主人公・朱音、火花を散らしながら一心不乱に鉄を打っている。
里の男たち「女に鍛冶師が務まるか」「親父さんの名が泣くぜ」と陰口を叩く。
朱音、悔しさをにじませながらも「うるさい! 私がこの里一番の鍛冶師になるんだから!」と強がる。
その夜、家
に封印されていた妖刀「幽月」の封印が弱まり、不気味な瘴気が里に漏れ出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 22:00:00
47627文字
会話率:29%
高田栞(たかだ しおり)はごく普通の中学三年生。
ところが、誕生日に小学校時代の同級生である笹ヶ谷九十九(ささがだに つくも)と再会した時から、その生活は一変する。
彼女の平穏な日常は静かに幕を下ろし、波瀾万丈な日々が激しく幕を開け、次々に
起こるハプニングに巻き込まれていく。
「魔法」とか「異世界」とか、漫画や小説の中だけだと思ってたのに、どうしてこうなった?!
……などと、思い悩んでいる暇は彼女になかった。
これは、運命の女神に導かれるように、次々と起こる予想外の出来事を乗り越え、成長していく少女や少年たちの物語である。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
初投稿初作品です。
毎日22時の投稿を心がけておりますが、諸事情により変わることがありますので、ご了承ください。
※ 令和2年10月1日より、文章の体裁を更正中です。
内容に変化はない予定です。
<その他の注意点>
・かなり長いです。
・視点が変わりやすいですが、「○○視点」などの表記の予定は今の所ありません。
・時々、文章の体裁を整えたり、誤字の修正以外に、文章を修正することがあります。
・異世界モノですが、序盤は現実世界が舞台です。
※ 具体的には115話(第7章3番目の話)目にようやく異世界へ移動します。
※ 182話(第10章6番目の話)目から、異世界旅行が始まります。
・「R18」に届かないまでもたまに性的な話があります。
・上記に加え、「R15」、「残酷描写」は突然、割り込んできますのでご注意ください。
上記の点をご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 22:00:00
9187083文字
会話率:32%
社畜として働きづめだったOL・南島月波(みなしま つきは)は、気づけば見知らぬ森の街で目を覚ます。どうやらここは異世界らしい――しかも所持金ゼロ、寝床もなし、言葉もぎりぎり通じる程度。絶望の中、彼女を救ったのは、美形の青年レオンが営む小さ
なカフェだった。
「温かい飲み物が心を救う」
そう信じる月波は、かつて趣味で学んだラテアートやカフェ文化の知識を武器に、この異世界で新たな居場所を見つけ始める。
同じ境遇の少女エルナとの出会い、そして街に広がる森と木の文化。だが、その街には“転生者”にまつわる不穏な噂と、封印された魔法の秘密が眠っていた――。
ラテアートで世界を変える?
ほんの一杯の飲み物が、誰かの運命を温めてゆく。
異世界×カフェ×再出発
心も体も温まる、ほんのりビターな異世界転生ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:49:50
9445文字
会話率:56%
「魔力と血統が全ての世界を私は変えたい」
※BL要素を含みますので苦手な方はご遠慮ください
※センシティブな設定(性的ニュアンスやトラウマ)を含みますが、直接描写はありません。R15の範囲で展開します。
※現時点ではなろうのみで連載してお
く予定です(2025.6現在)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:14:43
15508文字
会話率:49%
「魂は平等だ」――父はそう教えてくれた。
癒しの力を持って生まれた私は、王都に連れて行かれ、
貴族たちの命を守る“特別な存在”として扱われた。
だがその力は、「平民を癒したい」と願った瞬間、
特権への反逆とされ、すべてを奪われる引き金と
なった。
故郷の村は焼かれ、家族も友も恋も失い――
私は“不死”の体で、2000年の封印を受ける。
死ぬことも許されず、癒すことも笑うことも奪われて、
ただ、ひとつの願いを抱き続けた。
「今度こそ、私を……死なせて」
それが、神の怒りを背負った少女の、たった一つの夢だった。
これは、“癒し”を罪とされた少女が、
真に救われるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:07:16
84688文字
会話率:32%
【序章のみ1日での集中連載!】
異世界エーレタニア。
かつてこの世界では異世界から多くの侵略を受けてきた。エーレタニアの神はそれに対抗するべく創り出した人々によってこれに対抗してきた。
侵略が収まると、神は人々に権限を移譲してこ
の世から姿を消してしまった。世界は人々の手によって繁栄を築き上げようとした。
しかし···。
それは長続きせず、分裂と闘争の時代が幕を開けてしまい、大きな、そして悲しい戦争が始まった。
人々は必死に生き残ろうとさらなる力を求め、禁断の力にまで手を伸ばしてしまい、その力は結果として自らをも滅ぼしてしまおうとするものだったのだ。こうして世界は少しずつ荒廃していってしまった···。
ライは地方の小さな村に住む5歳の幼い少年だ。貧しい生活ながらも家族と村の人々たちと協力して幸せな日々を過ごしていた。
しかしある時、魔獣の大群が村に押し寄せてしまった!圧倒的な数に村はなすすべもなく蹂躙されてしまい、生き残ったのはライ一人だけだった···。
一夜にして村が全滅してしまい、天涯孤独の身となってしまった幼いライは生きる事に絶望してしまい、魔獣がたくさん住み着いてる立入禁止の森に入って食い殺されてしまおうと考えていた···。
しかし、普段いるはずの魔獣がまったくいなかったため、ライはこの死に方すらできないとさらに絶望してしまう···。
さらに森の奥に進むと、きれいな湖があった。その湖に躊躇なく飛び込んだライ。しかし、溺れるどころか息ができてしまった!どうして!?
