かつては王宮の一流薬師として、宮廷内で絶大な信頼を得ていたリオン。けれども、日々繰り広げられる宮廷闘争と足の引っ張り合いにうんざりして、ある日とうとう辞職を決意する。そして彼は、偶然立ち寄った町で潰れかけの薬屋を見つけ、再建の夢を抱きながら
それを買い取った。しかし現実は厳しく、売り上げは低迷、いつしか薬屋は赤字に陥ってしまう。
途方に暮れるリオンは、偶然目にした「高額報酬バイト」に飛びつくが、それがまさかの「魔王軍の闇バイト」だったとは…。リオンは知らずに、魔王軍の暗部へと足を踏み入れてしまう。
果たしてリオンは無事に薬屋を立て直すことができるのか? そして、再び平穏な日常を取り戻せるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 22:30:58
1395文字
会話率:24%
プロローグ
「ポーション類の在庫、大丈夫ですか?」
棚の、ずいぶんと隙間のあるガラス瓶の並びのバランスを、神経質に整えて「そろそろ作りはじめないと足りないのでは?」と、リュコスは素材採取を促す。
切羽詰まってから出かけるとなると、また
店をに任せっきりにすることになるかもしれない。
「あぁ〜麻痺解除薬〜どうしても行かなきゃダメ〜?」
店頭のカウンターにダラリと腕を投げだし突っ伏していた目の前に、|空《から》のガラス瓶が並ぶ木箱を ガチャリ と置いて現実を突きつけると、リュコスは作業場に戻って行った。
状態異常の麻痺解除薬の調剤には、どうしても同じダンジョンの麻痺蛭の体液が必要で、どうしても沼地フィールドに行かなければならない。
誰もがイメージする通り、蛭はかわいくないし、沼地はジメジメして臭いし、ブーツは汚れるし、臭いし、行きたくない。
ついでに、ソレが経口接種薬って現実からも目を逸らしたい。
「やっぱり素材持ってきてくれた冒険者にだけ売る事にしよっか?」
「俺は最初からそう言ってました」
返ってきた軽口に、むう と口をとがらせる。
「・・・お互いだいぶ人間らしくなってきましたなぁ」
ダンジョンのセーフルームの壁をくりぬいて造った「雑貨屋ぼったくり」のカウンターで、リコは、この世界に拉致られた時のことを思い出していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 06:00:00
731691文字
会話率:40%
便秘外来クリニック門前の調剤薬局の管理薬剤師、須加 登呂慈(すか とろじ)。
彼の本性はどМで妄想の止まらない変態である。
彼の変態的な日常的を1話完結形式でつづります。
短編を連載へ切り替えました。
エッセイではありません。作者の別人
格では……たぶんありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 23:34:53
42232文字
会話率:28%
ジャンル分けがどこになるのかわからなかったので、全部「その他」にしてしまったのですが。
薬とそれに関連する症状や病気について書きました。
あまり優秀でなく、口の悪い薬剤師が、(読者には声は聞こえない)作者と会話したり、知識を共有しながら説
明していく内容になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 12:43:36
4683文字
会話率:12%
20年間、調剤薬局に勤務されていた方に聞いた話を主人公目線に変えて創作していますが、大筋では実際に起こった話だそうです。
最終更新:2024-05-15 22:18:05
3154文字
会話率:12%
運動? したくない。戦? もっと嫌だ。
本を読んで、薬草畑の手入れをして、調剤して、研究して、ずっとそうやって生きていきたい。
でも、それで周りが許してくれるはずもなく――。
李《り》 霓瓏《げいろう》は仙子《せんし》族という恵まれ
た種族に生まれながらも、武術に関しての努力はまったくせず、ただただ大好きな薬術ばかりを磨いてきた。
痛い思いをしたくない。怪我なんてもっと嫌だ。
成人したある日、このままでは息子が駄目になると思った両親により、二十年間生きてきた聖域から追い出されてしまうことに。
体力も武力もない霓瓏にとっては、絶望的な状況。
歩きついた場所は戦国真っただ中の中原大陸。
「うげぇ」と思っていると、視界に映ったのは、真っ黒な靄が立ち込める慧国朱燕軍の野営地だった。
護国の英雄と謳われる将軍がいる軍に、何故暗雲が? と、気になった霓瓏は、唯一霧の立ち込めていない天幕へと入って行くことにした。
それは霓瓏の好奇心が呼んだ運命だった。
天幕の中にいたのは、奇しくも、父親がそうなってくれと願うような、英雄――朱《しゅ》 祁旌《きせい》という武人。
のんびりと生きていきたかった霓瓏の生活は一変する。
わがままで、怠惰な性格は変わらないが、好奇心に突き動かされるままに突き進む、薬術師としての成長物語の始まりだった。
※不定期更新(週三~週一)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 20:00:00
110347文字
会話率:57%
一人の医師が病院から失脚しそこから始まる廃院寸前までの転落の記録。
SNSで話題になり患者でないクレーム電話が殺到する。
引き抜かれた事務員の後継の新人がクレーム電話でメンタルを破壊され出勤しなくなってしまう。
