋坂浩二は稗田黒江の残した手記”14少女漂流記”の上映会を終えた帰り、四年前の因縁を抱えたアリシア達の襲撃を受ける。
それは大きな呼び水となり、母の死の復讐を遂げるため行動する黒沢研二と共に、知枝は魔女の力を行使して新たな敵と立ち向かう決意を固めるのだった。
知枝の導きにより、次々と魔法使いへと覚醒していく仲間たち。
ついに明かされる四年前の事件の真相。
クラスメイト達を戦場へと導き、死闘を繰り広げていく知枝。
聖戦の鐘が鳴る時、舞原市は再び因縁渦巻く戦場へと変わっていく。
そして、哀しき戦いの先で、樋坂浩二は愛する女性たちの前で最悪の決断を迫られるのだった。
「どうしてこんなことしてるのか、自分でも分からないよ。殺したいほど憎いはずなのに」
後編~秋桜の空に愛を残して~
ーーアリスの導くの先で待ち受けるものは人類の進化かそれとも…
???
※エピソード4では近未来の世界観で広がる本格的なバトルファンタジーと多くの個性的な登場人物達による切なくも甘い人間ドラマが展開されていきます! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:54:10
293475文字
会話率:21%
(空色杯500文字以上の部応募作品ー5000字以内)
(第十五回お題:白露×スカイグレー)
―――9月中旬、台風が迫る街で、一つの恋が始まり、そして終わろうとしていた。
―――今晩は台風が来るかもしれないって、桜井君は帰らないの
?
窓ガラスの外には灰色に染まった空が広がっている。
それは桜井海人にとって”いつもの空の姿だった”
『登場人物紹介』
桜井海人《さくらいかいと》
色覚異常を持った視覚障がい者で、中でも珍しい|全色盲《ぜんしきもう》を患っている。
直射日光などの眩しい光に目が弱いためサングラスのような遮光眼鏡を着けている。これにより信号の変化などコントラストがはっきり分かりやすくなる。
美術部に所属しており、同じく美術部員の深愛と親交がある。
深愛の想いに気付かぬまま、美雪の優しさに惹かれていく。
人並み以下しか絵は描けないが、遅くまで部室に残る。そして気付いた時には部長に指名されている。
内向きな性格で才能あふれる深愛に嫉妬している。
能登深愛《のとみあ》
物静かで口数の少ないミステリアスな少女。
人付き合いが苦手で美雪に対しても心を開かない。
唯一、美術部で遅くまで残って描き続ける海人に密かな好意を抱いている。
甘いものが大好き、特にアイスクリームが好き。
プロ並みのデッサン力と表現力を持ち合せていて、デジタルでもその実力は変わらない。
前田吾郎《まえだごろう》
海人とは小中学校の頃からの友人。
だが、高校生になってから人が変わったように勉学にもスポーツにも打ち込むようになり、海人と遊ばなくなっている。
近本美雪《ちかもとみゆき》
海人や深愛と同じクラスの委員長で面倒見が良い明るい女性。
栗色のロングヘアーが特徴。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 21:40:48
4997文字
会話率:35%
嘘つきね
裏切りね
愛想臭い
逃げていたい
何もかも終わったな
騙されやしないやなんて甘いんだ
信じていた人も実は汚いんだと
気づいたとてもう遅い
騙さないで
裏切らないで
そこにいるのは分かっているよ?
嘘つきね
裏切り者ね
近づかな
いで
早くどこかへ行って
嘘つきね
貴方だけの世界で終わればいいじゃない
嘘つきね
憎たらしいね
鳥のさえずりさえも今は憎い
僕も君も終わったな
反吐吐きたいななんて苦いんだ
信じていた人も実は愚かだと
気づいたとてもう遅い
嘘吐かないで
裏切ったとて
そこにはもう居やしないんでしょう?
