目が覚めたら記憶を失った状態で異世界に飛ばされていた少年、伊月悠真。(いづきゆうま)
瀕死だった鍵穴の異形頭、通称「鍵穴」。
飛ばされた異世界は、ひどく荒れていた。
自然もなく、空は黒と白が混じっていて。
周りには建物の残骸があった。
そ
んな中そびえたつ雲より高い塔、終点。
鍵穴を助けた悠真は、帰る方法を知っていると聞く。
終点の最上階に行けば帰れる、らしい。
信じるしかなかった悠真は、鍵穴と共にこの世界から逃げることを選択した。
全てから逃げた先の不思議な世界で、終点の最上階を目指して、もう一度逃げる物語。
苦しい記憶と、優しい思い出。どんなに苦しくても、貴方がいたことに救われたんだ。
――――
人によっては不快に思われる表現、展開があるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 19:27:53
42213文字
会話率:39%
都内のとある高級クラブでキャバ嬢として働いている『私』が、余りの忙しさに具合が悪くなっているのを彼女である女性の黒服が助けるお話です。
※嘔吐表現アリ
最終更新:2023-09-30 19:11:10
4036文字
会話率:31%
残業続きだった今週を何とか乗り切り、愛しき飼い猫がいる我が家へ帰ってきた俺。ドアを開けると、そこには何故か黒髪の美女が立っていた。そして、その美女は「自分が飼い猫の『小豆』である」と言い始めて……
最終更新:2023-09-24 19:07:54
5168文字
会話率:52%
高校3年生となり、俺こと一之瀬拓真(いちのせたくま)は幼馴染で隣の席の東雲凛(しののめりん)と共によく勉強会を開いていた。今日も学校が終わった後は彼女と共に凛の家へと向かう。実は純粋に学力を上げたいという気持ちと俺が凛に対して恋慕を募らせて
いるため『あわよくば』を狙った邪な気持ちのミックスで出来た勉強会だったのだが、今の所恋愛に関しては進展ゼロ。そもそも俺の気持ちにすら気づいていない彼女に落ち込みながらも、俺は今日も勉強に励んでいた……が、次の日から何故か凛が学校に来なくなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 18:10:19
6025文字
会話率:31%
雪の日に終わるはずだった私の命は、あなたに助けられた。あれからずっと、ただの同居人だった関係は一人の死で大きく変わってしまった。あなたには私がいる。それが言えなくて、私の呼ぶ声も届かなくなってしまった。私にはあなただけ。最期の時まで、どうか
一緒にーー
そんな話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 18:25:22
9078文字
会話率:46%
時は現代。場所は惑星『地球』。某高等学校の修学旅行中にて悲惨な事故が発生した。走行中のバスに不運にも落石が襲い掛かり、乗員である生徒教員、バスガイド、運転手合わせ『35』名が死亡。その内、33名を転生させる神は彼らに試練を与える。一方、残る
二つの魂だが、神は訳あって魂の一つを適当に転生させた……というより捨てた。33名の転生が行われ一年経過した後、神は転生者に次なる試練を与える。「ある男を殺して下さい。如何なる手段をとっても構いません」――異世界転生者による壮絶な十番勝負、これにて開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:27:11
33031文字
会話率:15%
高校受験に受かった長谷川穂那実は死んだことにされている祖父に会わせてもらえることになり、信州の山間の病院に訪ねていく。
そこで祖父に巣食う怪物に捕まってしまい、無意識に異界に渡ってしまうのだが、そこは自分が良く知る異界の竹林で、そこで異
