ランドリックは25歳の若さで、宰相補佐官となり、妬みから、命を狙われる。その護衛として3人の騎士が派遣された。そのうちの1人、フレイア。フレイアの容姿は一見すると男のようだった。気難しいランドリックだが、フレイアの気さくさと脳筋ぶりに、心を
許していく。徐々に、フレイアに惹かれていることに気づいたランドリックは、恋心をあらわに、フレイアに迫る。恥ずかしさから、逃げ回るフレイアだが………。策略家×脳筋ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 23:03:27
11326文字
会話率:43%
主人公の中田大樹は、ある日、朝の面接に合格したことを喜びながら出かけていました。しかし、朝早くからの面接だったため、寝坊してしまい、急いで会社に向かう途中でした。その時、同じ会社の面接を受ける予定の浅井という女性に偶然出会いました。
浅井
は不思議な魅力を持っており、なぜか急に大樹を自分の家に招待しました。大樹は戸惑いながらも誘いを受け入れ、浅井の家に向かいました。彼女の家では、気さくに雑談したり、一緒にゲームを楽しんだりしました。不思議ながらも楽しい時間を過ごした大樹は、浅井との交流に心地よさを感じていました。
しかし、大樹が自宅に帰る途中、突然意識を失ってしまいました。目が覚めると、そこは荒廃した世界で、太陽の光もなく曇り空が広がっている場所でした。人々の姿はなく、何か不気味な雰囲気が漂っています。
そんな厳しい状況の中、大樹はさまざまな災難に見舞われます。しかし、その時、勇敢な女性・レヴィナに出会いました。レヴィナは特殊な能力を持つ組織の一員で、ウイルスを破壊するために戦っている女性です。
レヴィナとの出会いによって、大樹の運命が大きく変わっていくことを予感します。彼はこの荒廃した世界をどうやって脱出し、元の現実世界に戻ることができるのでしょうか?レヴィナとともに、彼はさまざまな困難に立ち向かいながら、自分の運命と向き合っていくことになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 03:39:37
27008文字
会話率:31%
池袋のネカフェで30日プランで暮らす竹(20歳)が、店員の松さんと出会います。竹は池袋の混ざり合った文化や人々の多様性を愛していて、ネカフェ暮らしを楽しんでいます。
ある日、竹はドリンクバーで美少女のお嬢様と出会います。お嬢様はドリンクバ
ーの使い方を尋ね、竹は気さくに教えますが、その美少女の清らかで透き通るような姿に驚かされます。
美少女と別れた後、竹は自分の軽率な言動を後悔し、関わらないようにと考えますが、美少女の悪魔的な笑顔に惹かれてしまいます。
物語は、異なる背景を持つ竹と美少女の出会いから
彼女の秘密、このネカフェの秘密に迫っていきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 22:58:56
3620文字
会話率:53%
私は思った。
ラブコメって、基本的には「清楚で可憐な子が好き」な主人公が結局は強気で気さくなヒロインと付き合うのがテンプレでは?(個人の見解です)
では、いっそのこと清楚なヒロインを『勝ちヒロイン』にするかと。
つまり、この小説は清楚
(作者が思う性格の)なヒロインとのラブコメである。(作者が好きなパターンのラブコメです。もしかしたら王道ではないかもしれませんが、ご了承ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 21:59:50
9880文字
会話率:54%
カフェで働く満月(みつき)が迷いこんだのは、月光の中に浮かぶ不思議なお店。
そこで出会った美形の双子・柳と燕は、現世と幽世の『ハザマ』を管理する死神だった。
気ままで、飄々としている柳。
気さくで、人懐こい燕。
彼らが営む『香月』は何ら
かの理由でハザマに来てしまった『迷い魂(ご)』の迷いを晴らし、在るべき世界へ送り出す場所だった。
満月自身も迷い魂であると知るものの、ここへ来た理由をどうしても思い出せない。
しかしなぜか彼女は柳に見込まれ、失くした記憶を取り戻すために香月で働き始めることになる。
魂の記憶を呼び起こす、美しいお茶たち。
なにかと満月を構いたがる柳と、それを楽しむ燕に翻弄されながらも、
客やハザマの住人と接するうちに、満月は得意のお菓子作りを生かしながら、自身の力を開花させていく。
やがて双子の秘密が、彼女の運命を動かし始め……。
美しいお茶と、美味しいお菓子。