実質二人の事務員を失ったこと
になる。
医師一人、事務員二人を失ったことはそれは想像よりも大きな損害をこうむることになり病院経営がむしばまれていった。
近隣の調剤薬局にも響き渡り医師会の理事が乗り込んでくるもなすすべがない。
事務機能がストップし医師や看護師も出勤がままならなくなる。
患者を手放した病院が生き残る道はあるのか。
もう一人、医師が開業準備をし始めていた。
その話は以前から伝えられていたが今とは。
残された人々の気持ち。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 21:50:16
811文字
会話率:0%
60歳間近の薬剤師の田中春子は愛媛県今治市で「こまち薬局」という相談中心の薬局を一人で経営していた。夫は13年前に急死し、15年間自宅で介護した母は3年前に旅立った。今は薬局兼住宅で次男良夫と二人で暮らしている、母から引き継いだ薬局は今年で
創業20年を迎える。変わりゆく薬業界の中で、調剤薬局でもドラッグストアーでもない健康相談を主とした薬局を目指す春子だった。良夫は、中学3年生から不登校になり、それから11年間引きこもっていた。5年前愛してやまなかったパソコンが壊れた事により良夫は社会復帰を決意する。春子は社会に出たいと言う息子の願いを叶える為に寄り添い奔走する。社会復帰するために、のサポートセンターに通いながら、良夫は、自分にどんな仕事ができるのか模索し、人と会わずにできる仕事をハローワークで探すが、今治のような田舎には、良夫の希望とする職場はなく、コンビニで早朝の掃除の仕事を始める。自転車しか乗れない良夫は、雨の日も風の日も夏の暑い日も一日も休まず自転車で職場に通った。遅刻欠勤もせず、盆も正月も働いた。1年が過ぎた頃、まじめに働く良夫は掃除から接客を任されるようになった。もともと対人恐怖症の良夫は職場の人間関係に悩み、転職を考え始める。ハローワークに通ううち、運転免許を必要とする仕事が多い事に気付き、自分で稼いだ金で運転免許を取得し、電気工事会社に就職するのだった。想定外の息子の成長に驚き、共感し、感動する春子は母親として社会人の先輩として良夫に助言し、寄り添うのだった。令和2年の1月に中国武漢で新型コロナウィルスが感染拡大し、コロナ禍は、春子の経営する「こまち薬局」にも大きく変化を及ぼした。報道に翻弄され押し寄せるマスク難民。デマに踊らされトイレットペーパ―や消毒液、ガーゼに体温計まで売り切れた。コロナ感染拡大は1年7か月が過ぎても収まる気配を見せなかった。4回も発せられた緊急事態宣言の中、異例のオリンピックが始まった。感染拡大は止まらないが、ようやく今治のような田舎にでも高齢者のワクチン接種が進んできた。それに伴う副反応への不安など絶滅危惧種化した町の相談薬局を訪れるお客さんと向き合いながら、現代の医療のへの不満と疑念を抱きつつ、町の薬屋として人々の健康を願い日々模索しながら店頭に立つ春子だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 18:00:00
21842文字
会話率:56%
薬剤師エッセイの続編ですが、続き物ではないのでどこからでもお読みくださいね。前シリーズはどちらかというと昔話メインでしたが、今回は現状を交えた考察が多いかと思います。
前シリーズはこちらです。
↓ ↓ ↓
https://ncode.
syosetu.com/n2025dt/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 06:00:00
77168文字
会話率:11%
その名前も藤原薬子。性別は女性。年は三十九歳。歴史上の著名な女性と同姓同名だがそれはたまたま。彼女の仕事は薬剤師。しかもただの薬剤師ではない。一筋縄ではいかない薬剤師。密命を帯びた派遣薬剤師。これからはじまるのは、彼女の華麗? な薬剤師スト
ーリー。
彼女を取り巻く医療従事者の人間模様、社会関係の話です。用語ですが特に解説はいたしません。出てくるのは、病院、調剤薬局、製薬会社、大学院、官庁、いろいろです。薬剤師は実はいろいろな場所にいます。目だたないけど縁の下の力持ち。それぞれの人間関係模様を書いていきます。また小説という体裁をとっているので、事実とはかなり違うこともかいています。実際あった話でも当人の性別や年齢、実際の性格など変更していますので、ご了承ください。要は小説として楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-10 05:20:32
106884文字
会話率:39%
王立医務局の調剤師として働くローズは、自分の仕事に誇りを持っているが連休明けは仕事量が多いのに上司のレオナルド様と二人体制なことに疑問を持つ。
その疑問を口にしようとするとはぐらかされて二人は夕食を共にすることになったものの、なぜかローズの
お見合いの話になって……。
◇この作品は、ありま氷炎さま主催の第7回月餅企画に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 21:11:45
5013文字
会話率:45%
異能の一族の娘、イーリス。その力は当主である兄と比べ余りにちっぽけだった。追われるように里を出奔したイーリスは、素姓を隠し、しがない調剤師として細々と暮らすことに。
