愛は砂粒のようにすり抜けてしまうけど
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最終更新:2024-11-05 14:48:06
212文字
会話率:0%
【ファンタジー×ミステリー 天才道具師が難事件に挑む】
ある日、騎士団の新人エレナの元に変った事件の話が舞い込んだ。王宮から盗まれた「透明薬」を使い、国宝を奪うという脅迫状だ。準備を整え、犯人を待ち受けるエレナたち。ところが、現れたのは姿
どころか形さえもない“幽霊”のような存在だった。
次々と仕掛けをすり抜け、国宝は盗まれてしまう。
打つ手を失ったエレナは、先輩騎士の紹介で、不愛想で無関心な道具屋・オーランドを訪ねることに。事件に興味のなさそうな態度を見せるオーランドだったが、使われた"道具"の話を聞くや否や、彼の目が鋭く光った。
透明人間の正体は何者なのか? その真の目的とは? 天才道具師オーランドと、真っすぐな新人騎士エレナの、奇妙なコンビがファンタジー世界の難事件に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 00:53:55
56192文字
会話率:45%
その異世界の蕎麦は店の厨房の棚にて茹でられる順番を待ちながら考えていた。
「どうやったらこの2千文字以下規制を合法的にすり抜けて一大叙事詩を投稿できるだろう?」
最終更新:2024-10-04 12:00:00
1999文字
会話率:10%
ある夜のこと、一隻の宇宙船が大統領が住む邸宅の屋上に音もなく飛来した。その宇宙船の中から現れた宇宙人もまた、その優れた科学技術を使い、誰にも気づかれずに床や天井をすり抜けて、目的の場所まで一直線に降りた。
「……あら、変わったお客さんね
。天井から来るなんて」
「お、これはこれは、失礼しました。さすがはこの星の支配者。名乗る前から我々の気配を感じ取るとは」
「ふーん、この星の支配者とは言い過ぎね。私が支配しているのは、この声が届く範囲だけよ」
二人の宇宙人は、「ほう」と声を漏らした。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-16 11:00:00
1320文字
会話率:81%
女子高生、足利歩夢は夢を見る。
それはすべてを焼き尽くす煉獄の光景。
黒く焦げ溶けゆく庭園。曼荼羅のごとく散らばる骸。鳥の悪魔。突き立つ大剣。学園の崩壊。世界の終焉。
女子高生になったばかりの足利歩夢は、夢を見ない。
自分が何を訴えようと
も何を努力しようとも、世界はそんなことはお構いなしに廻っていく。
そして自分は、すり抜けた運命を粛々と受け入れるだけだ。
物言わぬ歯車たらんとしていた歩夢だったが、入学式の日に、夢と同じく学園に突き立つ巨大な剣を見る。
世界を食らう上霊を選定するオーバーロード、上帝剣。
それをめぐる学生たちの生存競争に、歩夢もまた巻き込まれていく。
そしてその傍らには、彼女を案じるまんまるなカラスの姿もあって……?
