西の大陸(アウローラ)の中部域から西部域にかけて広大な領土を持ち、
海の神と花の女神の加護を持つラゲストゥーエ帝国。
第一皇子ヴィリバルト・フリードリヒは幼いながらも大国に生まれた責務と重圧を感じつつも、いつものように第一皇子付宮務
官兼教育係のビスマルク男爵を撒き、庭園を散策していた。
お披露目の準備で庭園の手入れを行う園丁と幼い女の子の二人と出会う。
フリードリヒは兄と間違われたままある花を見たくてローミィの手を取り、神殿に向かう。フリードリヒは意図せず、自分の将来を左右しかねない“皇子妃選定の儀式“にローミィを関わらせてしまい、神殿に留めることになった。その年に開催されていたお披露目の舞踏会を空いていた観覧の間から二人で覗く――。
舞踏会も酣のころ、二人の迎えが来る。ローミィの父親が睡魔の友となりかけていた娘を抱えて、立ち去った。フリードリヒも探していた数人の護衛官に見つかり、こってりと絞られた。
第一皇子フリードリヒと園丁の娘であるローミィ、二人の身分差は天と地ほど遠いもので、今後は交わることはないはずだった。
数年後、ラゲストゥーエ帝国の五大公爵家として名を連ねるローゼンシュタイン公爵家にローゼマリー・アーデルハイト、が生まれる。アーディという愛称を持つ可愛らしい娘。
第一皇子のフリードリヒはローゼンシュタイン公爵の生まれたばかりの孫娘にとある儀式で使われた白い花を誕生祝いとして公爵に贈る。
数百年前に交わされ、反故となった誓約がもたらす災い。歪められた運命は歯車を止めた。
異なる身分を持つ三人が結婚を司る女神に導かれ、出会う。
運命の歯車がゆっくりと動き出し、回り始めた――――。
*R15は保険です。
**この作品は別名義で読書メーターのコミュニティにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 00:23:26
265238文字
会話率:54%
リエール王女は、誕生祝いの席に呼ばれなかった四人目の魔女の呪いによって、15歳の誕生日に真っ白ふわふわうさぎのぬいぐるみへと姿を変えた。
婚約者であるルードリッヒ王子とキスをすれば、人間に戻れるはずなのだけれど——。
三人目の魔女は言った。
「人間に戻れないということは、リエール様は王子様を愛していないのでしょう」
魔女の呪いによって真っ白ふわふわうさぎのぬいぐるみになってしまったリエール王女と、リエールを愛するあまりこじれてしまった俺様王子ルードリッヒの純愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 11:05:17
17211文字
会話率:37%
夫であるユーリを亡くしてしまったシャリナ…
失意の中にあるシャリナを、何とか救いたいとフォルトは悩んでいた。
そんなある日、息子アーレスがフォルトの誕生祝いの催しに馬上槍試合の開催を薦める。
アーレスは試合開催に当たり、父フォルトに賭けをし
ようと持ちかけた。
「欲しいものを賭け、父上と戦います」
アーレスが父に勝利して得ようとしたのは、何とシャリナとの結婚の権利だった。
『約束の輪舞』の続編
『ペリエの黒騎士』のアフターストーリー 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 17:35:07
56111文字
会話率:50%
嵐山の霊能力者集団である京洛牙城衆に所属する深草花之美は、先祖代々受け継いできた狐憑きの力で白狐の獣人に転身する誇り高き戦士である。
戦士として常に万全である事を望む花之美は、誕生日である今日も戦闘訓練に励んでいた。
心を通わせた管狐を愛刀
に憑依させ、刀風で滝を逆流させる。
この妙技を見事に達成出来て喜ぶ花之美の前に現れたのは、同じ京洛牙城衆の戦士にして彼女が想いを寄せる飯綱使いの青年だった…
(※ 本作品は、猫じゃらし様御主催の「獣人春の恋祭り企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 07:34:05
4856文字
会話率:25%
華族の御曹司との婚礼を控えた社長令嬢・小野寺真弓。
独身時代最後の誕生祝いとして母より贈られたのは、家族の想いが込められた装身具だった…
※本作品は、黒森 冬炎様御主催の「ミラクル•チェンジ〜改造企画〜」参加作品で御座います。
最終更新:2022-02-01 06:56:23
4302文字
会話率:30%
ポール・モーリアさんの作曲の「オリーブの首飾り」(邦題)に歌詞をつけてみました。
頭にある情景は以下の通りです。
戦火の地で少女は誕生日のパーティに戦前に買ってあった白いドレスを着ます。
でも、祝ってもらいたくても誰も招待してないし
プレゼントもご馳走もありません。
そこへ誕生日を覚えていた幼馴染の少年が余所行きの服を身に着けて突然訪れます。
でも少年はプレゼントを用意する余裕がなかったので、何かないかと庭に出てオリーブの花を見つけます。
オリーブの花言葉は「知恵」と『平和」、旧約聖書に鳩がオリーブの枝を咥えては箱舟のノアのところに戻ってきたことに因んで、愚かな戦をやめる知恵と平和な世界を少年は願ったのでしょう。
手渡された少女は少年の心を知り、それで二つの首飾りを作って二人で首にかけます。
そして手を取り合って外に出て、二人で踊り始めました。
