キュンキュンドキドキ学園ファンタジー百合ハーレムラブコメ。
“ヒーロー跡目”の宿命を背負った少女一文字勇希が、隣の席の美少女蘭鳳院麗奈の上から目線のおちょくりちょっかい悪戯になんとか見返し“わからせ”てやろうと奮闘するが……
普通の15
歳の女子高生であった一文字勇希は、兄の死によって、一族の宿命であるヒーロー跡目候補に指名される。
ヒーロー跡目とは、一文字の一族に大昔から代々受け継がれてきた、世界を守り、救い、戦うという宿命を果たす者のことである。
大昔からの決まりで、ヒーロー跡目は “男” でなければならなかった。女子も、ヒーロー跡目になることができたが、18歳までに、“誰もが認める男のヒーロー” にならなければいけないのである。
このヒーロー跡目の宿命を断ったり、逃げたり、失敗したりしたら、大きな呪いがかけられて、破滅するのである。
否応なく、一文字勇希は、宿命を背負うこととなった。
女子である一文字勇希は、転校し、男装して、男子高校生としての、学園生活を始めるのである。
周囲に女子だとバレたら、それで終わり。なんとしても、男として、男のヒーローとして認められなければならない。
男装女子一文字勇希は、ひたすら女子バレを怖れるが、クラスの女子からは、「乙女男子」「美少女なボーイッシュ」としてまとわりつかれ、オモチャにされてしまう。
真の男のヒーローになることを目指す勇希は、必死に男になるための修行をする。
勇希の考えた男になるための修行とは、少年ヒーロー漫画を読み耽り、マンガヒーローの如く振る舞うと言うものである。
平和な学園のクラスでヒーローたらんとする一文字勇希は、トンチンカンな混乱を巻き起こしていく。
隣の席の美少女蘭鳳院麗奈からは、何かと上から目線のおちょくり悪戯にあう。
蘭鳳院を始めとするクラスの女子たちを、なんとしても、見返し“わからせ”てやらねばならない。ヒーローと認めさせてやらねばならない。
一文字勇希の孤高の戦いが始まるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:01:17
467773文字
会話率:21%
東幸運、彼女は探偵である。
ギャンブルで培われた洞察力、直感力。時には運までも引き寄せて事件を解決に導く……これは彼女が〝超越探偵〟と呼ばれるに至った、最初の事件の記録である。
【登場人物紹介】※五十音順
東幸運/職業探偵。ハードボイル
ドに憧れる活発なギャル。指定暴力団『東翔会』若頭・東翔運のひとり娘で、暗い過去を持つが今作には関係ない。
宇月晃/職業大学教授、理論物理学者。常に冷静さを心掛ける初老の男性。難解な研究に打ち込む偏屈だが人当たりは良い。理詰めの議論が得意。タバコ好き。
大岩拓馬/職業シェフ。豪快な性格でムードメーカーのオッチャン。学術的な知識やゲームルールには疎いが、持ち前の野生的な勘で物事の本質を見抜く。歳の離れた弟と妹がいる。
西原照/職業ゲーム配信者。子供のアバターで毒舌が人気の『サイバー・ライト』として活動する若い男性。普段から無邪気におどけて振る舞うが、ニヒルな内面を隠し切れない。
五月雨紗香/職業生物工学者。プロダクトデザイナーから生物工学者へ転進という異色の経歴を持つ女性。外から内へとデザインの興味を変え、現在は人の脳を開発する独自理論を構築中。宇月晃とは同じ研究者として話題が合う。
四谷秀才/職業プログラマー。根が真面目で融通の効かない青年。自分のルールに縛られがちな優等生タイプ。東幸運に触発され徐々に変わろうとするが、今作で成長できるかは不明。ゲーム制作が趣味。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 10:06:01
87485文字
会話率:59%
名門・花桜学園に通う財閥令嬢の九重紗雪(ここのえ・さゆき)と、彼女の唯一無二の親友である天神縷々(あまがみ・るる)。完璧な令嬢として振る舞う現実とは裏腹に、仮想世界で秘めた本性を解き放つ紗雪。そんな彼女を理解し、共に秘密を分かち合う縷々と
の平穏な日常は、学園で囁かれる「生徒失踪事件」の噂によって揺らぎ始める。
