南北朝時代、北朝足利尊氏に追い詰められた南朝後醍醐帝は、息子である皇子たちを日本全国に派遣した。南朝に味方する勇者を探すためだった。一番幼い懐良(かねなが)親王は西下し九州へ向かう。折しも九州では名族菊池氏が滅亡の危機に見舞われており、それ
をこつ然と現れた異端児菊池武光が救うという事態が起きていた。南朝へ味方する勇士を探してきた美しい懐良親王。地方豪族庶流末流の出ながらいくさの天才児菊池武光。この二人が結び合った時、壮大な挑戦が始まる。狙うは九州統一、皇統統一。すなわち、日本統一!それへひた走る二人の絆とは、友情だったのか、愛だったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 04:26:29
15040文字
会話率:26%
天界の勇士たちに美味しい蜂蜜を届ける乙女・ブリノニッケ。
ある日、彼女は出会ってしまったのだ。やべぇ奴に。
やべぇ奴を見てブリノニッケは悪寒を覚えた。
その感覚を、やべぇ奴は「恋」と呼んだ。
こんな感覚なら、恋なんて知りたくなかった。
乙女の悲しみを乗せた強烈な回し蹴りが今、炸裂する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 17:33:12
6044文字
会話率:41%
かつては救国の勇士とまで言われたものの、
諸事情により気ままな浮浪旅をする中年浪士・善之助。
山賊を退治して徳でも積もうと入った山で、
彼は予想だにしない存在と出会う。
その名は侵略者・アリスちゃん!
なんと宇宙の果てにある別の星のお姫様
!
なんでもこの星を侵略にきたそうで。
でもただ侵略するだけじゃナンセンス!
悪い支配者をブッ倒してその領地をブン奪り
尚且つ良い感じに支配してあげたいと。
どうせ姫だからどっか治める事になるんだし、
治める場所は自分で選びたい的な気分もあるらしい。
じゃあ丁度良いから、
この山を支配している悪い山賊とかいっとく?
かつて英雄だった浪士(おじさん)と
宇宙の果てからやってきた侵略者(姫)
凸凹コンビによる侵略系(?)コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 19:40:38
12574文字
会話率:42%
あらすじ? 作品の大まかな流れ?
そんなものはございません。
おそらく日本一下らない、真田十勇士だと自負しております。
全員グダグダやっているだけです。作者もグダグダです。
たまにメタります。更新も、気が向いた時だけとなりますでし
ょう。
それでも良いよ、という方はまあ、読んでやって下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 13:09:03
21651文字
会話率:58%
スキル、その存在がもたらされて何年経っただろうか。東京都市ヶ谷に住む春崎アラタは17歳になる誕生日にスキルを獲得する。しかし、喜ぶのも束の間。市ヶ谷は、否、日本は世界最強クラスのスキル持ちによって脅威に晒されるようになってしまう。
蠢く肉体
、漂う腐卵臭、黒い死の軍勢が市ヶ谷を襲う。絶対絶命のピンチの中、アラタはどう立ち向かう!?
これは、1人の少年が困難と世界の謎に立ち向かう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 21:38:02
10717文字
会話率:36%
武藤社は国からも見捨てられ、廃墟となった"ゴースト"で10年間を過ごした。明日に怯えて戦い続ける毎日、生まれ持った特異な能力でなんとか生きてこられただけだった。この死にかけの街と住民と共に、自分も碌な死に方はしないだろう
と諦めていた社だが、ある日転機が訪れる。「あなたを探していた。私と共に来なさい」"ゴースト"を訪れた女性の口から出た言葉は社にとって思いもよらぬものだった。生まれ持った特異な能力と"ゴースト"で培った力。そして、初めて触れる平和な外の世界。社を取り巻く環境は大きく変化していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-18 20:21:35
5915文字
会話率:30%
空に点在する浮島。
そこに住む者たちは、悪の教団によって虐げられていた。
我慢の限界を迎えたフースケは、意を決し飛び立つ。
最終更新:2021-05-31 09:10:06
5944文字
会話率:33%
「ビクトリア・エイセイマン・カタール公爵令嬢、サラーム・アクトエックス・ハイリードの名において、婚約を破棄する」
卒業式の日にハイリード王国の王太子から私に告げられた言葉。その言葉がまさかこんな事になってしまうなんて思わなかったわ。「だっ
