アル・アジフ、またの名を「ネクロノミコン」
その禁断の書物を産み出したアブドゥル・アルハザードが失踪して200年。飢餓、疫病、戦乱が渦巻くヨーロッパで翻訳と写本が行われた頃、東の果てから一人の旅人が現れる。
それは魔典ネクロノミコンを滅
ぼす者。混沌の使者に復讐を誓うエジプト神を宿し、アルハザードの末裔である旅人は魔典を追い続ける。
新たな展開のクトゥルフ神話の幕が上がる。
※カクヨムとの二重投稿になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 00:08:30
218776文字
会話率:48%
女に貢いでもらったお金でギャンブルをするのを人生の喜びと言うロクデナシのヴィスは、そのギャンブル癖と勝手に貯金を手に出したことによって、今まで養ってくれていた女神ラセルアに家を追い出されてしまう。
行く当てもなくなった屑野郎のヴィスは
、ギャンブルを楽しみつつ自由気ままな生活ができないかと模索していると、ギャンブルで大敗した挙句に借金を負った賭博の女神と出会う。
大量の金で優雅に暮らしたいヴィスと早く借金を返して心の平穏を取り戻したい賭博の女神アティーラ。
そんな二人が出会った怪しげな本屋には、二人の願いが叶う方法が書かれた本が無料配布されていた。
すべてを見通す女神が面白半分に執筆したと言われる【ティングブルムの書】の写本。そこには【くてくて】と呼ばれるものを7つ集めると願いの女神のもとへ行く道が開かれ、なんでも一つ願いを叶えてくれるという。
ちなみに、【くてくて】を7つ集めるというのは、願いの女神様が最近面白く感じた異世界の書物DとBの影響で始めた定期的に行われるイベントである。願いを叶えてもらう条件は定期的に変わるよっ!
次のイベントが始まる前に【くてくて】を7つ集めれば何でも一つ願いが叶う。それに人生をかけた二人は、くてくてを求めて旅をする。
これは、おのが欲望を満たすために願いの女神に願いを叶えてもらおうとする二人の…………身勝手でろくでもない物語。
たまに世界を救っちゃうぞっ!
※アルファポリス、カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 23:08:23
115994文字
会話率:48%
ここは彩り豊かな不思議と幻想が溢れる大地。とある町で煙突掃除をしていた燃え滓ことネゼムは、いつの日か町を出て、この世界の何処かにあるという未踏の地、『果ての果て』へ行くことを夢見ていた。しかしある日、その身に宿る謎の力『彩能』のせいでおぞ
ましい魔物をおびき寄せてしまい、町を追い出されてしまう。
放り出された危険地帯『黒の森』でも、何体もの魔物に襲われ、逃げ惑う嵌めに。ようやく行き着いた森奥の廃墟で、ネゼムは封印されていた本の姿の銀髪碧眼美少女――世界写本リブカイーブに出会う。
ここでもネゼムは自分の力のせいで、リブカにかけられていた封印の対象を自分自身へと中途半端に書き換えてしまい、結果、二人仲良く鎖に繋がれてしまう。
鎖で封印された挙げ句、出会った少女は傍若無人で、毒舌で怠け者。
「私がこんな目に遭ったのも、お前のようなアホの人族のせいなのです! 責任を取って、私から奪ったページを全部返してもらうですよ。そして、私という霊書の完成のために、この私を「果ての果て」へ連れて行くです!」
とんでもない言いがかりに憤慨するネゼム。しかし、身体に巻付いた鎖を解くには、リブカのページを集めその力を取り戻させるしかない。「果ての果て」に行くという目的の一致もあり、ネゼムはリブカの願いに協力することに。
そして始まった失われたページを集める旅。そして、「果ての果て」へといたる旅。
そこに立ちはだかるのは、ネゼムの力でおびき寄せられる魔物や貴重な書物であるリブカを狙う人間たち。
反対に、ネゼムたちに手を貸してくれる存在も現れて……。片腕だけの龍や、全然似ていない妖精四姉妹、人間大の昆虫トリオ……どうしてこんなにおかしな奴らばかりなんだろう?
