── 私はこの仲間とこの斧で、世界をギラギコバッタンしてやるんだ! ──
来栖見アリナはあるとき、アーリナ・クルーセルとして異世界へ転生を果たした。
フィットリア領を治めるクルーセル家。
前世でも、孤独に奮闘していたアーリナだったが、転
生した先でも家族から虐げられた。
その理由は、アーリナに魔力がなかったこと。
この世界で生き抜くには魔力が必要だ。
そして、人から愛されるためにも──。
アーリナは一度も両親に褒めてもらうこともなかった。そのうえ、妹のリアナが生まれてからは更に拍車がかかった。
氷属性という極めて珍しい属性魔力を宿した妹は、食事にしたって朝から贅沢三昧、勿論、スイーツ付きだ。
一方、アーリナはといえば、一口で食べれそうな小魚に味のないスープだけ……デザートなんて野草だ。
それでも、元気に10歳を迎えることが出来たのは、隣にいる使用人のミサラのお陰だ。
ミサラが屋敷に来てからは、家族には内緒で、別に食事を用意してくれるようになった。
食生活も大きく改善したし、彼女の手料理は最高だ。
もう、いつまでも家畜扱いしてくる家族にはうんざり……。
アーリナは決意した。
この家族から領地を奪い、皆で笑って暮らせる場所を作ると。
アーリナには力があった。
魔力はないが、一振りの光輝く斧の力が。
『生まれ変わったら、世界をギラギコバッタンしてやるんだ!』
前世の記憶を辿れば、いつもそう思っていた。
必要なのは仲間と信頼! アーリナはこの世界で人生逆転を目指して、密かに作戦を開始した。
***
・当作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:41:35
5033文字
会話率:4%
転生した乙女ゲームの世界で、ラスボスであり、女魔王だった私。でも身分を偽り、降伏した結果。なんと勇者であり、公爵家の嫡男であるシリルとの婚約話が浮上。え、勇者はヒロインとゴールインじゃないの? だがシリルは、全力の溺愛モードの気配。そこに一
癖も二癖もありそうな、叔父なのに魔力で若返りしているキルが絡んでくる。さらに女魔王の右腕、魔族の騎士団長だったセインについて、衝撃情報が駆け抜け――。
前世では不器用だった私が、乙女ゲームの世界に転生。自分らしく生きて行くことで、いろいろなピンチを切り抜け、最後は溺愛ハッピーエンドを迎えるお話。
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆
(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:30:00
68683文字
会話率:23%
8歳の時、自分が大好きだった乙女ゲームの悪役令嬢に転生していたことに気づいたニーナ。
このまま王都にいて、ゲームの舞台となる魔法学園に入学すれば、間違いなく立派なレールの上を一直線、悪役令嬢になってしまう。
断罪される18歳の卒業式が終わる
まで、王都から離れよう!
そう決意した8歳のニーナは病気を偽装し、王都から遥か北の地を治めるウィンスレット辺境伯家に、療養名目でお世話になることに。
順調に17歳を北の地で迎えたニーナだが、何かがおかしい。
悪役令嬢ニーナは、ゲームの設定では魔力が強いはずなのに。
容姿だって輝くような巻き毛のブロンドだったはずで、眼鏡だってかけていないはずなのに。
どうしてこうなった?
さらに王都からとんでもない人物がやってきて……。
コミカル、時にホロリ、途中から甘々溺愛展開。
個性あふれる登場人物にイケメン率高!
ぜひ最後までお楽しみください☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 13:00:00
714772文字
会話率:25%
伯爵令嬢アデリナと婚約者である第二王子ヴァルターは、政略によって結ばれただけの関係だ。
ヴァルターにはアデリナよりも大切な人がいる。
父親(国王)から蔑ろにされ、王太子(異母兄)から命を狙われている彼が唯一信頼し大切にしていたのは、ヴァルタ
ーの双子の妹セラフィーナだ。
ある日、セラフィーナが暗殺されてしまう。
最愛の妹の死がきっかけとなり、ヴァルターは闇属性の魔力に支配され、魔王と恐れられる冷酷な王となるのだった。
彼のことが放っておけなかったアデリナは王妃としてヴァルターを支え続けた。
けれど、やがて周辺国から攻め入られ、国は滅亡の危機に。ヴァルターを庇ったアデリナは瀕死の重傷を負うのだった。
ヴァルターは、アデリナの命の灯火が消える直前に時戻しの魔法を使い、人生をやり直す選択をする。
それなのに彼は回帰前の記憶を忘れてしまい……。
迎えた、巻き込まれやり直し人生。
婚約者をどうにかしないと詰んでしまうアデリナは、以前とは違う関係を築くために奮闘するのだった。
過去編はシリアス。死に戻り後は未来の旦那様を善人に育てようと奮闘した結果、なぜかヤンデレ執着系ヒーローが爆誕してしまうお話です!
