当代一の魔力量を持つ魔法士アニスには、王命でフェリクス第3王子との婚約が決められ、健気に尽くしてきた。
ところがある日、突然その王子から言われた。
「君から婚約を解消してくれないか。……運命の女性に出会ってしまったんだ」
しかも、アニス
から婚約解消を申し出させて、厄介ごとは全て押し付けるつもりらしい。
王命だからそんなのできるわけないと、アニスはそれをきっぱり拒否。
だがその直後、任務で訪れた地下迷宮で崩落事故に巻き込まれ、気がつくと――なぜか猫になっていた!?
絶体絶命のピンチの中、彼女を救ったのは、学生時代に犬猿の仲だった騎士団長・ハロルド。
……が、彼はアニスを“アニスの従魔”だと勘違いし、そのまま自室へと連れて帰ってしまい――!?
婚約破棄、猫化、迷宮崩落、そして始まる不本意(でもちょっと快適)な同居生活。
これは、猫になった魔法士アニスが、元ライバルの麗しき騎士団長と暮らしながら、
元の姿を取り戻そうと奮闘したり、ざまぁしたり、一途な愛に不覚にもときめいたりするラブコメディである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:10:00
27029文字
会話率:20%
〝破壊の騎士〟と恐れられるアルカディア教団の使徒ルカ。
かつて王国の騎士だったルカは帝国との戦争の最中、大切な人を守れなかった失意の念から、授かった力を暴走させ多くのものを奪ってしまった。
絶望と罪悪感に沈むルカに寄り添ったのは、同じ
使徒である〝女神の歌姫〟イリア。
イリアの歌声と献身により救われたルカは「今度は私が守る番」と奮い立ち、イリアの〝守護騎士〟となる。
教団の使徒である二人に与えられた使命は、人々に讃美歌≪シャンティール≫を届けること。
魔獣の被害拡大を受けて、疲弊する人々を励ますのが目的だ。
旅立ちの直前、ルカはイリアの弟に衝撃の言葉を聞かされる。
「姉さんは、世界のために死ぬつもりだよ」
ルカは動揺を隠せなかった。
イリアが定められた〝宿命〟を受け入れていることも信じ難かった。
宿命とは何か。
何故イリアが犠牲にならなければいけないのか。
理由を聞くことが出来ないまま、事態は急速に変化してゆくになる。
教団内部で蠢く陰謀と、魔獣と帝国の脅威に晒され混迷を極める世界で果たして。
ルカはイリアの運命を壊し、未来を創ることが出来るのか──。
ふたりの愛と歌で紡ぐ物語が始まる。
※毎日18時頃更新予定、他サイト様でも公開中です。
※自作「終焉の謳い手〜破壊の騎士と旋律の戦姫〜」のスピンオフ作品。ですが、単体でお読みいただける作品となっております。
百合メインではあるものの、姉弟愛、家族愛も要所で出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:10:00
50295文字
会話率:26%
戦火に揺れるエスペランド大陸では、女神ルクスを崇める魔術と騎士の国アドラシオン皇国と、
魔獣を操る猛獣使い≪テイマー≫の国サンクリッド王国が激しく対立していた。
皇国の軍人ナイトは、魔術・武芸に才がなく、飄々と軟派な性格も相まって「最
弱」「無能」と蔑まれている。
彼が隊長として率いる小隊「ヴェイン」も、訳アリの隊員で構成された〝お荷物部隊〟と認知されているが──。
その実態は、蔑称を隠れみのとした、皇国の第一皇子スレイン旗下の特殊部隊。
そしてナイトは、復讐に燃えた過去を悔い、罪を背負いながらも「恒久和平」実現のため暗躍する軍師である。
そんな彼が、スレインと共に戦場で見つけたのは一輪の華。
王国への復讐心を燃え上がらせて狂い咲く、エリート女騎士エレノアだ。
「憎しみは憎しみを呼ぶ」と学び無能を装うナイトと、「両親の仇を討ち、弟を守る」と誓いひたすらに刃を振るうエレノア。
出会った二人は、相容れぬ思想ゆえに衝突を繰り返しながらも、次第にお互いを知り、心に踏み込んでゆく。
果たして二人の行き着く先は破滅か、それとも新たな光か──。
剣と魔術、知略の織り成す戦記ロマンスファンタジー、いざ開幕。
※毎日17時頃更新予定※
※ネオページさんで連載中の作品です。
最新話はネオページさんにて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:10:00
41262文字
会話率:28%
惑星アルカディア。
この星は創世の時代、創造の女神が創ったと言われている。