て、あの王子、無能な上にマザコンだろ?」、「あかん、こいつ真正のマザコンだ」と次々と壁越しに聞こえてくる卒業式に参加しなかった不良債権。いえ、この国の未来を憂いた勇士たちの言葉。彼らの声を聞いて心からこう言いたくなった。みなさん、もっと言ってください。このマザコン王子に。そんな私の婚約破棄の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 00:11:17
3392文字
会話率:59%
「生前とは異なる世界に降り立ち、管理者である私の代わりにある役目を果たしてもらいたいのです」
気づいたら死んでいた男、池田照正は別世界の管理者を名乗る美女に頼まれて、異世界転生だー! と、喜んで引き受けた。
だが、管理者は後悔することに
なる。照正は当たり前のようにチートスキルを要求し、
それが無理だとわかれば自分の外見をイケメンマシマシセタカメイケボチョイシブステMAX二週目プレイスタイルで、とか注文しだす。
そんな調子づく照正を管理者は諭すが、その態度はあまりに不遜。
そのうえ、さらに。
「そんなこともできない三流管理者かー、可哀想だなー」と、文句を超えて哀れむ始末。
我慢の限界を超えてぶちぎれた管理者は、
「そんなにステMAX二週目プレイとやらがしたいって言うならやらせてやりますよ!」 と照正を叩き落として転生させた。
その結果、照正は後悔することになる。
肉体のステータスを人間限界値まで上げて貰った代わりに、顔面偏差値が極端に下げられていたのだ。
果たして照正は理想の異世界転生ライフを送れるのか。ブサイクな勇士の戦いは今始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 20:45:15
248857文字
会話率:31%
人間の言葉を理解できる特別な猫シャンプーがある。 そんなシャンプーは意外にも別世界へ召喚される。 それでも足りず、正義の勇士に任命された。 果たして臆病者シャンプーはこの世界でよく生き残れるだろうか。 作家も心配だ。
最終更新:2021-05-13 18:24:27
3717文字
会話率:6%
ファンタジー嫌いの高校生、須藤勇士は下校途中に異世界転移してしまう。
勇士を異世界に召喚した聖女ウィステリアは彼を勇者と呼び、世界を救う手助けをしてほしいと願う。自分が勇者だと認めようとしなかった勇士はしかし、彼なりにファンタジーな異世界と
向き合い始める。
なぜウィステリアが使った魔法、異世界召喚の術は禁忌とされているのか。
彼女たちが戦う魔物とは何なのか。魔王とは何者なのか。
異世界と向き合い、自分の過去とも向き合い、勇士はやがて少女のために世界を救う勇者へと成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 16:59:19
80582文字
会話率:53%
西暦202X年、日本で全高3.8mの人型ロボット車両【アーク】が市販され始めると、犯罪に用いられるケースが多発。警察もアークを導入したが対処しきれなかった。
政府は警察の手に負えない事件をアークによって解決する特務機関【アルカディア】
を設立。その操縦士となる条件は卓越した操縦技術のみ。なんの資格も必要なく、年齢も問わない。
そこに集められた者の多くはアーク操縦アーケードゲーム【機甲遊戯アーカディアン】の上位プレイヤーであり、未成年の少年少女たちだった。
そこに秘密結社【ザナドゥ】が現れる。アークではなく怪獣型ロボット【機甲獣】で破壊と殺戮の限りを尽くす、並の犯罪者とは比較にならない強大な敵が。一体その正体とは。
戦え、楽園《アルカディア》の勇士たち!
日本の未来は君たちの肩にかかっている!
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
この作品は「https://novelism.jp/novel/rFyND380RQuk430mBlNAHw/」「https://www.pixiv.net/novel/series/1453721」「https://kakuyomu.jp/works/1177354054935357060」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 02:44:53
320108文字
会話率:38%
エルフの自分はハーレム勇士に愛されて困っています。
より多くの経験のために旅行を始めたエルフフィロ
彼女は初めて立ち寄った都市でパーティーメンバーを募集するが、そんな彼女に関心を持ってやってきた勇士志望のアドリア、そして彼女の同僚である
シスター·リセ3人が集まってパーティーを結成するのだが…。….
