某コンビニチェーンでスーパーバイザーに就いている青年、喜土 便(きど よすが)は、勤務の途中、トラックにひかれて死亡してしまった。
目が覚めると、ルミナという美少女に【救世主】として、召喚されていて、彼女曰く、「授かりし異能をもって、滅び
かけているこの世界を救ってほしい」とのこと。
世界を救うには、この世界の神様的な存在である世界樹を蘇らせる必要があり、そのためには、幸福の感情から生み出される【マナ】というものを一定量貯めなければならないらしい。
戦争も起こるし、魔物もいるようなこの世界で、便が授かった異能は【コンビニ召喚】。コンビニの店舗や商品を、【金を払って】取り寄せる能力だ。
「異世界で現代商売やれって言うんかい‼」
やけに現実じみた制限付きの能力にキレる便だったが、……あれ。ひょっとして簡単に元の世界に帰れるんじゃね? と思い、異世界にコンビニを開業することに。
魔法はあれども、文明が未発達の世界に突如として現れたコンビニエンスストア。
狙い通りに順調にマナが貯まる一方、そこには別の落とし穴があって——?
戦わずして世界を救う。チートはあるが復興は現代商売で!
コンビニを中心に始まる、世界復興ファンタジー。
仕事が忙しく毎日更新は難しいのですが、読んで頂けると幸いです。
※R15タグは念のため設定しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 16:11:04
44475文字
会話率:41%
学園二年生の星振る宴で、子爵令嬢リリアンヌは激怒した。
敬愛するスカーレット公爵令嬢が、浮気王子によって婚約破棄されたのだ!
リリアンヌは怒りのままにスカーレットの盾となり、殴られ、気絶して―――目が覚めると学園入学前に戻っていた。
ど
うしてかわからないけど、スカーレット様には絶対幸せになってもらいたい!
でも絶対、浮気殿下なんかにスカーレット様はあげない!
そのためには何がなんでも、もう1回婚約破棄してもらいます!
ついでに浮気相手の聖女も許さないんだから!
とりあえず――リリアンヌは体を鍛えます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 13:33:28
338251文字
会話率:48%
戦国時代の姫君のオタクだった私は、トラックにはねられた結果なんと大好きな『浅井三姉妹』の長女として転生していた。
だけどこのままいけば将来秀吉の側室になり、最期は炎の中で自害することになってしまう。そんなの絶対に嫌だ!前世で恋愛もろくにでき
なかったんだから、今度はちゃんと幸せな人生でちゃんと畳の上で穏やかに死にたい!
そのためにはまずどうするべきか?秀吉の側室になったら一巻の終わりだ。まずはそこから絶対に回避してみせる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 07:00:00
84091文字
会話率:57%
王国の王子ノクスは、平穏無事な日常を送るかと思いきや、実は生まれた時から呪われていた。母が悪魔と交渉し、戦争を勝利に導くために得た力の代償として、ノクスは右手に悪魔の呪いを受けていた。この呪いは、17歳になると彼を完全に悪魔にしてしまうとい
う恐ろしいものだ。
旅立ちの日、ノクスは正式に使命を受けて王宮を後にする。しかし、その裏には呪いを解くための壮絶な戦いが待ち受けていた。呪いを解く唯一の方法は、呪いをかけた悪魔を倒すこと。そのためには数々の仲間とともに、遠く離れた悪魔の領地へと向かわなければならない。
果たして、ノクスは悪魔を倒し、呪いを解くことができるのか?
運命に抗い、王国を救うために立ち上がった王子の物語が今、始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 19:28:37
4988文字
会話率:31%
光の勇者――魔王を倒す唯一の希望が、今日もダンジョンで無残に死にました。
頭を割られ、血と脳みそをぶちまけたその姿に、「おお勇者よ、死んでしまうとはなさけない」と呆れるしかない。
でも大丈夫、神々に愛された勇者は何度でも復活する!
そのためには、死体を王城まで運ぶ裏方パーティが必要だ。
戦士ロイと賢者トリオ(元遊び人含む)の「勇者支援パーティ」は、死にまくる勇者さまを回収しつつ、時に助け、時に呆れ、時に絆を深めていく。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-06 20:28:00
17300文字
会話率:29%
ある日、女子高生桜原りんは知らない部屋で目を覚ます。このなんとも不思議な空間から脱出するために、りんは頑張ろうとするが、まさかの方法でしか脱出できないと知ることになる。
突然部屋に流れてきた放送を聞いたりんは絶句した。
『条件は一つ。桜原
りんが、今までの全ての記憶を取り戻すこと。そして、そのためには、ここの住人全員とセックスをすること。以上、健闘を祈る』
りんが待ち受けている運命とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 18:13:57
22931文字
会話率:46%
ブラック企業の下で最大三十連勤をし続けカツカツだった私は、朝起きたら死んでしまっていた!