嘘つきね
裏切り者ね
近づかないで
早くどこかへ去って
嘘つきね
貴方だけで生きてればいいじゃない
嘘つきね
烏滸がましいね
世界そのものさえも今は憎い
過ぎ去ってしまえば
変わらないものさえも変わる
もう吐いてしまえば
言えなかったことさえも言える
全てがいいな
明日でいいや
そこら中で集るお前らが嫌い
そして嘘つきな貴方が嫌い
嘘つきね
貴方は消えたほうがいいじゃない
嘘つきね
もう来ないで
信じてしまった私さえも今は憎い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 06:00:00
1303文字
会話率:18%
あなたのような甘い実となれるように
キーワード:
最終更新:2025-07-01 22:33:23
323文字
会話率:0%
からたちは棘があるので穀物を守るためにうえられる
痛々しくも、棘の真ん中に咲く白い花は甘い薫り
優しくゆれている
キーワード:
最終更新:2024-04-17 00:25:16
330文字
会話率:0%
大好きなあなただからかまわないのです
全然かまわないのです
ありがとうございますm(__)m
キーワード:
最終更新:2024-03-28 22:38:02
203文字
会話率:0%
これは、個性豊かなヒロインたちが織り成す、恋の物語たち。
様々な「もしも」を詰め込んだ、少し変わった、だけどとびきり甘いラブコメを投下します。
キーワード:
最終更新:2025-07-01 18:13:24
8687文字
会話率:31%
彼女との甘い時を味わいたくて誘った“女ふたりのビーチサイドリゾート”
しかし彼女は私を独りテーブルに残し、男の肩に手を掛けた。
最終更新:2025-07-01 14:18:30
417文字
会話率:0%
風俗嬢であり、上川社長の会社で機器メンテナンスのバイトもしている冴子は、たった1日ではあったがロリータファッションと甘い香りに身を包んだ“あかり”と言う女の子と恋に落ちた。
その“あかり”が自殺をして冴子が泣き明かしている頃、上川社長は彼
女の為に行動を起こしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 14:23:26
1348文字
会話率:57%
娘がお熱で……カレとのデートが不意になってしまった私は仕方なく家事をこなしていたのだが……
最終更新:2025-05-28 13:11:02
1588文字
会話率:50%
交通事故死により中世ヨーロッパベースの世界に転移してしまった主人公。
ジャンと名を貰い転移先の体の持ち前の運動神経を役立て、晴れて騎士になれたけど、旅先で知り合った男、リシャールとの出会いが人生を思わぬ方向へと動かしてゆく。《第一幕》
そ
んなジャンとリシャールが出会ってから4年後。
リシャールの馴染のトルバドールが現れ、繰り広げられるロマンス。
けれどもそんなに甘い時代でも無く、リシャールを取り巻く環境はさらに混迷を深めてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 13:00:00
142923文字
会話率:41%
ゲスな父親が結婚式でド修羅場を演じて急死。巻き込まれて気絶したマルティーヌは、気がつけば前世を思い出していた。
アラサーだった私が十二歳の美少女に! そして一人娘の私が伯爵家を継いで当主になるという。うーん、ちょっと思考を放棄したい。とに
かく甘い物を食べて横になろう――と思ったけどできるはずもなく。
面倒ごとは大人に押し付けてぐうたらしたいのに、領主ともなればそうもいかず。怠け癖のついた使用人の解雇やら、後見人探しやらで、もう息つく暇がない。
あれ……? なんか調子に乗ってあれやこれやと手や口を出しちゃったけど、領地でまったりスローライフという選択もあったんじゃ……?
前世の知識と魔法のお陰で生活環境は改善されつつあるけれど。後見人の公爵の要求レベルが高すぎてついていけない……。あれ? 王都からうちの領地までは馬車で二日もかかるのに、公爵閣下、頻繁に来すぎではないですか? それってあれですよね? うちでしか食べられないご飯とお菓子が目当てですよね? イケメンだけど食いしん坊な公爵閣下――。
◇恋愛はスローテンポで甘さ控えめ。後半にちょっぴりシリアスな展開を挟む予定ですが、どうなるかわかりません。でも、どんなことがあってもハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 12:18:57
381611文字
会話率:32%
それはある日の深夜だった。
就寝前のトイレから自室へ戻る途中だった杉本達也(高2)は、母親の部屋にまだ明かりがついてるのに気がついた。
(あれ?母さん、まだ寝てないのか?)
もしかしたら疲れて寝落ちしてるのかも……そんなことを考えつつ、代わ
りに電気を消してあげようとそっとドアに近づく達也。だが……。
「こんママ~♪Vランド4期生の”まーたん”こと、”花咲ママミ”です♪」
聞こえてきたのは普段の母とは異なる甘い声色。
しかも、それは間違いなく俺が推してるVチューバ―の声と名前だった。
「か、母さん……?」
「!? えぇ、たっくん!?」
この日を境に、俺と母さんの関係は思わぬ方向へと変わってくのだった。
注:3話まで心温まる親子愛風の雰囲気を若干出してますが、正直ただの前フリです。4話辺りから壊れるので、もしそこで「思ってたんと違う!」となった方は本当に申し訳ございません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 11:37:31
112484文字
会話率:55%
王子との婚約を一方的に破棄された公爵令嬢・カトリーナは、追放先として封印されたダンジョンの最下層に送られる。
けれどその場所は、魔物たちと共にのんびり暮らせる思いがけない癒し空間だった。
喋るスライム、紅茶を淹れるゴーレム、甘えん坊なケル
ベロス――
魔物たちと協力してダンジョンを再建していたら、なぜか「癒しの観光名所」として大盛況に!
