孤児院育ちのファティアはある日『聖女の力』に目覚めた。
その力を買われ、ザヤード子爵家に引き取られたのだが──義妹のロレッタに母の形見であるペンダントを奪われたそのときから、『聖女の力』が何故か発動しなくなる。
(どうして聖女の力が……?
けれど何よりも、母の形見だけは取り返さなきゃ……!)
そしてその日を境に、何故か義妹のロレッタが『聖女の力』に目覚めた。
それからファティアは『元聖女』としてロレッタから虐げられる日々。ペンダントを返してほしければ、土下座で頼むよう強要され、絶対服従を強いられ──結局、ペンダントは返ってくることなく、挙句ファティアは家を追い出されてしまう。
絶望に打ちひしがれる中、ファティアは生きていくために独り歩き続け、レアルという街で男たちに襲われかけたところ、ライオネルという青年の魔法によって救われる。
「ファティアは聖女の力が無くなってないよ。修行すれば使えるようになると思うから俺の弟子にならない?」
──呪われた『元天才魔術師』のライオネルにそう言われ、ファティアは師弟として、同居生活をスタートさせる。
そんな中、ファティアが『聖女の力』が発動しなくなったのは有り余る魔力のせいだと指摘され──その魔力と干渉すれば、ライオネルのとある呪いも解けるかもしれないという。
しかし、魔力の干渉は、触れ合うことが絶対条件だった。
「手を握っててくれる?」「……はい! 分かりました!」
「魔力にもっと干渉するには粘膜の接触が」「粘膜の接触……!?」
修行や仮説を証明するために触れ合う二人は、お互いの優しい心にも触れ、どんどんと惹かれ合っていく一方で、ロレッタの『聖女の力』は少しずつ弱まっていき──。
これは『元聖女』と言われたファティアが聖女の力を再び自分のものとし、『元天才魔術師』のライオネルに溺愛され幸せになる、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 06:00:00
203156文字
会話率:40%
1000年ほど君臨し続ける悪魔を討伐するため、グレンは、天才と称される魔術具開発者が造り上げた大型魔術駆動機兵に乗り込んで、悪魔の居城を強襲した。グレンは魔獣の大群でも蹴散らせるであろう攻撃を繰り出し、常識的には致命傷となるはずのダメージ
を与えるものの、意にも介さず楽しげに振る舞う悪魔。事実、単純な火力では次元が違うこと、かつ、戦闘の駆け引きでもグレンに劣らないところを悪魔は見せつける。一見互角、しかし実力差が歴然の戦いは、グレンが風姫シルフィードの宿主となっていることを明かしたことで、悪魔が本気となり最終局面へと突入する。
※プロローグなので、このシーンはここまでで終了です。以降、本編はこの場面の一ヶ月後から、舞台を移して始まります。
……始まる、予定です。書ければ……(←繁忙期)
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 12:30:00
23455文字
会話率:24%
魔法と自然が豊かな異世界に転移したのはまさかのラノベ本。
この世界でこの本を読めるのは『文字読解』の加護を受けたリリーシュアのみ。
流行には全く興味がなく、趣味は魔術具の研究という彼女が預言書を手に入れ進む道は・・・『お気楽’’研究’’生活
』
転移するのがわざわざ人じゃなくても良くない?という作者の思いで作ってみた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 23:46:40
128128文字
会話率:35%
明るく元気で前向きなお節介焼きの少女ジャスティーン・レインズフィールドは伯爵令嬢でありながらとある事情から、奨学金でカレッジに通う17歳の少女。
ある日、兄から火急の知らせを受け慌てて領地の屋敷に戻ると、家財道具がほとんどすべて持ち出されて
おり「ナンジャコリャー!」と奇声を上げる。
しっかり者の母が亡くなってから数年、元々お人好しで疑うことを知らない坊ちゃん気質の「お父様」のおかげで我が家はいつも火の車。ジャスティーンもカレッジに通いながら、朝は使用人のフリをして厨房を手伝い、夕方は良家の子女の家庭教師、夜は魔術具を自作して販売するという内職をしつつ、貴族令嬢社会ウフフアハハの体面をなんとか取り繕っていたのだが、ここにきてついに我が家は滅亡の危機にあるようだ。
世間知らずな父が借金の連帯保証人のハンコを押してしまい、債務責任者が逃亡したため、我が家がその莫大な借金を負う羽目に。家財道具はもちろん、屋敷や家伝の領地をいくら売り払ってもなお足りない!