これは、あべこべな二人が世界各地を巡りながら、色んな人だったり人じゃない存在に出会い、仲間になったり、戦ったりしながら、なんやかんやしていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 16:23:28
115255文字
会話率:46%
人生にセーブ機能とリセットボタンがあるならば、人は思い通りに生きられるのか——
大手商社に勤める27歳バリバリの会社員、|文野《フミノ》|記譚《キタン》。
文野家は代々写本をしてきた一族で、家訓は『記録怠るべからず』
写本から離れた今も受
け継がれる家訓を胸に、キタンは自他共に認めるセーブ厨に。
彼の日課は、推しのVtuberたちの配信において、セーブ警察として、彼らがセーブを忘れないようにスーパーチャット(投げ銭)を通じて注意喚起すること。
そんなある日、いつものようにセーブ警察をした彼は疲労のあまりセーブもせずにPCをシャットダウンしてしまった。
慌ててセーブを叫ぶも、いつの間にか周りは鬱蒼とした森に。
神なき異世界、アン・リエルト・グラン(神に愛された大地)に降り立った彼が授かったギフトは、『セーブ&リセット』
かつて神に愛された大地には真に神がいた。
神の死から50年。
黒い人形の怪物、『グリフ・マー二(嘆きの人)』は大陸の北部に突如として出現し、人々を襲い始めた。
目的も、彼らの正体も不明であったが、彼らによって、人々が住み慣れた土地を奪われ、その尊い命を散らしていったことは間違いなかった。
さらに50年経ち、キタンは世界に降り立つ。
なおも人々は『嘆きの人』と戦い続けていた。
人間よりも遥かに強靭な肉体を持つ彼らに対し、人々が使うのは、
己を鍛え、神へと至らんとする力、『カルマ』
理を読み解き、己の求める現象を生じさせる『理法』そして『科学』
神から授かりし力、『ギフト』
セーブ厨は神が死んだ異世界にて、『嘆きの人』との戦いに身を落としていく。
『神に愛された大地』を飲み込む嘆きの渦を、彼は止めることができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 23:46:26
25303文字
会話率:21%
高校二年生の結鷺觜也は友人の舞游に誘われ、冬休みをとある山荘で過ごすことになる。三泊四日の共同生活を共に送るのは舞游の兄である有寨と、その恋人である霧余、山荘の持ち主の孫にあたる杏味を加えた計五名。彼らが山荘に到着した後から吹雪が勢いを増し
、そこは立派なクローズド・サークルと化した。
二日目の朝、そのうちのひとりが密室の中で、身体を縦に切断された死体となり発見される。部屋には『ナグ・ハマディ写本』という書物が残され、それは上位世界(プレーローマ)とそこにいる至高神を信奉する宗教思想〈グノーシス主義〉にまつわる文書を蒐集したものであった。
ソフィア神話、オグドアス、ウロボロスの蛇、獣の数字、大地の歌、メビウスの帯、後期クイーン問題……絢爛たる要素の数々に彩られながら進行する異形の連続殺人。すべてのことに意味がある。支配するのは大いなる理論。究極のクローズド・サークルで、神のトリックを暴け――。
(アルファポリス、エブリスタにも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 19:00:00
175838文字
会話率:43%
死海文書。それは死海アビラ半島の北西部にある塩湖の北西のクマラン洞窟で発見された旧約聖書の写本の総称とされている。
モニカ•アンダーとウィリアム•“スケアロウ”•カルヴァートは社会科教師と大英博物館の学芸員を務めていた。
今日は、モニカが
子供たちを連れて大英博物館へ校外学習に来ていた。ウィリアムが案内をして有意義な時間を過ごした。
だが数日後、その日たまたま展示されていた死海文書が盗まれてしまいモニカとウィリアムは容疑者として警察に連行されている途中。2人は何者かによる息がかかり気絶させられる。
そして全世界をかけた冒険が始まろうとしていた。
※この物語はフィクションです。又、宗教を題材にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 12:26:32
15184文字
会話率:53%
