ルゼ王国の文官カイゼルは頭を抱えていた。昨夜の王太子殿下の誕生パーティーで、事件が起きたのだ。陛下が外交中で不在の今、どうか穏便にイベントは済ませておきたい。そう思っていた最中、王太子殿下が、伯爵令嬢のフィアンセ『マリー』に対して”婚約破棄
”を告げたのだ。こんな事があっては後処理が大変なのに……。頭を痛めた中でも仕事はこなさなければならない。今日は国立貴族学園初等部三回生の学期末試験となる論文の採点がある。ボランティアのようだがこれも大事な仕事だ。気が抜けない。その中である生徒の論文に目をつけた。そこには無視できない内容が書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 18:47:55
3711文字
会話率:8%
ある日、泉のほとりで夜の王子さまが綺麗で切ない歌声を響かせていると、流れ星がシャラリ。
流れ星はそのまま夜の王子さまのもとに零れ、夜の王子さまのそばに降り立った。
その流れ星はただの流れ星ではなく…星のお姫様だった。
星のお姫様は夜の王子
さまの歌声に惚れ、夜の王子さまの手を握り、月星輝く夜空に運ぶと────────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 02:06:03
783文字
会話率:12%
男爵令嬢エリンは夜会の場で婚約者の伯爵令息から婚約破棄を言い渡される。快く了承したエリンは怒り狂った父に身一つで家を追い出され、夜の王都を彷徨うのだった。
最終更新:2022-10-23 11:30:53
4000文字
会話率:47%
―思い出さなければ。代償として、失ったものを。否、向き合わずにはいられないだろう。自分はこれから、彼の地へと足を踏み入れるのだから。
かつて崩壊寸前だった王都セインベルクは、多くの苦難の末、陥落を免れた。
王族でありながら、禁忌である魔
獣契約に手を染めていたケイト・ハイネル。
新国王の戴冠式を終え、晴れて契約から解き放たれたケイトは、未だ復旧途上にある王国再建に奔走するはずだったのだが―
『聖獣の庭、あるいは忘却曲線』へと続く、もうひとつの過去語りとその後。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 20:38:57
17787文字
会話率:27%
世と世のあわいにある、常夜の王国には古くから言い伝えがあった。
「いつか北斗七星がこの国を明るく照らすでしょう」
名無しの魔女が予言したとされるその言い伝えを使命として背負った美しき王女ポラリスは、ウサギのピエタと共に旅に出る。この予言を唱
えたとされる名無しの魔女と、北斗七星を探して。
月夜の晩しか現れない名無しの魔女と、旅先で出会った七人の男性に翻弄されながらポラリスが辿り着く運命の答えとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 16:31:22
10553文字
会話率:55%
幼い頃、夜の王ナハトに恋をし愛し合ったフロリアは愛しき王から引き離され、王宮で妃教育を受けさせられる。
味方は侍女のみで、どれだけ訴えても聞き入れられない中で、ある日フロリアは侍女以外の何にも興味を持たなくなる王子にさえも、その結果遂に婚約
破棄を言い渡され――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:03:54
4532文字
会話率:53%
貴族の屋敷で飼われている猫、リリアーナはある日屋敷を抜け出して街に出掛けていた。
野良猫に追い回され日もどっぷり暮れた頃、王宮近くで美しい黒猫と出会う。
リリアーナはまた来ると約束するが帰り道に魔女と出会い、人間にされてしまった。猫に戻る
には、この国の王家に伝わる呪いをどうにかしろ、それが出来ないなら王家を皆殺しにしろという。
一方、この国の第一王子であるアーシュは代々王家に伝わる呪いに悩まされていた。
それは夜になると猫になってしまうというもの。
遠い昔、魔女狩りが行われていた時代。魔女の使い魔であると言われていた猫には9つの心臓があると言われており、不死の象徴となっていた。
王は不死の力を手に入れるため国中の猫を生贄に儀式を行ったが、魔女の怒りに触れて猫の姿に変えられてしまったと伝えられている。