そんなある日、元婚約者の王子が突如やって来て――
「カトリーナ、やり直したい……」
……今さら、何をおっしゃいますの?
紅茶と笑顔と魔物に囲まれて、今日もダンジョンは平和です。
ちょっぴり痛快で、ふんわり甘い、ざまぁ系癒しファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:51:00
8366文字
会話率:34%
魔力を全く持たない伯爵令嬢のリフィアは、『無能の役立たず』の烙印を押され、家族に虐げられて育った。
最低限の食事と衣類のみを与えられ、別邸に隔離されて十年。厄介払いされるよう、呪われた仮面公爵へ嫁ぐよう命令された。
温かく迎え入れてくれ
た公爵家で、リフィアは皮膚が硬鱗化する呪いに苦しむ仮面公爵に寄り添い懸命に看病した。
すると何故か少しずつ公爵の呪いが解けてきて、甘い幸せな新婚生活が待っていた……!?
家族に冷遇された事でリフィアに目覚めた特別な力は、聖女にしか持ち得ない神聖力だったと分かり――自身の生まれた本当の意味を知らされる。
「役目が終わったと言うのなら、これからは……私が好きなようにやらせて頂きます!」
「全てが定められた運命? だったら僕はそんな運命、ぶっ壊して新たな道を作ってやるよ」
このお話は、『冷遇されて育った令嬢が、課された不幸な運命を切り開いて、愛する人と共に生きるため、本当の幸せを自ら掴み取る物語』です。
※カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 09:28:18
131850文字
会話率:51%
魔力を全く持たない伯爵令嬢のリフィアは、『無能の役立たず』の烙印を押され、家族に虐げられて育った。
最低限の食事と衣類のみを与えられ、離宮に隔離されて十年。厄介払いされるよう、呪われた仮面公爵へ嫁ぐよう命令された。
温かく迎え入れてくれ
た公爵家で、リフィアは皮膚が硬鱗化する呪いに苦しむ仮面公爵に寄り添い懸命に看病した。
すると何故か少しずつ公爵の呪いが解けてきて、甘い幸せな新婚生活が待っていた!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 14:37:16
15644文字
会話率:48%
大后・蘭明蕙(らん めいけい)は、日がな後宮の庭で茶を嗜みながら、心底退屈そうにため息をついた。
「はぁ……。青荷、何か面白い話はないの?」
侍女の柳青荷(りゅう せいか)は、慣れた手つきで茶を注ぎながら答える。
「では、新しい菓子を
お持ちしました。『極上の練り蜜菓』とのことですが……」
「甘いわね。」
「ええ、菓子ですので。」
そんな中、大后・蘭明蕙(らん めいけい)に事件が舞い込み、彼女の暇潰し(推理)が始まる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-01 09:21:27
197384文字
会話率:50%
フィーラにはシュルソという婚約者がいた。彼は巷で冷血漢という噂だ。しかし、婚約者には甘いだろうと踏んでいたフィーラ。
残念ながら彼女の思惑は外れ、シュルソは徹頭徹尾冷たさを帯びた男手あった。だと言うのに、フィーラは自身の気持ちがシュルソ
へ傾いていることに気付いてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:39:14
3367文字
会話率:46%
高校入学の祝いに、祖父母からロードバイクを贈られた。
それ以来、走っては風景を切り取り、記録を重ねてきた。
今日は、そのロードバイクを友人に貸し、ふたりでツーリングに出かける。
途中でパンクして、坂道で汗をかいて、小さなカフェで甘いケーキ
を食べる。
特別なことなんて何もない。ただ、静かに流れる一日。
ペダルを回したその先に、見えてくるものがある。
※ほんの少しだけ専門用語が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:36:04
2880文字
会話率:35%
「推しが、会社に転職してきた——なんて聞いてない。」
23歳の会社員・香坂眞衣は、広告会社「エイトリンクス」で営業として働く日々。
ある日、中途採用で入社してきた2歳年上の先輩・**灥耕助(みなもとこうすけ)**に出会い、衝撃を受ける
。
──その先輩は、眞衣が中学時代から推し続けていた、
“現在チケット入手困難”な国民的アイドルグループ「Flare★Star」のメンバー・KOSUKEだった。
芸名も名字も変え、正体を隠して会社に現れた彼。
「君……どこかで会ったことある?」と声をかけられた眞衣は、思わず嘘をついてしまう。
嘘から始まる、秘密の社内恋愛。
近づいてはいけない相手。
だけど、彼もまた“本気の恋”をしていた。
やがてふたりは、誰にも言えない関係を深めていき、
仕事と恋、アイドルと社会人、夢と現実の狭間で、人生を選び取っていく——。
「この恋、隠し通せますか?」
それとも、「夢よりも、あなたを選んでもいいですか?」
アイドル×会社員が贈る、
切なくも甘い、禁断のオフィスラブストーリー、ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:30:00
16159文字
会話率:25%
毎朝僕が待ち伏せているあのお姉さん。
今朝もスーツ姿で長い髪をなびかせ、僕の心をドキドキさせる甘い匂いを振り撒いている。
きっと素敵な彼氏がいるんだろうな。僕みたいな中坊なんて絶対相手にしてくれない。
でも、僕だって本気なんだ!
