女子小学生の枚方京花が父の書斎で見つけた、特撮ヒーローの自主製作映画。
それは若き日の両親の青春の結晶だった。
(本作品は第6回なろうラジオ大賞の参加作品で御座います。)
最終更新:2024-12-25 07:30:00
1000文字
会話率:30%
数百年前、地表を覆っていた青い空と緑豊かな大地は、突如として訪れた環境の激変によって失われた。大規模な砂嵐と有害な大気が人々の生活を脅かし、地表での居住はほとんど不可能になった。それ以来、人類の大半は地下に巨大な都市を築き、安全な生活を送る
ようになった。
しかし、すべての人が地下に移り住んだわけではない。わずかな人々が地表に残り、過酷な環境の中で細々と生き続けていた。
リタもその一人だ。祖母と二人、砂塵にまみれた小さな家で慎ましく暮らしている。リタは小柄ながらも好奇心旺盛で、物を修理したり新たな道具を作ったりすることが得意だった。その姿には、荒廃した世界でも希望を見つけようとする芯の強さがあった。
「おばあちゃん、あとどこを掃除すればいい?」
リタはモップを片手に声を上げた。
「そうねぇ、今度は書斎をお願いしようか。」
キッチンで何かを煮込んでいる祖母が答える。その声は柔らかく、時間がゆっくりと流れているような感覚を与えた。
「書斎かぁ……また本だらけなんだろうな。」
リタは小さくため息をつきながらモップを持って書斎へ向かった。
このとき書斎に行ったことによって「リタ」と「オルビス」のお互いの理想の世界をかけた壮絶な物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 23:48:37
1683文字
会話率:42%
無限をくれたって、もてあましちゃう。
最終更新:2024-11-23 07:00:00
422文字
会話率:0%
華と蒼壱は十七歳の双子の姉弟。天真爛漫でスポーツ万能な華と、身体が弱く大人しいが芯が強く優しい蒼壱は仲が良く、互いを尊重し合う姉弟だった。
二人の両親は半年間程海外赴任をすることとなり、両親の留守中、進入禁止であると口を酸っぱくして言わ
れていた書斎に入ってしまった華と蒼壱は、そこで開発中の恋愛シミュレーションゲームを発見し、遊んでみることにした。
気が付くと二人は異世界へと転移していた。そこは先ほどまでプレイしていた恋愛シミュレーションゲームの中で、華は悪役令嬢役である事に気づき混乱する。
一方、蒼壱は現実世界同様、華の弟役ではあるものの、攻略対象の一人である騎士役となっている状況に混乱していた。
恋愛に無頓着な華は身体の弱い蒼壱を気遣い、自らがスポーツ万能である事を上げ、強引に入れ替わることを提案する。
華は攻略対象である騎士に。蒼壱は悪役令嬢にと入れ替わる二人だが、攻略対象達に翻弄され、事態は思わぬ方向へと展開していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 12:31:50
325385文字
会話率:48%
ある昔、一人の女が巨大な樹がある世界に迷い込んだ。その樹はカルパヴリクシャと言い願いを叶える神樹だった。さまよっているとある男と出会い自身が住んでいる場所まで案内される。そこは神樹を崇めている部族だった。驚くことに男には十一人の兄弟が居た。
翌日、族長に呼ばれた女は自分が迷い込んだ訳を知り、初日に出会った男との婚姻を迫られ承諾する。そんな中族長は長らく患っていた持病が悪化し亡くなる。書斎を整理していると〝一族の繁栄を望む〟との遺言状が見つかりその遺言通りに兄弟らは準備をする。女はその男と一緒に旅立つことにし十二組に分かれて未開拓地へ散って行った。
七年後再び集まった十三人は開拓した領土を元に国を興す事にした。だが二人の仲は冷え切っており、女は神樹を守る統治者に、男は一人戻って行った。只、幾つかの国では現地の部族を奴隷化していた。
その数年後女は十二人の子供を産む。しかし、予知夢を見たことで国を興した十二人の元へ送る事を決意する。
月日が経ち子供は王位を継ぐ程に成長したが神樹の掟を破り神罰を享けた。それと同時に神樹は十三の株に分かれ別々の方向へ飛んでいき、この広い大陸を十三に区切る様に不透明な壁が覆うのだった。国は崩壊し消え失せた様に見えたのだが、何故か奴隷になっていた部族の一部は生き延び新しい国を造っていった。