ーーーーリリアーナは侍女として王宮に入り込むことに成功したものの、どうしたらいいのか分からずただ侍女の仕事を全うしていた。そんな時、夜の王宮内で黒猫と出会い、保護することに…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 17:52:07
9706文字
会話率:58%
私の頭の中にある二人の、はじまり。
最終更新:2021-08-25 22:49:32
1664文字
会話率:10%
王都立アトラス魔法学院の落ちこぼれ生徒、レイ=ブルーバード。魔法に対する才能が希薄な彼だが、ひとたび日が落ちれば、国中に名を馳せる大怪盗、『スカイ』となる。
彼は自身の持つ『七つ道具』を駆使し、狙った獲物を盗み出す。昼の学院では落ちこぼれ生
徒として勉学に励み、夜の王都ではその名の通り空を飛び回り標的を捉える。そんなレイの、いや、怪盗スカイの物語……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 23:55:30
16983文字
会話率:57%
現代を生きる貴族ヴァンパイア、クロ・ヴァニシング・ナイトレゾンは社交界のど真ん中で婚約破棄を言い渡された。しかも婚約者には既に別の男がいるという。しかし、事態を招いた原因は自分にあると自罰的に考えていたクロは素直に身を引くことにした。だが
、事態は収拾せず、貴族であるクロの家は瞬く間に衰退してしまう。途方に暮れていた時、クロが秘かに思いを寄せていた羽柴 瑠璃が現れて………、クロは戦う意味を知る。
現代ファンタジーで描く、衝撃の能力バトル&ラブコメディー!!
温かい目で見てください。
というか書き始めた時はバトルものじゃなくてもっと普通の婚約破棄ものだった気が。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-24 17:00:00
38766文字
会話率:32%
__ここは、とある大陸のとある王国。
王国から遠く離れた場所にある、深い深い森の奥。
奥深くには、周りからは見えない結界と、高い柵に囲まれる大きな屋敷がある。
屋敷の外壁は、闇に溶け込むかのように黒く、屋敷の周りには血のように紅く咲き乱
れるバラの庭があった。
この屋敷に住まうのは、夜の王と呼ばれる吸血鬼。
吸血鬼は、たった1人の妹を護るために、屋敷の周りに結界を貼り、彼女に外を見させないようにした。
これは、”吸血鬼に護られる少女”の物語___
この作品は、アルファポリスさんにも連載していますっ。
よろしくお願いしますっ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 12:48:31
64234文字
会話率:31%
ゲームとアニメ三昧な毎日だった俺が
異世界に召喚されてびっくりしたけど、
現実世界じゃなんもできなかったから
ここでビシッとやり直してやるぜ!
ダメなやつななにやっても、って言葉があるけど
俺がダメなやつじゃないならここで何か幸せをつかめる
はずだ!!どんな困難も逃げ延びて
俺は生きがいってやつを必ず手に入れてやるぜ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 22:41:24
3256文字
会話率:40%
心臓病を患い、親からも村からも見放された青年は、ある日人外の住む森“レイヴン”に置き去りにされる。
“レイヴン”の王の気まぐれにより、王の心臓を与えられ王の息子とされた青年は次第に国同士の争いに巻き込まれていく――。
最終更新:2021-02-23 18:47:14
3926文字
会話率:6%
歌舞伎町を席巻した伝説のホスト――聖夜は、長年の不摂生がたたり、病気で命を落とす。
そんな聖夜をあの世で待ち受けていたのは、ギリシア神話の神々たちだった。夜の世界で生きてきた聖夜は、清廉を好む処女神たちに嫌われ、異世界転生にありがちな
武力チートを封じられる。しかし、美の神、ヴィーナスだけは聖夜を祝福し、生前と同じ、とびきり優れた容姿を彼に与えた。
地球と同じく、異世界でも夜の世界で華を咲かせたい聖夜。しかし、聖夜が再誕したのは、きらびやかな社交界とは程遠い、無粋極まる武門の家柄だった。そこは王都ははるか遠く、田舎も田舎の辺境。容姿も社交術も意味をなさない、ただ武のみが尊ばれる世界である。
ホスト殺しの環境ながら、それでも、聖夜はどこ吹く風で女を口説く。
自分に厳しく、女には甘く。
