リビドーが先か、ロマンスが先か――
恋愛はよくわからないがティーンエイジャーとしては人並みの『欲』は持ち合わせている男子高校生・深沢蓮《ふかざわ・れん》は、高校デビューから1年経ってようやく合コンに誘われたものの、残念ながらしっかりと浮
いていた。
飲み物を取ってこようと席を立ったところで、ひとりの女子・二階堂菜那《にかいどう・なな》も同じようにして席を立った。合コンメンバーの中でも格の違う美少女だったが、明らかに乗り気ではなくさながら余り物だった菜那。無言に耐えられず口を開いた蓮だったが菜那はそれでも素っ気ない。
さらには「男子って大変だね。結局ヤリ目なのに」と歯に衣着せない菜那の物言いに蓮は言葉を詰まらせていると、さらに彼女は続けた。
「……そんなことしなくても出来るのに」
「じゃあ俺ともできるの?」
「シてみる? ゴム着けてくれれば」
結果的に蓮の目標は達成。欲も発散させ、さらには菜那の連絡先も入手出来たのだが……。
恋愛の先にあるのが行為か、それとも行為の先にあるのが恋愛なのか。
念願だったはずの『春』を越えた先に見えるものは、果たしてあるのか。
ふたりだけの恋愛教科書を紡ぐ旅が今始まる……のか?
※本作はR18を念頭において執筆されておりますが、当サイトにおいては実際の行為などを含んでいる部分はカットして公開されます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 00:00:00
121978文字
会話率:54%
椿夕陽は、感情が表情に出ない。それが原因で、祖母たちからは忌み嫌われ、学校でもいじめられていた。高校生になるタイミングで、両親を失っていた彼女は、祖母から「家を出ていけ」と言われ、自分を支えてくれた楠摸永遠の力を借りて、雨宿県という、平和な
街で有名な場所に引っ越すことを決める。そこには、元気なパン屋の少年、可愛い物好きの神主の少女、そして、目に見えないはずの式神たちがいた。信じることは、見えること。信じられるから見えるものがある。そんな愉快な環境で、夕陽はちょっと特別な青春を取り戻していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 18:00:00
212255文字
会話率:63%
従姉妹のことは可愛がってない、の続編 アルテローズ視点
ハルトムートには見えていないところが、アルテローズには色々と見えていた。まあ単純に同じ学園に通っていたので、という部分もある。マリリエッタもアンネリーゼもアルテローズのことは全然眼中に
なくてモブ扱いだったからというのもある。モブだから客観的に見えるものというのもあったのだ。
結婚したらそれどころじゃなくなってしまったんですけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 00:00:00
9287文字
会話率:37%
見えるものの違う、君と僕
最終更新:2016-06-20 17:19:04
1631文字
会話率:58%
# 「1万年の平和と600年の変化 -縄文と弥生の対話から見えるもの-」あらすじ
筆者は中学生の頃、教科書で見た縄文土器と弥生土器の印象的な違いから、文明の進歩に疑問を抱く。装飾豊かな縄文土器に温かみを、シンプルな弥生土器に冷たさを感じた
その違いは、「時間」と「余暇」の差ではないかと考察を始める。
縄文時代は1万年続いた長期的に安定した文化だった。単なる狩猟採集民ではなく、定住生活、環状集落の形成、広範囲にわたる交易ネットワークなど、複雑な社会構造を持っていた。和田峠や神津島の黒曜石、新潟のヒスイ、秋田の琥珀などが遠方で見つかる事実は、地域間の信頼関係と平和的な交流を示唆している。
一方、稲作中心の弥生時代は、年間を通じた継続的労働を要求し、水資源の管理や収穫物の分配による格差を生み出した。鉄器・青銅器の導入と階級社会の出現は、新たな社会構造への移行を意味したが、この時代はわずか600年しか続かなかった。
この歴史的対比は現代社会にも通じる。近年の「米騒動」は、私たちが「所有」と「分配」の構造に組み込まれた社会に生きていることを示している。自らの生存に必要なものを自分の手で得られなくなった現代人の姿が浮かび上がる。
筆者は「文明の進化とは何か」と問い、便利さや富ではなく「文化の持続性」こそが重要な指標ではないかと提案する。縄文文化の中に、持続可能な社会と人間同士の直接的なつながりを重視した生き方のヒントを見出し、未来に向けた文明の再考を促している。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-10 23:54:42
2441文字
会話率:6%
才能という目に見えないものについてのコンプレックスと
体格という誰にでも見えるものについてのコンプレックスを
スラムダンクでこじらかした女性の話。
キーワード:
最終更新:2025-03-02 18:49:31
3464文字
会話率:24%
街
色んなものが見える
ジュリエットにさようならは言えないよ
歩いて
歩いて
少しの希望に
歩いて
二人で歩いた街だから
最終更新:2025-03-01 14:08:43
235文字
会話率:0%
特に外見が良いわけでも、学業が優秀なわけでもない私は、普通の学校に通う女子高生。
ただし、私には人に言えない秘密がある。
それは『人には見えているモノ』が『私には見えなくなる』というモノ。
幼いころからそれは始まっていたのだけ
ど、『子供の戯言だ』と片付けられ、両親でさえもその程度の認識だったと思う。
でも、私にはそれらが当たり前のこと過ぎて、人前で行ってしまう事の重要性に気が付いていなかった。
そんなある日、親戚の病気見舞いに入信している病院を訪れたときに、その事が発端で事件が起きてしまう。しかしその事が両親の『心持ち』が変化する事の発端にもなり、やがては理解者となってくれた。
そしてもう一人、そんな私に寄り添ってくれる人がいる。
人には見えているものが『見えなくなる』女の子が遭遇する、少し不思議で少し切ない物語――。
※あまりにもな御感想・レビュー等は削除させていただきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 13:14:43
4428文字
会話率:62%
興信所「新・土井エージェント」は、どこにでもありそうな探偵事務所。
どこにでもありそうな依頼を受けて、今日も町を駆け巡る。
しかし、所属探偵である先野光介(さきの こうすけ)は、三条愛美(さんじょう まなみ)とペアを組んで応じる案件は、ど
ういうわけか、「どこにでもありそうな依頼」でなかった。
一見、ごく普通の「浮気調査」であり、「人捜し」であるのだが、その裏に隠された真実へとたどり着いたとき──。
この世ならざるものを見る。
真実はひとつ! とは、限らない。
見えるものだけが、真実じゃない。
1話完結の連作オカルト短編。
(エブリスタでも公開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 08:00:00
536948文字
会話率:38%
64歳、営業人生最後の出張。
東京の街を歩きながら、主人公は過去を振り返る。
震災、仕事、家族——「キャラを変えた」人生の選択は正しかったのか?