※カクヨムにも掲載(少しだけ先行)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:10:00
13508文字
会話率:17%
前世の記憶を持ったまま魔族に生まれ変わったレビィ。生まれ育った環境は力と魔力の高いものが権力者として周りを支配する魔界の辺境だった。
明らかに体格が周りの魔族の子たちと比べて貧相かつ魔法の才能も平均程度の自分は明らかにカーストの下の分類で
強者の顔色を伺いながら暴力に耐えていかなければいけない…
絶望から解放されるためレビィがとった行動は…
『俺…人間のふりをして暮らしていこう!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 05:20:24
71146文字
会話率:48%
引きこもりのバトルゲームのネット民のアリスが、前世の記憶を持ったまま異世界転生して、大聖精霊王から絶大な魔力と聖なる加護を与えられて、ある国の王女様に生まれ変わり、国を守り、冒険者として活躍して、仲間たちと一緒に、新しく誕生した悪い魔王を倒
すまでのお話しです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 05:00:00
73703文字
会話率:49%
アマーリアは美しい容姿と魔力を持つアンティリア王国の第一王女であり、その見かけに惑わされた信奉者も多い。実際には生まれ持った大きな魔力を制御できず、暴走させることもしばしばだった
アマーリアの心が乱れるとその魔力が暴走するために、王宮で
は彼女のご機嫌を取る使用人囲まれて、すっかりわがままに育ってしまった。
しかし、魔力を操ることを学ばせなければならないと、国王直々に公爵令息のヴァルターが護衛兼魔法の師に任じられる。
ヴァルターの根気強い指導によって、アマーリアは魔力制御を身につけた。するとヴァルターが護衛を辞すると言い出した。
(『精霊姫は予見の未来に瞳を閉ざす』の7年前です。)
※ゆっくり更新になります。ハッピーエンドは決まっていますが、話の流れはまだふんわりの見切り発車です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 02:00:00
50864文字
会話率:40%
アルベルトは侯爵家の跡継ぎでありながら、精霊の力の器があまり大きくない。将来のため魔力を必要としない能力を磨こうと、各地を巡って領地経営の勉強をしている。
最近、アルンシュタット子爵家では、領主が主導して起こしたワイナリーが成功している
と聞きつけ、訪ねてみると……。
『一目惚れにはじまる恋のあれこれ』の、あれこれ頑張った側のおはなし。
※『一目惚れにはじまる恋のあれこれ』より、少し長めになると思いますが、結末は変わりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-24 13:30:20
25583文字
会話率:44%
「青の森」と呼ばれる、精霊の力が濃い人の近づかない森に暮らす変わり者の男は、ある日死にかけの子どもを拾う。男よりも強い魔力を持つ子どもは何者なのか。
最終更新:2022-10-17 11:06:40
6490文字
会話率:38%
ボーイズラブ同人を愛する腐女子の女子大生、高瀬真琴は、コミケットに出す新刊漫画の追い込みで三日間貫徹をした結果、過労死してしまう。
次に目が覚めた場所は、西洋風パン屋の二階で、見たことの無い西洋風の兄がいた。
そして自分も西洋風美少女にな
っていた彼女は、自分がBL同人漫画を描いていた乙女ゲーム「光の空へ祝福を」の主人公、マコト・キンボール(ディフォルト名)に生まれ変わっていた事に気づき愕然とする。
ゲーム通りに、魔力属性鑑定式で規格外の光属性を得たマコトは男爵家にもらわれ、三年の間、マナーや学問にいそしみ成長していく。
アップルトン魔法学園の入学式前夜、マコトは、ある決意をする。
「親友キャラとの友情エンドを目指そう、修羅場とか面倒くさいし」
だが、その願いもむなしかった。
入学初日の王子さまとの出会いイベントを避けるために早めに登校した先で、親友キャラのカロルに絡む、悪役令嬢ビビアンの姿をマコトは発見してしまう。
思わず介入してしまったマコトに、ビビアン嬢は激怒し、子飼いの騎士、マイケルにマコトを打擲(ちょうちゃく)するように言うのだが……。