絶体絶命の大ピンチで人生を絶望視していた時、幼馴染の伯爵家がこの惨事を聞き付けてジャスティーンとの「結婚」を条件に支援を表明する。渡りに舟とばかりに飛びつくジャスティーンだが、婚約の顔合わせに訪れたのはウィリアムではなく、「魔王」と悪名高い傲岸不遜な冷血公爵で??
持参金ゼロで嫁ぐ代わりに「魔術具のレシピ」を所望され、その代わり好きに生活していいと言われて魔術具を作りまくって好き勝手していたら、逆に気に入られて溺愛されるだなんて聞いてません。
※現在のところ残酷な描写はありませんが、念のためキーワードに入れております。
2023/04/19-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 14:30:10
15787文字
会話率:39%
巻き込まれ少年のテオと、少女型魔術具のクーが、色々な課題に直面して、ちょっぴり成長しながら、最終的には国の脅威となっている魔女を、なんとかしちゃうまでの物語。
テオもクーも、能力的には優れているけれど、本と食べ物にしか興味が無かったり
、腐り気味の恋愛脳だったりで、平凡な幸せを堪能していきます。
でも、その気になったら凄いんです(たぶん)。
八割がたハッピー。バッド一割。モニョり1割。
おおむね週一更新。時々2回攻撃折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 15:40:53
560566文字
会話率:57%
「声」に膨大な魔力を持つ聖女、リディア。客がリディアの魔力に当てられ、理性を飛ばしてしまうことがないように、リディアは普段、一切口を開かない。
ある日、リディアを訪ねてきたのは「人の声が聞こえない呪い」をかけられた王子。彼もまた、呪いゆえに
他の人とほとんど会話ができていなかった。
だが魔力を大量に持つリディア、会話用の魔術具が普通に使える。リディアの声が聞こえない彼、リディアと普通に会話ができる。
リディアが解呪を引き受けたところ、彼は躊躇いなく距離を詰めてきて……。お酒騒動、キス未遂、散々振り回されたリディアだったが。
(呪いをときたくない、なんて)
これは、無自覚に強引に迫る王子に、躊躇いながらも落とされるひとりの聖女のお話。
◇毎日更新。15話程度での完結を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 18:26:31
36980文字
会話率:35%
アイリス・ハンターはウィンザー王国の貴族令嬢として、魔法を無詠唱で行使できる魔術具について学んでいた。そんなある日、見知らぬ街・トーキョーへと飛ばされてしまう。なんとかマジシャンであるユキの家に転がり込むことに成功したアイリス。アイリスは無
事に生還できるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 21:40:38
13986文字
会話率:54%
これは魔法あり、魔術具あり、調合ありの世界で、一人のハーフエルフの少女がいろんな種族の人たちと出会い、不器用ながらも成長していく物語です。
***
獣人の父親とエルフの母親を持つハーフエルフの少女ルーリアは、人里離れた森の中の蜂蜜屋の看板
娘。
ルーリアの作る蜂蜜は人族の作る物とは違い、体力・魔力・病気・ケガ・毒……それらを瞬く間に回復してしまう特別な効果を持つ高価な蜂蜜でした。
ルーリアは幼い頃に邪竜からある呪いを掛けられてしまいます。
それは、いずれ必ず魔王の元へと至るもので……。
ファンタジーだけど決して甘くない世界。
果たしてルーリアの運命は……?