「お姉さん、すごいです。 また惚れました!」
自分に一目惚れした勇士と
「チッのまま死ねばよかったのに」
「あまりにも堂々と言ってるんじゃないの?」
「死ね、エロフ」
「もっと悪化したの!?」
嫉妬深いシスターのため、フィロは毎日胃腸を痛めて…。
しかも勇者志望の彼女は無自覚でハーレムメンバーを増やしていくが
彼らの牽制から旅行を終えることができるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-12 00:04:24
27948文字
会話率:49%
この星で唯一人間が栄える国『アルフド王国』。そこで生まれた主人公のウォルターは王の直々の依頼により魔王ガウスを討伐するべく旅に出る。
元【歴戦の八勇士】の一人であるウォルターは仲間の助けを借りながらガウスの待つ魔物の国、『ミクストピア』に乗
り込む。
「俺は真実を探し出す。もう誰かが悲しんでるところは見たくないんだ!」
残酷な現状を目の当たりにしたウォルターは決意を固める。
これは一人の男が希望の国を求め、成長する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-06 18:13:04
20299文字
会話率:52%
「勇者よ。この世界の平和を脅かす魔王を退治してくれ」
私こと華も恥じらう女子校生の愛原香は、ある日、突然に異世界に勇者として召喚されてしまった!!
魔王を倒してくれと懇願されるも、戦いなんてしたことないし、ましてや魔王なんて………と思っ
ていたけど、色々と成り行きで魔王を倒す旅に出ることに。
更に、魔王を倒す為には、旅の道中で六人の選ばれし仲間………六勇士を探せとのこと。
まぁ、仲間が入れば心強いし、勇者に相応しい仲間を集めようとするも…………。
まともな奴が仲間にならねぇ。
私の下に集まってきたのは、暗黒殲滅騎士を名乗る骸骨騎士や、暗黒神にリッチにデュラハンにスケルトン………etc。
もう、勇者の仲間どころじゃないですから?!これ、魔王パーティーですから?!裏ボスルートですから?!
「違いますから!?私は勇者で、魔王はあっちですぅぅぅ!!」
果たして、勇者香は魔王っぽい仲間達と共に、無事に魔王を倒すことができるのか?
というか、魔王の明日はどっちだ?!
勇者と仲間達の冒険と日常を描いた笑いあり、涙ありの物語が今、始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 12:03:56
1143367文字
会話率:39%
──とある幼馴染達の、日常。
※『君に愛を乞う』『ZEHN HELDEN─魔界の十勇士─』のスピンオフ作品となります。未読でも問題ありませんが、此方の二作を先にお読みになられた方がお楽しみ頂けるかと思います
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 18:38:43
80841文字
会話率:50%
師走陽羽が魔物殲滅隊に所属してから五年。
田舎にある拠点、第7支部に怪しげな魔物の影があると知らされる。
幸雄と共に第7支部へと向かい、平和の為戦うが、更なる陰謀が待ち受けていて────。
二人の男女が結ばれた、そ
の後の物語。
※『君に愛を乞う』『ZEHN HELDEN─魔界の十勇士─』の続編となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-29 18:00:00
206643文字
会話率:50%
魔界と呼ばれる世界で暇を持て余していた魔物の少年・ゼプテンバールの元に、突然魔王から呼び出しの手紙が届いた。
呼び出しに応じて赴くとそこには自分と同じ状況らしい魔物達の姿が。
様々な問題を抱えた少年達の前に現れた魔王は、穏やかな笑み
を浮かべて彼等を部下にしたいと口にする。
『この方に一生を捧げたい』
そう思わせられる偉大な魔力を持った彼の前に、跪くしかなかった。
しかしその決断は後に、世の平穏を左右する程の大きな選択を迫られる事となる。
思案、苦悩、葛藤。
様々な想いを抱きながら彼等が下した選択は────。
歴代最強と謳われた第74代目魔王・ディツェンバーと、彼に忠誠を誓った部下達の物語。
※こちらは前作、『君に愛を乞う』の前日譚となっておりますが、今作からお読みになられても問題ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 18:00:00
332522文字
会話率:46%
