鼻腔をつく血の香り、道端に転がる腐りかけた死体の臭い。
死体を見ない日は無い、銃声を聞かない日は無い、薬を使ってラリっている人間を見ない日は勿論在る筈が無い。
死を纏った生を享受し、力なき者は強者に全てを奪われる。そんな事は稚児で
すら理解している法則であり、街に蔓延する慢性的な先天性の病のようなモノ。
例え路地裏にバラされた死体があったとしても、奇怪な造形を模した野犬や野鳥が捨てられた赤子を啄ばんでいても、それらは当たり前の光景だ。驚嘆にすら値しない日常的なもの。
この街は最低最悪で。
この街は誰もが罪を背負って生きている。
誰もが生きていたいが故に―——罪と罰に生きている。
命の意味を探り、運命を手繰るサイバーパンク・ディストピア。
ネオぺージ様にて公開中!
https://www.neopage.com/book/30048772510028100折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:37:35
49092文字
会話率:63%
辺境の単調な塩採掘任務は、血と土埃が舞う地獄と化した。異常な魔力上昇が、悍ましく歪んだゴブリンソルジャーの群れと、エリアを統べる「異形」のボスを引き寄せたのだ。希望は容赦なく打ち砕かれ、仲間の無残な骸が累々と転がる絶望的な撤退戦。若き騎士ケ
イは、騎士の魂とも言える剣を犠牲に、血路を切り開く。だが、迷宮の非情さは魔物だけではない。大地が咆哮し、全てを蹂躏する激しい地震が発生! 混乱の中でケイが目撃したのは、過去の「デジャブ」と重なる破滅の光景――「津波が来る」。これは天変地異か、それとも迷宮の意志か? 生き残れる保証はどこにもない、過酷な生存劇が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:00:00
94171文字
会話率:35%
この春高校生になったばかりの1年生、東咲人は長距離走が得意な陸上部に所属する男子高校生だ。咲人はある朝、部活に向かう途中で路上に倒れている女性を発見する。何かの病気ではないかと思って声を掛けたら、ただの酔っ払いだった。仕方なく彼女を家まで送
り届ければ、恐ろしい程に散らかったゴミ屋敷だった。転がる大量の缶ビールの空き缶に、山積みのゴミ袋や灰皿に山盛りの吸い殻。足の踏み場もろくにない散らかり具合。せっかく大人のお姉さんと2人きりだと言うのに、色気の欠片もありはしない。お姉さんは美人でスタイルも良い上、人気Vtuberの中の人。しかしその良い所を全部台無しにする残念さも合わせ持っていた。そんなお姉さんに咲人は家事スキルを評価され、彼女の家で家事代行を始める事に。そんなちょっとアレな出会いから始まる、2人のドタバタ(?)ラブコメディ。
※この作品は単体でも成立していますが、処女作である『いつも教室の隅に居る地味なあの子が気になって仕方ない』と世界観を共有している作品でもあります。そちらのネタバレ要素を含む為、ネタバレが苦手な方は先にそちらからご覧になる事をオススメ致します。そちらではまだ27歳の頃の本作ヒロインが活躍(?)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 07:10:00
442204文字
会話率:39%
「何コレ」(れ
「続きだってさー」(き
「今回はえろく、エロく、いろんなカップルの日常を…」(る
シュン
「あれ? ルルアさん消えちゃいましたー」(ら
「どっかに転移させちゃったんだねー」(り
なあに? まだ続くの? ふふ.