愛が重めな死神×主人公が織りなす、愛と救済の物語をお楽しみいただけましたら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 11:22:26
106293文字
会話率:53%
何処の学校にも一人は『マドンナ』と呼ばれる存在がいる。
俺、城田和真が通う高校にも皆が『マドンナ』と呼ぶ女の子が存在する。容姿も勉強も、そして運動でも皆が認めているその女子は、男子からはモテモテで、女子からも人気がある。
それは容姿
もさることながら、その性格も良いので誰にも優しく気さくに話してくれるから。
ただそれは俺以外の人には――とう注釈が付くけど。
小さなきっかけから二人の間の存在意義が変わっていく、学園ラブストーリー。
※あまりにも酷い内容の感想などは削除させていただきます※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 17:33:40
11137文字
会話率:54%
犬塚美桜莉(いぬづかみおり)はこの春大学に入学。と、同時に親友グループの解体があり、学生生活はハードモードでスタートした。
癒されに向かった猫カフェは同じ大学の男子、犬童(いんどう)悠吾のバイト先だった。
実は美桜莉は彼が苦手だった。
世に
言うクール男子で、以前話した時の冷たい対応が少しトラウマになっている。
だが少しづつ接点を持つことにより、段々と彼の内側がわかりはじめた頃、垣間見せる微笑ましい部分。
いつもはクールなのに…なんだか…かわいい…?
その頃現れた綺麗なお姉さん、莉子。彼女はなんだか犬童くんとの距離が近くて…と思ったら衝撃的なことを目にして…!
そして猫カフェのもう一人のスタッフ、橘亮二。気さくなところもあるけれど一瞬だけ見せる闇の部分も気になる…
キュンキュンも切なさも織り込んで、4人の想いはどう絡み合う?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 14:50:37
4772文字
会話率:33%
主人公のノアは現代の地球で物理学者として活躍していた。彼は女の子が好きで、男気があり、決断力と実行力に優れ、気さくな感じの人物だった。
ある日、彼は謎の現象によって異世界に転生してしまう。目を覚ますと、そこは魔法と科学が融合した魔法科学帝
国だった。最初は戸惑いながらも、彼は自分が持つ現代の科学知識を使って、異世界での生活に適応する。
彼が物理学の知識を応用して、魔法を科学的に理解することができるようになると、彼は自分が異世界で最強になるために必要なものを探すため、冒険を始める。途中で出会う人々との会話のシーンも多く、分かりやすい表現で描かれていた。
彼は、自分の知識を活かして、魔法科学帝国の様々な問題を解決していく。彼の仲間たちもまた、それぞれに得意な分野を持ち、ノアと共に冒険を続けていく。
やがて、ノアたちは帝国内部で権力争いが起こっていることを知り、それに立ち向かっていく。彼らは、魔法と科学を融合させた新しい未来を切り開くため、団結して立ち上がるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 12:18:10
1731文字
会話率:42%
この物語は、主人公である佑の大きな人生の岐路(ターニングポイント)からの人生を追った物語です。一ヶ月前に彼女を失い、前向きになれない佑が、これから起こる出来事で変わっていくのかを過去の出来事と共に進んでいく小説です。
佑 この物語の主人公
冒頭、普段は気さくで、少し頭がいいが、彼女を亡くしたことにより、少し暗めになっていった。
琢磨 佑の親友、場を盛り上げるムードメーカーで、たまには優しいいい男
花乃 破天荒な天然お化け、容姿が可愛くマドンナ的存在でもある。
優奈 明るく優しい女の子。花乃とは幼馴染で仲が良い。お姉さん気質。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 00:56:47
1572文字
会話率:84%
婚姻期間中、秘密のデートポイントで、夫婦4組が、デートする。
更に、夫婦で生きるため、婚活チャージのネタを、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(夫婦)に積み増す』
p1・紫色
チーフ :まじめ、頭でっかち、まとめ進行役。
ムラサキ:
元気な、表情豊か、コール担当で東洋系。
アリウム:素適な、腹黒、メロディー担当で西洋系。
セージ :眠たい、温和、リズム担当で宇宙系。
アヤメ :悟った、勿体振る、ハーモニー担当で民族系。
p2・橙色
テル :のん気、気まぐれ、当てにできる幽鬼。
ズカネェ:気さく、強引、引く姉鬼ャラ。