色々と疲れてしまった系・中年風サラリーマン(オタク系で、日常アニメ好き)は、海水パンツ姿で海を漂う。
将来何になりたいとか、何をやり遂げたいとか、そんな情熱とは無縁の人生を送ってきた。
信念とか大したもんなんてない。目的なんて特にはない。
なんか悟った風になったが、死ぬのが怖くなり足掻いた果てに――不思議な島へと漂着したのだった。
【どこかノンビリした、島の雰囲気・しかし、不穏な気配】
そこから、彼は個性的・人外な住民が住まう【村】へと誘われる。
【平穏を乱すモノは――消え失せろ】
数多の伝説、増える世界を救う【勇士】である主人公。
勇士と知られると面倒なので、己の素性を隠しながらの生活(ただし、最強モンスターとして討伐対象に)。獣人ヒロインに囲まれ、たまにモフモフを味わって癒され生活。夢にまで見た異世界生活に、大満足な無職。
なのに色々とあって、異世界競技と呼ばれる戦いを行うことになってしまう。ルールに守られた戦いであるので、主人公は渋々ながらも苦手なバトル展開に挑むのであった……。
――怠ける程強くなる・最強スキルがその真価を発揮する。
【乱れは・平穏の中に隠れ潜む】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 23:48:49
380752文字
会話率:46%
ある世界── ある場所で
人は化け物に殺された
増殖を止めない生物は時に名を呼ばれ
歴史にもこう記されている──
アリマ── 世界はこれの出現で
狂った実験を始めた、
人を兵器と変える生物実験・・・・
ぁああ 神よ───
世界はなんと醜きかな・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 17:00:19
4409文字
会話率:73%
魔獣討伐の勇士で編成された中央派遣部隊。魔獣狩りのプロの宴の一幕。「なんかドラゴンスレイヤーとか呼ばれてるらしいぞ」「は? 誰が?」「いや、俺達が」「え? なに言ってんの?」
最終更新:2020-12-20 22:09:08
1000文字
会話率:100%
魔族のアスラーノは魔王軍四天王の一人である。四天王の中では最弱と呼ばれたアスラーノ。しかし、後の世に長く伝わることになる魔王討伐の物語の重要な人物である。そして勇者は途方に暮れる。
最終更新:2020-01-02 23:07:08
2480文字
会話率:47%
「まだ気付いておらぬのか? 汝は、その異能の剣技と引き換えに手放してしまったのだ……。汝自身の運命を操る手綱を……」
その弥芭提(ヤバダイ)と云う島国は、いつとも知れぬ昔に「最強の魔神」「この世界に残存する最後の『神々』の内の一柱」と言う
べき強大で邪悪な存在が作った結界により、外部と「鎖国」され、人々は天災の如く前触れも無く現われる「羅刹」達に生命や生活を脅かされていた。
しかし、羅刹の始祖にして、国を覆う結界を作り出した魔神「羅刹皇・羅伐那(ラーヴァナ)」を眠りにつかせた勇士が編み出した羅刹狩りの武芸「降羅の太刀」を今に伝える剣士達が、人々を羅刹達から守り続けていた。
そして、1人の若い剣士が、「降羅の太刀」の開祖のみしか身に付けた者が居ないと言われる「降羅の太刀・那由多の位」を独力で会得した時……羅伐那直属の最強の羅刹達が動き出した。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「GALLERIA」に同じモノを投稿しています。
(「pixiv」「GALLERIA」は完結後に掲載予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 13:14:01
3315文字
会話率:39%
主人公の天狼勇士は大学受験に失敗し、浪人生となることを余儀なくされた。そんな彼に世界はどのような「祝福」をもたらすのか、はたまた「制裁」を下すのか。そんな今までにない、生まれる必要のない(?)浪人生が送る異世界ファンタジー。
最終更新:2020-08-12 20:20:29
535文字
会話率:9%
かつて地上には高度な魔導機械文明が存在した。
エンシアと呼ばれた文明は世界を統べるほどに繁栄したが、その行き過ぎた繁栄は世界の理と背く道を行き、やがて世界の理そのものが文明の脅威となった。
文明の危機に直面したエンシアの科学者たち
は持てる全てを結集して機械仕掛けの神を建造した。
世界の運命を委ねられた機械仕掛けの神は行き詰まったエンシア文明を救う神になるはずだった。
しかし、機械仕掛けの神は暴走した。
“闇”と連結し、変質したそれは機械兵器を支配し、エンシアの地を蹂躙し、その全てを破壊する。
