同僚が人喰い鬼だった。俺は彼女の餌に嫌いなヤツをさし出した。
卯槌仙太郎《うづちせんたろう》は会社の人気者の同僚・三代千草《みしろちぐさ》が人を喰っているところを目撃する。
仙太郎は人喰い鬼の彼女に『食料を提供してやる』と嘗てのクラスメイト
や嫌いな上司をあてがい復讐を果たそうとする。
【幸せになるには幸せな相手を自分と同じドン底に落としてしまえばいい】
復讐と幸福。
後悔と希望。
彼の掴んだ幸福とは一体なんだったのか。
この作品はエブリスタにも投稿中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 11:06:19
10768文字
会話率:37%
「駆け落ちの供をしてほしい」
すべては真面目な王子エリアスの、この一言から始まった。
王子に”国を捨てても一緒になりたい人がいる”と打ち明けられた護衛騎士ランベルト。
発表されたばかりの公爵家令嬢との婚約はなんだったのか!?混乱する騎士の気
持ちなど関係ない。
国境へ向かう二人を追う影……騎士ランベルトは追手の剣に倒れた。
後悔と共に途切れた騎士の意識は、死亡した時から三年も前の騎士団の寮で目覚める。
――二人に追手を放った犯人は、一体誰だったのか? 容疑者が浮かんでは消える。そもそも犯人が三年先まで何もしてこない保証はない。
怪しいのは、王位を争う第一王子?裏切られた公爵令嬢?…正体不明の駆け落ち相手?
今度こそ王子エリアスを護るため、過去の記憶よりも積極的に王子に関わるランベルト。
急に距離を縮める騎士を、はじめは警戒するエリアス。ランベルトの昔と変わらぬ態度に、徐々にその警戒も解けていって…?
過去にない行動で変わっていく事象。動き出す影。ランベルトは今度こそエリアスを護りきれるのか!?
負けず嫌いで頑固で堅実、第二王子(年下) × 面倒見の良い、気の長い一途騎士(年上)のお話です。
-------------------------------------------------------------------
騎士も王子も頑固なので、ゆるい気持ちで見守っていただけると幸いです。
アルファポリスにて『死に戻り騎士は、今こそ駆け落ち王子を護ります!』で先行公開中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 00:00:00
108406文字
会話率:37%
マンションの屋上から飛び降りたあと、乙女ゲーム「ヴァイセローゼ ~白薔薇の君に捧ぐ~」の主人公ローゼリアとして転生した、中島翔子。
推しと結ばれ、無事に真エンドの世界にまっしぐら!
シナリオからも解放された彼女だが、ローゼリアの体にはある
事実が隠されていた。そのたったひとつの事実によって、彼女のやり直し人生は理想のシナリオから転がり落ちていく。
やがて怪物として処刑されるに至る彼女の人生。
主人公として転生し、「ゲームシナリオの完全クリア」を目指した彼女が本当に残したものはなんだったのか?
その物語は、とある人物の手によって紡がれる事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 21:00:00
44205文字
会話率:14%
とある街で起こった、とある事件。それを解決していく探偵と助手。だが彼らには懸念があった。彼らの親に、彼らの仲間。守るべき、優先すべきものはなんだったのか。そしてどうしてゆくべきだったか。これは何かを抱えた者達の、とある回想である。
キーワード:
最終更新:2023-06-11 20:43:59
24317文字
会話率:47%
「正義のヒーローだ!」
「え?」
突然叫んだ言葉は夢だった。
なりたい夢。なりたい目標。誰にだって一度はあったであろうもの。
それで彼はなんだったのかというと、聞いた通りの無謀な夢だ。
安心安全であり、そんなもの必要とする
ところなんてそうそうないような平和な世界で、彼はその夢を持った。
少年になったころから今の今までずっと……彼は憧れ続け、目標とし続けた。
最初は応援されていた夢も、誰も応援はしてくれない。そればかりか、偽善が移ると蔑まされるのだ。
これは、今の年齢にまでなってまだそんなこと言ってるなんて完全に予想外の想定外だったというかなんというか、誰も想像してなかったのだ。
それと、さすがにそんなことしてるやつがいるなら、からかわれて当然だとも思う。
だって、みんながみんな大学だとか就職だとかを考えている時期に、いまだにヒーローになりたいだなんて言ってるやついたらどう思うよ。
そういうことよ理解した?
