これは神が授けた力を持つ王族と、精霊の加護を以て魔術を使う人間たち、そのどちらも持たない少数の人間に分かれた世界の話。
最終更新:2020-01-27 00:09:23
5875文字
会話率:49%
最幸の降霊書マリンの加護を手にした14歳カンデは、リヒタイン侯爵常備軍の若手の中で最高の精霊使い。異界の門が開き押し寄せた異獣との先の戦いで、精霊の加護により侯爵領の民を守った彼に侯爵様の覚えもめでたい。
連侯国学院を飛び級で卒業した彼
の元には諸侯国からの縁談も数多く寄せられる。最幸の降霊書の加護を受けた者の妻は幸せとなるとの言い伝えもあり、侯爵領の女性たちは救国の彼に熱い視線を送る。
だが、カンデを想う女性たちの前に2つの厚い壁が立ちはだかる。
第1に彼は、侯爵様の許しの下、異界の門をくぐり長きに渡り異界を調べる予定であること。異界の調査は大きな危険が伴うと予想される。彼が生涯の伴侶とできるのは異界の者に通じる力を有するものに限られる。侯爵常備軍アレクシ・エンツォレアン大尉爵のみが知るところであるが、カンデは世紀末の世界からの転生者。異界での調査行は侯爵様の願いであると共に、彼がかつて世紀末の世界で暮らしたモトコを探す目的を持つ。
第2に、彼の姉妹が彼に言い寄る女性たちの前に立ちはだかる。幼い頃から一つ年上のカンデお兄様を敬愛している、カンデの異母妹にして金髪の美少女レイナは、今はマリンの加護のひとつアイスを共有する者。ネオガリアでは異母兄妹の婚姻は許される。レイナは侯爵様に許嫁(いいなずけ)となることを申し入れている。そして、カンデの実姉の3つ子が2人、水色髪(マリンヘアー)の美女アンジェリカとアマビスカは、同じく侯爵様にカンデと主従之許を申し入れ許されている。ネオガリアで主従之許を得た者は、一つ部屋で暮らすことが許され、男女の間でその許をいただくことは内縁関係になることを意味している。父カリストが陰謀により亡くなった時に、父を謀ったものに辱めを受けるすんでのところを、カンデの精霊マリンの加護により救われて以来、2人は精霊マリンの加護に包まれている。水色髪を持つ者の務めとしてカンデに身を捧げ、カンデのマリンの加護を高めてあげたいと切に思っている。
異界への旅の準備を進めるカンデは、15歳になると妻を娶ることができる年となる。異界への旅を厭わずにむしろ求める各国の女傑たちはラディール=カンクロウ家を訪れこの厚い壁に挑む。
静やかにモトコを探す旅を望む彼の願いは、果たして叶うのだろうか?
※第一部(カンデ9歳~13歳)は、『カクヨム』さんにて執筆中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 15:08:41
1770文字
会話率:0%
歩くクマのぬいぐるみにフラフラとついて行った22歳OLの背尾つかさは異世界に迷い込みました。
たどり着いた不思議な世界は、書き手のサラリという絵描き妖精と、三色の色彩精霊(ただしクマ)の描いた奇妙な世界。
世界の住人の皆さまが真面目に精霊の
加護を信じて暮らす中、尊き根源の三精霊を含む精霊たちは、つかさにだけ姿が見えます。
その姿はもふもふフワフワのクマなのでした。
賛美歌に合わせておしりを振るクマたちにつかさの腹筋は耐えられるのか。
魔法を使う度に舞い踊るクマたちに、つかさは口に含んだお茶を噴き出さずにいられるのか。
ほのぼの、のんき、危険もストレスも無いけどぬいぐるみ成分多めのコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 23:51:03
78382文字
会話率:35%
音の精霊の加護を持った彼女は歌が好きだった。
しかし、彼女は王子の婚約者になり、歌う事を禁じられた。
※汚い表現がありますのでご注意ください
最終更新:2019-12-03 11:45:27
2224文字
会話率:32%
精霊の加護を受けた姫が、一般人としての生活を送っていたが……
最終更新:2019-10-23 15:04:24
4327文字
会話率:54%
城下街で衛士をしていたユーリは剣の腕と女性であるという点を見込まれ、ある日突然巫女守の騎士の後継に抜擢された。
人々と精霊との仲立ちを務める〝精霊の巫女〟は、古来より精霊の加護を受けて繁栄するグラルフェーゼ王国において国王と並んで尊ばれる存
在である。だが当代の巫女レンディットには決して公に出来ない、ある重大な秘密があった。
※恋愛要素においては女×男を主としており、ストーリー上の立ち位置においても少年がヒロイン的ポジションにありますので、苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-15 07:16:01
184361文字
会話率:38%
現在の日本とはそう変わらない世界。しかし、橤族といわれるある種の貴族が牛耳っている世界。橤族には花の精霊の加護があるといわれている。そんな世界に生活している朔と周りの人たちの物語。朔の隠している秘密とは何なのか、朔と橤族の関係は、橤族の正体
とは??