原因不明の事故で、家族から一人残された主人公。親戚もいないので本来は施設行きだったが、親切なご近所の助けで、家族との想い出が詰まった家に一人暮らしをしていた。
学業に問題無くご近所には評判良く育ったが、それは表向きの話。あの日以来主人公の
心は魔界に在ったのだ。何者かに奪われた家族を取り戻すため、黒歴史を塗り重ね厨ニを極める。そんな主人公が14歳・中二になって暫くの事、ある事件をキッカケにして異世界に旅立っていく。
成り行きで選んだ装備と異様に分厚い黒歴史ノート「真アカシック写本」が、主人公を宇宙探偵として活躍させる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 05:15:55
51735文字
会話率:63%
言の葉が作りだす世界を旅できる本の魔導師エレルは、精巧な写本師である一方、「図書棟の番人」と呼ばれて畏れられてもいた。そんな彼女をある日訪ねてきた強欲な書籍商の一計によって、エレルは飛び込んだ本の内から帰れなくなる。魔女の日常の一幕。
最終更新:2019-08-28 02:51:26
6814文字
会話率:32%
「残念だけど、この婚約は無かったことにしよう」
父親の起こした事件が原因で貴族の位を失い、あっさりと婚約破棄されたシャロン。
王都を離れ、写本師として暮らし始めた彼女は、ある日、道端で倒れた黒ウサギを助ける。
様々な獣人が暮らす世界で、
父親の事件の真相を探ろうとするシャロンと、ムキムキなウサ耳青年(時々ふわふわ黒ウサギ)の恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 10:41:49
37077文字
会話率:33%
セイラムは美しい少女だった。
けれども、すらりと伸びた背筋に、長い黒髪の彼女を美しい女性ではなく美しい男だと思う者達も多い。
そんなセイラムは、どこか秘密の多い友人のヴィネアに微かに心を揺らしながらも、自分の魂の前歴となる美しい男にずっと
叶わない恋をしていた。
静かな日々は、とある事件と共に一転してしまう。
翼を持つ追っ手と、セイラムの前歴を巡る秘密に隠された嘘。
そのどちらが、セイラムを破滅させるものなのか。
稀なる魂の残る写本を蒐集する高貴な獣達が、誰にも知られずに密やかに生きる世界。
これは、とある世界から姿を消した美しい竜を巡る、一人の少女とその少女を愛した困った生き物達の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 16:01:33
143166文字
会話率:30%
イリダルは鳥だ。背中に純白の翼を持ち、黒い目をしている。
向こう側から入り込む写本の蒐集家の摘発に立ち会いつつ、かつての主を訪ねた。
なぜならば、彼はイリダルの最愛の弟子である、竜の写本の少女の持ち主だから。
これは、竜に恋する竜の写本の
少女と、
その周りでうろうろ暗躍する、彼女に恋した猫や狼や鳥のお話のサイドストーリー。
※本編未投稿で楽しめるような短編になっています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-09 10:53:30
4179文字
会話率:24%
にっこりさんに、倫理の枷は存在しない。故に、一から生命を創り出すことに躊躇はない。
戦争のため、鋼から生み出された一体の機構兵器。無垢な少女の様な姿をしたそれは、重大な欠陥を抱えていた。感情と言う欠陥を。
にっこりさん写本 鋼の刻第二作
最終更新:2018-12-24 20:48:15
2364文字
会話率:57%
画家だった祖父の足跡を探して訪れた修道院にて、私はひとつのメッセージを受け取る。それは、遠く時間を隔てて、祖父から届いたもののように思われた。
最終更新:2018-10-05 11:47:07
9130文字
会話率:17%
主人公アカコは鎌倉時代の普通の女の子。趣味は小説を書くこと。憧れの後深草院と×××したり△△△されちゃったりする妄想して小説書いちゃった!こっそり親友の小泉殿にだけ読ませている。
そんなある日、暴走牛車に轢かれそうになり気絶。目が覚める
と昭和十年代の東京だった!
しかも、何百年も前に書いた自分の作品が全世界に公表されそうになっていた。やめて!恥ずかしすぎる!
