「第2回めちゃコミック女性向け漫画原作賞受賞作」
徳大寺百合亜は百年にひとりのリリコ(ソプラノ)と謳われる新人オペラ歌手。
ある事件をきっかけにオペラ界を追われた彼女は、格下と見下していたミュージカルの世界で再起を目指す。
物語の舞台とな
るのは、日本一のミュージカル劇団「明星」。
大ヒットブロードウェイミュージカル「ラ・ボエーム」日本版の主役オーディションで最終候補に残った百合亜は、ファーストキャストに選ばれるべく一ヶ月間の最終審査に挑む。
その過程で次々に不可解な事案が勃発。役を巡るどろどろとした女優同士の争いもからんで、ついには殺人事件へと発展――。
警察が捜査に乗り出し、百合亜は自分の身を守るために戦う。
最後に現われた犯人は、まったく意想外の人物だった。
バックステージものとサスペンスミステリーの融合作。
ミステリーというより、サスペンス色の強い女性ドラマといえます。
もちろん、犯人さがしの謎解き要素もあります。
普段、知ることのできないロングランミュージカルの舞台裏をちょっとのぞいてみませんか?
現在、めちゃコミックにて「歌姫の復讐 ~私の中の怪物~」としてコミック化され、連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 09:25:02
133026文字
会話率:47%
夫の顔も知らぬまま、義実家で働き詰めのクララ。夫の勤め先に手紙を出しても返ってくるのは冷ややかな罵倒の返事だけ。そんな三年目のある日、実家から離縁を提案される。今なら白い結婚として書類一枚で一方的に離縁できるのだという。クララは意思を固め
、義実家に内緒で夫に会いに行き、直接離縁状を叩きつけると決意する。
初めての反抗、初めての一人旅。ようやく遠方の夫と初対面したクララだったが、出迎えた夫はクララを見て首を傾げた。
「俺結婚してたの? 聞いてないんだけど」
「え」
「こんな可愛い奥さんいたんだ。知らなかった。遠くて大変だったよね、怖い目に遭わなかった? 無事でよかった、まあとにかく入って。話はゆっくり聞くからね」
どうやら夫は知らないうちに義実家によって勝手に結婚させられていたらしい。事実関係がはっきりするまでクララは夫と暮らすことに。突然の生活にもかかわらず、夫はクララを受け入れ、これ以上なく溺愛する。
困惑するクララ。理由は夫の謎の行動だった。
夫はなぜか初日以降、決して家からクララを出さなかった。独り歩きはもちろん、次第に庭に出ることも止めはじめ……
「……お願いクララ。今は俺のいうことを聞いて、大人しくしていて?」
優しさの裏に隠し事がある夫。
実家からは、頻繁に「逃げろ」と手紙が届いてくる。
義実家はクララを捜索しているらしい。
利用され続けてきた花嫁が、数々の思惑を乗り越えて幸せを選びとる物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 15:28:48
14749文字
会話率:41%
謎の理由で現実世界に飛ばされてきた一人のエルフ。彼女はこの世界に溶け込むように暮らしながら、各地を放浪している。
彼女はなぜこの世界に来てしまったのか? そして彼女はなぜ、その金髪碧眼とは不釣り合いな日本を放浪しているのか?