そんな彼の名前は独目ひとりめ 正義せいぎ。
この作品の主人公である。
空から降ってきた、スマホ型変身デバイスとの出会いから、思いが産み出した怪人との戦いに身を投じていく。
今、正義の正義が爆発する。
どうも作者です。
毎週土曜に、二、三回投下する予定です。間に合わなくなってきたら、たぶん仕事辞めたくなってるころです。
そうなっても辞めないと信じたいので、辞めるなんて断言はできないです。投稿できなかったらごめんなさい。
頑張って書きたいものを書いていこうと思いますので、応援よろしくお願いします。
と、あとがきでいうべきだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 13:30:46
46908文字
会話率:44%
画家になるという夢を、女といつも語り合っていた男の話。彼が本当に描きたかったものはなんだったのか。
キーワード:
最終更新:2023-02-24 13:38:25
2146文字
会話率:17%
サリクスは王妃になるため、幼少期から虐待紛いな教育をされてきた少女だった。過剰な躾にサリクスはいつしか心を殺し、両親に従順な子供になっていった。
だが彼女が十八歳になったとき、婚約者である第一王子から婚約解消を言い渡されてしまう。サリク
スの代わりに彼女の妹であるヘレナと結婚すると告げられた上、両親からは「今まで厳しく育てすぎた、これからは自由に生きて欲しい」と身勝手なことを言われ、サリクスは絶望する。
今までの自分の人生はなんだったのかと。サリクスは生きる気力を失い、自殺してしまう。だが、彼女に死んでほしく無かった精霊達が、精霊王に頼んでサリクスを生き返らせてしまったのだ。
死ぬこともできず、かといって生きる希望も見出せず、サリクスは生きる屍になった。流石の精霊王も酷なことをしたと反省し、彼女に仕事を与えた。
人間界のとある地にて、偏屈な竜人が住んでいる。精霊王の弟子であるユーカリという青年の様子をしばらく見てきて欲しいと、サリクスに頼んだのだ。
ユーカリは王国でも有名な魔法使いだった。類を見ないほどの美形だが、とてつもない人間嫌いで、ある日王都から忽然と姿を消した幻の宮廷魔法師。例に漏れず、ユーカリは訪れてきたサリクスも拒絶したが、死人のような彼女を放っておけず、仕方なく彼の店で働かせることに。
そうしてユーカリと魔道具店で働いているうちに、サリクスは殺してきた己の心を取り戻していく。
一方で、サリクスが突然いなくなった公爵家では、両親が悲しみに暮れ、何としてでも見つけ出すとサリクスを探し始め……
これは親による無自覚な支配から脱却し、本当の自分を見つけていく少女の物語。
※アルファポリス様にても掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 07:42:17
82290文字
会話率:39%
子どもの頃の思い出。
その中には、ちょっとした怖い思い出もある。
あれはなんだったのか……、私には今でもわからない。
最終更新:2022-12-05 22:08:06
979文字
会話率:30%
【毎日投稿】【2022年9月中旬、完結予定】
——彼の罪はなんだったのか——
世界に魔物や魔族が現れ、人間は授かった魔力とスキルを用いて争う。
教師になりたかった佐久間優人は、魔境臨界から一変して戦いに巻き込まれていく形となる。
流され
るがまま、佐久間が辿り着いた先で、彼は何を得て、何を失っていくのか。
誰もが彼になり得た筈なのに。
全十二章の短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 19:00:00
40682文字
会話率:20%
「リリアナ。本日をもって、君との婚約を破棄する」
婚約破棄をされたリリアナ。しかし、あまりに理不尽な婚約破棄に、今までの自分の苦労はなんだったのか、と怒りは収まらない。
そう言うことで、最後に一発、婚約者を殴ってしまった。
ようやく
、自由になれる、と思っていたのに。
「その件なんだが、あれは、演技だったんだ」
え?婚約破棄は、嘘!?
結果、イケメン王子に溺愛されました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 12:00:13
6887文字
会話率:54%
25歳OLとして、自分の当たり前の生活をこなしていた美奈。
このまま、結婚して、寿退社して、専業主婦にでもなるのだろう。
そんな、普通を思い描いていた。
会社での勉強会で、ヘルプマークの存在を知った。
自分には関係がないことだ。
そんな風に
思っていたときに、
営業部から移動してきた、神崎しおりと出会う。
疑わなかった当たり前や普通とは、なんだったのか。
美奈の中で、当たり前が書き換えられていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 18:40:13
2820文字
会話率:8%
父が真夜中に家を出る理由。そして1人の少女が見た世界
それはなんだったのか。お楽しみ頂けたら嬉しいです
この作品を見てくださった方へ
初投稿で至らぬ所がある中見て頂きありがとうございました
最終更新:2022-07-31 17:43:35
758文字
会話率:8%
夏のある日、アスファルトの上で干からびているミミズがいた。
彼は太陽の光に焼かれながら、自分の生は一体なんだったのか、と考える。
そんなミミズを一人の少年が助けようとするが……。
最終更新:2022-07-07 16:35:17
1521文字
会話率:14%
発掘調査に来た青年はさびれた街で、幻の人形ドールを見つけた。そして、それを守る女性に会う。彼女から語られる一つの物語。愛を求めた儚い恋心と裏切りにあった少女の物語。彼女の幸せはなんだったのか?