忘れかけていた記憶が、ある蕎麦屋の暖簾の下で蘇る——。
変わるも変わらぬも人生。
その先に見え
るものとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 07:40:00
4289文字
会話率:13%
瞼を上げると見えるものは地獄。
聞こえてくるのは喧騒。
硝煙の香りと鉄に似た生臭い匂いが息を吸う度に呼吸器官を蹂躙していく。
何故こうなったのだろう?どうすればこうならなかったのだろう…?
このままでは終われない。命の灯火が残っている限り、
より良い結果を求めて足掻くと決めたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 21:00:21
3991文字
会話率:33%
開業医の家で生まれ、何不自由なく育った女性がツインと出会うことで手に入れてきたものを全てを失う。
その先に見えるものは。
そして本当に価値のあるものとは…。
人生とは…。
最終更新:2024-12-22 12:00:00
483文字
会話率:0%
突如としてグラビオン現る。その姿は12歳から18歳の少年少女たちにしか見えない。グラビオンは言った自分は君だと。グラビオンとは何だ
最終更新:2024-12-09 01:05:29
1033文字
会話率:0%
かつて一流企業の経営者だった村瀬は、事業の失敗で全てを失い、虚無的な日々を送っていた。ある日、奇妙な屋台「サジタリウス未来商会」で、自分の人生を編集できるという謎の装置に出会う。過去を変え、栄光を取り戻したはずの村瀬だったが、望んでいた未来
とは違う姿が待ち受けていた。選択の先に見えるものとは――。「選択」と「結果」が織りなす、運命の再構築を描いた魅惑の短編。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-02 23:52:01
1926文字
会話率:43%
守護霊が見える女の子のお話です。守護霊については、独自理論を展開予定。
最終更新:2024-11-26 08:27:41
40759文字
会話率:41%
灰色の空の下、少女はひとり、水たまりに揺れる影を見つめていた。そこに現れた少年は、「ドラゴンが隠れている場所がある」と語り、二人は雨の中を進んでいく。信じることで見えるもの、それが新たな冒険を導く。
キーワード:
最終更新:2024-11-22 00:37:24
982文字
会話率:48%
30年の時間が折り重なる。眼に見えるものが現実なのか、信じていることが現実なのか。真実は一つなのか。
最終更新:2024-10-30 19:00:00
40532文字
会話率:50%
『指窓』
妖怪やモノノ怪を指窓を通して見ると、その正体を見ることの出来るお呪いのようなもの。
正体を見られた妖怪は、たちまち逃げてしまうのだと怖がりな僕に教えてくれたのは、大好きなお爺ちゃんだった。
「妖やモノノ怪ってのはな、正体を見破られ
ると逃げちまうのさ。
だから、怖い事がありゃあ窓作ってそんなかを覗いてみな。
大抵はなぁんも居やしねぇ、でももしそこに何かが見えたとしても、お前なんか怖くねぇぞって言ってやりゃあてめぇの正体を見られたソイツはビビり上がって逃げちまうよ」
そんなお爺ちゃんが死んだ、十歳の夏。
僕は指窓を通して、色んなものを見た。
これは、僕が初めて見た妖怪と、そして、とある一人のお姉さんとの、ひと夏の出会いと別れの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 12:14:31
8892文字
会話率:28%
目に見えるものだけが、目に見える全てではない。
最終更新:2024-09-23 13:09:32
1270文字
会話率:43%
世界などは、進めば進むほど変わって見えるもの。
カバンと杖と、ちょっとふざけた心をもって、
景色も空気も違う未知なる世界を旅するそんな物語です。
人も世界も一期一会、不思議で、ぐだぐだな冒険をどうぞ。
※更新は不定期です。ブックマ
ークを推奨しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 21:42:18
9346文字
会話率:29%
主人公は死に、「幽霊」になった。生前の現実世界は見えるものの干渉できない。しかし「自分であること」を隠せばインターネットだけは使えることを知り、インターネットを使って現実に干渉していく。
生前は彼女もいなければ当然子もいない。大学生の主人公
は特に名前も残していない。自分が死んでも世界はそのまま回り続けている。世界に残してきた未練は「あの世」から消せるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 01:50:35
39559文字
会話率:13%