ノリネー:よう気、押しが強い、押す姉鬼ャラ。
p3・銀色
トガチ :賑やか、好き勝手、大穴狙いの悪役。
ヤマス :懐かしい趣、上品で繊細、相対チート役。
p4・緑色
マコ :明るい、お調子者、面白ネタに走る人。
クプク :ウルウル、勉強熱心、緑色系人外の留学生。
リツ :モヤモヤ、構ってちゃん、緑色系人外の後輩。
メラルド:サラサラ、クール、緑色系人外の医者。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 04:00:00
319172文字
会話率:1%
夫達が居ない時、自宅で、嫁達は、相談する。
自分達が、夫の親友に似ているか、
婚活チャージのネタを参考に、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(比好式)に積み増す』
p1・紫色組
チーフ :まじめ、頭でっかち、まとめ進行役。
ムラサキ
:元気な、表情豊か、コール担当で東洋系。
アリウム:素適な、腹黒、メロディー担当で西洋系。
セージ :眠たい、温和、リズム担当で宇宙系。
アヤメ :悟った、勿体振る、ハーモニー担当で民族系。
p2・橙色組
テル :のん気、気まぐれ、当てにできる幽鬼。
ズカネェ:気さく、強引、引く姉鬼ャラ。
ノリネー:よう気、押しが強い、押す姉鬼ャラ。
p3・銀色組
トガチ :賑やか、好き勝手、大穴狙いの悪役。
ヤマス :懐かしい趣、上品で繊細、相対チート役。
p4・緑色組
マコ :明るい、お調子者、面白ネタに走る人。
クプク :ウルウル、勉強熱心、緑色系人外の留学生。
リツ :モヤモヤ、構ってちゃん、緑色系人外の後輩。
メラルド:サラサラ、クール、緑色系人外の医者。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 04:00:00
4726文字
会話率:2%
様々な問題が発生中、秘密の居間で、4組14名が、共同宣言。
更に、画面なシクミ一家で生きるため、設定された問題を、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(一家)に積み増す』
p1・紫色組
チーフ :まじめ、頭でっかち、まとめ進行役。
ム
ラサキ:元気な、表情豊か、コール担当で東洋系。
アリウム:素適な、腹黒、メロディー担当で西洋系。
セージ :眠たい、温和、リズム担当で宇宙系。
アヤメ :悟った、勿体振る、ハーモニー担当で民族系。
p2・橙色組
テル :のん気、気まぐれ、当てにできる幽鬼。
ズカネェ:気さく、強引、引く姉鬼ャラ。
ノリネー:よう気、押しが強い、押す姉鬼ャラ。
p3・銀色組
トガチ :賑やか、好き勝手、大穴狙いの悪役。
ヤマス :懐かしい趣、上品で繊細、相対チート役。
p4・緑色組
マコ :明るい、お調子者、面白ネタに走る人。
クプク :ウルウル、勉強熱心、緑色系人外の留学生。
リツ :モヤモヤ、構ってちゃん、緑色系人外の後輩。
メラルド:サラサラ、クール、緑色系人外の医者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 04:00:00
49279文字
会話率:0%
あるところに幻の街があった。幻の街にはあらゆるものが存在した。人が幸福に暮らすために必要なあらゆるものだ。優しい両親、可愛い弟、親友、気さくなクラスメイト。今日も彼女はほがらかな教師に教わってしっかりと勉強して、放課後になるとクラスメイト
達と街へ繰り出して公園に店を出しているクレープを頼んでクリームのたっぷり入ったそれに齧りついた。とても甘くておいしい。日が暮れるまで遊んで家に帰り、母親に出迎えられて大きな声で「ただいま!」と言う。母親が微笑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 20:50:47
3846文字
会話率:25%
将来写真家になることを目指している女子高校生、鈴崎にちかは急病を患ったことをきっかけに、母親の紹介で夏休み中、京都の片田舎で療養することになる。都会では信じられないような生活習慣や文化などに最初は戸惑うにちかだったが、気さくな現地の人達のお
かげで、田舎での暮らしに徐々に溶け込んでいく。
里山でにちかが出会う「大切なもの」とは…
里山の美しい自然の中での暮らしと、少女の成長を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 06:53:55
6344文字
会話率:18%
あなたどなた?鏡の前の白豚くん…
それは実はオレだった⁉
ちょっと待ってくれよ!