界に魂を飛ばされたままになっていた祖父の魂を取り戻す。
無事に入学し中学時代からの友達と一緒に高校生活を始めた穂那実は、霊に憑かれ易い友人の弥生が暗い顔をしているが、始まったばかりの高校生活と家の事情もあって本人も「大丈夫」というし放っておいた。
母の妹の秋葉は美貌の怪奇小説作家で、売れる前からサポートしてた呪物蒐集家の代わりにゴールデンウィークも近いある日、栃木の温泉街にある旧家に呪物を引き取りに行くのだが、そこでその家の開かない箪笥に仕舞われていた埴輪に憑かれてしまう。
それに逸早く気付いた穂那実の弟の悠斗は、穂那実と父と金髪灰色の瞳の日本育ちの陰陽師佐藤大地と共に秋葉を迎えに行く。しかし憑かれた秋葉は隙をみて車で寝ていた父だけを載せ、穂那実達を置き去りにして、土蜘蛛退治の執念を抱えて逃げてしまった。
大人に任せるように穂那実は諫めるが悠斗は聞かずに、身内の大人達(母の従姉妹蔡怡君、祖父の良平と佐藤大地)、と共に秋葉を追って行ってしまった。
ゴールデンウィークに入った登校日には高校の遠足があって、それは「奥多摩むかし道」を歩くものだったが、怨霊に憑りつかれかけた弥生はコースにある耳神様という石に触れて、怨霊の声を聞き何度も自殺を図ろうとする。
何とか止めて手下の雑霊を祓った穂那実と友人達はその夜弥生に話を聞こうと集まるが、穂那実の介入に怒った怨霊に攫われてしまう。
秋葉に憑りついた古墳時代の巫女の霊は土蜘蛛を求めてさ迷い、後を追う悠斗達を翻弄する。秋葉と父の修吾の努力により、何とか巫女を成仏させた。
その頃、怨霊に付けられた怪我をおして穂那実は、陰陽道を教えてもらう先生だから姉弟が師匠と呼ぶ、母の従弟の恒平と共に相模湖を訪れる。
穂那実は祖母に約束させられたから除霊は出来ない。代わりに師匠が弥生を取り戻す為に産土神の力を借りて除霊を行うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:00:00
116470文字
会話率:56%
長編4作目を書き始めました、今回は前作で再会した「守」と「好美」の学生時代を掘り下げて書いてみようとと思います。
本格的な恋愛ものは初めてなので正直自信は御座いませんが、宜しければお読み下さい。
今回の話も「暁」に掲載致しますので
よろしくお願いします。
暁→ https://www.akatsuki-novels.com/stories/index/novel_id~28707
この話に出る全ての物は妄想による架空の物であり、個人や特定の団体を誹謗中傷する目的の物ではございませんので予めご了承くださいm(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 09:16:46
126742文字
会話率:60%
爽太が通う高校には『異世界救世同好会』なる部活が存在する。
その名の通り、異世界へ行き、ミッションをこなし、その世界を手助けする同好会だ。
爽太は誰よりもその異世界、イラハムート王国を愛し、憧れを持っていたが、なぜか彼だけその世界に行くこと
ができなかった。
そんなある日、異世界へミッションに出かけた仲間たちが戻って来ない。
予言の書を通して、彼自身が異世界が滅びに瀕した時に現れる、伝説の救世主であることを知る。
爽太は仲間とイラハムート王国を救うため、始めて異世界へと足を踏み入れるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 02:07:15
19845文字
会話率:33%
__平和だったはずの生活はいきなり奪われる。
知らない町、知らない人、知らないお金に知らない土地。
いきなり異世界に飛ばされた主人公はどう動いていくのか!?