都市伝説と一笑に付される失踪事件の真相を探る縷々は、独自の情報網を駆使して、失踪した生徒たちが**「花桜学園の旧校舎付近」**で最後に目撃されているという不穏な事実に辿り着く。立ち入り禁止のはずの旧校舎が、何者かの手によって意図的に「入れる」状態にされていることを突き止めた矢先、縷々は紗雪に意味深な言葉を残して、忽然と姿を消してしまう。
親友の消失は、紗雪を学園に潜む深い謎へと誘う。これは、仮面を纏った令嬢が、失われた友情の証と、隠された真実を追い求める物語。仮想世界を舞台にした『煩悩令嬢、覚醒す。』の主人公・九重紗雪が、現実世界で「本当の私」を見つけるきっかけとなる、もう一つの「覚醒」の物語が、ここから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 09:54:43
41759文字
会話率:37%
恐ろしい迷宮の主と恐れられる「お菓子の魔女」ことリゼット。だが、彼女の迷宮は、訪れた者に美味しいお菓子を振る舞うだけの、ただの喫茶店だった。なぜ彼女が「魔女」と呼ばれるのか? そして、彼女を追う者たちの目的とは? 甘くも少し不穏な日常が繰り
広げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:40:00
8524文字
会話率:31%
『オーロラ・フォレスティよ。おまえに「真実の愛」の呪いを与える。おまえが「真実の愛」以外で結ばれた時、呪われるがいい。呪いよ、その時は———相手の男を殺せ』
舞台はオルリオン王国。
オーロラ・フォレスティ伯爵令嬢は生まれた時に『真実の愛』
の呪いをかけられた。
呪いを解くか、『真実の愛』を見つけるか。
呪いが解けない以上、誰かを傷つけることのないようにと、目立たないように振る舞うオーロラだったが、運命の偶然か、オーロラは十二歳の時に、アレックス王子の婚約者に選ばれてしまう。
しかしそれはミレイユ王妃の策略だった。
ミレイユの意地悪な王子妃教育、アレックスの心変わり、令嬢達からのいじめ。
オーロラの運命は?
『真実の愛』を見つけることはできるのか?
○ラスボスは、王妃!
○ほんわかコミカルな『婚活お茶会』あり
○ちょっとほっこり、お嬢様×メガネ従者シーンあり
○ヒロインは婚約破棄まで、辛い出来事にも遭いますが、やがて彼女を助け、サポートしてくれる人々と出会います
第1部 笑わない伯爵令嬢
第2部 婚約破棄
第3部 ローリーお嬢様の婚活
第4部 真実の愛
※全69話、約26万字
長いお話ですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです
※ハッピーエンド
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:10:00
211184文字
会話率:34%
この物語は、チート能力と前世の記憶を持つ少年レイが、もふもふの従魔たちとのんびりほんわかな日々を送る、コミカルで楽しいお話です。同時に、家族愛や絆も深く描かれます。
主人公レイは、金髪緑眼で色白、まるでエルフのような外見を持つ4歳児。彼は
フレイ神の血筋を引くユングリング家の子孫でありながら、平民として暮らしています。4歳の誕生日の朝に祝福が確定し、ぼんやりと前世の日本の大人の記憶が蘇ったレイは、内面は大人であるにもかかわらず、対外的には幼児として振る舞うというギャップを抱えています。
彼の最大の願望は、食べ物への強い執着と、自然とモフモフに囲まれてのんびり暮らすことです。そのため、日常生活では料理やお菓子作り、便利な生活道具の作成に勤しみます。大人たちが頭を抱えるような大変な事態に直面しても、「そんな大変なことになってたの? ま、いっか」とケロッとしているのがレイらしさ。精神は大人なので、みんなになるべく迷惑がかからないよう、美味しく便利で楽しい日々を送ることを心がけています。
たまに邪神が現れるという「ゆるふわなトラブル」に見舞われても、レイが無自覚のうちに一瞬で鎮圧してしまうといった、コミカルな展開が物語を彩ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 06:10:00