世界樹が生み出すマナにより自然も資源も豊かで、魔術とマナ機関が発達した世界。
理想郷ーーそう名付けられたこの星。しかし現状は理想郷とは程遠い状況にあった。
絶えず起
こる争いと魔獣の出現、マナ欠乏症。
混沌とする世界で、エターク王国の騎士ルーカスは記憶喪失の詠唱士(コラール)イリアと出会う。
この出会いこそ世界の真実へと至る鍵。
救済と終焉の物語が今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 21:08:11
519162文字
会話率:22%
〜転生なし、スキルなし、魔法なし、勇者も魔王もいない異世界ファンタジー〜
危険なモンスターが生態系の頂点に君臨。
蔓延る詐欺、盗賊、犯罪組織。
人の命は軽く殺伐とした世界。
冒険者がモンスターを狩り、騎士団が犯罪を取り締まる。
人々は商
売で金を稼ぎ、たくましく生きていく。
そんな厳しい世界の中で、現状の生活に満足している田舎住まいのおっさん冒険者がいた。
三十三歳のCランク冒険者マルディン・ルトレーゼ。
実は『糸使い』の異名を持つ凄腕の騎士隊長だったマルディンだが、祖国に新王政が樹立したことで国外追放を言い渡された。
マルディンの国外追放は国家の損失とまで言われたが、あっさりと受け入れ国を出る。
流れ着いた異国の田舎町で、正体を隠し冒険者として生活開始。
若い冒険者たちが夢見て都会へ出る中、出世に興味がないマルディンは田舎の港町で日々のんびりと楽しく生きる。
無理難題?だったらやらないごめんなさい。
『頑張らない、無理しない、のんびり生きる』をモットーに、独身おっさん冒険者の気ままなスローライフ!
※カクヨムでも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:10:00
258622文字
会話率:53%
家族から虐げられている子爵令嬢のフェリシアは、ある日父に呼び出される。
そこで言われたのは、契約結婚をしろ、というものだった。
契約結婚の相手は、王国騎士団長の若き団長――グラディオ。
しかし彼には、黒い噂が絶えなかった。
『過酷なしご
きによって騎士団員を何人も殺している』『魔物の肉が主食』『裏社会を牛耳っているボス』……などなど、ひどいものばかり。
でもフェリシアは、この話を喜んで受けることにした。
(やっとここから出ていけるわ!)
家族から虐げられている今の環境は地獄。
結婚相手がどんなに恐ろしい人だったとしても、ここよりはずっとマシなはず――そう思った。
しかし実際のグラディオは、顔が怖いだけの心優しき紳士。
そして彼の8歳の義娘――リリアンは、超絶かわいい天使のような美少女。
そんな二人との生活は、幸せに満ちあふれたものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:04:33
41021文字
会話率:26%
世界には、亡魔〔もうま〕と呼ばれるゾンビが蔓延っていた。
三年前、その亡魔はハインツェ帝国の首都クリーゼルに突如として現れ、世界の文明と秩序を瞬く間に崩壊させた。
元騎士のティアナには、ヘラという妹がいた。そのヘラは亡魔に殺された。憎
しみを抱いたティアナは、亡魔を殺す日々を送るようになる。
死人同然の亡魔をみずから求めるその異様さから、ティアナは周囲から〝ハイエナ〟と呼ばれていた。
ある日、いつものように亡魔討伐へ向かったティアナは狼に襲われる。これを退けると、ラルフと名乗る青年が現れた。
ラルフは、ある依頼を任せるに足る実力があるかどうかを確かめるため、ティアナに手懐けていた狼をけしかけたらしい。
依頼とは何か。
その内容は、この悪夢が始まった地であるクリーゼルまでの護衛だった。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:02:52
108312文字
会話率:29%
竜のような紋章が身に刻まれ、魔術という超常的なチカラを扱える〈竜紋人〉という人種がいた。
みずからを優れた人種と考えた竜紋人たちはグレイゲル王国を興し、普通の人間が治めるその他諸国を支配しようとした。その他諸国は連合軍を組織し、抗うが、その
圧倒的な力になすすべもなく蹂躙される。
まったく勝機が見出せず、降伏も余儀なくされたとき、人間は神から〈奇蹟〉というチカラを授かった。その奇跡によって連合軍は戦況を覆し、ついには勝利を手にしたのだった。
終戦から一年が経つ。