三千年後には幾つもの企業が乱立し人口の増加と共に格差社会が広がっていた。元々、城の跡地だった位置には巨大な円盤状の土台が浮いており、その上に高層の商業ビルや高層マンション、企業ビル、高層の社宅が立ち並び密集していた。
交通手段である車やバス、電車は空に浮かび完全自動運転が可能となり、ネットワークによる情報の共有と割り振りの御かげで事故も渋滞もない完璧なものとなっていた。
葵の家は神力を継ぐ家系でその他にも分家を抱える特殊な環境でもあった。只、世間では知る者はいなく栃佐野家を含めこの様な形式をとっているのは三家しか残っていなかった。
そんなある日、栃佐野家に神の使者を名乗る人らがお願いしに来た。内容は十三株に分かれた神樹を集めるのに協力してほしい事、そして神樹を狙う企業らの手へ渡るのを阻止する事だった。
葵はこの家に生まれた事を何となく理解し承諾した。しかし、神樹を狙う企業らは使者が考えてるより深くより黒い死の影を落としていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 22:16:11
128054文字
会話率:61%
男が書斎の本を整理していると、ひらりと紙切れが落ちてきた。紙面にはつたない絵が描かれている。息子たちの誰かが、幼い頃に描いた絵だろう。そう思った男は、紙をたたもうとしたが、端に書かれた「1エーカーの土地」という文字に目を留めた。その瞬間、忘
却のかなたにあった記憶が、あふれでてきた。……彼女は、きれいな声で歌う子だった。【舞台】20世紀初頭のイギリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 15:23:08
3271文字
会話率:0%
文豪の祖父を持つ華は大学の課題としてレポートを作成することになった。
文豪についてレポートを書くことにした華は文豪について調べる。
祖父についても研究するため実家にある祖父の書斎へと訪れる。
そこで眠りにつき、目が覚めると
祖父の生きてい
た時代にタイムスリップするのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 21:14:44
483文字
会話率:4%
深い森の奥にただ1人で住む少年アルン。
以前まて祖父と2人で穏やかに暮らしていたが、祖父がいなくなり孤独な日々を過ごしていた。そんな中祖父の書斎にあった一冊の本を手に取る。
悪魔召喚について書かれたその本は、孤独な少年に繋がりの夢を見さ
せた。
アルンはその本に没頭していく。まるで導かれるかのように。ただ一つの願いを込めて。
1人にしないで。と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 12:39:20
715文字
会話率:9%
真夏の朝、ユカリは目を覚ました。
彼女の頭には昨夜の奇妙な夢――河川でクジラが泳いでいる夢が残っていた。
普段なら海にいるはずのクジラが、なぜ裏山の川で優雅に泳いでいたのか。
クジラは、ユカリに何を伝えようとしているのか……。
最終更新:2024-09-23 11:00:00
11891文字
会話率:10%
舞台は広大な砂漠。主人公は褐色の男カリムと、精霊の子ナディール。二人が出会い絆を深めるほどに、砂漠世界は姿を変えてゆく。良い方向にも、そして、悪い方向にも……。
最終更新:2024-09-21 18:38:14
31581文字
会話率:25%
序章
静かな夜、星々が瞬く空の下、主人公の田中翔は自宅の書斎で一冊の古びた本を手にしていた。その本は、彼が並行世界を旅するきっかけとなったものであり、数々の冒険と試練を経て手に入れた無数のスキルと能力の記録でもあった。
翔は深いため息をつ
きながら、ページをめくる。異世界での戦い、仲間との出会い、そして別れ。すべてが鮮明に蘇る。彼はそのすべてを乗り越え、ついに現代に戻ってきた。しかし、平穏な日常は長くは続かなかった。
突然、窓の外から異様な音が聞こえた。翔はすぐに立ち上がり、音のする方へと向かう。そこには、現代の常識では考えられないような存在が現れていた。彼の目は鋭く光り、手には異世界で習得したスキルが自然と宿る。
「またか…」翔は小さく呟き、静かに行動を開始した。誰にも気づかれず、迅速に、そして確実に問題を解決するために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 21:10:14