趣味と経験を混ぜ合わせてぶち込んだ、闇鍋学園ジュブナイルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 09:00:00
444308文字
会話率:35%
寄せる。
皺を、寄せる。
服の皺を、寄せる。
該当の時代まで行くには、俺の皺だけでは、足りない。
顔の皺、身体の皺、諸々足しても、足りない。
だから、服にも、手伝ってもらう。
皺を使って、過去にも、未来にも行ける。
が、過去と未来では、
ちょっと、違う。
過去は、実際には、触れられない。
干渉できない。
過去に行っても、過去の人々や物に、一切、触れられない。
間に、薄いが、強靭な膜が、有るが如し。
強引に触りに行っても、俺の身体(未来から来た人の身体)は、すり抜けてしまう。
過去の人々や物を、すり抜けてしまう。
当に、見るだけの、バーチャル・リアリティ。
対して、未来には、触れることが、できる。
干渉できる。
未来の人々と話も出来るし、未来の物を使うこともできる。
膜の存在なんて、無い。
思うに、過去は、『もう、固まってしまっている』んだろう。
『ガチっと、固定されてしまっている』んだろう
対して、未来は、『まだ、固まっていない』んだろう。
『フラフラと揺らぐほど、遊びがある』んだろう。
つまり、過去は、決定済みの時間。
未来は、仮決定の、まだまだ変わる可能性がある時間。
だから、未来に行く方が、楽しい。
見るだけの、傍観するだけの過去と違って、自分も関われるから、楽しい。
が、せっかく、いい感じの未来なのに、自分が関わることで、それが損なわれる可能性も、無きにしも非ず。
自業自得ではあるが、それを避ける判断材料は、無い。
まあ、それをなるべく避ける為に、自然と働く【時間矛盾解消現象】とか、
時間警察とか、あるんやけどね
言い換えれば、未来は、行き当たりばったりの、出たとこ勝負。
『ええ目が出たら、結果オーライ』の精神だ。
と云う違いはあるものの、過去にも未来にも、行くことはできる。
で、今日は、未来に行く。
本来は、顔と身体の皺だけで、タイム・リープできる。
でも、今回は、時間指定が、厳しい。
だから、念の為、服の皺にも、手伝ってもらう。
行き先の未来は、一週間後の未来。
タイム・リープは、未来へ行くのも、過去に行くのも、近い時間に行くのが、案外難しい。
行き先は、ある高校の合格発表の、当日及び翌日。
そこで、新聞やニュースを、調べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 10:12:01
40385文字
会話率:34%
会社で嫌なことがあった中園莉子は気分転換で仕事帰りにビルの屋上にある展望台へ行く。
そこでガラスに映る見慣れない服装の男性と目があうが、周囲にはそんな服装の人はいない。
不思議に思ってガラスに手を触れると自分の手がガラスをすり抜けていく。焦
ったリコだが、体は自然にガラスに吸い込まれて気がつくとビルの外にでていた。
夜風に晒された体は宙に浮いていて落下すると気づいたとき、気を失った。
次に目覚めた時、リコは見知らぬ場所にいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 20:21:44
89582文字
会話率:45%
今は亡き恋人の面影を求めて、彼女は歩く。
今を生きる恋人の横顔を眺めることしかできず、彼は彷徨う。
彼女の声は聞こえど、彼の声は届かない。
彼女の姿は見えても、彼の手はすり抜けるばかり。
彼らの願いの行く末は…
最終更新:2024-04-07 20:17:54
2395文字
会話率:20%
月明かりが照らす踊り場で少女は一人、宙に浮いていた。ここは踊り場、私はだれ?何もわからないまま迎えた朝、少女を見る者は居らず、人々は体をすり抜けて行く。『あの人はだれ?』気になる人が歩いてきた。『今私と目が合いましたよね?私の声が聞こえます
よね?犬猿の仲?嘘でしょう?』
なぜ少女は宙に浮いていたのか。
そして、少女に何が起きたのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 12:19:58
21783文字
会話率:60%
領主は日々、夢を見る。自身が変じた蛇の夢だ。
屋敷の寝台の中から這い出て、窓をすり抜け、領地を離れた山へ向かう。辿り着くのは決まって一本の木に作られた鳥の巣で、蛇は中の卵を親鳥代わりに温めていた。
婚姻を前に令嬢が輿入れをする日の朝
