これは、勇者に育てられた少年の英雄譚。
そして、勇者と呼ばれた女の、復讐と贖罪の物語。
十年ほど前のこと。近隣にダンジョンがあるため迷宮都市と呼ばれるリンゲックの町に、勇者の異名を持つ女冒険者がいた。彼女は桜のエンブレムから「桜花(おうか
)の剣士」とも、また孤児の少年を養子として育てていたことから「子連れ勇者」とも呼ばれていた。
そんな勇者は数々の活躍ののち、王国に仕えるでもなく、誰かに嫁ぐでもなく、息子と一緒に田舎で暮らすため去っていった。
数年後……
リンゲックに、桜のエンブレムの剣士が現れた。勇者が育てていた幼児が、たくましき若武者となって帰ってきたのである。
母直伝の剣技、圧倒的な強さ。周囲が放っておくわけがない。少年の周りには、冒険者から王族までがそれぞれの思いを抱いて集い、彼もまた、それに応えるかのように無双してゆく。
やがて運命の歯車は動きだす。王位をめぐる内乱、そして魔王の影。自分の出生の秘密、そして勇者である母の過去を知ったとき、少年はいかなる決断を下すのか……
【追記】
物語の舞台は迷宮都市と呼ばれていますが、バトルが中心でダンジョンの描写は少ないものになると思います。動画配信やステータスオープン、ゲーム的な意味でのスキルはありません。なお、別作品の短編集「元ギルドマスターの手記」と同一世界、同一時間軸のお話です。両方に登場する人物が複数います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 03:26:45
160314文字
会話率:44%
戦国時代、尾張一の商業地・津島で一番の大店を仕切る女商人『吉乃』はふとしたことで織田家の兵糧が横流しされる事件に巻き込まれてしまう。
その男勝りで勝ち気な性格のせいで吉乃は織田家の侍たちに立ち向かうのだが、その時一人の若武者が吉乃の前に現れ
る。それは、家督を継いだばかりの若き織田信長で・・・
後に信長の側室となる、生駒吉乃。彼女はどのような人で、どのような人生を送ったのか。
信長最愛の女性とされるその謎多き人物像を、史実とフィクションを織り交ぜながら描きます。
織田信長の妻として有名なのは濃姫。でも他にも側室はいるんだよ!!むしろ濃姫よりも魅力的で信長に愛された女性がいるんだよ!!!みたいな気持ちを小説にしてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 11:35:51
363720文字
会話率:24%
時は戦国、天下分け目の関ヶ原。血煙渦巻く修羅の戦場にて、一人の若き武士が主命に従い、愛する者達を守るため、死地へと赴く。彼の名は千刃宗十郎。忠義に厚く、武勇に優れた若武者。千刃家の誇りを胸に、徳川方の忍者軍団にたった一人で立ち向かう。刃と刃
が激突し、血飛沫が舞い散る壮絶な死闘。しかし、圧倒的な敵の数に抗えず、宗十郎は壮絶な最期を遂げる。
だが、彼の魂は消えなかった。目覚めるとそこは、見たこともない異世界「オルヴェリン」。人間と亜人が共存するこの地で、彼は騎士カーチェやゴブリンのリンデと出会い、奇妙な縁を結ぶ。そして、この世界で人気を博す麗しきアイドル「ゆうゆう」の正体が、かつての師匠・細川幽斎であることを知る。しかし、彼女は変わり果て、操り人形と化していた。恩義ある師を救い出すため、宗十郎は再び剣を握る。
それは始まりに過ぎなかった。明らかとなる異郷者エムナと五代表による陰謀、そして人々を操る謎の力「ヤグドール」。平和な仮面の下に隠された真実を知った宗十郎は、過酷な運命に立ち向かう。異世界で出会う様々な境遇の転生者たち。彼らとの出会いと別れが、宗十郎の武士道を磨き上げ、成長させていく。
今、オルヴェリンの未来をかけた戦いの火蓋が切って落とされる。千刃の魂を宿したサムライブレードを手に、宗十郎は愛する者達を守るため、そして自らの武士道を貫くために、再び戦場へと身を投じる。
真の武士道とは何か?宗十郎はなぜこの地に喚ばれたのか?