1662文字
会話率:50%
男爵夫人イリアには不満があった。
夫ブラハムは領地経営に力を入れるあまり、食事はさっさと済ませ、終わればすぐ仕事のため書斎にこもってしまう。
そんな彼女に美しき執事ラファトが近づく。
二人は協力して、ブラハムのティーに雑巾の絞り汁を入れる
……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 16:40:10
5830文字
会話率:49%
伯爵家には男の跡継ぎがおらず、子は姉妹二人だけ。姉は家を継ぐ為に、妹は他人に愛され良いところへ嫁げるように、それぞれ区別して育てられた。ところが二人が成長したあと、姉の婚約者を妹が奪ったのだ。それを知った姉の行動は素早かった。専属執事と共に
父の書斎に乗り込んだのである。
姉の名はアザレア。薄い毒を有した華やかな花の名を持つ彼女は周りから「女傑」と呼ばれている。
※アザレアの一人称で語られるお話です。
※神崎 月桂様主催、「バチクソにカッコいい女の子を寄こせ杯」企画に提出した作品を加筆したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 10:53:35
4774文字
会話率:65%
僕は神真斗、高校生二年生である。
いつも、ぼっちの生活をしていたが幼馴染である樫井梨奈だけは僕に目をかけてくれる。
僕は、密かに思いをよせていた。
いつの日か、二人の姉妹がやってきた。父が再婚して、新しい妹になったという。
最初
は、ぎこちなかったが徐々に姉妹は、真斗に思いを寄せていくが、父と姉妹の母は、行方不明になってしまう。
真斗は、父の書斎で赤い石を見つけ、この石に触ってしまうと真斗と姉妹は異次元世界へ飛ばされてしまったのだ。
何もわからない三人は、元の世界に戻れず試行錯誤しながら、生きていこうとするが、この世界で酷い目に遭ってしまう。
愕然とする真斗に、いつの日か女神の声が聞こえてきた。
触った石が真斗に同化して声をかけてきたのだ。
この石は、時と時空の女神と言われるメサイアの瞳だった。
いずれ、真斗は女神の力を受け継ぎ、時を操り、時空を超える力を持つことになる。
女神の力が制御できるまで、この世界で妹達を守りながら世を渡って生きていく。
異世界の神々や大賢者の協力を得て大出世する。
そして、国々の姫を娶り、異世界の国々を治めることになっていく。
時が流れるにつれ、幼馴染だった樫井梨奈とも運命的な再会を果たし、梨奈とも恋に落ちる。
さて、真斗の異世界征服と恋に奮闘するストーリーが始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 10:08:44
164407文字
会話率:48%
人々は夢を見ている。
現実と、非現実。
その境界線には、果てのない「線路」があった。
地平線の彼方へと伸びる、3番線の線路。
線路は、“いつの日かの世界”からやって来ていた。
昨日でも、今日でも無い世界から。
「線路を走る電
車には、帰りの便がない。それでも行くの?」
夢と現実、——生と死の狭間にて繁栄する街、「黄泉國(よもつくに)」。
そこでは、人々の魂を捕食する存在、“ソウルイーター”と呼ばれるが跋扈していた。
これら魔物は人々の魂に棲みつき、内側から命を蝕んでいく存在であり、古くから下界(ソウル・シティ)を脅かす存在として忌み嫌われていた。
近年、ソウルイーターと呼ばれる怪物たちはその勢力を広げつつあり、『十界曼荼羅』と呼ばれる謎の軍事戦略組織が、黄泉国の中央に鎮座する『八葉蓮華』を破壊しようと目論んでいた。
八葉蓮華は人々の魂が輪廻するために必要なエネルギーの通り道であり、魂が持つ記憶を浄化し、新たな生へと昇華するための事象変異機関(Sマトリクス機関)であった。
出雲国真那(いずもくにまな)は、元々ソウルイーターとして生まれた魔物であったが、ある出来事を境に、ソウル・シティに紛れ込んでしまう。
紛れ込んだ当時、幼子の姿であった彼女を森の中で見つけた平山薫は、彼女を匿い、自らの娘として育てることを決意する。
平山薫は、黄泉国の元住人であり、ソウル・シティに紛れ込む魔物たちを討伐する役割を担うハンターだった。
ある日、魔物との戦闘によって脳に重い傷を負ってしまった薫は、植物状態となり、1年以上意識不明の状態が続いていた。