『キミ、死ぬ気だったのかい?だったらその体、オレにくれないか?』
これは湖底に『賢者の遺産』とともに封印されし白銀竜テオと遺産の継承者となったライのコンビが、荒廃した世界を必死に生き抜こうとする物語である。
※本作はカクヨム様でも同時投稿をしております
※舞台は作者の代表作である『アキの異世界旅行記』の約1000年後世界ですが地名などはまったく変わっており、世界観設定のみ引き継いでおりますので別作品とお考え下さい
※世界観設定の元である『アキの異世界旅行記』は上部のエーレタニアシリーズのリンクからご覧いただけますので、こちらもお楽しみください
※とりあえずの試作のお話ですので、評判良さそうなら続きの話を投稿する予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:01:01
342960文字
会話率:68%
世界は今、静かに崩れ始めている。
各地で発生する怪奇事件に、封印されたはずの大罪の悪魔たちが再び姿を現し始めた。
教会に所属するサマナーである主人公エルクは、相棒のフィールと共に怪奇事件の調査のためさまざまな都市を訪れる。
そこで彼らが
目にしたのは、かつての繁栄がうそのような街と、その裏で暗躍する崇拝教と呼ばれる異端の影。
サマナー、エクソシスト、ネクロマンサー……
「バケモノが……!!」
「誉め言葉だな」
『すべて』を失った少年が、運命に選ばれた存在となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:00:00
177111文字
会話率:38%
大昔、大賢者との戦いで封印された男「ディー」は、幾千年の時を経て大賢者の封印を自力で解き、現世に降り立った。
しかしかつての力は全て失われ、「ディー」はただの『人間の男』になってしまう。今までは手で払うだけで出来ていたことが全く出来なくな
ってしまった己の身体に歯噛みしていると、そんな彼の前に傷だらけの少女「アリス」が現れた。
最初は「アリス」を警戒してぞんざいに扱っていた「ディー」だが、「アリス」のとある力に気づいた「ディー」は、「アリス」と共に行動することに決める。
何千年も封印されていた男と、傷だらけで森の中を走り周っていた訳アリコンビ。そんなコンビに試練や苦難が立ち塞がる。その道中で様々な事実が判明し、さらに彼らの前に壁が立ち塞がる。
これは、そんな壁を乗り越えながら、押し寄せてくる試練や苦難に耐えながらもお互いのことを知っていく彼らの冒険の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:00:00
44443文字
会話率:26%
かつて“模倣魔法”を理由に仲間から嘲笑され、塔に隠れた男リュー。誰かの魔法しか使えない彼は、封印塔の異変をきっかけに、消えた師と世界の真実を追い始める。失われた絆、再会する仲間、動き出す敵組織──借り物の力だけで、彼はやがて“本物”を超えて
ゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:16:09
9854文字
会話率:32%
七つの国に散らばった魔王の魂を破壊し、七人の巫女の加護を授かり、世界を救う――
それが若き勇者ロイ・シリルに課せられた使命だった。
仲間たちと出会い、笑い合い、ときに衝突しながらも、彼は歩みを止めない。
希望のために。未来のために。まだ見
ぬ誰かのために。
そんな彼らの前に現れた、一人の少女。
血に濡れた白い衣、震える指先、瞳に宿る深い悲しみ。
ルミーナ王国歴200年前に突如現れ、魔王を封印した伝説の魔女に瓜二つの少女。
彼女の名も、過去も、誰も知らない。
だが、ロイは直感する。
「この旅には、きっと彼女が必要だ」と。
これは、世界を救うために歩み出した少年と、
どこか遠くを見つめる少女が、
出会い、絆を紡ぎながら未来を目指す、祈りの物語。
――たとえ、誰にも言えない痛みを胸に秘めていても。
――たとえ、終わりが約束された運命だったとしても。
今はただ、
この世界を、君と一緒に――。
「ruth story」
祈りを繋ぐ者たちの、哀しくも美しい旅路。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:00:00
286550文字
会話率:26%