てか、その白猫ちゃん系美女可愛すぎんだろー‼︎
最終更新:2023-02-21 07:30:24
106894文字
会話率:19%
「大林こづえ」は高校二年生の少女。
幼い頃に養子として迎えられたこと、そして宇宙人の子供であることを両親に告げられていた。
こづえはある日、骨董市で母親の手伝いをする同級生の岩村公平と出会う。
アンティーク好きなこづえは公平の母親で
素敵な美人の奈々子に気に入られたこともあり、公平の露店で働くことになった。
ある日、東京太郎と言う謎の男性からから、こづえに連絡が来るようになる。
そしてこづえに共に母星に帰還することを提案してきたのであった……。
その後日。こづえたちの元に転校生がやって来た。それは扇山明奈と言う少女であった。
しかし明奈はただの美少女ではなかった。
明るく気さくで誰とでも打ち解ける性格の完璧少女であったのだが、こづえに対してナニカの思惑があって急接近してくるのであった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 18:00:00
125037文字
会話率:34%
突然婚約破棄を突き付けられたフローレス。
彼女は公爵家令息との結婚を間近に控えていた。
それなのに婚約者のリカルドに、「お前はもういらない、新しい婚約者がいる」と婚約破棄を宣言されたのだ。
相手はなんと、フローレスの知人であるリリアだ。
悲しいだろう悔しいだろうと傲慢な態度で煽ってくるリカルド。
愛する婚約者に公衆の面前で捨てられたら傷付くに決まっている。
「でも私、あなたのこと愛していないので」
けろっとした顔で言うフローレスに、リカルドは愕然とする。
愛してるふりをしていた、リリアをけしかけたのだって私だし。
まんまと策略にはまってくれてありがとう。
畳み掛けるように言われて、あとには退けないリカルドとリリア。
策略通りめでたく自由の身となったフローレスは、慰謝料を得てカフェ経営の夢をかなえた。
そして一年後。
フローレスの店に一人の貴族の青年が訪れた。
眉目秀麗、謹厳実直。
物語のヒーローのような彼は、しかし笑顔の可愛い気さくな好青年だった。
貴族なんてもうこりごりだと思っていたフローレスが、彼を好きになるのにそう時間はかからなかった。
※アルファポリスで連載していたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 20:19:25
72869文字
会話率:30%
伯爵令嬢のミリアムは16歳のある日、「直接目を見た相手の心の声が聞こえる」という厄介な能力を手にした。おかげで婚約者の不貞に気づき、彼から婚約破棄されてしまう。
家族との付き合いも怖くなったミリアムは家を離れて、城の経理部で働くことになった
。
そんなミリアムは仕事で、騎士団の小隊長ジェレマイア・プレストンと知り合う。
陽気で気さくな彼はミリアムに好意を向けてくるが、なぜか彼の心の声だけは聞こえてこなくて……?