いやあほか!
そんなすぐに死んでたまるか!
死んでも死にきれなかったので、めちゃくちゃ祈りまくって異世界に転生してやったぜ!
こんなに前世は辛かったん
だから、今世はちっちゃい頃に頑張って二十歳になったときには働かなくて済むようになってやるんだから!
そのためには、冒険者だろうが何だろうがやってやるんだから!
そのためには魔法を!...って私魔法使えないの?
どうすりゃいいの?
大変だけどニートになれるまでトコトコんやってやる!
待っててね、私の成人ニートライフ!
方言が間違えて入っている可能性があるので重々承知の上でよろしくお願いします。
公開速度が死ぬほど遅いです。気が向いたら書くぐらいの遅さなので気を付けて下さい。
ちょいちょい言い回しが気に入らなかったとか、その他でも内容を変更する場合がございます。注意してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 16:00:00
10890文字
会話率:4%
「淑女たるもの完璧であれ」
幼い頃からそう言われて育ってきた公爵令嬢レセリカ・ベッドフォードは断頭台に向かっていた。
有能すぎるがゆえに全てを一人で背負い込み、必死であらゆることを頑張ってきたレセリカだったが、それが逆に彼女から人を
遠ざけた。
冷静で、物事を深く鋭く見通せてしまう彼女は冷徹令嬢と呼ばれ、孤立していったのだ。
そして今、気付けば無実の罪で処刑されようとしている。婚約者である王太子を暗殺した、として。
レセリカは最期に祈った。「神よ、どうか慈悲を」と。
首を落とされたかに思えた次の瞬間、レセリカは7歳の頃に戻っていた。
しかも、ずっと後悔し続けていた子どもの頃の出来事が目の前で起きている。
混乱しながらも、持ち前の冷静な分析力で現状を把握し、レセリカは決意する。
(もうあんな思いは嫌。泣きたい。苦しいと言いたい。助けてと言いたい……!)
処刑なんてされたくない。そのためには王太子暗殺を阻止しなければ。
その第一歩として、まずは自分の意見をちゃんと伝えていこうとレセリカは決意する。
「たとえ今度はワガママ令嬢と言われても。私は変わらないといけないわ」
そう覚悟をしていたのに、どうしたことかレセリカは気付けば色んな人から溺愛され始めていく。
……意思を伝えること=ワガママだと思っているレセリカは、人に頼ることに不慣れであった。
断罪の運命はどうなったのか? 王太子暗殺事件は? レセリカは幸せを掴めるのか?
悪役にされて悲しい運命を辿るはずだった令嬢は、やり直し人生で愛され令嬢の道を歩み始めたのだった。
※カクヨムでも連載中です?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 21:00:00
598250文字
会話率:33%
ふと気がつくと、私は水の中にいた。溺れ死ぬと諦めかけたその時、赤髪の美青年に救出される。
え? その青年って国の王太子だったの!? 衝撃の事実を知って驚いたのも束の間、その王太子、アンドリューに私は運命を告げられた。
「鍵の聖女様、
必ず貴女をお守りする。だからどうか幻獣人を束ねてくれないか。私と共に国の危機を救ってもらいたい」
この世界に蔓延る災いを呼ぶ禍獣。その頂点に立つ禍獣の王が蘇る前に、幻獣人の封印を解き、戦いに備えたいという。そのためには聖女の力が必要なのだ、と。
まったく話についていけないのですが……!?
世界を渡った反動からか、ところどころ記憶も失っている私に何をしろと? この世界にいる獣人よりもずっと能力も低い、よわっよわでネガティブなダメダメ人間なのに! そりゃあ髪もところどころ銀髪になっているし、右手の甲に鍵の紋章もあるけど……!
世界を救うなんて到底無理! そう断ろうとしたのに最初の幻獣人を偶然解放したことで運命の歯車が回り出す。
ちょ、ちょっと待ってーっ!? 私、本当に鍵の聖女に任命されちゃったの!?