※筆者初の投稿作品となりますので暖かいめで読んでくださるとうれしいです。
できれば毎日投稿、、でいなくても二日に一回くらいは投稿できるように頑張ります。。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-03 14:39:52
10404文字
会話率:63%
精霊と共に人々が暮らす村、バランガ。
山奥であるため外との交流はなく、少年ジンも「外」を知らずに育った。
ある日、ジンは成人の儀式《 マタンダ・セレモ》の最中に、青い炎を操る能力を手に入れる。
精霊の加護を受けたと村中が騒ぎになったが、奇
跡に浮かれるのもつかの間、ある夜、村に亜人が現れた。
亜人は人間と獣を混ぜたような姿をしていた。
彼らは村の外をこう語る。
ここはバサ皇国。
天上人《亜人》のための国だ、と。
すべての人間は天上人《亜人》の奴隷。
死ぬまで働かねばならないのだ、と。
天上人《亜人》は人間狩りを始める。
村人が次々と殺される中、ジンは幼馴染を犠牲にして生き延びる。
そして、彼は初めて村の「外」を目撃するのだった。
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2019/01/05 第一部を大幅に改稿しました。ただし、大筋は変わっていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 07:00:00
822265文字
会話率:24%
600年前、水の精霊王の加護を受け、誕生したファルデリック王国。
その東端にあるシトレの森で、少年たちは邂逅する。
制御不能の獣を前にして、彼らが選択する道は、生か死か。それとも…。
*こちらの作品は、長編小説の冒頭ですが、プロットを練り
直すことにしたため、別次元のお話としてUPいたしましす。なので、このお話の続きはありません。
ご了承の上、短編小説としてお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 00:00:00
27302文字
会話率:54%
人と精霊が共存する世界
『精霊のいとし子』と呼ばれる異世界からの転移者。それを擁護する国は富み栄えるため、その顕現を知った各国は『いとし子』を手に入れようと奔走する。
騎士団を追われ傭兵となった狼人グレイは、『精霊王の庭』と呼ばれる仙境で『
いとし子』を見つけ出すが、まだ三歳の幼子は、人間を怖がり、狼に変化しているグレイに懐いた。
グレイの友であったランドヴェールの王と王宮の人々は、『いとし子』を保護しようとするが、仙境で長く過ごし、人に馴れぬ子供を育てあぐねる。
唯一、音楽が両者の橋渡しになるかと思われたが・・・
狼に変化する青年と、もふもふ好きな幼女との、ゆっくりまったりのお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-15 11:43:54
24951文字
会話率:30%
遠い昔に滅んだはずの魔王。
その魔王が今復活を遂げようとしていた。
魔王を倒せるのは、精霊の加護を受けた印を持つ勇者のみ。
しかし精霊の加護を受けたはずの男は伝説に謳われる勇者とは程遠い存在で――
「それなら一緒に倒しに行こうよ、魔王っ
て奴をさ」
勇者よりよっぽど勇者らしい、最強の幼馴染と共に歩む魔王討伐の旅が始まってしまう……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-18 11:21:26
33284文字
会話率:42%
精霊の力で発達した国、神政アリアメル教国。
今日も精霊の加護を受けたエリッヒは戦友のクロッシュと共に、戦争の最前線に立っていた。
加護を受けた者の人生は、きっと悲しみに溢れている。
そんなことは知らないままに、エリッヒは今日も最前線
で戦うのだ。
いずれ来る、平和を夢見て。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 23:00:00
27187文字
会話率:29%
移民船カイロスがこの惑星に墜ちて十年。
生き残った者達は精霊王が造り出した砂漠にある聖域と呼ばれるオアシスで暮らしていた。
この惑星……精霊が存在し精霊達の王たる精霊王も存在する。そんな不思議な世界だった。
僕はカイロスの生き残りの一人で
ある。と、同時に精霊の加護を受けた精霊使いでもある。
十年以上も前に、この惑星の調査のため先行し単身、地上に降り消息を絶った僕の姉さん。
その姉さんを捜すべく『遠見』の技ばかり磨いていた僕。
まあ平和な環境だったワケだ。
そんな中、僕を聖域の主たるイツキ様が呼び出し遠見の技で周囲を探ってくれって。
結果、僕は消息を絶った姉さんの痕跡らしき物を見つけたんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-10 20:00:00
26713文字
会話率:15%
「なんで私をおいていくと?!母さん死なんでよ!!」
ずっと一緒に暮らしていた母親の亡骸を抱いて感情の赴くままに叫んだ瞬間、前世の記憶を思い出した私。
(あ、私、ヒロインやわ。)
前世で友人がプレイしていた乙女ゲーのヒロインに転生したけ
ど、あんま内容覚えてないし、普通にモブとして生きたい。
ヒロイン役とかダルすぎる、普通に生きると決心したのに、
……え?平民血筋じゃない??