他人の心の声が聞こえる令嬢と大型犬系騎士が、恋に落ちるお話。
本編15話+後日談2話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 20:00:00
53003文字
会話率:42%
クリスティアナ・テミス・エイベルは、代々続く王国軍総帥の家系の公爵令嬢。
自身も王太子付きの近衛騎士としての任に就いている。
主であるユーセイル・ディノ・スレンジャーは、良く言えば気さく、ぶっちゃけ言えば少々自由過ぎる面がある王太子で、クリ
スの幼馴染。
何故かクリスを王太子付の近衛に指名し、何かと言えば絡んできて、からかう日々だった。
ある日、和平関係にある隣国からの使者が訪れて来て緊急の申し入れをしてきた。
「公爵令嬢クリスティアナ・テミス・エイベル様、我が国をお救い下さい」
それは、クリスの幼少期の想い出に繋がる依頼だった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-08 22:49:20
5664文字
会話率:33%
草薙紀由子は、美人でスタイル抜群、明るく気さくな性格で、運動神経抜群、その上、正義感が強いクラスの気になる存在。そんな、彼女の周りでは……、
草薙紀由子の存在を軸に、彼女の周辺の人達のモノローグを中心に展開していく連作短編集です。
最終更新:2022-11-02 07:00:00
2589文字
会話率:39%
『――神竜様。わたくし外界に留学したいのですがよろしいでしょうか。』
『んー、いーよー?』
神竜様は気さくないい奴だ。私の頼みはだいたい聞いてくれる。
竜に愛された第三王女が侍女と身分を交換して拳で語り合うライトファンタジー時々恋愛です
。
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全28話 7万文字ちょっと 全話予約投稿済み(2022年10月16日に完結します)
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序盤はライトファンタジーで10話あたりから徐々に恋愛要素が入ってきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 18:00:00
72139文字
会話率:42%
「チュン、チュン、チュン、チュン」
鳥籠の中で鳴いている。
黒と、灰色の羽。白色の身体。ピンク色の嘴。
僕はその美しさに惚れて、2週間前、ペットショップで文鳥を買ってしまった。
毎朝起きると、鳥籠の黒いカバーを外す。すると、チュン、
チュン、と鳴きだす。
一人暮らしで恋人もいない僕にとって、文鳥の存在は大きかった。守るべきものができた、という感じだろうか。
可愛らしいものだ。鳥籠の中で、パタパタと羽ばたく姿を見ながら、僕はにやけてしまう。しばらく見て満足すると、朝ご飯を食べ、会社に行く支度をする。それが毎朝の習慣だ。
就職して3年目。そろそろ恋人でも欲しいな、と思っていたが、残念ながら恋人ができる気配はなかった。色々と試してみたけど、付き合いたいと思える人には出会わず、僕は恋人探しを諦めた。その代わり、文鳥を飼った。
文鳥は良い。面倒を見るだけで、癒される。それで不足を感じないのであれば、わざわざ恋人を作る必要なんてない。
「ね?」
「チュン、チュン、チュン、チュン」
―――ああ、そう思っていたのに。どうしていつもこうなるんだろう。諦めた、と思うと、途端に一筋の光が差してくることがある。
文鳥を飼うようになってから、餌を買うために定期的にペットショップに行くようになった。行くと言っても、2か月に1回程度だが、それでも、ペットショップにいる店員を覚えてしまい、その中の女性店員の一人と仲良くなってしまった。彼女は文鳥の飼育を担当していて、籠の中に何を入れたらいいか、とか、文鳥が元気ないときどうすればいいか、とかを教えてくれた。
その女性はスズさんと呼ばれていた。僕と同じ26歳だった。背が低く、少し太っていて、申し訳ないけど外見でハッと惹かれるようなところはなかった。でも話してみると気さくな人で、明るい人だった。
それで仲良くなって文鳥以外の話もするようになり、今度一緒にご飯でも、という話になった。そしていまや、毎日連絡を取り合うようになっている。これまで彼女ができたことなんてなかったから、本当に、毎日、にやにやが止まらない。携帯を見るたびに、彼女から連絡が来ていないかとメールを確かめてしまう。これも全て文鳥を飼ったおかげだ。恋のキューピッドだ。なんて素晴らしいんだろう。
「ほんと、お前には感謝しているよ」
「チュン、チュン、チュン、チュン」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 07:29:10
5948文字
会話率:52%