学歴は微妙。運動能力も微妙。彼女いない歴=年齢。友達の数も微妙。
同窓会に出席した時には、クラスメイトはおろか、学校の先生にすら名前や顔を忘れられていた……そんなビミョーゴローこと比名吾郎(ひみょうごろう)は、30を超えた今でも、その日
暮らしの生活を送っていた。
ビミョーゴローの住んでいる場所は、東京郊外のS県K市にあるワンルームアパートだ。
家賃は月に3万円。幸いにもガスも水道代も安い物件だったが、月に10万円ほどしか収入がないゴローは、貯金もなかなか作れない。衣装ケースにはわずかに数枚の服が入っているだけ、備えつけられたクーラーにはカビが生え、冷蔵庫の中はいつでも空っぽという状況である。
そんな箸にも棒にも掛からない主人公であるが、ベランダ先の裏庭に突如としてダンジョンが出現したことがきっかけとなり、今までの冴えない人生が大きく変わろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 01:21:51
89435文字
会話率:37%
【死霊騎士ウチカビ】
死霊の騎士ウチカビは地下迷宮の最奥で目覚める。肉体は朽ち果て、記憶はおぼろげだ。覚えているのは「誰かに裏切られた」という、死の間際の想いだけ。
ウチカビはそこで出会った『白い少女』と共に、失われた記憶と死の真相を求
め、迷宮からの脱出を目指す。
【教会騎士カムリ】
星天教会の騎士カムリは、仲間たちと共に『地下迷宮に潜む魔術師の討伐』を命じられる。
隊の戦力は過剰なほどで、任務の失敗などありえない。
『何者かの陰謀』が待っていることに気づかず、彼は地下迷宮へと潜っていく。
二つの線が交わることで、彼らは真実を知る。
※ハーメルンとマルチ投稿しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 23:00:00
115514文字
会話率:31%
自然食で常温保存なのにすごいことだと思う
最終更新:2023-01-12 09:29:54
1047文字
会話率:0%
タクトとドレミは、その日『恋の片道切符』という映画を観に行った。それは、大昔の昭和の時代を舞台にした青春音楽映画だった。
そして……。
最終更新:2023-01-08 00:04:42
1986文字
会話率:13%
オプスキュリテ皇国の第三皇子──ヨナターン・R・カーライルは、アスカビル国を攻め落とし、国を滅ぼされた王は消息不明に。数ヶ月後、ヨナターンの婚約者として隣にいたのは亡きアスカビル国の元王──ルスアリア・プレンダーガストだった。
最終更新:2022-12-04 20:53:15
7612文字
会話率:48%
急逝した祖父が長年経営していた「カミジョウクリーニング店」は閉店することが決まり、孫の上条千香は最後の客を見送った。1階が店、2階が住居のクリーニング店であり、クリーニング済みの衣類がない空間を千香は初めて見る。
新米のクリーニング師
の千香は、祖父の店を引き継ぐ覚悟もなく今後の人生について考えていたところ、閉店後の店にコンコンとノックをして若い男性がやってきた。男性は金髪で西洋風コスプレをしていて、イベントに参加するんだろうと千香は思った。
男性は持ってきたマントを明朝のイベントに羽織りたいと強く願っているが、マントは管理が適切ではなかったのか、カビや臭いが酷い。触れたことのない感触の生地に千香が「何の動物ですかね?」と訊ねると、男性は誇らしげに「ヘビーモスの皮です」と答えた。コスプレ用の衣装は奥が深いと千香はしみじみと思う。
普通ならば断る。しかし、男性が落胆する姿を見て同情する気持ちも芽生える。祖父の形見のマントという言葉も気に掛かっていた。
迷った果てに、「これが本当の最後のクリーニングだ」と決心して、ヘビーモスの革のマントを徹夜で処理をした。謎素材だったので探り探りでできる部分から少しずつ丁寧に焦らずにカビ取りやシミ抜き、脱臭などをしていった。
翌朝、男性が引き取りに来る前に店の外に出ると馴染みのない場所にいる。「ああ、これは夢だ」と思い、夢でも丁寧に接客をしたいと考えて、引き取りに来た男性にヘビーモスの革のマントを手渡した。その場でマントを身につけた男性は仕上がりに驚き、そして喜んでいた。男性は大変満足をしていたが、一方の千香は時間も知識も技術も設備も足らなかったことで完全にクリーニングができなかったのが少しだけ心残りである。
この時、二人は気づいていなかったが、ヘビーモスの革のマントには特殊な魔法付与の効果が発現していた。千香のクリーニングには秘密があったのである。
男性と出会ったその日から、クリーニング店とともに別の世界に入りこんでしまった千香が、異世界の繊維や衣類や装備品、装飾品を綺麗にしていく異世界クリーニング師としての新しい人生が始まっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 20:00:00
62350文字
会話率:34%
「時代は変わった! 聖女なんて物はカビ臭いのよ!」
聖女は時代遅れの遺物だと言われ、グレミアは教会から追放された。外の世界も知らず、行くアテの無かった彼女は、視察に来ていた隣国の王太子アルベールに拾われる。
「良かったら、俺の国で聖女
をやってくれないか!?」
「分かりました。引き受けます」
これは、彼女が幸せになるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 20:35:09
11594文字
会話率:69%
「アタシは、アンタらの言う原始人よりは、気が大変長いんだ。その証拠に、ほら、まだ前歯を2本しか抜いてない。気が短いと、前歯をへし折って、歯茎に電極噛ませて流してるからね」
そう言って、ペンチで前歯を麻酔無しで抜く作業が再開された。