遠くでは爆撃の音が響く中、人々は二人の踊る姿を見ています。平和な日々が訪れるように願いながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 13:02:48
202文字
会話率:0%
▼ 少年少女が皇子の赤ちゃんの誕生祝いに行ったら、若さを吸い取る異能力で襲われました。 敵は、執拗に若さを吸い取って、終には老衰させて死に至らしめるという異能力を使います。 少年少女は、果たして、このような敵と、どのように戦うのでしょうか。
▼ 性行為はありませんが登場人物が肌を露出するシーンがあるので【性表現あり注意】としました。
▼ 主人公は、聖武天皇の少年時代、オビト皇子です。 天平のファンタジアは、主人公オビトの異能力バトル冒険劇です。 本作は、そのプロローグ編という位置づけです。
▼ 聖武天皇の4代後の光仁天皇は西暦709年11月18日なのに、その母親の紀橡姫は西暦709年10月21日に死亡したといわれています。どうしてそのようなことになってしまったのでしょうか。 本作では、その謎にも挑みます。
▼ 本作はそういう歴史物語ですが、舞台はナーロッパ的世界観です。 一応、異世界での出来事という設定です。
▼ 本作は、ノベルアップ+で先行公開したものを修正完成させたものです。
▼ 面白いと思われた方、是非ともコメント、ポイント、ブックマーク、レビューをお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 23:00:00
16970文字
会話率:44%
今日は、さっちゃんの1歳の誕生祝いの日です。
アルファポリスさんにも掲載しています。
最終更新:2022-10-31 13:53:10
582文字
会話率:25%
古国イースヒャンデの末姫であるリルは、誕生祝いに兄たちからもらったプレゼントのせいで、海向こうの大陸にある砂漠『アズィ・アシーク』に飛ばされてしまう。そこに倒れていた少年を助けてみれば、彼は『魔法大国』シャラ・シャハルの王だった――ただし、
リルが聞いていたより格段に幼い姿の。
そして彼女は知る。王位を継ぐはずはないと誰もが思っていたにも関わらず、【加護印】持ちの王、アル=ラシード・リューン・シャン=シャハラが誕生したその理由を。
◆不本意ながら訪れることになった砂漠で出会った(拾った)相手が他国の王様(予定)だったために、他国の王家のいざこざの一端に巻き込まれる女の子の話。三人称で進みます。主人公設定上、ハラハラドキドキはあんまりないかもしれません。
◇2022/7/11 最終話後の話、追加しました。
※カクヨム他にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 23:09:12
81957文字
会話率:37%
寛弘5年、敦成親王ご誕生祝いの宴会が、土御門殿にて催されておりました。その時に、左衛門督であらせられる藤原公任様が酔いの勢いでつまらないことを申されたのでした。つい御心がこぼれて終われた藤式部様は、公任様に酔い醒ましにと、ちょっとしたお話
を披露されるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 13:10:58
7869文字
会話率:22%
——20世紀最後の夏、僕は彼女とたった一夜の恋に落ちた。
森の麓の寂れた公民館。図書室の不思議な少女。バツイチ彼女の半生と腕につけられたストライプ状の火傷の痕。カザルスのチェロで舞う、彼女との悦楽のダンス!
(改訂版:2020年12月5日よ
り投稿。主に一人称の変更と縦組み最適化を行いました)
【あらすじ】
古い気象データを手に入れるため東北の森林研究所を訪れた30代半ばの独身研究者の太田貴文。運の悪い彼は森の中で終バスに乗り遅れてしまう。
幸い、研究所に出入りしている森野木乃香(きのか)という笑顔の素敵な女性に拾われるが、森の麓の寂れた公民館に独り泊まる羽目になる。臆病な貴文は怖いと思うが、さすがに口にはできない。
ところが図書室で不思議な少女と仲良くなると、居心地のよさを感じ始める。一方、夕飯を持って戻ってきた木乃香はどこか落ち込んだ様子で、聞けば、誕生日の夜を独りで過ごすらしい。
貴文の誕生祝いの演出でふたりは打ち解け、食後の酒を飲みながら、木乃香は自分の過去を語り始める。貴文が戸惑うほどあけすけな恋愛の話は、やがて夫の異常な執着、家庭内暴力へと転じていく。
すべてを聞いてもらい、新しい一歩を踏み出す元気をもらったという木乃香は、BGMに流していたカザルスのチェロでお礼のダンスを貴文に贈る。
貴文のお気に入りの曲がかかると「特別な夜よ」と木乃香は囁き、踊りに誘う。踊れないはずの貴文の身体はなぜだか動き、踊りに没頭していく。
そして、ふたりは結ばれるのだが……。
この小説の初版は、「百一里優の小説」(https://momoiriyu.com)と「カクヨム」にも掲載しておりますが、こちらは改訂版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 02:03:15
102017文字
会話率:38%
セジアス王国の王サクセスの18の誕生祝いの宴。
彼のもとに一人の少女が、誕生祝いの品として差し出された。