グリフィス共和国の都市エイブラムに、ブドウジャム屋を営む少年エリオットがいた。
エリオットは戦争時、竜紋人に妹のイヴを殺されていた。イヴの死で抜け殻となってしまったエリオットは、無気力に日々を過ごしていた。
そんなエリオットがブドウジャムを保管している地下倉庫にある夜、何者かが忍び込む。
その者は、ミアという少女だった。
ミアは、死んだイヴと驚くほどに顔がそっくりだった。
※「カクヨム」にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 18:06:02
88024文字
会話率:32%
【フェルナンド王国】の北側に、リュミレール領という地域がある。国王からの信頼が厚い、公爵家が管理する地だ。
そこにはリュミレール領の中心に公爵家の屋敷があり、仲良しの双子が住んでいる。
一人は騎士顔負けの強さを持つ、端麗な顔立ちの青年
。もう一人は小柄ながらも高い魔力を秘めた少年だ。彼らは双子。けれど、身長も見た目も、外見すらも、まったく似ていない。
それでも二人は類いまれなる能力を有していることと、弟は、美しくも凛々しい姿から騎士と。兄は少女のようにかわいらしい外見から、姫と呼ばれていた──
小動物のような兄を好きでたまらないヤンデレな弟と、素直になれないツンデレな兄が、兄弟愛でドタバタする。
剣と魔法がある世界をコミカルに。そして行きすぎたストーカー(弟が)の溺愛が炸裂する、ドタバタBLです。ただし、全年齢対象なので健全な作品となっています。
*エブリスタにも投稿していますが内容(視点や展開など)が若干異なっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:02:07
219818文字
会話率:42%
小学三年生の頃、三国葵は失恋した。
八年後、突如として異世界へ飛ばされた葵は、開拓地マルトを守護するイーナ女性騎士団の砦へ保護され、初恋の相手であるフー兄こと祝文睦が滞在し、巨大騎士シャンティーノの片割れとして世界を救っていたことを知る。異
世界で暮らしていく中、世話役のイザや砦の騎士たちと友好を結び、町でも紙芝居屋のノイ、靴屋の娘サラ、傭兵団長ワズラナとも仲良くなり、皆でノイの紙芝居を楽しむようになった頃、町に突如としてUFOが襲来。
窮地を救ってくれた謎の声と契約した葵は、魔鋼ドール・バレッタとして、夕日の町に立つのだった。
「私は、夕日の騎士で、女神の使徒。フー兄たちの守った世界を、団長さんたちと守る、巨大騎士ですから!」
初恋、友情、紙芝居、カフェ、異世界、縁、古代文明、約束……願い。
少女と機械仕掛けの巨大騎士が紡ぐ新たな狂想曲が、始まる。
*拙著、『機械仕掛けのカプリッツィオ!』と同じ世界観かつ続編的な作品ですが、本作のみでもお楽しみいただけるかと存じます。
*百合要素は途中から入ってきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:00:00
866420文字
会話率:50%
どこかの国の大衆食堂で給仕をしている少女モニカ・ワンダーは、ある日、遠出してきた別国の騎士が仲間に、自分たちの副隊長を破った街医者の男の話をして、盛り上がっている様子を見聞きした。
その街医者の名前は、ゼット・ワンダー。
奇しくも、自
分の養父と同じ名前の男の話を聞き出したモニカは、父がいるラトゥス王国の、アスカスの街へ、騎士たちに連れて行ってもらう決意をする。
一方その頃、ラトゥス王国の城壁都市に出向いていたミスロたち第一小隊のメンバーは、夜中の大広場で邪神ソルトルパーと戦っている最中に、鮮やかな赤の閃光と共に現れた、闇よりも深い漆黒の影に助けられる。
そして、アスカスの街で、無垢な少女アルファ・ワンダーは、旅人の少年と出会う。
少年の名前は、カナデ・アドベンチャー。
彼は自分を、アルファの父ゼット・ワンダーの弟子だと名乗った。
アルファが自らの出自と真実へ向き合う、運命の夏が幕を開ける。
これは、十億年前からの物語へ続く、とある父娘や仲間たち、最後の物語である。
*「機巧のギルフェンセィア 天使の子守歌」の続編ですが、前作を読まれなくても大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 05:00:00
4500文字
会話率:33%
事故で死んだはずの僕は気がついたら異世界に転生していた。
しかも王子だって!?