..おあつらえ向きね(ま
こっちのセリフよ(め
「あの2人、ベッドの中だね」(き
「どーしてそーゆーふーに話が転がるかなー」(え
絡み合った女体が転がる(る
「エリラー、アレも封印するかちょっと音声切っといた方がいいんじゃない? 話が進まないよ」(き
「そだねー」(え
「えっとー、今度は短編ってゆーかー」(は
「うーんと短い会話劇とかいろいろー」(り
「あえていえばライト・ライトノベルかしら」(れ
「もはや小説じゃないよね」(き
「ひどいな」(み
「一応、形式としては短編小説とかショートショートってゆーのもあるみたいよ」(ま
「そんな大層なものじゃないっしょ」(き
ショートは安いです 昔は3000円(る
いつの時代よ(ま
不健全図書になるよー(り
「ショートカットにするのに3000円という話のどこが不健全なのでしょうか? 説明を要求します」(る
うわー、マンガ雑誌が30円、ハガキが7円、私鉄の初乗りが大人30円って、マジですかー?(ら
これ、あらすじよね?(れ
まあ、試験とか提出物だったら失格落第だね(き
「文字でやる4コマとか8頁マンガとかー、そんな感じみたいですー」(ら
「で、漫談編か」(き
「まんだんって、何のことかわからないんじゃない?」(れ
「あえていえば、『小咄」とか『話の枕』みたいなものかと」(る
「枕だけでいつまでたってもお話が始まらないって、サギだね」(き
「マクラでもお話だ」(み
「とゆーわけで、今回もよろしくねー!」(え
…何か忘れてない?(れ
べつにいーって^^(き
「『竜の抱き枕』って何のことですかー?」(ら
「こんどねー」(え
次回、プチ・ライトノベル(る
あらすじよ、これ(れ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 23:00:00
193348文字
会話率:2%
ロザリー・エシャンジェ 二十二歳。
シヤン王国の第三王女。
父である国王から、『社会勉強』だと隣国のミア王国で行われる舞踏会に送り出された。
そこでロザリーのダンスの相手をしてくれたのは、ミア王国の第二王子であるジュールだった。多くの令嬢た
ちの目を釘付けにさせるその容姿と立ち居振る舞い。
そんなクールなイケメンのジュールにダンスをリードされるも、ジュールは鉄仮面のような無表情な顔をして事務的にロザリーを扱う。
内心怒りが湧いてきたロザリーは、早々に自国に帰ろうと舞踏会会場から出てすぐそばの大階段を降りようと一歩踏み出すが、ドレスの裾を踏んでしまい大階段から落ちそうになる。
その瞬間、一人の男性がロザリーを助けようと手を伸ばすが間に合わず、ロザリーと男性は大階段を転がるように落ちてしまう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:15:09
66722文字
会話率:36%
秋山黄色氏の『アイデンティティ』のMVをご覧ください。そこから着想を得たのが始まりです。
あらゆるもの――例えば、今座っている椅子とか、ベッドの横で転がるぬいぐるみにも命があって、その命を可視化させる【ハート】を作った女とそれを買った男、
クローン人間たちとの争い、巻き込まれた男の話が出て来ます。
【ハート】に関しては、二宮敦人氏の『狂化』の短編? からも後付けかもしれませんが着想を得ていると思います。そちらから読んでみても面白いかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:12:36
56316文字
会話率:28%
「ああ、月が出てる。」
罪の意識はあるのに人の命を奪った事には何の感慨も抱けない少女、リコス。
彼女の足元に広がる血溜まりと転がる死体。
人を殺した事への罰を受ける事も出来ず、それでも人殺しの自分に嫌気がさす。
また何かの拍子に人を殺し
てしまうんじゃないか……
自分の中に深い闇を持っている事に気がつき、それ自体を恐れると同時に、受け入れてしまっている自分に嫌悪感を抱いていた。
そんなある時『魔眼病』を発症し、魔眼を得た彼女はアルカディア帝国最強の存在である『暗黒騎士』を目指す事となる。
「人殺しは罪だ、罰を受けないと。」
これこそ自分に与えられた罰なのだと解釈し、屈強な男であっても悲鳴をあげる過酷な修行に打ち込み、彼女は才能を開花させる。
『人を殺す』才能を……
アルカディア帝国を、多くの人を護るため、自ら罰を受けるため……