────癖の強い幻獣人たちを解放し、どうにかこうにか束ねて禍獣の王との戦に備える鍵の聖女、エマ。
そんな中で記憶、自信を取り戻し、力を得ていく。そんなお話。
※逆ハーレムチックですが恋愛にはなりません。
※カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 17:08:39
313386文字
会話率:41%
子供の頃の夢を思い出す。
将来は警察官になりたい。 父さんのみたいに沢山の人を助けられるような。 でも、そのためには今起きてる問題を知る必要があるし、いっぱい勉強もしなきゃいけない。 人を助けられる力も鍛えなければ!
でも、そのためな
らなんだって頑張れる!
ーーーーーー
「ごめんなぁ…昔の俺…」
行方不明になった尊敬する警察官の父親を探すため警官になった羽房(はねふさ)コウヤは交番で働く警察官となっていた
父親の事件に関わることすら出来ず焦燥感を感じながらはたらいていたある日、彼は突如命を落としてしまう
そして目を覚ますと______そこは異世界だった
さらに、自分の手には謎の力が備わっていて____
警察官の羽房コウヤが織り成す異世界転移の作品!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 23:00:01
73129文字
会話率:50%
蛮族の娘が乗っていた船が沈没した。奇跡的に陸地に流れ着いたが、先祖代々伝わる家宝を失くしてしまった。状況から考えて付近の海の底に沈んでいるだろう。なんとしても回収したい。そのためには莫大な金が要る。暴力を糧にして金を稼ごう。途中で拾った豹を
お供にして。
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三人称視点で書いていきます。
1話につき1500~6000文字ぐらい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 08:10:55
959153文字
会話率:17%
アヴィリア・ヴィコットは周りが手を焼くほどの傲慢で我儘な伯爵令嬢。
そんな彼女はある日、湖で溺れた時に所謂『前世の記憶』を思い出した。
まさかの転生!? だけど異世界ってのはどういうこと!?
貴族? 王族? 精霊!? 何それどんなファンタ
ジー!? こんな展開望んでませんけど!?
混乱するも、なったものは仕方ないと前向きに事実を受け入れ、異世界でのセカンドライフを歩み出すアヴィリア。
これといった夢も目標もなく、平凡な人生をだらだらと過ごしていた前世。せっかく手に入れた第二の人生を、同じように過ごすなんてまっぴらごめん! せっかくなんだから、前世では出来なかったことがしたい。
今度こそ満足いくような、後悔しない人生を………。
そのためにはまず何が必要かしら………?
若さ(子供という立場)と前世の知識を武器に自称平凡な元日本人が歩く異世界の人生リセットストーリー。
美少女な友人、イヤミったらしい美少年。はては…え、王族!!?
あれ? なんかスケールが大きくなってきてやしませんか…!?
な、展開が待っている…………かも?
※ すでに投稿している作品を手直ししつつのリメイクになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:16:50
401069文字
会話率:34%
雪深き地に生まれたシシリー・ネイピア子爵令嬢は、冬は本を読むしか楽しみがなかった。そして知った。自分は女としての最高の幸せである王妃にはなれないのだと。ではどうすべきか? 知識と技術とお金があれば幸せだろうと。そのためには自分に付加価値があ
ればいいのだと考えた。家にある本を全て読み覚えると、王都に出ることを決断する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 07:43:13
7324文字
会話率:42%
カミールは特殊な魔法を扱うことが出来た。
子供の時に魔女からどうにか買った能力で、シミ・ホクロ・あざ・そばかすといった〝肌の黒い所が消せる〟美容に全振りした魔法だった。
年齢より幼く見える彼は、人畜無害でピュアな少年のように演じ、悩
める貴族の女性からお金をむしり取ることに力を注いだ。
なぜならカミールは、魔女とまた取引がしたかったからだ。
そのためには大金が必要で、特殊な魔法を駆使してお金を貯めていく。
「次は1番欲しいものを手に入れるからな!」
こうして、お客のドタバタに巻き込まれながらも、目標金額達成に向けてカミールは奮闘することにーー
自分の意志を貫き通すカミールと、セクシーなお姉さん魔女が、なんやかんやで自分が求めるものと向き合うお話です。
完結まで書き上げています。
毎日1話更新予定!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 16:20:00
168694文字
会話率:33%
