【本編完結済み】
俺はエマ。万年中級探索者の二十九歳。
苦節十五年。魔物の討伐だの貴族の護衛だののクソ仕事をこなし、何とか老後の貯えを用意することが出来た。そんな訳で、ちっくら早いが探索者稼業を引退しようと思う。思うんだが、十年来の相棒が実
は魔女で、何だかよく分からねえが結婚することになった。
魔女ってのはこの国じゃ疎まれる存在だが、相棒は昔っからの付き合いだし、それは問題ねえ。問題は、俺の引退届が受理されなかったことだ。昇級するだの専属にするだの、ダチのギルマスがダダこねやがって、今更遅えっての。更にはお国の魔女狩り騒動に巻き込まれ、ゆっくり隠居の予定がパアだ。
全く冗談じゃねえ。嫁は魔女だが、後ろ暗いところなんか何もねえ、まともな奴なんだ。そうとも、俺達夫婦は何処でだってやっていける、そのことを証明するため、人と魔女の運命ってのに立ち向かってやるさ。
俺はエマ、万年中級探索者。嫁はグウェン、見た目少女な氷の魔女。これは俺達夫婦が安住の地を求めて旅する、余生の記録だ。
※カクヨムにも掲載中。R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 17:54:29
125329文字
会話率:40%
歩くクマのぬいぐるみにフラフラとついて行った22歳OLの背尾つかさは異世界に迷い込みました。
たどり着いた不思議な世界は、書き手のサラリという絵描き妖精と、三色の色彩精霊(ただしクマ)の描いた奇妙な世界。
世界の住人の皆さまが真面目に精霊の
加護を信じて暮らす中、尊き根源の三精霊を含む精霊たちは、つかさにだけ姿が見えます。
その姿はもふもふフワフワのクマなのでした。
賛美歌に合わせておしりを振るクマたちにつかさの腹筋は耐えられるのか。
魔法を使う度に舞い踊るクマたちに、つかさは口に含んだお茶を噴き出さずにいられるのか。
ほのぼの、のんき、危険もストレスも無いけどぬいぐるみ成分多めのコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 23:51:03
78382文字
会話率:35%
もっふもふな白い毛皮のちっちゃい猫。
そんな世にも愛らしいにゃんこ令嬢は、婚約者のリオネル・ポン・デ・ライオンに向かって「こんにゃくはき」を宣言した。
※「もふ愛」企画作品です。
最終更新:2017-03-01 00:00:00
5830文字
会話率:29%