そんなある日、薬の素材を探しに入った森の中で、ぶかぶかのシャツを纏っただけ
の奇妙な出で立ちの子供に出会う。
放っておくこともできず街に連れて帰るが、その子供は人間嫌いで故郷から出てこないはずのエルフ、それも黒魔法ジャンキーのダークエルフだった。
慣れない子供の相手に悪戦苦闘し、軽い気持ちで「黒魔法を使う時は許可を取る」「街の中では手を繋ぐ」などの約束を交わすのだが……
「いやいや、待って。ダークエルフは約束を決して破らないって、そんな話、知らないから!?」
これは図太い貧乏調剤師と小さな……はずのダークエルフの、ある意味目まぐるしい日々の記録である。
【アルファポリス様、カクヨム様にも掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 20:48:00
292617文字
会話率:31%
なんか調剤薬局の人が考える事とか書いたやつ。
最終更新:2020-12-28 21:38:21
4712文字
会話率:43%
時は安永、江戸は浅草、凪は振売り。
これは、薬を売り歩いて日銭を稼ぐ少年・凪の物語。
最終更新:2020-08-15 22:02:49
24737文字
会話率:49%
メルフォルト王国の警備隊所属の剣士ディラン。彼は夜間の警邏中に酔っ払いに絡まれている少女を助ける。彼女は、持病を持つ父親のために薬を購入した帰りだと言うのだが……
最終更新:2020-06-16 05:45:15
8235文字
会話率:54%
宝石を薬に加工する技術をもつ、宝薬士コトリはサンクチュアリの僻地で今日も調剤依頼を待っている。
とはいえ年若い少女に実入りのいい依頼はなかなか来ない。
宝薬の材料となる石の採取依頼を細々とこなし、ため息ばかりの毎日だ。
少女+宝石でお題を
頂戴し気軽に書いたファンタジー短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-07 15:04:51
1899文字
会話率:49%
森の近くに住む腕はいいが口が悪い薬草の調剤士、通称「薬師(くすし)」の老婆アルマの養い子のクロエは薬草の勉強をしている。
ある日アルマの知恵を借りようと、都から役人のマリウスがやってきて、アルマとともにクロエは都に向かうことになった。
今ま
で出会ったことがない人たちと出会いながら、事件を解決していくことに?
コメディ要素が強い西洋風ファンタジー時代小説です。
*ブクマ、評価、ありがとうございます。
*魔法は出てきません。
*毎日更新予定です。
このお話はあくまでフィクションです。設定は緩いので専門的知識等は実際と違いますのでご容赦ください。
お話の都合上、残酷な表現等には*マークを付けてあります。苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 12:00:00
82201文字
会話率:26%
今やコンビニより多いといわれている調剤薬局。その中の一つ、薬剤師である神奈優介が働く薬局に突如謎の扉が現れた。
異世界ファンタジーへ強いあこがれを持つスタッフたちは扉の向こうに待つであろう非日常を求めて冒険の旅に出る。
女神の加護によ
りお約束のチート能力を手に入れ、亜人冒険者の仲間たちと繰り広げる規格外の活躍。現代知識と魔法の融合、錬金術を極めて伝説級のアイテムの作成。内政干渉や流通革命を起こし大金を手に新たな人生が始まる……はずだった。
待っていたのは最強を誇る猫耳ママさん。何故か気に入られてドタバタな生活が始まった。
※ 作中に医薬品の使用に関する表現をする場合がありますが、医薬品は専門家の指導のもと適正に使用してください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 09:00:00
182847文字
会話率:53%
世界最強とも言われる『元』精霊王が幼女の姿となり、ヒトの暮らす町で薬屋を営んでいた。
精霊王であった彼女が過ごす日常、周りで時々起こる事件
彼女が精霊王を辞め、ヒトの町で暮らす理由を紐解く物語
最終更新:2019-04-23 11:59:06
145683文字
会話率:48%
地方の調剤薬局に、突如現れた黒ローブ姿の女。女が呪文を唱えると、薬局は光に包み込まれた。
視界が開けると、薬局は跡形もなく消え去っていた。薬局に勤務していた薬剤師の滝島は、空間魔法により薬局ごと魔法界へ転移させられていた。
魔法界での生
活は充実したものだったが、とある事件をきっかけに、魔法界の真実が明らかになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-14 22:34:41
2502文字
会話率:47%
山之上舞花さんからのお題小説です。
ジャンル 現代恋愛
主人公 薬剤師の女性
内容 女性は病院からドラッグストアの調剤薬局に転職した。そこで出会った、男の人二人に迫られて困っています。
男1 強引な人(裏 相手の都合も聞かずに強引に
連れ出すけど、実はタイミングがつかめずに肝心なところで押し切れない人
男2 優しい人(裏 優しい口調で押しつけがましくないしゃべりで、でも、ちゃっかり約束を確保。そしてさり気なくボディータッチ)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 16:55:04
13807文字
会話率:60%