これは、戦国武将が異世界で新たな戦いに挑む、愛と正義、そして一人の童《わらべ》の成長を描く叙事詩である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 00:07:42
253743文字
会話率:44%
アジアの立憲君主制国家である中華王朝の北の町である黒竜江省哈爾浜市では、毎年冬に雪祭りが開催されている。
若き武将である呼延尊と彼の婚約者でもある女性武将の満久香の二人は、女王である紅蘭陛下の詔で雪祭りの視察旅行へ赴く事に。
主君の粋な計ら
いにより婚約旅行気分で視察に赴いた若き武将カップルは、雪祭りの開催される哈爾浜で親交を深めるのだった。
(本作品は、武 頼庵様御主催の「街中に降る幻想の雪」企画の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 07:15:31
2287文字
会話率:20%
戦国の覇王・織田信長を殺した男―
明智光秀は数々の主君に仕え、自分の才能を生かして戦国の世を生きた。美濃の若武者がいかにして史に名を残すことになったのか。光秀の人生を描く。
最終更新:2023-12-02 20:00:00
46295文字
会話率:54%
時は天正。織田の侵攻によって落城した高遠城にて、武田家家臣・飯島善十郎は蔦と名乗る透波の手によって九死に一生を得る。主家を失って流浪の身となったふたりは、流れ着くように訪れた富山の城下で、ひょんなことから長瀬小太郎という若侍、そして尾上備前
守氏綱という男と出会う。そして善十郎は氏綱の誘いにより、かの者の主家である飛州帰雲城主・内ヶ島兵庫頭氏理のもとに仕官することとする。
峻厳な山々に守られ、四代百二十年の歴史を築いてきた内ヶ島家。その元で善十郎は、若武者たちに槍を指南しながら、穏やかな日々を過ごす。しかしそんな辺境の小国にも、乱世の荒波はひたひたと忍び寄ってきていた……
(『アルファポリス』にて発表していた作品を、加筆修正したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 20:04:44
163101文字
会話率:52%
戦国時代のとある国で無双の若武者として活躍した日野丸 大和とその軍団が転生し、異世界で新しい仲間と国で戦い抜いていく物語。
最終更新:2023-03-16 23:05:54
803文字
会話率:58%
時は戦国、室町幕下の関八州。
世は乱れ、人心荒み跳梁跋扈する頃に、一族再興を託された若武者が台頭する。
相模国鎌倉に居城を構え、関東十国悉くにその名を大いに轟かす武将が居たという。
繋がる歴史に語られることのない、別の戦国史が今始
まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 12:00:00
47376文字
会話率:36%
遣欧使節団にてヨーロッパに行った若武者が遭難事故にあい
流れ着いた地で生きていく。
中世のヨーロッパで奴隷貿易や魔女狩りに合いながら、その
土地の人達と交流しあい、同じく迫害されていたユダヤ商人
たちとの交流の中で武士が商人となって
どのように生きてい
くのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 16:00:24
14205文字
会話率:31%
織田信長が桶狭間の奇跡を起こしたその年、近江でも三倍以上の敵を破る奇跡を起こした若武者が居た。
名を浅井長政。
やがて両雄は出会い、手を結び、袂を分かち、天下を巻き込む決戦へ至った。
史実が示すその結末は、浅井長政の敗北と浅井家の滅亡だ。
何の因果かそんな浅井長政として戦国に舞い降りた男は、未来の知識と共に破滅の未来に勝負を挑む。
これは、存在しないはずの未来の知識を持って新生する浅井長政の伝記、新生浅井伝である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 19:00:00
359828文字
会話率:30%
日本の歴史上、唯一、二人の天皇が並び立ち、争った「南北朝時代」と呼ばれる争乱期
「麒麟児」「花将軍」と呼ばれた最強の若武者がいた
後醍醐天皇のために、奥州から二度も大軍を率いて京に上り、奇跡的な勝利を重ね
そして二十歳という若さで散ってい
った
北畠顕家の青春と生き様の軌跡を描く
史実を丁寧に追いつつ、一方で伝説伝承を大胆に取り入れた
これは史実である
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 20:00:00
52808文字
会話率:41%
日本史上屈指のヒーロー、鎮西八郎為朝。ガチの短編歴史小説として直球勝負!