夜空から落ちてきた小さな星は、音楽で満ちた不思議な世界「音の国」で「音の子」として生まれ変わる。言葉を持たない彼は、美しいメロディで人々を癒しながら、再び夜空へ戻るという夢を抱く。そのためには伝説の「永遠の旋律」を見つけなければならない。
音の子は旅に出て、風の森、雷の山、月の湖で精霊やドラゴン、女神の試練を乗り越え、旋律の欠片を集める。そしてすべてを繋げた旋律を奏でることで、再び星として輝き、夜空へと帰るのだった。
音の子の旅と旋律は、音の国に永遠に語り継がれ、人々の心に残り続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 00:06:50
1890文字
会話率:24%
気がつくとそこはよく知るゲームの世界だった。
本当に転生などあるのかと思いきや、転生した先は何と主人公だった。
攻略対象全員を捕まえてハーレムなんてライバルキャラが可哀想でやってられないわ。
どうせなら攻略対象とライバルキャラ全員を結ばせて
みせる。
そのためには主人公補正だって適わないくらい完璧にやってみせるわよ。
悪役令嬢にね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 00:42:26
9785文字
会話率:20%
かつて、数多の軍勢を率い、『最強』の名を欲しいままにしていた異世界の魔王は、ひょんなことから日本のある女子高生に転生することになった。
「ぬ…?なんだ、このひらひらした服は?」
全てが真新しい世界で、“破壊神”としての異名を持っていた
彼女は、か弱い魂を持つ“神楽坂美琴”と、ある「怪物」を倒すべく作戦会議を練る。
その「怪物」とは魔王が住んでいた異世界、ラーマヤーナを滅ぼした「星食い」と言われるウイルスであり、星そのものを貪り尽くす『世界の理』と言われた災厄だった。
ウイルスは少しずつ世界を汚染し、「死」が「生」を呑み込もうとしていた。
災厄は世界の“端”から来ていた。
世界には元々9つの「魂」が存在していた。
その魂は無限に広がる宇宙に旅立ち、それぞれがいくつもの星々や土地の上で、確かな生を刻んでいた。
「人間」は、“赤”の魂と呼ばれる種族の末裔だった。
同じく赤の魂を持つラーマヤーナの魔王、“シヴァ”は、人間の住む地球という星にもウイルスが蔓延し、危機に瀕していることを美琴に告げる。
ウイルスは普段は姿を見せないが、魂を持つ生物の内部に潜み、それらを化け物に変える。
魂を貪り尽くすまで活動を終えることはなく、ウイルスに取り込まれたものはただの“肉塊”となり、理性も持たないモンスターになることを彼女に伝えた。
ウイルスを根絶する方法はなく、一度蔓延し始めると、もう止める手段はないとされていた。
ただ、「一つの方法」を除いて。
その方法とは、ウイルスを一つの場所に留める、ということだった。
そのためにはウイルスを広げないための「壁」が必要であり、人間たちの持つ「未来」が必要だった。
そう、シヴァは自らの住んでいた世界を捨て、ウイルスを根絶するべく地球にやって来たのだ。
地球という星の中でウイルスを拡散させ、ウイルスが求める「赤」の魂を差し出す。
そうすることで、ウイルスを一時的に地球の内部に止め、一定の時間を稼げるとした。
そしてその時間を使い、ウイルスの核である「夢の苗床」に、——侵入しようと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 20:58:10
674文字
会話率:0%
天皇位は男子が継承するものであり、そのためには、藤原摂関家は入内させるべき女子と、摂関家を継承する男子がいなければならない。大層難しいことである。
最終更新:2024-08-21 00:02:05
444文字
会話率:0%
「でね、昨日観た『馬シャーク』っていう映画が、超傑作だったの! だって上半身が鮫で、下半身が馬の化け物なんだよ!? そんなの最強に決まってるじゃん!」
「何だその小2男子が考えたみたいな設定は」
とある放課後。
俺は今日も幼馴染の乃愛
(のあ)と二人で、家路を歩いていた。
乃愛はB級映画が大好きで、自分が観た映画をこうやってよく俺に話してくる。
その様がまるで気ままに甘えてくる猫のようで、何とも微笑ましい。
「絶対面白いからさ、今度岳(がく)も一緒に観ようよ!」
「ああ、いいよ。――ところで乃愛、今週の土曜日は、お前の誕生日だよな?」
「――!」
俺は心の中だけで一つ深呼吸してから、切り出した。
「あ、ああ~、そういえばそうだっけ? アハハ、すっかり忘れてたな」
乃愛はポニーテールの髪をプラプラと揺らしながら、頭を掻く。
まったく、こいつは。
――まあいい。
「――乃愛、お前に大事な話があるんだ」
「……!」
俺は真剣な顔で、乃愛に向き合う。
――俺は子どもの頃からずっと、乃愛のことが好きだった。
しかしなかなか勇気が持てず、告白できないままこの歳まで来てしまった。
――だが、今年の乃愛の16歳の誕生日だけは、どうしても彼氏としてお祝いしたい!