今日こそ
……今日こそあのお姉さんに告白するんだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:00:00
2321文字
会話率:19%
孤独死した中年無職・多田野仁(ただのひとし)が、目を覚ますとそこは剣と魔法、そして魔物が跋扈する魔界だった。
転生した彼の新たな姿は、
かつて世界を滅ぼしかけた伝説の狂戦士〈バーサーカー〉。
だが、それは彼の望んだ現実とはまるで違った。
魔界の地で仁は、自らがかつての伝説的魔物“バーサーカー”の肉体を宿していることを知る。
巨大な筋肉と魔紋を持ち、常人を超えた戦闘能力を誇るその体は、一歩間違えれば暴走し、周囲を破壊する凶器だった。
そんな仁の隣には、美しくも妖艶なサキュバス、リリスがいた。
彼女は魔界の村で彼を支え、共に生活するパートナーとなるが、魔界は甘くはない。突如として冒険者たちが村を襲い、炎と血の嵐が吹き荒れる。
仁は己の“バーサーカーモード”を解放し、村と仲間を守るが、その暴走は制御不能の危険もはらんでいた。
暴走を止めるためにリリスは“おっさんマイク”という秘策を使い、何度も仁の暴走を沈静化させる。だが、その度に仁は己の弱さを痛感し、心の葛藤を深めていく。
「今度こそ陽キャ美女と結婚して金持ちになってやる!」
そんな甘い夢を抱いた仁だったが、目の前には謎の美人サキュバス、背後には人間の勇者パーティー。
あれよあれよという間に魔界の覇権争いと人間界の侵略戦争に巻き込まれていく。
暴走すれば仲間さえ傷つける恐ろしい力。
それでも彼は、「守りたい」と思える仲間を得て、戦いの渦中へと身を投じていく。
魔界の片隅から世界を揺るがす大激変へ。
冴えないおっさんが拳と血で未来を切り拓く、一発逆転の魔界活劇、ここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 16:40:45
10389文字
会話率:36%
ここは魔道書を皆持っている世界
清楚系男子高校生の猫屋ましろ、彼は課題に追われておりグトゥグアの召喚をしようとする!?
だが失敗してしまいヤマンソが出てきてしまう
ヤマンソはましろを見ると一目惚れしてしまい……?
本作はクトゥルフ神話をモ
チーフとした完全オリジナル作品です。既存のTRPG・ゲーム・作品とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:39:29
3494文字
会話率:70%
ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、大好きなモンスター育成ゲームのモブキャラ【アルク】。
そんな俺が手に入れたユニークスキル【絶対服従(神獣限定)】は、通常のモンスターはテイムできない代わりに、ゲーム内で最強無敵の神獣たちだけをテイム
できるチートスキルだった。
なぜかテイムした神獣がもれなく超絶美少女になってしまう、夢のような能力だった!
その力とゲーム知識を武器に、俺は神獣たちを次々にテイムしていく。尊大だけど可愛いツンデレ竜神ルシア、クールでミステリアスな魔狼美女フィーネ、慈母の微笑みをたたえる不死鳥リリナ、おっとりグラマラスな海竜神ライム。
あっという間に伝説級の神獣ハーレムパーティを築き、俺は世界最強の冒険者へと成り上がっていく。
俺を溺愛してくれる最強のしもべ(美少女)たちに囲まれ、騒がしくも甘い、異世界無双ハーレムライフが始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
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会話率:39%