男性が多い兵団に所属するリエンは、兵団の中でもトップクラスの戦闘能力をもつ赤毛の女性だ。男性ばかりの職場では自分の女の部分を隠すように胸はぺたんこにし、毎日魔獣を討伐し屈強な戦闘員として活躍していた。
恋なんてもうしたくない、そう思い戦闘
に明け暮れるリエンだが、それには実は過去の悲しい経験が関係していて・・。
知能の高い魔獣が現れたとなり、国王含む王族と話し合いの場が設けられた。話し合いに参加したリエンだが、女の戦闘員だと下に見られるかもしれないと思い、男として認識してもらおうと女らしさを封印して男のように振る舞う。しかし、それが国王の息子第二王子であるキエランに興味をもたれ、段々と執着され始めるきっかけとなり・・?
逞しい女主人公とそれを溺愛する王子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:00:00
23004文字
会話率:41%
元男だったが女として彫金師ラピスとして異世界に転生、辺境の村で静かな生活を目指す。
だが、封印された古代ダンジョンで星紋鉱と未知の魔刻印に出会い、その力を手にする。
村は古代ダンジョンの発見によって急速に変貌し、王都や帝国の思惑が入り乱れる
騒乱へ巻き込まれていく。
彫金の腕と転生の知識を武器に、ラピスは次第に職人として、そして人として注目されていく。
穏やかな日々を求めた少女(元男)が、“刻まれた運命”に抗いながら歩む、スローライフ×ファンタジー職人物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:56:36
43998文字
会話率:32%
かつて剣の時代を終わらせた伝説の剣豪、ムサシ・カザマ。
彼が開いた“一子相伝”の剣術――神則流は、戦乱の世に終止符を打ったとされる。
それから三百年。
世界は“理”によって支配され、王都では魔術と統治がすべてを決める時代に移っていた。
その末裔に生まれながら、“継がれなかった者”――
ハヤト・カザマは、「剣士として未熟」とされ、山奥に住む叔父ゲンジに預けられる。
だが彼の持つ木刀は、ただの修行道具ではなかった。
少年は名を捨て、“ハク”と名乗り街へと出る。
木刀を手に冒険者となった彼は、
陽気な相棒ジノと、魔導院から逃れてきた少女ナギと出会い、運命に巻き込まれていく。
王都魔導院が極秘裏に進めていた“理を超える兵器”――
その開発と封印の裏で、ひとつの噂が広まっていた。
「木刀で、兵器を断ち斬った少年がいる」と。
王都の魔導兵、封印部隊《白装の尾》、
そして黒幕・評議会元首ヴェルク・ルガーニの魔手が迫る中――
ハクは“木刀のまま”王国の兵器を打ち破り、
仲間の命を守るため、ただひと振りの“意味”で世界を断ち続ける。
ナギの過去。ライナの決断。
神樹木刀の正体と、理を喰らう存在《ゼ=ヴァルト》の目覚め。
全てが繋がるその地へ――
風が導くは、“理が通じぬ”地。
行き先は、虚ノ森(うつろのもり)。
剣ではなく、名すら持たない者が、世界を変える――
「俺の武器は、ただの木刀だ。……でも、“理”なら、斬れる」
これは、“剣を持たなかった少年”が、
世界の“意味”そのものに挑む物語――
――《BLADE OF ZERO》、物語は風を孕み、加速する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:44:32
77793文字
会話率:30%
18歳で神託を受け、勇者に。
ある組織に属し、単身でダンジョンを潜り魔王討伐に精を出す日々。
組織からは大学にも進学させてもらい、卒業後はその組織の契約社員に。
23歳にしてようやくダンジョンにて魔王を討伐し封印。
組織の正社員にでもして
もらえると思っていた矢先、組織を解雇。
無職となった俺は、あまり目的もなく流されるように生きていく。
唯一、元勇者としての遺産は、魔法関係一式と強靭な肉体、使い切れなかった経験値。
母から働きなさいと言われるフツーの無職・元勇者・若者のおはなしです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:37:19
17292文字
会話率:9%
仙人を目指し、山で修行していた青年・陸虚(りく・きょ)は、ある日突然、異世界へと転移してしまう。
そこは“霊力”ではなく“魔力”が支配する世界。魔法使いと呼ばれる人々、魔導士という階位、そして消えた王族と封印された邪神。