乙女ゲームの世界に生まれ変わった腐女子が、イケメンどもにも目もくれず、親友ポジションのヒロインと百合っぽくいちゃいちゃしたり、正統派悪役令嬢と派閥抗争したりするお話です。
だまされたと思って、五話目までお読み下さい。
とてつもないドライブ感と没入感をお約束しましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 01:19:07
2859914文字
会話率:46%
2000年の昔、女神と使徒達により齎された「神代の魔導具」と呼称される未解明の魔導具類により、方舟の人類が生存できる土地が用意された。
宗教と調略、魔導具や魔力、そして科学力を使用した「神代の魔導具」の争奪と、それに伴う「戦争」、過去の
遺恨が絡み合う。
政争と戦争により孤児となった姉弟が、魔導具士としての自身の能力を駆使して復讐と復権を求める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 01:00:00
796710文字
会話率:23%
親友2人と異世界へ勇者召喚されてしてしまったプロ格闘家志望の高校生。お気楽な性質の主人公は「OK、OK、バッチコイ勇者神紋!」と構えるも、得た神性紋章は・・・愚者でした。剣と魔法と魔術の世界なのに、どれも使えない愚か者が魔力担当を自称し、親
友のインテリ勇者や母親より怖い聖者や仲間たちと共に、滅亡寸前の王国を救いつつメイズの最奥を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:41:37
252613文字
会話率:55%
元勇者は、無職になっていた。
主人公の弔木(とむらぎ)は、大学三年の春に異世界に召還され、魔王討伐の冒険をしていた。
そして魔王を倒して戻って来ると、就活の時期は終わっていた。内定なしのまま卒業した弔木は、バイトで生活費を稼ぐことに
する。
ちょうどその頃、世界は「大ダンジョン時代」に突入しつつあった。現実世界にダンジョンが出現し、ダンジョンに触れた人間は魔力に目覚め、誰もが魔法を使えるようになっていた。
ダンジョンで取れた魔石やアイテムは高額で取引され、大儲けする者も出ていた。
弔木は生活のためにダンジョンに潜ろうとする。
が、なぜか弔木は魔力を発動することができなかった。
大抵の人間が魔力に目覚める中、元勇者の弔木だけが「魔力ゼロ」の扱いをされてしまう。
魔力ゼロの弔木はダンジョンに入ることすらできず、失望の日々を送っていた。
ある時弔木は自分の中に巨大な力が溢れていることに気づく。
だがそれは、かつての敵である魔王の力――闇の魔力だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:03:17
47870文字
会話率:30%
最強の魔王ソフィが支配するアレルバレルの地、彼はこの地で数千年に渡り統治を続けてきたが、
圧政だと言い張る勇者マリスたちが立ち上がり、魔王城に攻め込んでくる。
残すは魔王ソフィのみとなり、勇者たちは勝利を確信するが、魔王ソフィに全く歯が立た
ず
片手で勇者たちはやられてしまう。
しかし、そんな中勇者パーティの一人、賢者リルトマーカが取り出した味方全員の魔力を吸い取り
一度だけ奇跡を起こすと言われる【根源の玉】を使われて、魔王ソフィは異世界へ飛ばされてしまう。
最強の魔王は新たな世界に降り立ち、冒険者ギルドに所属する。
そして、最強の魔王はこの新たな世界でかつて諦めた願いを再び抱き始める。
その願いとは、ソフィ自身に敗北を与えられる程の強さを持つ至高の存在と出会い、
そして全力で戦い、可能であればその至高の相手に自らを破り去って欲しいという願いである。
人間を愛する優しき魔王は、その強さ故に孤独を感じる。
彼の願望である至高の存在に、果たして巡り合うことが出来るのだろうか。
2020.4【アルファポリス】様にも同作品を掲載しております。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/60773526/537366203
2020.5【カクヨム】様にも同作品を掲載しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896551796
少しの加筆や修正等をして投稿しています。