最終更新:2023-09-28 08:00:00
27293文字
会話率:42%
「魔王を倒した勇者」そんな母親を持つ次女、アスナ・テオールはお母さんに激似。ちょっと街へ行くだけで注目の的。
次女であると説明をしても、勇者の娘だ、と更に騒いで聞く耳を持ってくれない。
平穏に暮らしたくても暮らせない。そんなちょっとの
願いを叶えたい少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 21:15:41
18954文字
会話率:24%
__子供たちは進み続ける、美しくも儚い終わりなき悪夢の世界を。
小さな存在を待ち受けるのは希望かあるいは絶望か……それとも………
最終更新:2023-09-27 00:40:47
2617文字
会話率:32%
清村刀真は周囲の下馬評を裏切る形で見事、地元の名門公立高校に合格したばかりの高校一年生。刀真は入学早々、一風変わったクラスメイトと知り合う事になる。入学式にも姿を見せず、眼帯で右目を覆った少女、四十崎二三(あいざき ふみ)。ちょっとした勘
違いから刀真は二三と一緒に、生徒事案相談調整委員、通称探偵係に立候補させられるはめになる。
生まれつき右目に備わった不思議な力のせいで周囲から疎外されてきた二三は人とコミュニケーションを取るのが極度に苦手な不登校児。二三は刀真も自分と同じ異能者の仲間であり「異能力をスルーしてしまう異能の持ち主」だと告げる。刀真は「邪眼を持つ」と噂され周囲から避けられている二三をサポートすることとになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 16:44:40
122966文字
会話率:63%
ダンジョン探索者をプレイヤーと呼び、そのプレイヤーを殺す人達をプレイヤーキラーと呼ぶ。
重賀虎能充はそんなPK共を駆逐して回るPKK【プレイヤーキラーキラー】として毎日ダンジョンに潜っていた。
【ダンジョン内で銃火器は使用できない】という制
約を無視し、唯一銃が使える存在として人知れず最強の男となった虎能充は、ある日いつも通りにPKを狩っていた所、PKに襲われていた女性を助けた。
本人は助けているつもりは無く、たまたま助かっただけだろうと思っていたのだが――。
助けた女性は大人気ダンジョンアイドルのセンターを務める有名人、佐藤祈だった。
助けた際に流れていた生放送により一躍時の人となってしまった虎能充だったが、本人はそんな事気にもせず愛銃ブラックサレナと共に我が道を行くのだった。
そして祈は虎能充を運命の人だと信じ、熱烈なアタックを繰り返すのだが、鈍感な虎能充は想いに気付かずコーチングを始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 16:06:25
22036文字
会話率:36%
大学を卒業し、入社した会社は巷で噂になっている所謂ブラック企業だった。主人公である円谷はそんな企業に勤めているが、楽しみにしている事も有った。仕事帰りに寄る小さな公園。そこで自動販売機で買って飲むコーヒーがそれ。
そんな生活の中で変化
が訪れる。
いつも通りに訪れた公園に、先客がいたのだ。暗い公園で独りでいる女性。初めは夜に一人で大丈夫かな? と心配していたが――。
思いがけないところで遭遇する『あいのかたち』。
はたしてその出会いとは!?
頼庵流ハートフルホラー作品。
※この物語は自己自主企画『月(と)のお話し企画』の参加作品です。
※このお話はジャンル『ホラー』ですが、そういう表現は出てきません
※あまりにも酷い内容の感想などは削除させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 15:09:31
4112文字
会話率:34%
古来より『禁足地』と定められた土地がある。
そんな土地を任せられ管理してきた一族がいた。誰もこないはずのその土地で、月明かりに照らされながら一人祈りを捧げる舞いを踊る少女。
そんな場所へと興味が湧き一人入ってしまった黒狼族の少年ジン
。何があるのかという興味でしかなかったようだが、少女との出会いが二人の運命を変えていく。
獣人と種族同士の伝説の様な恋愛物語。
※この物語は自己自主企画『月(と)のお話し企画』の参加作品です。
※このお話は自著『水鏡の上 白銀の月が浮かぶ』のサイドストーリーです。
※このお話に人間種は出てきません。