後の世に“機神”として知られる災厄の誕生であった。
光側の“神”によって“機神”が倒され、“聖域”と呼ばれる地に封じられて幾百年余り。
“神”ですら破壊できなかった“機神”はいまも滅びることなく、“聖域”の中心で覚醒の時を待ち続ける。
“聖域”の歴史は“機神”と対峙する者の歴史。
その姿に怖れを抱く者──
その力に魅入られ、運命を狂わせていく者──
そして狂わされる運命に立ち向かい、その闇に抗い続ける者──
その歴史にいま、終止符が打たれようとしている。
“聖域”は“機竜”を巡る戦いの果てに決壊が始まろうとしていた。
内包する“闇”の暴走──
いままで“聖域”によって阻まれていた外界の神族たちの出現──
その脅威の狭間で人々は運命に翻弄される。
しかし、その人々の中には運命に立ち向かう勇士たちがいた。
“闇”と“光”の狭間に立つ勇士たちは運命の迫る“聖域”で最後の決戦を迎えようとしていた。
これは全てを引き換えに“勇士”を演じようとした少年と──
最後まで勇士として立たせるために彼の“戦乙女”であろうとした少女の──
二人の悲願の果てに終焉する“聖域”の勇士の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-01 23:00:00
792436文字
会話率:38%
“黄金の鎧の勇士”が“機神”復活を阻止から一年。
その動乱の傷がいまだ癒えぬ中、各地の古代遺跡で機械や魔物の覚醒が発生する。
そして、それを狙って出現する鋼の骸骨たちの姿も──
それは古代文明が遺した最強の兵器“機竜”の仕業だ
った。
栄華を誇る一族がいた。
古代文明の遺産を背景に台頭した彼らはフィルディング一族と呼ばれ、“聖域”内の国々に確固たる権力を築き上げていた。
だが、その繁栄にも翳りが生じ始めていた。
かつて、一族の一人たる王が抱いた“機神”復活の野望は“戦乙女の狼犬”によって砕かれた。
そして王の後継者たる貴公子の野望もまた、称号を受け継ぐ若き“狼犬”によって阻止されていた。
一族の最長老は危惧していた。
このままでは一族は暴走し、崩壊の危機を招くと──
最長老の苦悩を孫娘は傍らで見つめ続けていた。
一族の天敵として“狼犬”を憎み、しかし、やがて来る若き“狼犬”との出逢いが自分の運命を決めることを知らぬまま──
“狼犬”の少年は決断を迫られていた。
“機竜”暗躍の影に“機神”覚醒を狙う一族の野望があることを知り、それを阻止するために“機竜”との決戦に挑まなければならない。
だが、それは愛する少女の存在そのものを失いかねない戦いでもあった。
これは“機神”に翻弄される運命を断ち切らんとする“狼犬”と──
“狼犬”の運命に殉じる勇士を護らんとする“戦乙女”の──
二人の運命が紡ぐ“聖域”の勇士の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 05:49:14
738814文字
会話率:25%
かつて“戦乙女の狼犬”を名乗る英雄がいた。
彼の者は“機神”の力に魅入られた一族と戦い、復活せんとした“機神”とも戦った。
そして時は過ぎ、その称号は一人の少年に委ねられる。
英雄の称号と遺産を継いだ少年がやったことは、先代よ
り培った傭兵の人脈を利用した自作自演の戦いだった。
古の時代、栄華を誇った文明があった。
“闇”の魔力を利用した高度の魔導技術を発展させ、世界を統一したその王朝は〈エンシア〉と呼ばれた。
だが、世界の均衡を著しく乱したエンシアは、それゆえに破綻の危機を迎える。
エンシアの人々はそれを解決するため、機械仕掛けの神《アルターロフ》を誕生させた。
そして、彼らは後に“機神”と呼ばれる《アルターロフ》の暴走によって滅びることになる。
為す術なく壊滅していくエンシアは最後に、一人の少女を脱出させた。
王女であった彼女は地中を潜行する鋼の巨人に乗せられ、遙か地中深くで長き眠りにつく。
いつか《アルターロフ》が滅びた未来に目覚め、エンシアを再興させる願いを託され──
ある日、領土へ侵入した謎の部隊を追っていた“狼犬”の少年は、一体の鉄機兵と遭遇する。
古代の遺産である巨人の中には一人の少女が眠っており、少年はその少女を託されることになる。
これは“闇”に抗う宿命を選んだ少年と──
“光”の導く運命に選ばれた少女の──
二人の出逢いから始まる“聖域”の勇士の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-11 10:03:12
275091文字
会話率:23%