謎解き要
素も見せつつ、実は大体旅行記という話もある、分類が困難な小品でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 07:44:02
49533文字
会話率:13%
霜月千景(しもづきちかげ)、19歳。
至って普通に見える彼女には、ある秘密があった。
それは、彼女が裏社会を担う[エージェント]であること。
江戸以前より続く忍びの家をルーツとする名門のエージェント一族である霜月家の長女として、千景は14
歳の頃から活動していた。
慌ただしい日々を送る彼女は、弟の晴翔と共に数年前に両親と兄を殺した人間を追っていた。
千景は、自身から家族を奪った上に弟を傷付けた仇敵に近付こうと本格的に動き始める。
彼女は、かつての同級生達との共闘や様々な任務を経て見つけたあるテロ組織と家族の死の間に関連があった事に気づき、本部への襲撃を決めるが…。
これは、復讐の物語。
復讐に生きる少女が、復讐を終えるまでの物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 17:51:12
11141文字
会話率:47%
リアン王国の海を守る海軍。新たな時代に向けての動きが加速する中、海軍も変革の時を迎えていた。
そんな時に海軍担当して監査本部より送られた甲上の周りで事件が起こり、過去の事件の謎も浮かび上がる。
また、謎多き人物も現れる。
事件の謎、一人の人
間の謎を解くなかで成長していく甲上。
謎解き要素も含まれたヒューマンファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 13:33:37
78330文字
会話率:28%
初恋の淡く苦い思い出と夏休みの懐かしい思い出と謎解き要素ありのややホラーな短編。
小学1年生の夏にタイムリープ?してしまった中学生の少年じぇい。今はなき、懐かしい駄菓子屋や商店が存在していた。そして、死んでしまった人間しかその世界にはいな
いらしい。夢なのか、普通ではない特殊なタイムリープなのか。
そこの世界には「し」という文字が存在しない。発音することも文字として存在することもない。「し」のない世界だった。
(※会話の中の〇は「し」を表します。)
目の前に現れたのは初恋だった行方不明のままとなっており、未解決事件に巻き込まれた当時小学一年生だった石戸野奈香(いしどのなか)。通称ナカ。
彼女が自分の居場所を見つけてほしいと創った世界が「し」のない世界。そして、彼女の居場所と犯人が彼女の創作した世界の暗号によって導き出される。
「し」という言葉を抜いたことで、彼女の本当のメッセージが現れる。彼女が抱く本当の気持ちは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 00:14:33
5748文字
会話率:38%
アレクサンドル・ベルヌイ・ファランドール公爵といえば、王国軍中将であり、ソードマスターでもある。
王太子の異母弟である彼は、臣籍降下の願いが聞き届けられ公爵となった。
隣国との戦争が勝利で終わったことを祝う戦勝パーティで、公爵はまさかの一
目惚れをする。
相手は右に左にと意外な俊敏さで茂みをかき分け、王宮の庭園に生えている草を引っこ抜き、両手いっぱいに持ってご満悦の令嬢だった。
戦馬鹿な公爵と、薬草学を学ぶ風変りな令嬢は、持ち前の知識を生かして様々な事件を解決していくのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 08:12:12
12955文字
会話率:28%
児童文学風で、新任のめぐみ先生と6人の生徒の交流、ミステリー謎解き要素もありの長編。でも、メインは、めぐみ先生と数学の天才エドウィンとのラブストーリーです。
八条めぐみが大つた村の小学校に赴任してきて、3年生6人の担任になりました。めぐみ
は25歳ですが、教師になったばかり。めぐみは子供時代をニューヨークで過ごしましたが、母が病気になり帰国したので、高校と大学は日本です。大学の時、母が亡くなり、その後で、昆虫学者中川いつきに恋します。恋は実りそうになっていたのに、彼は山で転落して死亡してしまいます。
ショックで父のいるニューヨークに帰りましたが、ある時、先生になろうと決心。教師免許をとって、この村に来ました。この村を選んだのは、いつきさんがさいごにくれたメールが「見つけた。こうご期待」とあったのですが、そのスマホが見つかっていないので、それを探すためです。
めぐみは生徒と交流をはかりながら、週末には山に行きます。
そんな時、ニューヨークの友達、エドウィンことえっちゃんが日本にやってきます。旧ソ連圏出身の彼はわずか18歳でハーバードに招かれ、22歳で教授になった数学の天才です。
彼はめぐみが山登りが好きだと思い、元旦を冨士山で見ようと提案します。
生徒のひとりの機転で、いつき先生のスマホが見つかり、えっちゃんが直してくれて、スマホがよみがえりました。
そこに映っていたのは、新種のチョウの卵のようです。
そのことをオーストラリアで学会に出席していたいつき先生の同僚リバー先生が急遽発表することになります。
この新種のチョウのおかげで、大つた村は有名になります。
えっちゃんは日本に来たのに忙しすぎて、めぐみとはあまり会えません。富士山に向かったのですが、悪天候のため、途中で棄権。お正月にデートをするはずでしたが、それもできなくなり、えっちゃんはニューヨークにかえって行きました。
でも、そんなある日、えっちゃんから手紙が届きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 00:10:00
123215文字
会話率:32%
昭和××年の初夏、私は瀬戸内海を臨む漁師町にいた___
手帳に記されていた謎のメッセージを発端に、伯父の口から語られる秘境の集落、六ッ幡村。
青年期の伯父が体験したと言う悍ましい一連の出来事。そして、手帳に書かれていたメッセージの意味とは
?