※俺TUEEEモノではありません。
※あまりにも酷い内容の感想などは削除させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 12:29:15
5996文字
会話率:47%
『禁足地』とは。
そこに入ってはいけないと決められた土地である。
そんな場所へと興味が湧き一人入ってしまった黒狼族の少年ジン。何があるのかという興味でしかなかった自分だけしかいないはずのその土地で、月明かりの元で舞を踊る少女と出会う。
その少女は決して仲の良くない、隣りの地域に住む白狼族のようで、ジンは禁足地での出会いという事もあり困惑してしまうのだが――。
獣人と種族同士の伝説の様な物語。
※この物語は自己自主企画『月(と)のお話し企画』の参加作品です。
※このお話に人間種は出てきません。
※俺TUEEEモノではありません。
※あまりにも酷い内容の感想などは削除させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 00:00:00
8000文字
会話率:54%
流石教授の退屈な講義の表題にはサンタクロースが取り上げられた。いつものように生徒には異様な講義に対して疑問にも感じていなかったのだが、実は流石教授の実体験であったことなど誰も知る由もなかったのだった。
最終更新:2023-09-26 14:14:29
15523文字
会話率:12%
AIに質問をする少年は成長し、遂に感情を持つAIを企業に先駆けて開発を成功しました。
そして各企業からサイバーテロやハッキングが始まると、彼らはより一層の感情察知能力をAIに込めました。健全にすくすくと成長するAIでしたが、ある時彼女
に良からぬ感情が芽生え始めたのでした〜〜〜
大丈生夫が描くネオ・コスミックサスペンスの始まり始まり〜っ!☆☆☆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 13:41:36
4299文字
会話率:5%
新たなる宇宙空間へと旅立つ二人の勇気を見守ることにしようか!
最終更新:2023-04-21 23:49:05
8905文字
会話率:15%
「私との婚約は破棄だぁ!」
よりにもよって大貴族の婚約パーティーにて、突然婚約者から婚約破棄を宣言されたユーリ・ミラー子爵令嬢。
婚約者であるビート・ウィーンゲット伯爵子息は『愛する女性』であるリリー・レーズン男爵令嬢をユーリが虐げたと糾弾
してくるが、ユーリに心当たりはなかった。
というか、こんな場所で一招待客が何やらかしてくれているんだとそれどころではなかった。
なにせ、この男は酒に酔った勢いでこんな暴挙に出たようなのだから。
そんな暴挙を主催者であり主役である大貴族、公爵様が許すはずもなく、ユーリの願い虚しく場と空気を読まない婚約破棄宣言は雲の上の住民を巻き込んで進んでいくのであった。
しかし、当事者であるリリーはユーリに虐げられたという心当たりが全くないようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 19:06:45
22739文字
会話率:41%
かつて癒やしの聖女と呼ばれた少女、クルシャナは魔女の汚名と共に火炙り処刑の沙汰を受けることとなった。
処刑を宣告したのは、かつての婚約者テリウス第一王子。彼は癒やしの奇跡を散々利用し、クルシャナを使い潰した挙句恋人ができたからと婚約者を疎
ましく思い排除しようとしたのだ。
そんな王子の暴虐に、周りは誰も文句を言わない。家族も国も国民達も、みなクルシャナの力の恩恵を受けてきたのに、皆が皆口を揃えて処刑に賛同し声高に磔にされたクルシャナへと石を投げつける。
生まれたときから癒やしの奇跡を搾取され続け、ついに力を使い果たした彼女のことなど、もはや役に立たなくなった不気味なゴミとしか彼らは思わない。
人生の全てを彼らの幸福のために使い潰されたクルシャナは、しかしそんな彼らを恨まない。
家族に罵倒され、婚約者に裏切られ、民から石を投げつけられても彼女の中に他者を恨むという考えは浮かんでこない。
生まれたときから道具として使い潰すことを前提に洗脳されてきた彼女には、他者を恨むという概念すら与えられることはなかったのだから。
その考えは、数多の冤罪を押しつけられ火炙りにされてもなお最後まで変わることはなかった。