そのためには、今この時、告白するしかない――!
さあ、今こそ一生分の勇気を振り絞る時だ、俺ッ!
「――乃愛、実は俺は、前からお前のことが――」
「ちょっ!? ストップ!!」
「……え?」
の、乃愛?
「あっ、そういえば私、用事あるんだった! 悪いけど先帰るね! またね、岳!」
「えっ!? お、おい、乃愛!?」
乃愛は目にも止まらぬ速さで、ピューッと走り去ってしまったのであった。
……えぇ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 21:01:37
3082文字
会話率:42%
「ごめんね下井(しもい)君、待った?」
「い、いや、俺も今来たとこだよ」
文化祭当日。
ドキドキしながら自分の教室の前で竜田(たつた)さんを待っていると、メイド服に身を包んだ竜田さんが現れたので、心拍数が更に53万くらい上がった。
竜田さんのクラスの出し物がメイド喫茶だというのは聞いていたが、頭の中でどれだけ思い描いていたメイド姿よりも、実物は可愛かった。
自分の想像力の乏しさを、改めて実感する。
「じゃあ時間もあまりないし、早速回ろっか」
「うん」
竜田さんと並んで歩きながら、俺はそっとポケットの中のシールの感触を確かめる。
同じ文芸部の竜田さんに片想いして早や半年。
何度もチャンスはありながらも、今まで告白できずにいたヘタレな俺だが、今日こそは決めてみせる!
そのためには、このハート型のシールが必要不可欠。
うちの高校には、代々『文化祭当日好きな人に気付かれずに、身体のどこかにハート型のシールを貼れたら両想いになれる』というジンクスがあるのだ。
毎年何組かは、このジンクスのお陰でカップルが誕生しているらしい。
だからこそ俺は何としても、今日中に竜田さんの身体にシールを貼らなければいけないのだ――!
※「なろうラジオ大賞5」の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 21:02:05
1000文字
会話率:38%
高校入学初日、デブでコミュ障でボッチオタクな俺は一人の女の子に恋をした。彼女の名前は雪野坂美遥(ゆきのさかみはる)さん。雪野坂さんは容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能のまさにパーフェクトガール。俺とは決して釣り合わない雲の上の存在だ。だが俺は
思った、俺が雪野坂さんに相応しくないなら、相応しい男になればいいのだと。俺は決意した、そのためには、如何なる努力も惜しまないと。――これはとある平凡な高校生男子が、初恋を叶えるために粒粒辛苦する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-16 10:02:14
39337文字
会話率:34%
悪役令嬢クレアは婚約者に殺された。理由は明白、婚約者の妹をいじめ倒したからである。
しかし、クレアは死ななかった。半年前、婚約をしたばかりの頃に時間を逆行して転生したのだ。
「絶対に生き残ってやるわ。婚約も解消しなければ!」
そのために
は、クレアが殺される原因になる、すべての火種を消しておく必要がある。
まずは、前世のクレアが依頼した暗殺計画をなかったことに……できない!? 実行日って今日なの!?
手駒にした魔族が弱すぎる! 守ってもらおうと思ったのに、これじゃだめじゃない!
婚約者の妹がなぜか懐いてくる! やめて、あなたと仲良くなる気はないの!
婚約者と舞踏会に!? 彼とパートナーなんて絶対にいやなんだけど!
半年後の自分を救うため、そして自分を殺した婚約者から逃げるため、クレアは今日も奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 10:12:27
143722文字
会話率:42%
スキル「二刀流」。今だかつて誰も習得したことがないとされる伝説のスキル。その二刀流に強い憧れを持つ少年がいた。彼の名前はレイ。彼は10年以上の歳月を経て、ついに二刀流を習得するのだった。しかし、使用してもうんともすんとも言わず。途方に暮れ
、街をさまよっていた時、いつも見慣れないステータスが追加されていることに気付く。
「【MESU値】、、、なんだこれ?」
そう!この【MESU値】こそが二刀流の神髄だったのだ!【MESU値】が上がる、つまり心がメスになればなるほど二刀流は真価を発揮する。そのためには当然男と恋愛する必要があって、、、。
「二刀流ってそういうことかよおぉぉぉぉ!!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 18:02:32
28614文字
会話率:50%