リコスは茨の道を突き進む。
罪を贖うその時まで……
これは贖罪を求める少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:10:00
191126文字
会話率:29%
「約束よ、アレス! 魔王様になっても、会いに来てくれるって!」
無邪気なリリエルの笑顔が、今も瞼に焼き付いて離れない。
対の腕輪『デスティナ』を贈り、誓ったはずの未来。
「あったりまえだ! オレはお前たちと育ったんだ!」
あの温かな日々が、
オレの全てだった。
グチャリ。
忌まわしい感触が、今もこの右手にこびりついている。
血に染まった白い布切れと、砕けた腕輪。
転がる、小さな頭部。
兄ダンティスの、魂を絞り出すような絶叫。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 20:10:00
56494文字
会話率:43%
海上の学園都市【ワダツミ】
その学生寮地区の一角にある、喫茶店兼探偵社。
素性を明かしたがらない依頼人の厄介事から、事件は動き出す。それは、坂道を転がるかの如く。
最終更新:2025-05-07 17:59:34
104878文字
会話率:30%
学校の敷地内に転がる多数の遺体。
最終更新:2025-05-01 13:00:00
1685文字
会話率:3%
死者や負けた側の見捨てられた負傷兵が転がる戦場跡に、一頻り笑い声が響いた。
エブリスタにしている「満月」を修正した作品です。
最終更新:2024-09-25 13:00:00
308文字
会話率:10%
転生したら最強になる――はずだった。現実は、スキルも弱いし、初期仲間は転がるゴブリンだった。
ゲームやラノベで鍛えた妄想力で異世界転生を夢見ていた高校生・悠真。
念願の異世界転生を果たしたが、手に入れたスキルは「バズーカ!」「なぜか踊る
」など意味不明。
モンスター相手にボッコボコにされ、心が折れかけたその時――
彼を助けたのは、笑顔で転がるだけのゴブリン・コロ丸だった。
これは、勘違いから始まった転生冒険譚。
強くなるのは才能じゃない。たぶん、友情と、ちょっとのバカさ加減だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 19:35:39
4288文字
会話率:38%
久木結衣には、好きな歌があった。
破壊魔と恐れられるよりもずっと前に、ある人と歌った歌。
死体が転がる地獄のような景色の中、その歌を口ずさみながら歩いた。
彼は、変わってしまった。私の知っている結衣はもういないのだろうか⋯⋯
結衣。あなたはどうしてこんな事をするの? どんな気持ちで、あんな事をしたの?
それが知りたくて、私は旅を続ける。いつか、結衣に会って確認する為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 23:33:40
47432文字
会話率:42%
主人公・レイは、村で卵を売って生計を立てる17歳の少年。両親を亡くして以来、家業を継ぎながら村人たちと助け合い、慎ましくも穏やかな日々を送っていた。
早朝、レイは鶏小屋の世話を終え、いつものように卵を背負い市場へ向かう。道中、幼なじみのエ
レナと出会い、彼女の手伝いを受けながら店を広げる。常連の宿屋の主人や料理人たちとのやり取りを通じて、レイが信頼される商人であることが描かれる。
そんなある日、レイは卵の仕入れ先を広げるため、少し遠くの森へと足を運ぶことにする。森には野生の鳥が生息し、珍しい卵が手に入ることもあるからだ。しかし、森の奥へ進むうちに魔物の気配を感じ、慎重に歩を進めると、そこに転がる一つの奇妙な“石”を見つける。
ただの石のように見えるが、なぜか気になって仕方がない。試しに手に取ると、ほんのりとした温かさを感じた。
「……なんだこれ?」
その違和感を覚えつつも、レイはそれを拾い、卵と一緒に持ち帰ることにする。
こうして、何の変哲もない村の卵売りと、一つの石との出会いが、新たな物語の幕開けとなるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 14:46:33
1283文字
会話率:13%
これは清掃員の話だ。
どんな清掃員か? なぜ清掃員なのか? どこを清掃しているのか?
本当に清掃員か? ぶっちゃけどんな話なんだ?