期せずして、後白河天皇方から「謀叛の意あり」と見做され、今日明日にも軍勢を差し向けられかねない状況におかれた、崇徳上皇。
そんな中、上皇は一人の若武者に期待を寄せた
。はたして若武者は、上皇の期待に応えるかのように八面六臂の活躍を見せるが……。
〝保元の乱〟とは如何なる戦いだったのか、に切り込む。
連載中の拙著「転生無双!! チン説弓張月 ―― 1192つくろう、ナニ幕府!?」の、いわばガチ短編歴史小説版です。あちらと併せてお楽しみ下さい。
※当作品は「カクヨム」にも先行掲載しております。
「カクヨム」幸田蒼之助のページ
https://kakuyomu.jp/users/PeerGynt折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 18:00:00
24008文字
会話率:30%
過酷な修行の末、ついに天下無双となった一人の若武者、音鳴恭之介。
しかし、時代は大きな争いのない平和な時代。
太平の世では、天下無双といえども、大きな活躍の場はない。
それどころか、恭之介の強さを恐れた者たちから、命を狙われることとなる。
天下無双の先にあったのは、虚無感。
虚しさを紛らわすために刀を振っていると、極限の技を持つ恭之介は、いよいよ時空を斬るまでになってしまう。
時空の裂け目を通った先にいたのは、転生を司る時の魔女リリアサ。
リリアサのすすめで、新しい世界へ転移することとなった恭之介。
新しい世界は、魔物がはびこり、また人と人との争いも絶えない、乱れた世界だった。
そんな力が支配する世界で、恭之介は人のために刀を振るうことを誓う。
※ノベルアップ+様・カクヨム様・ノベリズム様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 15:13:07
524545文字
会話率:40%
戦国時代、大戦(おおいくさ)に向かう若武者は、許嫁からの問い「いつお戻りになりますか」に答えられなかった。それは若武者が死を覚悟していたから。そして許嫁には「お前の事は必ず守る」と言い残して戦場へ向かう。
300年後、偶然、主人公が出会った
少女は、悪霊に取りつかれ、美しく妖しい気配に包まれていた。その後に起こる奇々怪々に驚きながらも、主人公は彼女のしんぱしーに共感していく。そして300年ぶりに、闇が立ち上り、戦国の世を望む者達との異能バトルが勃発。主人公と少女は、盟友たちと闇へ立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 13:11:37
25049文字
会話率:41%
一度入れば二度と出られぬと言われる『御魂の森』
謀反を起こして逃走していた若武者・弥生(やよい)は逃走先の森で白い着物を着た美しい女に出会う。
森の秘密とは?
不思議な力とは?
最終的に選び取る「いのちの使い方」は…?
和風異能ファンタジ
ーが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 21:06:26
13989文字
会話率:32%
室町時代の終わりから戦国時代へ移り変わる頃、中国地方のある場所に鬼姫とあだ名される姫がいた。剛力無双、武力では男にもひけをとらず、また知識も豊富であった。そして何より、獣と意思疎通できるという特殊能力で、彼女は戦場でも負けなしであった。しか
し、そんな彼女の前に訳ありの若武者が現れる。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-27 00:29:25
7326文字
会話率:37%
聖なる山は山の神の聖域。そこは狐族が守っていた。
その首領はスサ。金色に光る髪はその存在を際立たせていた。そして最高の術遣いである。
しかし、狐族の中の若武者ヌシはあろうことか、山の結界の一部を犯してしまった。若さゆえの暴走だ。
山の神の怒
りは収まらず、ヌシは囚われの身となる。主の命は10日。その間に最良の生霊を持ってくる。それがスサに課された使命。
ヌシはスサ兄の子供、故あってスサが育てていた。それなのに、スサは悔やむ。
ソシテ、ヌシのため、人間界へとスサは進む。心優しいスサ。ヌシのためにどこまで非常になれるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-13 18:22:14
5394文字
会話率:49%
時は屁安(へーあん)。
失せ物探しの達人と伝えられるカッパ様が住む沼に、一人の若武者が現れました。
彼の名は『便慶(べんけい)』。
失われた『かぐや姫』のお尻の穴を探しているとのことです。
はてさて、カッパ様はどのようにして事件を解決す
るのでしょうか?
ミステリー仕立てのギャグ童話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 21:14:21
4442文字
会話率:56%
不気味な姿のもののけを追い、若武者は山へと入った。
「殺さないでくれ、自分は悪いもののけではない」と、命乞いをするもののけ。
「その醜い姿が悪いのだ」
「――では、この姿なら?」
もののけは、絶世の美女の姿に化けた。
個人企画【人外短編企
画】寄稿作。
てのひらサイズのラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 04:24:43
2245文字
会話率:79%
-少年が踏み出した勇気の一歩は時代を超えて、刻印の力を発揮する-
都会に住む中学生"暁(あかつき)"は夏休みに祖母が住んでいる山の奥にある田舎町へと数年ぶりに行った。そこに住んでいる"重太(じゅうた)&quo
t;と"莉子(りこ)"の二人と何年ぶりかに再会した。
だが、暁は莉子に対して会うのを少し拒んでいた。そこには二人の過去にあるとある出来事があった──
そんな中、その町に伝わる火累丸という戦国時代に活躍した若武者の逸話をお婆ちゃんから聞く。そして、その名残があると言われる祠に三人で行く事となった。
その祠に行くと、突如として降り立ったこの世の者ではない戦士が現れ、少年達の前に立ち塞がる。少年の勇気が試される時、刻印は覚醒する──
この世界の刻印戦記は少年が踏み出す勇気の一夜の物語である。
短めですけど、無事に完結しました。是非ともご覧ください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-19 19:52:24
25602文字
会話率:54%