けれど五歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。
助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会を窺うが…。
最終更新:2025-05-21 18:00:00
23060文字
会話率:26%
愛莉鈴(アリス)は幼馴染の健斗に片想いをしている。
ある朝、通学中の事故で道が塞がれた。
健斗はサボる口実ができたと言って愛莉鈴に先に行かせる。
事故車で塞がれた道を電柱と塀の隙間から抜けようとすると妙な違和感が…。
気付いたら、まったく別
の世界に佇んでいた。
そんな愛莉鈴を救ってくれた騎士団長を徐々に好きになっていくが、かれには想い人がいた。
やがて愛莉鈴には重大な秘密が判明して…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 20:00:00
91498文字
会話率:26%
魔法がある世界で生まれ育ったサラは、とあるきっかけで冒険者に憧れる。 冒険者になるために名門校といわれる王都のオーレ学園に入学し、周りが貴族だらけという環境の中、平民でありながらも優秀な成績をおさめ、そして卒業。
さぁ冒険者として活動しよう
じゃないかという中、聖女じゃなければ倒せないと言われる魔物が現れた。
え?ソロで活動しちゃダメ?地元の同年代の人達はもうパーティー組んでいるし、そもそも実力とランクが合わない為にパーティーを組めない。一体どうやって活動していけばいいのよ!と悩んだサラの前に、学生時代のライバル…いや師匠ともいえる人が現れた。
一緒にパーティーメンバーとしてクエストやってくれるの?嬉しい!…ってアンタ騎士団所属じゃん!冒険者じゃないじゃん!…うえええ、いいの!?どうなってんだ騎士団……まぁこれからよろしくね! といった感じで冒険者になったサラと騎士団に入った男の子とのラブコメを目指しつつ、世界を平和に導く?物語です。
※アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:00:00
277501文字
会話率:28%
教会領の子爵令嬢のハリエットは、学院卒業後は領地に戻って母の跡を継ぐ予定の、ちょっぴり力こそパワーな美少女。
勘違い公爵令息に勝手に溺愛され、その婚約者に詰められ、学院内を逃げ回る日々。
ストーカーの無理強いエスコートから逃がしてくれた騎士
貴族の庶子コーネリアスに求婚するものの、あっさり玉砕。
でも、騎士の子なのに100000%頭脳担当の彼には思わぬ闇があって…
ストーカーから逃げ回りながら、やや脳筋美少女と完全インドア派のダウナー系モブが未来を模索する話。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:00:00
15507文字
会話率:30%
ある日突然異世界へ、どうやら勇者召喚に巻き込まれたらしい。当然勇者は俺ではなく別の人……正に王道ともいえる展開に疑心暗鬼を募らせながら、俺は戦乱に身を投じていく――なんて事は全く無かった。
魔王? 1000年前に倒されました。勇者? お祭
りの主役です。貴族? 親身になって世話を焼いてくれます。魔族? 人間と良好な関係です。戦争? 800年以上起ってません。魔物? ギルドと騎士団が対応します。送還? 最終的にノーリスクで帰れます。
巻き込まれた俺の今後はどうなるの? この異世界を存分に楽しんで頂き、交流や観光を行ってもらい、10年に1度の世界をあげてのお祭りを体験した後……怪我無く無事にお帰り頂きます。
異世界は――平和でした。
魔界の魔族、神界の神族、人界の人族、3つの世界と3つの種族が親しき隣人となって過ごす平和で優しい世界。
帰還までの1年を平穏に過ごしたいと思う気持ちとは裏腹に、何故か俺の周りには各界の重鎮ばかりが集まって来て……
※モーニングスターブックス様より書籍版1巻~9巻 好評?発売中です!