宜しければお気に入り登録や、閲覧していただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:00:00
3744748文字
会話率:32%
ご都合主義のゆるふわ設定。
あらすじ
「こんなブサイクと婚約するのは嫌です」
七歳の第一王子殿下。
何故か赤ちゃんの頃から大人が使う難しい言葉を理解出来ていた私五歳。
第一王子殿下との初顔合わせに登城して、この暴言。
でもこの婚約は
確定してる。
なぜなら。
国境付近に出る魔獣討伐が出来る魔法使いを増やすため、魔力持ち同士の婚姻を進める皮切りとして結ばれた典型的な政略結婚。
魔力持ち同士の子ならば魔力持ちが生まれる可能性が高くなるのではないか、という予測が立てられてそれを実証出来るかどうかという所。
魔力持ちじゃないと魔法使いにはなれないし、魔法使いだけが自然の中にある魔力の溜まる場所で生まれた獣……魔獣を討伐出来るから。そして平民より貴族の方が魔力持ちが多い。という考えから生まれた私と殿下の婚約は必ず婚姻もしなくちゃならないのに。
怒るとか泣くとか、そんな気持ちにはなれなかったけど、でも、ブサイクなんて言う人と婚姻しなくちゃならないなんて、それは嫌だなぁ……。
※主人公は5歳でスタート。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:00:00
61604文字
会話率:32%
世界に発表された超大型オンラインゲーム。
MrMMO RPG(Mixed reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)
『ハイファンタジー・オンライン(High Fan
tasy Online)』。
VR、AR、携帯端末、PCと接続機器を選ばず、クロスプラットフォームで相互にデータを取り扱うことが出来る究極の大人数参加型ロールプレイングゲーム。
数千年前、世界規模で起きた未曾有の大災害を経て、陸地の大部分が海中に没した。
物語(ゲーム)は、中央アジアにある、スカイトバーク王国“はじまりの街”からスタートする。
その日、ある一人の少女が森の中で目を覚ました――どうも、元の場所とは似て非なるもの?――と、独り言ちながらナビゲータの誘導で街へ。
どこか懐かしく、そしてちょっと違う世界。
戸惑いながら、逞しく生き抜いていく彼女(マル・コメ)の物語。
◆
彼女を転移させた力は?
ふたつの異なる世界が交差する魔力装置の存在。
世界を巻き込んでドタバタの冒険戦記。
◆
“近況報告”
ありがとうございます。祝! 総PV数40万突破でございます。
感謝してもしきれない、気持ちで心がもう一杯です。花粉症で泪に溺れているのか、喜びのせいか、いや、喜びの方で噎せ返り、咳き込み、鼻水を流して嗚咽、吐き気をおぼえながら感動しているところでございます。フォロワーさん、ありがとう!!!!
そして、ついに、ブックマークも200を越えました。
まさか、ここまでいや、これを糧に。
私は、もっと大きくなりたい。
「大きくしたのは俺たちだ」と言ってもらえるようなモノになりたいです!
◆
“作者名”変更。
Twitter アカウント名の“さんぜん円ねこ”と同期したいと思います。
もっと皆さんと繋がりたいという思いですので、今後ともごひいきお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:00:00
3693404文字
会話率:27%
夏休み最終日、突然爆音と共に森蘭丸(モリランマル)の自室に現れた白髪の異世界人ビアンカ。ランマルはビアンカから特殊な魔力を受け取り、異世界へ転移する。
最終更新:2024-05-20 23:18:21
78531文字
会話率:46%
サイエスティア王国の国防を担っている公爵家に生まれた少女。冴切 イノリは、高い魔力量を誇り、長い間戦場に身を置いているといつしか周りから「シルバーウィッチ」や「白銀の聖女」と評されるほどの魔法使いになっていた。
しかし、仲間たちと出掛けた戦
いで死力を尽くし、魔力欠乏症になりしばらくの間戦場から余儀なく離れることになった。
休んでいる間も暇ということでイノリはサイエスティア第二軍学校に通うことになった。そこはイノリが予想していたよりも戦いから離れていて、普通の生活が広がっていた。
そこで戦いに迷いを感じていたイノリの決意が・・・!?