イコ・マクダネルは、CIA特別行動センター内特殊作戦グループ所属しているSSOである。
これはそんな彼女の欧州や中東を転々と飛び回る物語である。
その作戦は、自由の国アメリカの為なのか、はたまた世界の為なのか。
そんな事考えて動くのはハリウッドだけであることを、彼女は知っている。
今日も、世界に神様は居ないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 09:00:00
2063文字
会話率:42%
ソフィア・マードックは、母国を離れ、アジアの島国へと帰化を果たし早数年。
立派に言葉を習得し、島国という異世界に溶け込み、馴れ親しんだ。食のマナー、島国人特有の空気感や雰囲気。
そんな中で、その島国には地球外知的生命体の侵略を受け始め
た。
これは、そんな地球外知的生命体とその対抗する戦隊との戦いを影から支える女性の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 01:00:00
804文字
会話率:12%
20XX年 米国内に於いて、小型隕石が落下する。
隕石によって落下地点から半径数kmは焼け野原となり被害はちょっとしたハリケーン到来並みの被害で済んだ。
その隕石からは、地球上には存在しない物質で形成された菱形のような物が発見されて、世
界を揺るがした。
米政府はその生成物不明な物の研究を開始し、数年が経つが何の発見や成果を挙げられず、お手上げ状態が続いたのだった。
そんなある日、その菱形のような物が作動。俗世間にいう「異世界」と繋がった。
これは、その異世界で狩猟を嗜む女性の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-22 11:41:34
16821文字
会話率:34%
彼はきっと、わたしのことが好きなのだ。
部室の前に立てかけられた『イノハマカルテット』の文字を目で追う。上半分が磨りガラスになった部室の扉の向こうでは、見覚えのある影がゆらゆらと身を翻している。練習中かな。
深呼吸。カビっぽい部室棟
の匂いが肺を満たした。
私は──。
答えは出ない。カバンに入れたプレゼントが、なぜか私の体の中で赤熱するような錯覚。
自分に言い聞かせるように首を振って、私は部室のノブに手をかけた。
[テーマを決めて寄稿する、有志さらし文学賞に投稿したものです。改稿版。テーマ【姫と】URL:https://obog2020.blog.fc2.com/blog-entry-77.html]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 19:00:00
15319文字
会話率:35%
後ろめたさと、肩身の狭さを抱えて生きる。
小心者には、それに見合った生きかたがあるぜ。
最終更新:2022-09-16 07:00:00
275文字
会話率:0%
盆休みに墓参りのため、故郷に帰ってきた。
大学のある都会と違って田舎は一年ぶりだというのに変化が少ない。たった一度の夏を一緒に過ごしただけの人の墓参り。もう家族以外では僕だけだろう。それでも通うのはカビの生えた恋愛感情か、思い出への情景なの
か。
僕は今日も盆参りに行く。あの人の好きだったラムネを持って。あの人と聞いていた蝉声を聞いて。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 15:49:02
2276文字
会話率:0%
社会問題をテーマとしたある村の話。
フィクションです。実際の~~には一切関係ありません。
一部の人に不快感を与えるかもしれません。
最終更新:2022-07-29 22:00:25
1244文字
会話率:0%
りんどうの花言葉、それは「悲しんでいるあなたが大好き」。
どうか、この花を忘れないでいてほしい。
大学卒業後の進路が見えず、不安と焦燥感が潜在的に眠る大学三年生。飼い猫の疾走、二人の男との遭遇、日常の些細な奇妙さが彼女を取り囲み、彼女の心を
映し、そして彼女を導いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 19:00:00
70866文字
会話率:12%
若くして亡くなった英雄エルヴィス。
この作品は、彼の感想みたいなものです。
最終更新:2022-07-12 23:44:54
200文字
会話率:0%
キミは"30mある橋から"飛び降りたことはあるか?
私はある。飛び降りたが生きている。
生きた心地はしなかったけれど。
最終更新:2022-07-09 06:00:00
1281文字
会話率:8%
私はここ数日、目の不潔になやまされているのである。
最終更新:2022-06-09 23:40:33
7666文字
会話率:54%
30秒で読める話です。
最終更新:2022-06-07 22:16:15
275文字
会話率:20%
とても長いカビの夢を見た。おそらく掃除をさぼったせい。(※重複投稿作品)2023.5.2簡易チェック
最終更新:2022-05-25 11:00:00
1239文字
会話率:22%
ここは呪殺都市、東京。
誰でも簡単にスマホで人を呪える街だ。
「俺」はそんな街でカビの生えた呪術師なんていう仕事をやっている。
最終更新:2022-05-07 22:36:09
2414文字
会話率:32%
「おれたちが来た時、ここはまだ何もなくて寂しい土地だったんだ」
日曜日の夜になると父は絶対に同じ話をする。それは父や母がこの土地にやってきたばかりの頃の話を。そんな平和な日々がずっと続くと思っていた。そう、その時までは……
最終更新:2022-04-16 19:03:00
3104文字
会話率:28%