***
・主要キャラは、転生しません。
・レシピ=調合処方せんです。
・コツコツ地道に進む話です。
・1話3000~6000文字くらいのバラつき有り。
誤字・脱字報告、大変助かります。
本当にありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 16:14:11
54216文字
会話率:1%
とある世界から転生した少年少年が紡ぐお話
ここはどこにでもある剣と魔法の世界『オランディアリー』
産まれながらに神の寵愛を受けた少女・ルナリオンは王都の学校に通う少女
ある日、自身の生家に里帰りすると街が何やら大変なことになっている模様
詳しく聞けば王都の守りの要とされる結界を展開するのに必要な魔術具が何者かの手によって破壊されたとのこと
このことを宮廷役人である養父に伝えようと近道をして帰る途中、誘拐されそうになり郊外へ逃げ出した
その先で出会ったのは同じく不審者から逃げてきた幼なじみであり親友のソルフテラ
下民の生まれながら真名を授かった少女、ルナ・リオンハート
同じく真名を授かった少年、ソル・フテラウィル
そんな二人が再会し自身の"運命"に気付くこととなる
二人が再び出会うことで、物語は幕を開けた
【これは
『二人が導かれるための物語』
である】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-28 05:00:00
45629文字
会話率:37%
ーー生きてる事を深く考えたこともなければ、死ぬ事も深くは考えなかった。
私生児として生まれたメリアは魔術具の素材として育てられ、思考する事すら許されなかった。
ある時を境に、何百年と蓄積された複数の『記録』がメリアを襲う。
世界の
システムの一部を知ってしまった少女はどこまでも逃げてやると誓った。
「こんな世界、私が生き抜く以上の復讐はないでしょ」
これは彼女が世界を知る為の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-13 15:56:56
8882文字
会話率:20%
魔術具の発展により、冒険者の死亡率は著しく低下した。そのお蔭で各冒険団の依頼の達成率は上昇し、冒険者の数も増え続けた。その反面、レジャー感覚で冒険者になるものが増え、そんな彼らは《ファッション冒険者》と呼ばれていた。
そして、この冒険者
の供給過多の時代で、とある一件で最下等級の六等級にまで落ちてしまったベテラン冒険者のスヴェンは、所属していた冒険団から解雇通知を言い渡される。その理由は、明らかに嵌められたと分かる理不尽なものであり、まんまと策略に嵌められたスヴェンは、冒険団を去ることとなった。なんとか雇ってくれる冒険団を探すが、高齢で六等級のスヴェンを雇ってくれる冒険団は見つからず、途方に暮れていた。だが同郷の先輩の誘いで、故郷の冒険団の指南役として就職することとなる。
そして指南役として故郷に帰ったスヴェンを待ち受けていたのは、厄介者なファッション冒険者ばかりであった。
都落ちしたおっさんと一癖のある若者達による、近現代風の異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-29 20:00:00
89082文字
会話率:57%
神殿のお勤めの最中、クラントールの街に落ちた少女は、魔術具店で働くことになった。しかし、少女は幼い頃に母さんを亡くし、自分の名前も知らなかった。いつか自分の名前を思い出す!その夢を元に少女は、様々な人に助けられながら、生きていく。
(R
15は念のためです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 00:39:21
63315文字
会話率:41%
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【統合のお知らせ】
「ツバキ黙示録」シリーズは、以下のURLに統合しました。
お手数ですが、再ブックマーク、評価をお
願いいたします。
「ツバキ黙示録」シリーズ
http://ncode.syosetu.com/n9175ch/
今後は上記URLで更新をしていきます。
感想、評価も上記にてお願いいたします。
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世界に天使が降臨するようになって百年。天使は人々に災厄と幸福をもたらしていた。