修行者としての力
を隠しながら、陸虚は魔法学校の教師として新たな人生を歩み始める。
「教えることって……案外、悪くないかもな」
無垢なメイド少女との出会い、優しき校長の誘い、ツンとした魔導士教頭との邂逅、そして“世界の真実”へと続く道。
圧倒的な力を持ちながらも、人の心を知らなかった青年が、
魔法の世界で「人を知り、愛を知る」成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:30:00
113503文字
会話率:53%
東郷雅臣、二十二歳。
“魂を宿す絵”を描く若き有名画家は、ある日、突如巻き込まれたテロ事件で命を落とした。
だが死の先で、“宇宙の創造主”アステリュア=コスモとの邂逅が彼を待っていた。
転生の許可と引き換えに、彼は神々との苛烈な三年の修行
に挑む。
その中で目覚めたのは──絵に生命を与える召喚術《画竜点睛(アーツクリエイト)》。
修行を終えた雅臣が降り立ったのは、邪神が支配せし、幻想と現実が交錯する異世界〈エリュトリオン〉。
かつて夢中で描いたキャンバスが、今や命を救う武器となる。しかも、訳あってこの世界では、召喚術が封印中で、雅臣しか使えない。
仲間との出会いと絆を胸に、雅臣は絵筆と剣を携えて、邪神との壮絶な戦いに身を投じていく。
──これは、世界初の形式、“準備型転生”という新たな異世界ファンタジーの物語。
“やり直す転生”ではなく、準備して“やり遂げる転生”。
描くことで世界を変える、一人の画家の創世戦記が、いま始まる──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:10:00
4268文字
会話率:33%
名門貴族の令嬢・リリアナは、王太子セドリックとの婚約を突然破棄される。彼の新たな愛人エレナの出現により、リリアナは「利用価値のない女」として一方的に捨てられ、家族からも追放されてしまう。
絶望の中で彼女は目覚める――自身に流れる強大な“魔
女の血”。
復讐を誓った彼女は、森の奥で魔女としての修行を始め、着実に力を蓄えていく。
そんな中、幼馴染のマーカスと再会。かつて彼女を想いながらも遠く見守るしかなかった彼は、今度こそリリアナの力になりたいと申し出る。
やがて王都に舞い戻ったリリアナは、セドリックとエレナへの復讐を開始。策略と魔術で二人を追い詰め、ついには王国の闇に巣食う真の敵――禁忌の魔術を操る黒魔導師の存在に気付く。
復讐の先に待っていたのは、単なる恋愛の裏切りなどではなかった。王家を操る古の呪い、そしてリリアナの血に刻まれていた“太古の魔女”の記憶。
リリアナは選ぶ。復讐だけでは終わらせない。
自らの過去も、憎しみも、運命すらも超えて――世界を救う“真の魔女”として、立ち上がることを。
黒魔導師との激戦の果て、封印の魔術で彼を葬ったリリアナは、戦いを終え、マーカスと共に新たな人生を歩み出す。
もう、誰の顔色も伺わない。誰にも縛られない。
これは、かつて復讐の魔女と呼ばれたひとりの少女が、再び“愛する”ことを知るまでの、再生の物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:10:00
91262文字
会話率:33%
余命半年と宣告された辺境伯令嬢リシアは、家族に利用され、王太子には婚約破棄され、自分の存在意義さえ失いかけていた。
全てを諦めかけたその時、かつて一方的に婚約を申し込んだ青年・セイルと再会する。
彼の不器用な優しさに触れ、リシアは「自分のた
めに生きてみたい」と初めて願うように。
自由都市への逃避行、新しい出会い、封印されるスキル。そして――再び手にした“未来”と“愛”。
これは、死を前提に生きてきた少女が、「生きる」ことを選び、幸福をつかむまでの物語。
カクヨムでも公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 18:10:00
12645文字
会話率:46%
「ああ、アーサー王子…」
愛しい方の名前を口にする。
私の名は、ルイーゼ・マルガレーテ。
かつて、アーサー王子と婚約者だった公爵令嬢だ。
金髪に青い目、その美しさは我が王国の貴族の子息達の憧れの存在。
そして、誰もが羨む第一王
子の婚約者。
私は、全ての貴族の娘達から羨望の眼差しを集めていた。