真那は自らがソウル・イーターであること、人間ではない異形の怪物であることを知らされないまま、12年もの間下界で暮らしていた。
しかし、薫の書斎で、彼女が書いた一冊の日記を発見し、そこで自らの存在や、薫が待ち受ける運命を目の当たりにする。
薫の意識が戻らないことを悟った真那は、急ぎ病院へと向かうが——
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 13:56:28
971文字
会話率:0%
ミステリー作家が密室で殺された。玄関、書斎に鍵がかかっており、書斎の安楽椅子には首なし死体。さらに鍵がかかった金庫を開けると生首が。他殺でも自殺でも不可能な怪事件。
最終更新:2024-05-21 19:50:08
4264文字
会話率:32%
時は大正。公爵家の女中である十五才の【田中かめ】は、公爵令嬢・徳川菊子の専属女中。奉公期間が終わったあとの【髪結い】になるということを生きがいに毎日を明るく生きていた。
ある日、【奉公人全員解雇】の日に自分だけが残されるという異常な事態に
驚くかめ。
当主・葛丸に呼ばれて書斎に行くと、初めて会う三人の色男たちに囲まれて・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 10:25:06
120694文字
会話率:25%
2011年11月に祖父が亡くなった。
89歳だった。
当時、比較的場所を選ばず仕事ができた私は
延命治療をしない最期の1週間を、祖父と同じ病室で過ごした。
5日目くらいにいよいよ・・・となり、
老人ホームに住んでいる祖母が同室に加わった。
深夜に医師に「ご臨終です」と告げられ
祖母は静かに祖父を見つめ続けた。
私は祖父の短くなってしまった白髪を撫でた。
柔らかく、暖かかった。
*
それから12年経った2023年に
実家の父の書斎で、古びたノートに出会う。
それは、祖父が定年後にコツコツと書き溜めた自分史だった。
何度も推敲した跡があるこのノートは
果たして誰に向けたものだったのだろうか。
今年100歳になる祖母は、読んだのだろうか?
父は、遺品整理の際に読んだのだろうが、内容はうら覚えのようである。
母や兄妹は、興味が無いようだ。
戦争を生き延び、大往生した人の覚書を
独り占めしているようで忍びなく思う。
20年後には、このノートは捨てられ忘れ去られるだろう。
・・・なんだかなぁと思い、試しにここに掲載してみることにする。
誰かに届けば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 06:34:57
5597文字
会話率:1%
速記部屋どころか、書斎すら見たことがありません。
キーワード:
最終更新:2024-03-16 20:25:41
241文字
会話率:0%
富裕層専門の資産運用管理アドバイザーの三郷が、顧客の高岳から依頼されていた遺品整理を進める中、不審物を発見。また書斎を探ると暗号めいたメモ魔で見つかり推理していた所、不審物があると通報を受けた顔見知りであるS県警の松ケ根と吉良が訪れ、連行さ
れてしまう。三郷は逮捕されてしまうのか?それとも松ケ根達が問題の真相を無事暴くことができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 16:00:00
198295文字
会話率:46%
古の時代より語り継がれる一族の伝説。暖炉のゆらぎに包まれた古びた書斎で、エレナ・アルヴェリアン夫人は息子エドモンドに家族の起源を綴った物語を読み聞かせる。その物語は、バルダモア・ザ・マグニフィセント、一族の最も輝かしい先祖の伝説に始まる。若
き日に家族を失った悲しみと復讐心に駆られ、魔術の道を歩んだバルダモアは、その力で理想の国を築き上げるが、力の衰えとともに裏切りに遭い、すべてを失う。
この過去の物語に魅了された主人公エドモンドは、自らも強く正しく、人々を守る存在になることを夢見る。しかし、10年の時が流れ、その夢は遠い幻となり、魔術の才能は開花せず、周囲からは『無能のエドモンド』と呼ばれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 17:00:00
9940文字
会話率:32%