もその夢を見た。蛇が抜け出る窓の向こう、南の山嶺の彼方から従者たちを引き連れ訪れる。可憐な少女から美姫へと成長した令嬢を迎えて、ようやくその由来を知れた。幼かった令嬢とはじめてまみえた、南の国の庭園だった。
前祝いを兼ねた晩餐の後寝室を訪れる。2人きりになった部屋で10年ぶりの対話を楽しむが、ふと令嬢の雰囲気が変わったことに気づいた。かつての幼さの片鱗を脱ぎ捨て寝台の上で待ちわびる姿はまさしく妻としてもので、その視線は夢に見ていた蛇が卵へ向けていた視線と同じであった。
領主は誘われるままに褥へ入り、一昼夜をかけて肢体を絡めあった。
婚礼後まもなく、領主夫妻は第一子を授かった。さらに5人、6人と子宝に恵まれると、成長した子どもたちの助力で執政を盤石のものとした。
領主の名はやがて巻き起こった戦乱を平定し一国を築いた初代国王として伝わっている。
晩年まで国へ献身を捧げた王妃の葬儀には数多くの領民が嘆き悲しみ、長子へ地位を譲った領主は妻君の眠る生家で余生を過ごしたという。
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本作はGitHubで管理し、note及びカクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 18:00:00
2867文字
会話率:0%
ある、夏の日のことだった。
忙しなく鳴き騒ぐセミたちがとまる木々の間を自転車ですり抜け、ピンク色のリボンのついた大きな麦わら帽子を被った里美さんは、野菜作りのために借りている市民農園へとやって来た。
ひだまり童話館 第33回企画「開館9周
年記念祭」 参加作品です。
お題は「9の話」。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 09:00:00
3777文字
会話率:50%
―――数千年後の未来の地球。幾度となく巻き起こった世界大戦が終結し、世界の国々は統一され単一国家となった。
バラバラだった科学技術も結集され、人類史上類を見ない程の飛躍的な進化を遂げた。
当然のように空を飛び、壁をすり抜け、生き物すら
産み出し、人が人智を越えたのだ。
ある人間は言った。
「人間は進歩しすぎてしまったのかもしれない。」
ある神も言った。
「人類の増長を放置しすぎたかもしれない。」
人間は神からの天罰を恐れ、また神は人間からの下克上を恐れた。
両者の疑念は刻一刻と膨れ上がり、ついに、世界を覆い隠していく―――
これは戦場で想いを繋ぐ者たちの歴史の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 23:19:27
10021文字
会話率:53%
ナイスガイを目指す少年、フタミヤ・ハルタは、夏休みのある日、女探偵、ハムロ・ベリコ達と出会う。彼女は、天乃浜市研究所が起こした一連の事件を追っていた。九年前に発生した爆発事故で両親を亡くしている少年は、調査に協力。ここが階層世界だと知る。
罪を負い、苦悩しながらも、真相を追求していくハルタ。しかしその果てには、後に天国事変と呼ばれる、望まぬ新世界の到来が待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 00:00:00
107075文字
会話率:35%
2039年、S国に逃亡した国際指名手配犯マリア・リンこと篠宮茉莉花は逃亡先のホテルにて身柄を拘束される。
彼女は取り調べ中に自らの奥歯に仕込んだ毒薬のカプセルを噛み砕き自殺を図った。
後に彼女の人生を捜査官や組織の内部リークなどの情報か
ら一冊の本がとあるジャーナリストから出版される。その本は皮肉にもベストセラーになってしまう。
タイトルは"悪女"と称された。
彼女の死後も彼女の思想、ビジネスは法をすり抜け引き継いでる者が世界に多数いるのが現状だ。
これは彼女の罰か、それとも世界の罰なのか。善悪とは表裏一体。
ごくごく一般的な大学生の彼女が、世界を狂わせた、世界に狂わされた話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 16:18:16
25825文字
会話率:37%
生まれ持っての運だけで苦労もせずに生きてきた和倉レノ16歳は自堕落な生活を送っていた。
その豪運のおかげで赤信号の横断歩道も簡単にすり抜けられます・・・って死んじゃった。
因果応報、自業自得を受け入れあの世で質素に暮らします。って神様の手違
いで死亡したらしい。