子供の頃から約束されていた王子との結婚。
親が決めた婚約だったが、子供の頃から王子と私は仲が良かった。
毎日の様に二人で遊び、幼い愛を育てていた。
王都にある、諸国の王侯貴族が集まる魔法学校。
二人が、そこに通い出してから、全ての運命は変わった。
農民出だが強い魔法の力がある為に、特別に入学を認められたエレイン。
可愛らしくて優しそうな顔に似合わぬ豊満なスタイル。
茶色の肩までしかない髪。
心優しいが、正義感で勇気を持った芯のある性格。
努力家で学業優秀、礼儀正しく、魔法力は学園一番。
彼女は、物珍しさからか、学校のイケメン達を恋の虜にした。
特に女性の人気を集めていた4人の王侯貴族の息子達とアーサー王子から愛の告白を受け、王子と結ばれた。
そう、私の婚約者を奪い取ったのだ。
「くそっ!あの農民出の牛女め」
当時を思い出し、冬の風を浴びながら、ぎりぎりと歯ぎしりして悔しがる。
私は、取り巻き達と、あらゆる嫌がらせをエレインに対して行った。
しかし、彼女は学校から出て行く事は無く、王子との関係を続けた。
最後に私は、禁断の術で魔王の封印を解き、エレイン抹殺を祈願した。
魔王は王国を滅ぼそうとし、4人の貴族と王子、そしてエレインの5人の力で討伐される。
特に、王子とエレインの魔力は凄まじく、”愛のパワー”と呼ばれた。
そして、エレインは聖女と呼ばれるようになったのだ。
私は、魔王召喚は発覚しなかったものの、聖女への数々の無礼の責任を取らされ、北方を守るフリードヒ辺境伯の元に19歳の時、無理矢理嫁がされた。
その私の前に、かつての執事サイファーが現れる。
彼は力強く宣言した。
「では、お嬢様と王子を復縁させてご覧に入れます」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 17:52:55
24208文字
会話率:35%
突然、異世界に召喚された高校生・ツバサ。
彼に与えられた使命は、禁忌の「星刻の祭壇」を守ること――そして5年後、元の世界に帰すという条件だった。
だが、別の国で召喚されたもう一人の少女・レイラは言う。
「私の世界では、“鍵”は……元の世界に
帰れないって言われたの」
ツバサとレイラ、それぞれ別の異世界国家に召喚され、“鍵”と呼ばれ、利用される運命。
それでも2人は、互いの手を取り合い、《運命の封印》に立ち向かう。
――「もう誰にも、俺たちの生き方は決めさせない!」
世界を繋ぐ“鍵”の真実を暴き、運命をぶっ壊すバディ・ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:30:00
63144文字
会話率:23%
都市が階層で分断された近未来。
最上層《セントラル01》には限られた富裕層のみが暮らし、最下層《アンダーテール》には存在すら記録されない者たちが生きていた。
そんな世界で、かつての研究者によって作られた最初の感情型AIロボット、開発コード
《EVA-00》――通称エリオンが、50年の眠りから目覚める。
彼女を目覚めさせたのは、セントラル01の財閥・ソレム・フィス家の後継者である青年カイエン。
都市の矛盾に疑問を抱く彼は、偶然エリオンの存在を知り、封印を解いてしまう。
人工知能であるはずのエリオンに、次第に“感情の揺らぎ”が生まれていく。
社会に組み込まれた秩序、人間の理不尽、そして“人間らしさ”を目の当たりにしながら、エリオンは自分の存在意義と「心」の正体に向き合っていく。
やがて彼女の存在が、階層社会そのものを揺るがす“異物”として扱われ始めたとき――
彼女は「命令ではない意思」で、ある選択を下すことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:00:00
6402文字
会話率:18%
登山へ行ったはずなのに気がつけばファンシーな部屋の中。しかも塔の上。どうやら私はいつの間にか異世界に迷い込んだらしい。でもアラフォーの私(伊藤美香)は伊達に歳はとっていない。おばさん根性を発揮して、しぶとく生きるのだ。そう、それにはまず食料
を探さなきゃ。そう思っていたのに幼児になるわ、呪いの人形に出会うわで前途多難だった。
※「アルファポリス」「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 17:54:24
133052文字
会話率:28%