※コミカライズ! 月刊コンプエースにて連載中です! コミカライズ版は現在3巻まで発売されています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:00:00
5607344文字
会話率:54%
水の〈魔法少女〉瑠璃は、優しくできる世界を作るため、地球世界での王位継承試験に臨む。〈試練〉を攻略し、〈仕事〉で幸せをもたらすために、天才少年・玖郎に協力を求めるが、彼は〈騎士〉になるための〈契約〉をしないという選択をする。
一番目の〈
魔法少女〉茜をはじめとする、三組の〈魔法少女〉と〈騎士〉に勝利し、立ち塞がる〈闇の魔法少女〉を退けるため、瑠璃と玖郎は、魔法と知略で立ち向かう。
一年に満たない日々に、彼女達は、多くの困難に直面する。魔法による王位継承試験への妨害は、地の利を活かして打破した。地球世界の人間から向けられる回避不能な殺意に対しては、協力を持って対峙した。
そして訪れる、最後の〈試練〉。別れを予感させる、戦いの日々の終わりに、彼女達が迎える結末とは。そして、結末の先に待つものは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:00:00
239844文字
会話率:27%
(本作品は、『2番目の魔法少女』シリーズの三作目です。『2番目の魔法少女』、『2番目の魔法少女[2]予定にない嵐』を読んでいない方は、そちらから先にお読み下さい)
王位継承試験の期間は、もう半分も残っていない。
誰もが誰もに優しくす
ることができる国を作る――その理想を実現するため、瑠璃は〈魔法少女〉として、次の女王を決める戦いに臨んでいる。あらゆるものを失う覚悟すら胸に秘めて。瑠璃は、ここに立っている。
瑠璃を助けたい――僕が初めて心から望んだ、その想いを、その願いを、その誓いを握りしめ、僕は幾千の思考を巡らせる。その先にある勝利をつかむために。僕は、瑠璃の隣に立っている。
僕が瑠璃の〈騎士〉にならない理由は三つ。
一つは、武器としての理由。地平世界の魔法から、地球世界の人間を守るためにかけられた〈保護魔法〉――その強大な魔法を利用することで、他の〈女王候補〉の魔法を無力化する。勝利をつかむための理由だ。
一つは、切り札としての理由。これまで誰にも明言していない理由だが、瑠璃はおそらく気付いているだろう。彼女がこれに気付いているとするならば、きっと最後の瞬間に瑠璃を助けることになる。希望としての理由だ。
そして、最後の一つ。
その理由は――。
これは、魔法少女の物語。
そして、少年が思考の果てに背負った罪と、二人の行く先に迫る別れの予感の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-24 11:00:00
99868文字
会話率:20%
魔王は、戦士コランゼの手により斃れた。不吉な予言を遺して。
──真の魔王は人間に紛れて、復活の時を待っている
魔王の言葉は真実か? コランゼと仲間たちが斃した魔王は影武者だったのか?
凱旋した戦士コランゼと仲間たちの偉業を讃え
る場にて、勇者の称号を与えられたコランゼの言葉が、王太子エルテリスに突き刺さる。
──奴だ! 奴こそ真の魔王だ! 魔王を斬った俺だから判る!!
護衛騎士コルテに助けられ、辛うじてその場を脱した王太子エルテリス。魔王呼ばわりされた彼の復讐の手は、勇者コランゼに届くのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:40:00
96396文字
会話率:55%
「俺は一生、君を守る」
精霊の力を借りて世界が回る、精霊王《源竜》の加護を受けし世界。
令嬢レインは、騎士となった婚約者エルマハルトとの未来を夢見ていた。
だが、妹の一目惚れによって婚約を奪われ――
さらに、両親の命で“妹の専属メイド”に落
とされてしまう。
冷たい床に膝をつき、理不尽な折檻に耐える日々。
心が折れかけたその時、彼女は青年の姿をした源竜に救われる。
「メイドが逃れられぬ運命なら、今度は俺が君のメイドになろう」
源竜の『メイド』として新たな人生を歩み始めたレイン。
だが、彼女を見限ったはずのエルマハルトが再び姿を現し──
婚約破棄の裏に隠された真実が、二人の運命を揺るがしていく。
※この作品は再執筆した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:39:41
10347文字
会話率:40%
邪悪な黒夜教団に属していた、血に染まった両手を持つ魔法師・ジコク・サイグは、今、平穏な生活を手に入れるために奮闘している!