◆この話にはトリック要素はありません。
謎解きを楽しみたいという方には物足りないかもしれません。
それでもいいと言う方、ありがとうございます。お付き合いください。
五月中完結予定です。
来月か再来月に謎解き要素のミステリーを書こうかと思っています
*あくまで予定です。予定は未定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 13:23:49
24567文字
会話率:8%
しかばねヒロインが溺愛される、ダークコメディ!
【 恋愛 × 謎解き × よみがえり 】
政略結婚の駒として男爵家の養女にされたエリザベス。
婚約がととのい嫁ぐ道中、何者かにおそわれて胸を撃たれ――あ、死んだわ私。
そう思ったのに、目が覚
めたら血まみれのまま元気に動けてしまいました!
「死んでるけど生きてるって、どういうこと!?」
エリザベスを助けたと言い張る死霊術師は、妙に愛が重いアリステア。
まとわりつく彼と一緒にエリザベスとしての過去を捨て、前向きに死ぬことにしてみます!
だって死んでるってことは、もう何をしても死なないのよね?
エルシーと名前を変えて、アリステアと夫婦だと名乗り。
とりあえず自分が殺された理由を知るために捜査を始めるエルシー。
生ける屍なエルシーの新婚(?)生活は謎解きから始まった!
さあアリステアと二人で殺人犯を見つけ出し、華麗なる復讐を!
全49話、10万字ほどです。
※基本的にはヒロイン視点です。幕間に別キャラクターの叙述が挟まります。
※最初に銃撃されるので、血が苦手な方はお気をつけ下さい。特に第2話!
※「どうせ死んでいる」「死体だし」系の自虐が多用されます。生命倫理的に気になる方はお読みにならないで下さい。
※ライトな謎解き要素はありますが、ご都合主義です。メインは恋愛です。お気楽にどうぞ。
※この物語は殺人等の法令違反を推奨するものではありません。
※この作品はカクヨムで掲載しているものを、改題・校正の上で転載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 07:50:00
100653文字
会話率:49%
幼くして両親が失踪したファリンは、養父となった伯父一家に虐げられる日々を送っていた。皆が黒髪である砂漠の国で一人だけ砂色の髪を持つ彼女は『砂かぶり』と呼ばれ、祖父が遺した婚約者も横取りされて下働き同然の暮らしを強いられていたのだ。
やがて
十六になった頃。義妹に、この砂漠の大帝国を束ねる皇帝の後宮へ上がれという命令が下される。だが、そこは『呪われた後宮』と噂されている場所で――こうしてファリンは、噂を恐れた義妹から後宮入りを押し付けられることになったのだ。
――だが。いざ入った後宮は、砂漠の部族長の住まいなどとは比べ物にならないほどの、超快適な場所だった!
満足な食事を与えられず痩せっぽちだったファリンは皇帝の好みから外れていたようで、見向きもされなかった。だが持ち前の特技でお姉さま方から可愛がられ、空調の効いた後宮でのびのびニート生活を満喫することになる。
しかしその間も、後宮ではポツポツと事件が続いていた。ある日、後宮を抜け出しているのを皇帝とその甥サイードに見つかってしまったファリンは、処罰の代わりに後宮の呪いの正体を突き止めるための捜査に協力することになったのだが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 11:17:45
119763文字
会話率:54%
おじいちゃんの作品を取り戻せ! 大好きだったマイナー芸術家のおじいちゃんの作品は、全て生活費のために父に売られてしまった。独りになった今、幸せだったあの頃を取り戻したい。
最終更新:2023-11-24 08:06:50
146621文字
会話率:38%
『ここは、いったい何処の世界ですのぉぉぉ!!』
リンベル伯爵家の一人娘アイシャには、生まれた時から前世の記憶がある。社畜だった前世、腐女子として楽しい人生を謳歌していたアイシャは、朝目覚めたら、中世ヨーロッパ風の世界へと転生していた。
ア
ラサー腐女子が赤ちゃんに転生!?