……え??実は双子??
……え???先天的な精霊の加護?
……え????知らない間に最高位精霊と契約??
全っぜんストーリーと話が違うんやけど!?!?
しかもそれ以前に、
…前世の方言がなおらない。
これは、地味に生きようとすればするほど目立ってしまう、前世訛り口調の美少女(自覚なし)の話。
*主人公の方言は、作者自身の地元の訛りで、訛ってはいれども標準語に近いとは自負しておりますが、万が一分からない表現があれば、ルビを振りますので、感想にて気軽にお問い合わせください。m(._.)m
*アルファポリスにも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-08 22:38:26
17267文字
会話率:24%
勇者ハルトは一緒に召喚されたメグと共に周辺6カ国から若者が集うセントラルヘキサで切羽琢磨していた。そこで、頼もしい仲間たちができる。風の大精霊の加護を持つ王女、古竜の血を継ぐ若き闘技場の覇者、世界に三人いる賢者の一人。そして、自称平凡と言う
謎の少年。そんなこんなで、ヘキサの外縁実習中で異変が起こった・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 19:50:30
14523文字
会話率:49%
遥か昔、精霊と悪魔の戦争に貢献したとして、人間は精霊から加護と、一攫千金の夢を与えられた。
そして、人々は加護を駆使して、一攫千金の夢を追いかけるようになった。
精霊歴523年、ある村で精霊の加護を与えられる儀式が行われた。
だが、1人の
少年、レミアは精霊の加護を与えられなかった。
絶望にくれるレミアだが、そんな彼に救いの手を差し伸べてくれる存在がいた。
彼はその手を取り、彼の『夢』に向け、走り出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 08:00:00
5179文字
会話率:7%
かつて獣人に支配されていた人類は一つの鉱石を発見することにより立場を逆転する。後に秘石と呼ばれることになる石を体内に取り込むことにより劇的に能力が向上し、中には精霊の加護を得て自然現象を操るにいたる者まで出た。
それから数百年、十段階に
細分化された秘石の等級により社会的階級が決定される世界にて、シュラットは無等級との最底辺の地位に甘んじていた。
秘石を取り込めないゆえに社会から落伍者と見做されながらもシュラットは腐ることなく剣の腕を磨き、無等級者同士が鎬を削る闘技場で無敗の王者として君臨していた。
その強さゆえ挑戦者に事欠くようになり、苦肉の策として十等級との対戦が組まれたことによりシュラットの運命は大きく動き出すことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-26 21:49:24
102811文字
会話率:44%
風の精霊の加護を受ける少女アリアは、初めて訪れた王都で王子ルキウスに見初められる。
他の精霊たちとの交流と通じて徐々に王子に心を開いていくアリアだが、彼女にはある秘密があった。
(R-15は保険です)
最終更新:2018-10-01 18:12:27
39076文字
会話率:64%
次期公爵家当主の兄、隣国王妃の姉、宮廷魔道士の弟、精霊の加護を受けた双子の弟達、妖精のように人を魅了する妹。そんな兄弟姉妹に囲まれたシャロン自身は至って平凡。そんなある日シャロンは魔力欠乏症という難病にかかっていたことが発覚。治すためにはそ
の魔力不足を補う存在が必要なようで――え?相手は王太子殿下!?
※よく他者視点が入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 00:00:00
73015文字
会話率:33%
どこかの世界のいつかの時代、他の世界につながる大きな穴を抱えた『黒の森』に、風の精霊の加護のもと、境界を守護する魔法使いオリバーの営む魔法喫茶がありました。
今回は、魔法喫茶のメンバーが揃うまでのお話です。
最終更新:2018-08-10 02:59:52
10654文字
会話率:34%