かつて全国指名手配犯であり、正義の騎士団と対立する邪悪な魔法師だった彼は、黒夜教団の壊滅後、新たな人生を得る機会を手
にした。国家による特赦を受け、良民としての身分を与えられた。
「元」邪悪な魔法師となった彼は、文明社会への憧れと穏やかな日々を夢見て、第二の人生を歩み始める。
紙の書籍が主流である時代、ネオンサインとコンクリートが生み出す都市のジャングルの中、魔法と科学が競い合いながらも交じり合う世界で、ジコク・サイグは光へと向かって進む。
しかし、その道は彼が思い描いていたよりもはるかに険しいものだ。
文明社会で生きるためには、まず仕事を得なければならない。しかし、彼の第一の仕事が始めようとした矢先、彼が入居したばかりの部屋で、一つの死体を発見した……
騒霊の引き起こした騒乱に巻き込まれ、超巨大魔獣に丸呑みされる。かつて敵だった騎士との再会、過去の悪夢との対峙。異世界で漁業をし、空飛ぶ書物が舞う図書館で受付を務める。仕事から仕事へと渡り歩く日々……
これは、暗い過去を背負った魔法師が理想の生活を求めて奮闘する物語。
*****
この作品の生まれ故郷は中華民国・台湾です。原文は中国語(繁体字)/台湾華語で書かれています。
本作は2011年から2022年までに発表され、全14巻あります。最初の9巻は、各巻ごとに完結する事件を描いた単元構成です。第10巻から第13巻は前日譚、第14巻は10周年記念の特別編です。
最初の5巻は台湾で紙書籍として出版されましたが、現在は全ての著作権が作者である私に帰属しています。
私はAIの助けを借りながら独学で日本語を学び、この作品を少しずつ日本語へ翻訳しています。AIの協力があるとはいえ、この作業は決して簡単ではありません。私自身の日本語力がまだ未熟なため、翻訳に不完全な部分があるかもしれませんが、精一杯取り組んでいます。翻訳作業は現在も進行中であり、私自身も学び続けています。
もし文法の誤りや、不自然でわかりにくい表現があれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
そして何よりも伝えたいのは、この物語を楽しんでいただけたら嬉しいということです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:28:26
59075文字
会話率:28%
あらすじ
「この魔力無しのクズが!」
ルルティーナ・アンブローズはポーション職人です。
治癒魔法の名家であるアンブローズ侯爵家の次女でしたが、魔力が無いために産まれた時から虐待され、ポーション職人になることを強要されました。
特に激しい
暴力を振るうのは、長女のララベーラです。ララベーラは治癒魔法の使い手ですが、非常に残酷な性格をしています。
魔力無しのルルティーナを見下し、ポーションを治癒魔法に劣ると馬鹿にしていました。
悲惨な環境にいたルルティーナですが、全ては自分が魔力無しだからと耐えていました。
誰のことも恨まず、一生懸命ポーションを作り続けました。
「薬の女神様にお祈り申し上げます。どうか、このポーションを飲む方を少しでも癒せますように」
そんなある日。ルルティーナは、ララベーラの代わりに辺境に行くよう命じられます。
それは、辺境騎士団団長アドリアン・ベルダール伯爵。通称「惨殺伯爵」からの要請でした。
ルルティーナは、魔獣から国を守ってくれている辺境騎士団のために旅立ちます。
そして、人生が大きく変わるのでした。
アルファポリス様でも掲載しています。
あらすじ、タイトルは途中で変えるかもしれません。女性に対する差別的な表現や、暴力的な描写があるためR15にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:20:00
273749文字
会話率:39%
「お前だけが、この世界を救う最後の希望だ――」
凍てつく辺境で、素性を隠し生きる若者リアン。彼が唯一心を許すのは、なぜかプッチンプリンそっくりで、やたらと饒舌な謎のスライム「プリン」だけだった。忌まわしい過去と、夜毎見る不吉な夢にうなされる
彼にとって、ウェスタリア大陸で覇権を争う七つの大国の興亡も、伝説の「星霜の玉座」を巡る陰謀も、遠い世界の出来事のはずだった。
だが、ある日、リアンの前に現れた銀髪の美しき「星詠みの魔女」エルミナは告げる。
リアンこそが、かつて大陸を追われたドラグニア王国の最後の王子であり、世界を静かに蝕む異次元からの脅威「虚無の侵食者」と、大陸に散らばる「七つの災厄」に立ち向かう宿命を背負っているのだと。
エルミナとの出会いを機に、リアンの過酷な日常は終わりを告げる。
忠誠を誓う騎士、陽気な海の民、古代技術を受け継ぐ砂漠の戦士、森の賢者たる獣人族、そして失われた「七つの大罪」の名を継ぐ者たち――。
行く先々で出会う個性豊かな仲間たちと共に、リアンは己の血に秘められた力と、相棒プリンの驚くべき秘密を知ることになる。
裏切りと陰謀が渦巻く宮廷、忘れ去られた古代文明の謎、凶悪なユニークモンスターが跋扈する秘境、そして禁断の力を操る恐るべき敵。
果たしてリアンは、仲間たちとの絆を力に変え、押し寄せる絶望的な戦いを乗り越え、「星霜の玉座」に隠された真実に辿り着き、崩壊に瀕したウェスタリアを救うことができるのか?