読者よ、それを問わないでくれ。
何せ私にだって、この話がどこに転がるかわからないのだ……
最終更新:2025-04-05 11:27:16
7673文字
会話率:88%
作者のイライラから始まるこのストーリー、果たしてどう転がる?蓋を開けてみたいとわからない、ジャンルのよくわからない作者による、ジャンルのよくわからないストーリーが今、始まる。
最終更新:2025-03-27 14:23:08
4199文字
会話率:27%
香港に巣食う東洋の魔窟、九龍城砦。
犯罪が蔓延る無法地帯で狂った日常をのんびり暮らす何でも屋の少年と、周りを取りまく住人たち。
今日の依頼は猫探し…のはずだった。
散乱するドラッグと転がる死体を見つけるまでは。
香港ほのぼの日常系
グルメ犯罪バトルアクションです、お暇なときにごゆるりとどうぞm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 04:07:57
908782文字
会話率:46%
貴族社会では珍しくもない、身勝手な第二皇子の婚約破棄。
犠牲者となったのは、アシュレイ伯爵家の長女エリシア。
聡明で才ある彼女は、家を追われながらも隣国の王族に見初められ、やがて祖国に反旗を翻す。
——ここまでは、よくある「ざまぁ系」の筋書
きだ。
だが、俺の目に留まったのは、成り上がる彼女ではなく、その影で静かに堕ちていく妹のアリスだった。
姉の婚約者を奪いながら、男に飽きられた瞬間に全てを失った哀れな女。
家からは見放され、社交界では笑い者。
それでも彼女は、「自分はまだ愛されるべき存在だ」 と信じて疑わなかった。
「お前、今度は俺に縋るつもりか?」
ただの気まぐれだった。
貴族の秩序に興味のない俺——第三皇子ゼッペルは、転がるように堕ちていく彼女を拾った。
けれど、いつの間にか彼女は俺に執着し、俺もまた、彼女を手放せなくなっていく。
これは、没落した悪役令嬢と、彼女を拾った俺の末路の物語。
その果てに待つのは、救済か、それとも破滅か——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:43:53
24697文字
会話率:33%
兄妹の目の前の畳に、首のもげた女雛が転がる。
黒ずんだ血痕が染み込み、鈴の音が不気味に響き渡る。
突然、妹を襲う何らかの怪異。
悲鳴が途絶えた先に待ち受けるのは、さらなる悪夢か、それとも終焉の静寂か──。
最終更新:2025-03-07 06:55:36
833文字
会話率:0%
人間達が住む大陸『モルディガンマ』から海を渡って遠く離れた、別名『魔族の住処』とも呼ばれる巨大な島。
魔界島『ディザストレ』。
この島には、普通の人間では生きて帰れないほど過酷な環境が存在する。
水面まで暗い海の中で獲物が来るのを待
ち続ける魔の海『バミューダ』。
生命を干からびさせるどころか燃やす灼熱地獄のような火山地帯『インフェルノ』。
身体に突き刺さるように凍て付く絶対零度の地とも言われる極寒地帯『フロスティア』。
常に食うか食われるかの過酷な弱肉強食の世界である森林地帯『グランノーム』。
その海と三つの地帯、中枢の居住地帯を持つディザストレには、いくつかの特徴を持つ。
様々な動物の骨が転がる大地には、異形の鳥や植物、獣などが生息する。
光が見えない青黒い海には、船体は穴だらけで帆はボロボロな船が浮かんでいる。
星のない夜のような暗い空には、赤紫の月の光が島の細部まで照らす。
……そして、島に大きく建てられた城『ジェノサイド城』には、魔族を統べる王が最上階の玉座に座る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 14:10:38
183477文字
会話率:44%
掌に転がるガラス玉のような、小さな小さな物語。
基本的に2000文字以下のショートショート集ですので、どこからでもサクッと読めます。
*他サイトとの重複投稿です(他サイトでは別名義ですが、同一作者です)。
最終更新:2025-02-13 20:15:33
57670文字
会話率:25%