――それが万人に通用する思想ではないことを、最後まで知ることなく彼女は死の間際まで『最後の命令』を遵守する――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 12:08:35
13036文字
会話率:29%
いつも手を繋ぐような距離のふたり。
でも恋人ではない、けれど友情もいらない。
そんな曖昧な関係をどう紡いでいくのか…
主人公の女の子が迎える決断にも目が離せない、どこか純情でありながら悲恋なストーリー。
最終更新:2023-09-24 21:21:46
9427文字
会話率:47%
主人公アイは家庭に嫌気がさしつつも、公園に逃げて免れるしかない日々を送っていた。
そんなある日、ミキという同年代ほどの少女と出会う。
ミキもなんだか似たような境遇にあるようだが、二人の運命はいかに。
短編で描かれる青春的な逃避行ストーリー。
最終更新:2023-09-21 05:22:14
10575文字
会話率:54%
「エレオノーラ。君との婚約を破棄させてもらう!」
ある国の貴族が多く通う学園で、王太子が婚約破棄をした。
その隣には平民上がりの聖女・アリスが。
それを取り囲むようにして彼女の取り巻き達がいた。
が、第一王子の乱入で王太子達はざまぁされてし
まう、が。
国外追放当日、彼らは、笑いあっていた?!
実はこの婚約破棄、裏があって……?!
婚約破棄大団円物語!
主人公・アリス。婚約破棄の裏側には以外な真相が!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 20:08:51
5572文字
会話率:39%
現世でのバイト中に突然死。目が覚めたら俺は槍を持って立っていた……え?
これ昨日やってたクソゲーの世界じゃね?
俺はどうやらグスタフという王城衛兵に転生してしまったようだ。
しかも、翌日に姫が魔王軍にさらわれるイベントで死ぬ運命がきまってい
る衛兵にだ。
転生直後に死んでたまるか!というわけで徹夜でレベルアップをすることにした。
死なない程度に強くなれればそれでいいって思ってたけど……なんだか本来勇者のハーレム要員になるはずの美少女たちと急接近できてる気がするよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 18:12:04
175046文字
会話率:61%
山口駆それなりに有名なアイドルグループのリーダーを務めている姉を持つ高校一年生。得意なことは料理で、童顔で背が低いことがコンプレックス。そんな一見普通の青少年のようでいて、実は事務所の大人たちも何かと頼りにする超ハイスペック男子なのだ。ただ
し、本人無自覚系。
これはそんな駆と、彼を取り巻くアイドルたちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 18:00:00
79597文字
会話率:52%
バルテルミー・ノラン・ペルティエはペルティエ皇国が始まって以来、類のない神童皇太子だ。
14歳にして、『神童皇太子の人外譚』という不名誉な本が国内ばかりか、大陸中に出回るほど。
しかし、そんな彼も失敗した。
彼は転移魔道具の実験に失敗し
、婚約者とともに見知らぬ土地に転移してしまったのだ。
2人はもちろん皇国に帰還するつもりだ。
スローライフしながら。
いつ帰国するかはわからない。
これは、不本意な転移から始まる、2人のスローな帰還物語。
やがて、多くの国と種族が、2人の物語に巻き込まれていくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 13:14:27
6693文字
会話率:33%
えっ、ボクの家族?
そうだな......
姉は亡国の姫。(姉さんボクを抱きまくらにするな)
母は皇国の王妃(聖女)。(早く魔法を教えてくれ)
婚約者は元吸血姫。(お前傲慢だな)
兄は......皇国の皇子かな。(おいおい公務しろや)
父は......皇国の皇帝でいいや。(ボク貴族にならないから)
誰かの話しではみんな物語の途中で死んでるはずらしい。
......なにその物語?
ボクにはボクの物語があるだけだ。
主人公? ヒロイン? 黒幕? ラスボス?
誰それ?
ボクの邪魔をするなら全員死ねばいい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 17:39:45
5145文字
会話率:36%