天使は人々に畏怖と魔力をもたらし、「天使教会」や、魔術師達を生み出した。
高校生の「椿直巳」(ツバキ ナオミ)は、「神秘呼吸」(アルカナ・ブレス)という能力を用いて、
仲間である「伊武希衣」(イブ マレイ)や、「高宮=アイシャ=スレイ」と、
その従者である「高宮A」や「高宮B」と共に、禁忌とされる「天使狩り」を行ない、魔力を集めていた。
伊武の過去を知る、「魔術具作成者」(クリエイター)である、「Hg」を倒した直己達。
「Hg」の作った魔術具のおかげで、直己の姉である、「椿つばめ」の容態も安定していた。
直己達は新たな魔力獲得方法のために動いていたのだが、
天使狩りに出た伊武希衣が、何者かに襲われて敗北してしまう。
直己達が伊武を襲った犯人を捜す中で、直己達は、「天使の子供達」という言葉を見つける。
そして同じころ、高宮Bは、「くるり」という少女達と出会うのだった。
伊武を襲った人物の正体とは。
謎の少女、くるり達とは一体何者なのか。
「天使の子供達」とは何なのか。
そして、すべてがわかった時、直己は何を選ぶのか――。
椿直巳の黙示録。少女達の絶望と希望が、第四篇に綴られていく。
※本作は、シリーズ「ツバキ黙示録」の続編、四作目となります。
未読の方は、ぜひ、一作目からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-21 21:28:12
206315文字
会話率:46%
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「ツバキ黙示録」シリーズ
http://ncode.syosetu.com/n9175ch/
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感想、評価も上記にてお願いいたします。
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世界に天使が降臨するようになって百年。天使は人々に災厄と幸福をもたらしていた。
天使は人々に畏怖と魔力をもたらし、「天使教会」や、魔術師達を生み出した。
高校生の「椿直巳」(ツバキ ナオミ)は、「神秘呼吸」(アルカナ・ブレス)という能力を用いて、
仲間である「伊武希衣」(イブ マレイ)や、「高宮=アイシャ=スレイ」と、
その従者である「高宮A」や「高宮B」と共に、禁忌とされる「天使狩り」を行ない、魔力を集めていた。
聖女と聖騎士を退けた直巳達だったが、その直後、姉の「椿つばめ」を蝕む、「天使の奇跡」の症状が突然、急激に進行してしまった。
なんとか一時的な治療に成功した直巳達だが、次に発症すれば、つばめが助かる保証はない。
その時、伊武希衣は、「Hg」という人物であれば、つばめを救えるかもしれないと言う。
「Hg」は伊武の持っている武器、「妖剣フリアエ」の作成者であり、優れた、「魔術具作成者」(クリエイター)だった。
直巳達は、つばめを救うため、Hgを探し出すことにした。
しかし、Hgは過去にフリアエで伊武の右腕を切り落とした、因縁の相手でもあった。
Hgを探す直巳達の前に現れた人物の正体は何か。
過去から未来へと、すべてが繋がっていく。
そして、伊武とHgの過去には何が――。
伊武希衣の隠された過去が、椿直巳の黙示録に第三篇を綴っていく。
※本作は、シリーズ「ツバキ黙示録」の続編、三作目となります。
未読の方は、ぜひ、一作目からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-04 01:25:52
181543文字
会話率:42%
溺れた女の子を助けたは良いが、力尽きて自分が溺れてしまった主人公。
しかし彼の人生はそこで終わることなく、気付いたら異世界に来てしまっていた。
だけど異世界で冒険する様な力も持っていない為、男は平凡に平和に異世界で生きる事を決意するの
であった。
自分を助けてくれた少女や、隣の家に住む猫耳姉妹。魔術具職人のちょっと頑固なおっちゃんに、良い人だけどスケベな村長。
この物語は、そんな人達と一緒に過ごす男の平和な日常のお話。
※更新頻度は遅めとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-13 23:00:00
7280文字
会話率:26%