これは中途半端な世界を美しい世界に変えるそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 22:29:11
1915文字
会話率:7%
プライマル・マジカル・ワールド。無数に存在する多元世界にはその大本となり、この世の魔力の源泉となった原初の世界があるという。虚無に向かう多元世界の運命を変えるため、世界創造の謎を求めて旅を続ける多元世界最強パーティの冒険の物語が今始まる……
最終更新:2024-05-20 22:06:03
119723文字
会話率:46%
魔力を生み出す力がないと生きられない世界で、双子のフィオナとセシルは不完全に生まれた。フィオナは魔法を使う力がない代わりに、魔力を生み出す力を二人分。セシルは魔法を使う力を二人分持つ代わりに、魔力を生み出す力を持たなかった。
セシルはフィ
オナに魔力を与えられて命を繋ぎ続け、一人前の人のように振る舞っている。しかし両親にセシルに魔力を与えるための道具として扱われているフィオナには、家の外に出る自由すら与えられなかった。母親に虐げられ、退屈と憂鬱を煮詰めたような日々を過ごす中、セシルだけがフィオナに優しかった。双子の弟と大切なものを奪い合って生まれてきたと思っているフィオナには、その理由が分からずにいる。
少しでも自立するために薬草を育て始めるフィオナと、それを手伝うセシル。薬草作りを通して少しずつ仲を深めていく二人。セシルはフィオナへの執着心を隠しつつも、彼女が心を開きつつあることに喜んでいたが、セシルが通う学園に彼を恋い慕う少女がやってくる……。
※ヤンデレ、近親愛
※若干の性描写と暴力描写あり
※フィオナを主人公として読むかセシルを主人公として読むかで、メリバかハピエンかが変わります。
全21話+番外編3話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 22:00:00
59527文字
会話率:46%
アグノードの国北部の孤児院で育った少女、ジルトは、十四の誕生日を迎えた日、突如仲のいいレオ、モーリと共に孤児院を出ることになった。実は彼女は魔力の象徴とされるドラゴンの娘だったのである。普通の人間には到達できない山に隠れることになったジルト
だが、彼女の育て親に渡された一冊の本により、この国の現実を知る。彼女は自身の力を使って酷い状況を変えようと決意する。これはアグノードという小さな島国で起こった、大きな革命の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:58:05
143169文字
会話率:48%
〜 報酬は未定・リスクは不明? のんきな雇われ勇者は旅の日々を送る 〜
魔獣や魔物を討伐する専門のハンター『破邪』として遍歴修行の旅を続けていた青年、ライノ・クライスは、ある日ふたりの大精霊と出会った。
彼は、この世界を支える力の源泉
であり、止まること無く世界を巡り続けている『魔力の奔流』が徐々に乱れつつあることを精霊たちから教えられ、同時に、そのバランスを補正すべく『勇者』の役割を請け負うよう求められる。
それも破邪仕事の延長と考え、彼らの求めに応じて気軽に引き受けた彼は、顕現した大精霊の一人と共に魔力の乱れの原因を辿って旅を続けていくうちに、そこに思いも寄らぬ背景が潜んでいることに気づいた・・・
ひょんなことから勇者になった青年の、ちょっと冒険っぽい旅の日々。
# この作品は「カクヨム」でも同タイトル/同名義で掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:43:39
3030788文字
会話率:54%
天上阿形(てんしょうあがた)は体力自慢のお馬鹿さん、学力も致命的に低いがなぜかある日突然現れたベルダ=リゲンズという魔女に転生者に選ばれてその使者に捕食されて死んでしまった
そして彼がかすかな快感と共に目が覚めると...そこは謎の独裁者
、ガルガガス・モルゲントが支配する武器や兵器などの開発によって魔力が押されている魔法使いの世界「ネルマゼルト」であった
よくある異世界ものならばここで魔法でも使えるが阿形の場合悲しいかな、頭が悪いので魔法を覚えられず、更には物理的に戦うしかないのだ!
しかしこのチンパンジーレベルの主人公、侮っては行けない 彼の野生児スレスレの奇行と天然の悪知恵を組み合わせて、ガルガガスとその一味に立ち向かい、さらには今後出会う彼をも超える狂人まみれの仲間たち、さらには元いた世界からの別の転移者や新たな転生者などと共に冒険が始まるのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:39:04
36983文字
会話率:58%