アカコはなんとか阻止しようと国文学者桐生の写本を奪うが――
時代考証はいいかげんです。参考文献は常用国語便覧、ウィキペディア、小学館『新編日本古典文学全集47』です。
この作品は実在の人物、団体とは無関係です。「とはずがたり」をヒントに作者が考えたフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-18 02:18:47
51066文字
会話率:34%
古都アルカナポリスには、世界一大きな図書館があります。
図書館には、世界からたくさんの知識が集まり、その知識を得ようと世界各地の学者さんや研究者さんたちがこぞって集まってくるんです。でも、知識を蓄えるのも大変なんですよ。本だって放って置
けば傷んじゃいますし、学者さんたちだって飲まず食わずじゃ死んじゃいますからね。ちゃーんと、面倒を見てあげる人が必要なんです。それに、ここだけの話……図書館の地下からたまーにお化けが出るんですよ。時々退治しないと危ないですからね。
ふふふ、まあ何を隠そう…それらは全部私の仕事でして。ええ、それはもう毎日がとっても忙しいんですよ。今日も貿易船に積み込まれていた新しい本を、専門書から航海日誌にいたるまで全部徴収……もとい、頂いて来たところです。もちろん後できちんと返しますよ。写本を、ですけどね。では、早く帰らないと師匠に怒られてしまいますので、これにて失礼します。
え、私の名前? 私は司書長のラヴィアと申します。ご入用の際は何なりとお申し付けください♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 14:15:12
232051文字
会話率:54%
その世界は、理想郷を築き上げた『神』とその眷属によって支配されていた。
しかし人類にとって、その『神』は世界を滅亡に追いやった『魔王』に他ならなかった。
残った人類の滅亡を目論む神と、それに抗い戦うことを決意した人類。
長い時をかけ
、遂に人類は1人の若者を世界を救う勇者として神が住む理想郷へと送り出す。
しかし勇者の『魔王討伐』は失敗に終わり、人類は神の眷属たちの怒りをより一層強く買ってしまう羽目になるだけだった。
争いが激化していく中、勇者となった若者を慕っていた1人の少年は、ある日自らを『神の力の写本』と称する子供と出会う。
彼と契約して神と同等の力を得た少年は、行方不明となった若者を探すため、『魔王討伐』を果たすため、故郷を旅立つ決意を固めたのだった。
これは人類から『魔王』と呼ばれる神と、神から『愚者』と認識された勇者との争いによって紡がれる、新生と破滅のための物語。
当作品はpixivの方でも掲載しています。
評価&BMありがとうございます。頂いた評価を糧に執筆力の向上に励んでおります。些細な評価でも頂ければそれが指標になりますので、宜しければ作品に関する評価を教えて頂ければと思っております。宜しくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-06 19:15:41
80025文字
会話率:32%
現代舞台のクトゥルフ神話小説を予定。あらすじ等はその内書きます。
不定期更新というか気が向いたら更新注意。
最終更新:2016-08-01 21:00:00
59473文字
会話率:17%
[サラゴサ手稿」 ヤン・ポトツキ著、 1804年。
ポーランドの千夜一夜物語。
「サラゴサ草稿」
「サラゴサ写本」
「サラゴサ・マニュスクリプト」
キーワード:
最終更新:2014-07-14 08:09:26
2374文字
会話率:5%
8月の暑い日
瑠乃は偽書蒐集家の曽祖父の残した別荘に居た。
特段用がある訳でも無い。
ただ懐かしい夢に駆られ別荘で昼寝でもしようと思ってやって来たのだ。
天文5年-
栴岳承芳は物思いにふけっていた
「この夢は何であろう?」
こ
の夢は生涯に渡り彼を苦しめ遂には苦い死を与えるのだ。
戌、猿、雉、を従えた波旬に首を撥ねられる夢だ。
何かの先触れか?兄上方は私の命を狙っているのか・・・それとも・・・
第六天魔王・・・
そんなモノがこの世に存在するとでもいうのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-30 13:44:03
221文字
会話率:13%
「本を読み取る」不思議な力をもった写本屋の少女ロティ。ある日ロティの目の前に現れたのは、まるで絵本から抜け出したかのような女の子だった。
そして彼女はこう言った。
「絵本の王子様を探してください」
最終更新:2013-09-22 13:39:32
101996文字
会話率:57%
アーバレスト本編に出てくる用語解説のようなものです。
本編に合わせて追加していきますので、分からない事があればこちらを参照、または筆者に質問お願いします。なおこの本は筆者用にまとめたものであり、内容がかなり難解なものとなっていることをご理解
下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-26 03:08:16
3100文字
会話率:0%