お世話という名の羞恥地獄を耐え、七歳を迎えたアイシャだったが、未だにこの世界が、何処なのか分からない。ゲームの世界なのか、本の世界なのか、はたまた、アイシャの知らない異世界なのか……
『だったら、好きに生きたっていいわよね!』
今世も腐女子として、趣味に生きようと決意したアイシャへ次々と襲いかかる恋の罠。そして、ある事件をきっかけに目覚める『白き魔女』としての力。しかし、そんなアイシャの前に立ちはだかる『もう一人の白き魔女』の存在。
果たしてアイシャは、今世でも腐女子として己の趣味を満喫できるのか?
そして、アイシャの転生した世界と白き魔女の秘密とは?
アラサー腐女子が転生し、知らない異世界で自分の趣味を満喫していたら、いつの間にか幼なじみに外堀り埋められて逃げられなくなっていた話。
腐女子として趣味に生きたい令嬢アイシャ×ダブルヒーローでお届けするラブコメディ。
はじまり、はじまり〜♪
※恋愛コメディ時々シリアスになる予定です。
※男同士の絡みは雰囲気程度です。
※こちらの作品は二年前に投稿した『転生アラサー腐女子はモブですから!?』の大幅改稿版になります。7万字の追加修正をしておりますが、話の流れの変更はありません。
※他サイトにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 20:17:30
298965文字
会話率:36%
元最強ダンジョン配信者の汚名返上スローライフ!
最強の冒険者としてダンジョン配信で頂点に立っていた高校生の大野夏樹(おおのなつき)はとある暴露系配信者とリーク者の女によって汚名を着せられてしまう。その結果、配信サイトを永久BANになり
職を失ってしまった。
地元でも生活が難しくなった夏樹は今まで稼いだお金を使って田舎のダンジョンでも巡りながら細々と暮らしていこうと決意をする。しかし、初めに訪れた群馬県の奥地の村で、治癒能力を持つ坂牧千尋(さかまきちひろ)に助けを求められ異変が起きたダンジョンの攻略をする羽目になる。
坂牧千尋はダンジョンの異変を解決する様を自分のアカウントで配信して夏樹の汚名返上をしてはどうかと提案してきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 16:34:12
150942文字
会話率:50%
「保健室のおっさん」第二部になります。男性養護教諭の加藤誠作が、ボランティア引率で関東某県の丘陵地帯に行き、中学生の起こす騒動に巻き込まれるお話です。短編で投稿したものを大幅加筆しての連載版になります。他サイトにも掲載しています。
注)まっ
たくのフィクションですので、実在する如何なる地名、官公庁、その他もろもろとは、一切関係ないことをご了承ください。謎解き要素はありますが、殺人はないです。R15と残酷描写は念のため。
前作をご存知なくても、だいたいは問題ないと思います。でも、読んでいただいた方が、分かりやすいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 16:02:47
14316文字
会話率:36%
「ねっ、今日は何して遊ぼっか?」
遠い思い出に咲く君は、今日も晴れやかな笑顔で、僕を慰めてくれている。
※第一話目に挿絵が表示されるので、苦手な方や自分で想像を膨らませたい方は、気を付けてください!
※この小説は、アルファポリス、ハー
メルンにも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-03 22:53:12
130957文字
会話率:12%
ついに発売された世界初のフルダイブ型VRMMO、Librement Monde Online。NPC1人1人が感情を持っているのかと思うほどリアリティが高い。βテスター達が口をそろえて「俺っていつトラックに轢かれたんだっけ?」と言うほどだ。
当然人気もとんでもなく、1億人以上がプレイすることとなる。これは、そんな大人気VRMMOで主人公、マオが最強のまおーさまと呼ばれるようになり、好きに世界を旅するお話。
※作者はVRMMOをやったことがない上に処女作なため恐らく文章も変だわ設定も矛盾してるわなどとんでもないことになると思いますが、末永くお付き合いいただけると幸いです。
※作者は学生なため、更新がだいぶ不定期な上遅くなると思います。なるべく多く投稿できるように頑張りはしますが、あまり期待しないでいただけると…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 21:05:14
42180文字
会話率:43%
間宮 碧(まみや あお・18歳)は、祖父が残した古書店で悪魔と出会う。
知らず交わしてしまった契約が、実は猶予3日の死の宣告であることを知った。
生きるための方法と、この契約の運命を断ち切る手段とは……?(★主人公と一緒に、生きる
為の方法を考えながら読んで頂けると嬉しいです!)