ドールとは何なのか?誰も知らない物語が語られよ
うとしていた。
*アルファポリス さんにても、5月20日より掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 08:00:00
18159文字
会話率:38%
「beautiful my life(美しき人生)!」と語った男性への追憶。
しかめっ面をしていることの多いアオイ先生が、かつて出会った変り者、結婚もせず、何も残せず、ただ仕事だけをして、たばこの空き箱と酒の空き瓶だけを残して死んでいった
男を思う物語。
癌を告げられても、いつも通りの彼を治療したい弱いアオイ先生と、それを拒否する何も残せない男。敗北が決められた物語、その中で男が唯一残していったものは何なのか?彼の言う美しき人生とは一体なんだったのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 15:52:03
17396文字
会話率:23%
神社で起きた焼身自殺を境に町が変わってしまった。弟のワタルがどうしてもその神社へ行ってみたいと言われ仕方なく行くことに...そこで待ち受けてたのは一体なんだったのか小さな町で起こった呪いあいの戦い
最終更新:2022-04-24 19:32:49
655文字
会話率:62%
大陸には五つの国があった。
農業が盛んな『肥沃な国』
質の良い鉄鉱石と加工に優れた『鬼の国』
高度な魔法の扱いに長けた『魔法の国』
人の形をした神を信じる『信仰の国』
様々な物の加工と唯一港があり貿易ができる『貿易の国』
――――戦場跡で
不意に気づいたスライムは、自身に『意志』がある事に気づいた。
誰の物か分からない眼球を携え、水面のような体を震わせる。人は彼の同胞を殺し、安堵の表情を浮かべる。意志のある彼には気付けずに。
スライムは考えた。
自分達が殺される理由を、自分に意志がある理由を。
前者は簡単だった。自分を含めた他の同胞も、人を理由もなく食っていたから。
溢れる憎悪がなんだったのか理解したスライムだが……長い年月、人と関わらず生きて尚分からない事があった。
それは後者だ。
自分になぜ意志があるのか、それだけはどうしても分からなかった。
……ある日、風の噂で化物にすら慈愛を向けるある国の王妃の話を聞いた。
彼はそこへ向かった。その王妃に合えば何かがわかるかもしれない、と。
城を守る為に作られた溝の底、彼は人を襲わずに住みだした。
いつも誰の物か分からない眼球を上に向け、王妃に会えることを願い……
答えは未だ見つからない。
だが代わりを見つけた。友人となった王と王妃、スライムはその意志を継ぎ、今も『底』で守り続けている。
彼らとの約束を果たす為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 21:00:04
182070文字
会話率:33%
大陸には五つの国があった。
農業が盛んな『肥沃な国』
質の良い鉄鉱石と加工に優れた『鬼の国』
高度な魔法の扱いに長けた『魔法の国』
人の形をした神を信じる『信仰の国』
様々な物の加工と唯一港があり貿易ができる『貿易の国』
――――戦場跡で
不意に気づいたスライムは、自身に『意志』がある事に気づいた。
誰の物か分からない眼球を携え、水面のような体を震わせる。人は彼の同胞を殺し、安堵の表情を浮かべる。意志のある彼には気付けずに。
スライムは考えた。
自分達が殺される理由を、自分に意志がある理由を。
前者は簡単だった。自分を含めた他の同胞も、人を理由もなく食っていたから。
溢れる憎悪がなんだったのか理解したスライムだが……長い年月、人と関わらず生きて尚分からない事があった。
それは後者だ。
自分になぜ意志があるのか、それだけはどうしても分からなかった。
……ある日、風の噂で化物にすら慈愛を向けるある国の王妃の話を聞いた。
彼はそこへ向かった。その王妃に合えば何かがわかるかもしれない、と。
城を守る為に作られた溝の底、彼は人を襲わずに住みだした。
いつも誰の物か分からない眼球を上に向け、王妃に会えることを願い……
答えは未だ見つからない。
だが代わりを見つけた。友人であった王と王妃、スライムはその意志を継ぎ、今も『底』で守り続けている。
彼らとの約束を果たす為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 21:24:31
14721文字
会話率:36%
親の言いなりになり全ての行動を指示されていた充。
その生活に満足していたはずなのに、段々と息苦しくなっていることに困惑していく。
自分が本当にしたかった事とはなんだったのか?
親にとって自分とはなんだったのか?
自分という『殻』を破る時が
来た折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-21 14:29:32
5359文字
会話率:30%
これは私の経験を発展させて描いたものです。
夜中の散歩で見えた、「ひらひら」と漂う何か。
正体はなんだったのか、今でも不気味で仕方ありません。
最終更新:2022-01-19 22:19:44
4474文字
会話率:2%
主人公の黒猫は天国で目を覚ましますが、あまり記憶が鮮明ではない。
案内をしてくれる白猫と猫の王様と名乗る猫の話を聞くと、黒猫である自分は現世でよっぽどひどい死に方をしたのか、それとも思い残すことがあったのか、このままだと現世にも天国にもいつ
づけられない猫としていづれ怨念化してしまう。
怨念化した猫は周りに害を及ぼすため、王様によって魂を消されてしまうらしい。
助かる方法は怨念になってしまう前に思い残してきたものから解放されることらしいが、記憶喪失の自分には果たして自分の思い残しがなんだったのか思い出せない。
そこで王様の力で化け猫としてまだ現世に戻ってきた僕は、自分の思い残したもの、「まだ生きたかった理由」を探すために現世を歩く。
この作品はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 14:10:28
15092文字
会話率:34%