白銀色の髪の少女は薄汚れた衣装に身を包み、その身体はいくつもの鎖で拘束され、鉄でできた檻の中に閉じ込められていた。
青銅の
王とよばれるサクセスと一人の少女の出会いのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-06 16:50:10
12852文字
会話率:28%
身分が違えば、誕生日の祝い方も違う⁉ ……庶民な男子と令嬢な女子の、誕生祝いをめぐるすれ違いコメディです。たぶん。
最終更新:2016-10-08 19:00:00
3955文字
会話率:52%
つきあい始めてからずっと続いている、麻由美の部屋で開かれる僕の誕生祝い。
今年は、今まで渋り続けていた妹の優月が参加することになった。
「優月ちゃんの婚約祝いもかねてだから」 という麻由美の誘いを、断り切れなかったらしい。
彼女は大喜
びで優月を迎え入れ、いつになくはしゃいでいる。
「今日は素敵なバースデイになるわよ」
「どうせ、優月の婚約祝いのおまけだろ」
「おまけは婚約祝いのほう。メインはあくまでも和樹の誕生日祝いよ」
主役の座を奪われてむくれる僕に、彼女は満面の笑顔で言った。
「綾子と二人で考えて、とっておきのプレゼントを用意したんだから」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-03 21:00:00
11324文字
会話率:46%
二十年前から仮想現実世界へのダイブ技術が世界中に広がった世界に住む少年、峯岸竜二はとある衝動に悩まされていた。『斬りたい。殴りたい。自分の力を思う存分生物で試してみたい』。昔から続く家業の戦闘術を収めたからなのか抱いてしまったその衝動。十六
の誕生祝いに祖父から世界初の仮想現実大規模多数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム、『DUAL WORLD ONLINE』を渡された竜二は、己の衝動を満たすためにその世界へ入り込む事を決める。名をドランツとしてゲームを始めた竜二は、正式運用開始前のチュートリアルで巨大な竜に出会い、戦いにならず倒される。自分の力が通用しない悔しさと、まだまだ上に登れるのだという嬉しさからドランツは竜を斬る方法を探す為に手探りプレイを始める。そう、これは――斬竜手段を求める少年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-16 22:45:45
161368文字
会話率:51%
以前、自サイトや他の投稿サイトにアップしていたものを、改稿しての投稿です。
※ 剣で切ったはったの場面がありますので、念のため、R-15タグをつけました。
かつて街を救った英雄の血をひく……という名家の跡継ぎご子息の誕生祝いの席に招
かれた吟遊詩人。けれど主役の少年は、当然歌われるべきその英雄の歌を歌って欲しくない、と、詩人に懇願します。自分は自分、先祖は先祖。ほんとにあったかどうかわからない、ご先祖に振り回される生活なんてもう嫌だ、と。これを聞いた吟遊詩人は、もうひとつの「英雄の物語」を、彼に歌ってきかせたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-16 16:49:37
12622文字
会話率:40%
誕生祝いは個人の祝いだけでなく。
最終更新:2013-11-02 16:33:22
267文字
会話率:0%
カザンヌ王国子爵令嬢リアーデは18歳になったばかりであったが、
大国ドレンデラに“人質”として送られることになる。
カザンヌ国王アルディードが無謀ともいえるドレンデラ侵攻を行い、
惨敗を喫したため、急きょ“人質”となる者が必要だったのだ。
カザンヌ王室には王女がおらず、王家の血を引くリアーデに白羽の矢が
立ってしまった。リアーデの実母にあたるウェルシーがカザンヌ
王アルディードの妹王女であったためだ。
ドレンデラ王宮に赴いたリアーデはそこで自分が侵攻の原因を作ったと
非難される。伯父にあたるカザンヌ国王が「誕生祝い」と「結婚祝い」
に何が欲しいと尋ねた時、不用意にも「綺麗な紫水晶」と「風光明美な
別荘」と答えてしまったことが発端となったと言うことだ。
ドレンデラの冷酷な宰相ペイジはリアーデを“人質と”して遇する
のみならず、戦で傷ついた君臣たちを“慰めるために”利用しようと
計画する。亡国寸前の子爵令嬢と大国の冷酷宰相の謀略と恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-27 23:56:08
36686文字
会話率:17%
姉の誕生祝いの宴で、名うての怪盗が姉への贈り物を盗んでいった。お陰で姉は泣いて騒いで大変な状態だし、我がエーミス伯爵家には使用人を除けば私以外まともな人間不在で事務処理に追われる羽目に。しかも宴の合間に叔父から熱心に結婚を勧められるわ、盗難
騒ぎのどさくさにまぎれて女誑しと評判の美男子騎士団長に「恋人にする」宣言をされるわ、今日は一体どうなってんの?! けれど、それは単なる始まりに過ぎなかった。――これは漆黒の花と呼ばれた、一人の少女のはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-19 00:47:06
56262文字
会話率:53%