・態度のでかい悪魔・リヴ。
・テンションの低い兄・翠。
・そして、祖父が残した日記帳。
「過去と現在を繋ぐ2つの願い事が、切なくも温かい結末へ、僕らを導いてくれた」
★ラストはほっこりする展開です。
・前日譚
『間宮古書店の日常』
…それはまだ祖父が生きていた頃。
碧が高校一年の、暑い夏の日へ時はさかのぼる。
★本編 全5話・前日譚1話で完結済みの作品です。(別サイトにて連載完結済み)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 22:27:40
13368文字
会話率:44%
二人の物書き少年、カムイ13歳とシェロ14歳はネット小説を書いた。カムイが小さな賞を授かる幸運に恵まれた。昼過ぎにシェロが祝賀会といい、自宅に彼を招待する。「黒耳シェロの天才クイズ」。カムイが大好きな謎解きをシェロが用意しプレゼントした。し
かし、カムイが解答に夢中になっている間に親友のシェロが居なくなってしまった。のちに失踪事件に発展する。二人の家は、同じマンションの隣り合う部屋だ。そればかりか、その日の夕方、カムイが帰宅すると、大変な知らせを親から告げられる。カムイの母親とシェロの父親が事故で死んだと知る。シェロの失踪と何か関わりがあるのかは分からないが。親の死があって、シェロの行方不明は失踪との断定が遅れた。通報をしたのは夜中だ。夜中に警察が訪ねてきた。通報者はシェロの母親ミクだ。警察は夜中の間に宅内を見て回り帰って、翌日に最後に会っていたカムイに事情を訊くことに。
カムイは警察に最後にどんなやり取りをしていたかを問われて答えるのだが。そしてクイズの内容を説明するのだ。クイズのやり取りの最中に彼は部屋を出て行ったきり戻らなくなったからだ。二人の少年はと、二人の両親も裕福ではないため、携帯電話を持たない。
警察は毎日のようにカムイを事情聴取する。クイズの内容がこれまたチンプンカンプンであり、カムイの説明で警察は混乱して行く。警察はそのクイズに失踪のヒントがあるのではないかと、少年カムイと少年係の二人の刑事が謎解きを始める。骨織警部と此処堀巡査が事件の担当者だが、なぜかその疑いはカムイに向けられていく。隣り合う隣人の失踪と親の死が同時に起きた。警察は早い段階で家宅捜索を開始。シェロの自宅の電話機に盗聴器が仕込まれていた事をつかんでいた。おまけに盗聴器からはカムイの指紋だけが検出される。さらにはシェロの部屋中どこを探してもカムイの指紋だけしか出てこない。警察はこの少年がシェロの失踪に関わりありと疑っていく。
登場人物、秘伝カムイ。黒耳シェロ。カムイの父ムサシ。シェロの母ミク。少年係の刑事、骨織損三郎(ほねおりぞんざぶろう)警部と此処堀腕次郎(ここほれわんじろう)巡査。
※推理初挑戦。推理要素や謎解き要素は、あまりないかもしれません。推理小説っぽく仕上げた作品です。テーマに沿って書きました。締め切りがあることで完結まで書き上げられました。三十三話、完結済み。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 23:00:00
59314文字
会話率:18%
人々が平和な日常を謳歌する中、一部の人間に『異能』と呼ばれる力が宿った。突如現れた力に世の中は混乱し、犯罪が横行する中で国連は世界各地に『異能者支援施設』を建設する。異能者の情報把握、そして支援・保護を主な目的とする裏には、『暴走した異能者
の抹殺』を行う人間がいた。
目には目を、歯には歯を、異能には異能を。
決して日の目を見ず、称賛されない、自ら日常に背を向け、平穏を投げ捨てた―――――――そんな『異端の英雄たち』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 23:07:45
35559文字
会話率:52%