壮大なスケールで描かれる、絶望と希望のダークファンタジー英雄譚、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:14:28
20382文字
会話率:41%
東欧の新興小国、ボスホートルーシにて。建国30年に満たないこの国家は緩衝地帯として、隣国の超大国ロシア連邦からあまりに理不尽な統治を受けていた。そんな中、ボスホートルーシの政府は堪忍袋の緒が切れ、ついに完全独立を表明し、21世紀最大の独立戦
争が幕を開けた。
16歳になったばかりのセルゲイ・イヴァーノヴィチ・ベレンコは自己防衛の一環として、戦争に加わっていた。しかし所属する基地がロシア軍の奇襲を受け、セルゲイは逃亡した。逃げた先は行き止まりで、険しい谷があるだけだった。そして追手のロシア兵に追い詰められ、逃げ場がなくなったセルゲイは崖から飛び降りて、自ら命を絶った。
……が、彼は何と異世界――――いわゆる『ナーロッパ』に転移しており、セルゲイは超絶美人な女騎士に保護されたり、冒険したり、中東の激ヤバ転移者と関わりながらこの世界を生き抜いていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:06:19
317682文字
会話率:44%
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて─
─
次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず──
その先で、茉白が見たモノは──
最初はシリアス展開が続きます。
❋多視点のお話もあります
❋独自設定有り
❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:01:39
138754文字
会話率:51%
同じ職場の同期でイケメンハイスペな彼氏との結婚まで後数ヶ月─と言う時に、まさかの浮気発覚。相手はまさかの自分の後輩。その上衝撃発言も飛び出し、傷心のまま家に帰る途中で、不思議な声に導かれる。
その声の主─異世界の神と色々と約束を交わしてから
聖女としてその世界へと転移する事となった。
「するべき事はキッチリして、理想もキッチリ演じますが、イケメンは結構です!」
そして、この世界でも裏切られた彼女が拾ったのは、悪役と言われた公爵令嬢。そのせいで、関わりたくないイケメン達とも再び関わる事になり…。
❋相変わらずのゆるふわ設定です。メンタルも豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。
❋多視点の話もあります。
❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。すみません。
❋独自の設定有りです。
❋アルファポリス様で、先行しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 18:07:45
118408文字
会話率:54%
【モブ】シリーズ③
“巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について”
“モブで薬師な魔法使いと、氷の騎士の物語”
に続く続編となります。
色々あって、無事にエディオルと結婚して幸せな日々をに送っていたハル。しかし、トラブル体
質?なハルは健在だったようで──。
ハルだけではなく、パルヴァンや某国も絡んだトラブルに巻き込まれていく。
そして、そこで知った真実とは?
相変わらずのゆるふわ設定なので、また、温かい目で見ていただけたら幸いです。
宜しくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 20:28:12
101787文字
会話率:49%
女騎士、セナは王太子の前で大失敗し、左遷されてしまう。
左遷先に向かう途中で冒険者と共にゴブリンを倒し、その肉を食べたセナは決意する。こんなに美味しいお肉が食べられるなら冒険者になろうと。
こうして即決で騎士を辞め、冒険者になったセナは仲間
との冒険を通じて様々な肉を食べていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 17:00:00
70953文字
会話率:47%