なんたる不運。このままあの世へ行くと豪運のせいバランスが崩れるとかで言われるがまま異世界へ。
異世界でも質素な生活を送ろうと少しは努力するも、豪運のせいでギルド経営を任された私。
初めての仕事は王国からの最強との噂がある伝説級モンスターの撃退。こんな辺境の過疎ギルドには荷が重すぎます。早速詰みました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 17:19:23
133992文字
会話率:55%
乗り物乗りは、互いに互いを邪魔に思い、危険と感じている。
しかし、実際に乗ってみないと一方的に悪いイメージしか持てないことも多い。
今回は少し事例を踏まえつつ、問題点やら改善点を綴っていきます。
最終更新:2023-10-10 07:10:09
7404文字
会話率:2%
妹のため、冒険者としてお金を稼がなくてはいけない少年――アンリ。
しかし、〈回避〉というハズレスキルしか持っていないのと貧弱すぎるステータスのせいで、冒険者たちに無能と罵られていた。
それでもパーティーに入れてもらうが、ついにはクビを
宣告されてしまう。
そんなアンリは絶望の中、ソロでダンジョンに潜る。
そして偶然にも気がついてしまう。
特定の条件下で〈回避〉を使うと、壁をすり抜けることに。
ダンジョンの壁をすり抜ければ、ボスモンスターを倒さずとも報酬を手に入れられる。
しかも、一度しか手に入らないはずの初回クリア報酬を無限に回収できる――!
壁抜けを利用して、アンリは急速に成長することに!
一方、アンリを無能と虐めてきた連中は巡り巡って最悪の事態に陥る。
※日間総合ランキング1位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 22:11:47
230351文字
会話率:31%
ある日目を開けたら、なぜか見知らぬ部屋の中。
あら、ここはどこかしら?というか、わたくしは一体誰なのかしら?
自分の名前もここにいる理由も思い出せないまま、ただぼんやりと辺りを見回していたら。
「君は……?一体どこから入って、そし
てなぜ体が透けた状態で浮いている?」
言われて自分の体を確かめてから、ようやく気付く。
『あら本当、透けていますね。それに浮いていますわね』
「……今、私がそう告げたばかりなのだが?」
どうやらわたくし、死んでしまったみたいですね。
じゃあ折角なので、目の前のこの人の役に立ちたいと思います。
魂だけのおそらく令嬢と、彼女の姿や声が唯一認識できる第一王子。
命を狙われることの多い第一王子のために、名も無き幽霊は今日も壁をすり抜けて情報を集めます!!
『今日の差し入れには、毒が仕込まれているようですから。右下のお菓子だけは、食べないようにしてくださいね』
「…………君は……。便利と言えば便利だが、時折違う意味で怖いな……」
幽霊令嬢と第一王子は、果たして王宮内の敵を全て排除することが出来るのか…!!
そして全てが終わった時、二人に待ち受ける別れとは――
人×幽霊の、異色恋愛ミステリー!!
☆幽霊令嬢が全て見聞きしてきてしまうので、本格的な謎解きや推理要素はあまりありません。
☆幽霊令嬢のセリフは全て『』表示となっております
☆毎週日・火・木曜日に更新中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 18:02:48
123709文字
会話率:48%
twitter、note、pixivにも掲載している、
#百合百合しないと出られない部屋ユリレー
というリレー小説の15話になります。
女性同士で「何か」をしないと出られない部屋をリレーしていく企画で、
いつの間にか運営の手をすり抜けて「
干渉者」「上位存在」「ナニモノか」が生まれていました。
これは、そんな「ナニモノか」の。
その正体の一片が明かされ、
二人に愛されて苦しんで一人と結ばれるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 03:23:11
7541文字
会話率:20%
道路でうずくまっている少女を助け、自分自身はトラックに撥ねられ死んでしまった十六夜神楽は、目が覚めると転生した先であるリーガルデッドという世界の森の中にいた。
時と刻を司る神様と言う形で。
神楽は混乱しながらもこのリーガルデッドでほのぼの・
・・・・できるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-17 22:21:57
1314文字
会話率:33%