夜の王が異世界で掴むのは、享楽か、栄光か、死か、はたまた真実の愛か。
ここに伊達男の伝説が始まった。
※この作品は、カクヨム様とアルファポリス様にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 22:00:00
56207文字
会話率:33%
ーあの日お会いしたのは、貴方ですよね?ー
大昔からの取り決めに従って、隣国の広大な森に住む美しい魔女、ダーナの弟子になることが決まっているリルシーユ王女。落ち込んでいた彼女は、舞踏会の晩に二人の王子、アレルとシリウスに出会う。白薔薇の
咲き誇る庭で、王子と月明かりのなかダンスをしたのは彼女の大切な思い出になった。
数年後、リルシーユは森で魔獣に襲われてしまう。彼女を助けたのは、美しい毛並みの狼を連れたシンという青年。彼は、あの月夜の王子の面影を残していた。
「俺は王子なんかじゃない」遠い土地での再会に驚くリルだったが、シンは人違いだと言い張る。彼は傭兵として、様々な依頼をこなして各地を渡り歩いているという。
ある日、ダーナの使いで街に出たリルシーユは再びシンと出会う。ひょんなことから彼に警護を依頼することになってしまったリルシーユだが、シンはなかなか自分のことを話してくれない。
やがて二人は、ある探し物をするために精霊王の住む土地へ向かうことになる。
元王女、元王子、そしてもふもふのしゃべる狼。
魔獣や魔法、魔女の森、精霊などなどファンタジー要素盛りだくさんの世界で、王族からちょっとはみ出た二人の冒険と、恋のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 18:51:18
30632文字
会話率:43%
もし仮に、想像力がこの世で最も強い力だとしたら世界はどうなるだろう。それを実現するための道具、《タロット》と出会った男の話がしたい。星守聖は昔から想像で遊ぶのが好きで、日常の小さな不思議を面白がる趣味があった。雲を大きな帆船に見立て航海に出
たり、木々のざわめきが何かの徴と思ってみたり、星を繋いで物語を紡いだりしていた。そんな彼がある日の帰宅途中、空から降る光の柱を目撃し世界を統べる国の《王位継承戦》中だと言いはるお姫様から《タロット》を渡される。そのゲームのルールは、他の王位継承者を倒しタロットを奪えば世界を統べる王となる。しかし仮に戦いで死んだとしてもタロットが蘇らせてくれる優しいルール。仮にそんな美味しい話があるとすればの話だが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 22:00:00
31418文字
会話率:71%
それは、血にまみれた短剣と、ひとつのイヤリングから始まった。王女の身代わりになるため、異世界へと召喚された女子高生、七海陽凪。その王女を暗殺したと称する美少年、ユリディーズ。砂漠と夜の王国で、命を賭けた、なりすましゲームが始まる。異世界サス
ペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 07:00:00
101182文字
会話率:51%
禁忌をやぶり、秋の海へと出航した主人公は、大嵐に遭い。そこで伝説に謡われた『夜の王』の船に救われる。次第に明らかになる過去の事件は、主人公の生い立ちをも巻き込み、思わぬ方向へと物語を導く――※Twitterでかぶさん https://twi
tter.com/kabu_log?s=17 に真昼が五秒で考えタイトルをでっちあげたところ、素敵なあらすじを書いていただいたので、それを元にして文章をつけた小説です。かぶさんありがとうございました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-19 18:36:43
2369文字
会話率:44%
バーで飲む二人
部屋に戻った女性
さまよう男
双子に出会った女
彼らは何を感じ、どんな結末に辿り着くのか
※本作品はトンデモ成分を含みます。
用法・用量を守ってお楽しみください。
最終更新:2019-09-10 02:44:50
256073文字
会話率:46%
月竜レーネは、異常な体躯と額の竜玉の色で『三眼のバケモノ』と忌み嫌われていた。ついに一族を追い出されたあるとき、魔族を治める夜の王に出会うのだった。
最終更新:2019-07-05 13:00:00
1796文字
会話率:15%