61405文字
会話率:39%
ある家族のある一日を描いていきます
家族の人たち
祖父(父方):山本 勝(やまもと まさる)
75歳。元小学校の校長先生で、穏やかで知識豊富な「おじいちゃん」。趣味は読書と盆栽。子どもたちには物語を語るのが得意で、夜になると孫たちに自作
の冒険譚を語ることが日課。
祖母(母方):山本 澄江(やまもと すみえ)
72歳。おっとりとした性格で、家族を陰から支える「おばあちゃん」。刺繍が趣味で、家中に彼女の手作りクロスが飾られている。料理が得意で、家族みんなが大好きな「澄江特製シチュー」は冬の定番。
父:山本 翔太(やまもと しょうた)
46歳。地元の工場で管理職を務める父親。家族想いだが、仕事で忙しくなりがち。休みの日には必ず家族との時間を設けるよう心がけており、子どもたちとキャッチボールをしたり、一緒に釣りに出かけたりするのが楽しみ。
母:山本 結衣(やまもと ゆい)
43歳。地域の小さなカフェで働く母親。朗らかで家庭の中心的存在。忙しい日常でも、家族一人一人に気を配り、悩みを察する天才。趣味は家庭菜園で、季節ごとに収穫した野菜を使った料理を振る舞う。
姉:山本 愛(やまもと あい)
17歳、高校3年生。芯が強く、自分の意見をしっかり持つタイプ。将来はデザインの仕事を目指しており、イラストを描くのが趣味。弟には少し厳しいが、学校の友人には見せない優しい一面を持っている。
弟:山本 海斗(やまもと かいと)
10歳、小学5年生。自然や動物が大好きで、家族の庭に小さな「動物の家」を作っている。いたずら好きでお姉ちゃんに叱られることも多いが、その純粋な気持ちは家族の癒し。祖父母が大好きで、休日には一緒に昔の写真を眺めるのが好き。
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最終更新:2025-07-02 06:00:00
256039文字
会話率:49%
2045年、東京。
雪の舞う屋上で、ひとりの高校生が落ちた──はずだった。
記憶を失った少女。静かに繰り返される映像。
そして、どこかで確かに聞いたはずの「声」。
名前も、過去も、輪郭も曖昧なまま、
誰かの視点で語られる“わたし”の物語
は、少しずつ軋みを帯びていく。
「君は、誰の記憶を読んでいるの?」
記憶と語りが交錯するとき、
ひとつの物語は、静かに自分自身を語りはじめる。
誰かの声で始まり、誰かの中で終わる物語。
あなたが読み終えるとき、それはあなた自身の記憶になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 00:35:04
9287文字
会話率:21%
私は都内に通っている女子高生(2年生)佐倉梨奈(さくらりな)
私は父親が踊人(ダンサー)の為に全国や世界を転勤しているのですが、とある日に母親からとある話があった。
『 梨奈(りな)。また… 父親の転勤で全国または世界を飛び回る予定なん
だけど… それがもし嫌だったら 私の姉が教師をしている高校に通って!』と言われたのだ。
私は母親に言われて飛行機代を貰い… 羽田空港に到着した。
そして母親の姉と出会い、そこから私の高校生活が始まったのだ。
私は小さい頃から楽器が好きでピアノやフルート、クラリネット、トランペットを引いて吹いていた。
この物語は私が高校2年生の春にその高校に入学した所からの物語である。
吹奏楽部の部員として活動を始めた。
顧問は伯母である菜々緒さん。
この高校は全国吹奏楽大会の常連であり… 優勝も何回もしている。
そして… 私は吹奏楽部のレギュラーになり、全国大会へ。そして優勝へと。
第4話まで完了折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 00:00:00
34407文字
会話率:25%
田舎に住む普通の男子高校生・大空 麦(おおぞら むぎ)は、
ある夏の日、家の裏庭にあるボロ小屋で「異世界へと通じる扉」を発見してしまう!
扉の向こうに広がっていたのは──
戦争に疲弊し、食糧難にあえぐ中世風の漁村だった!
村人たちのや
せ細った顔を見た麦は、思わず叫ぶ。
「こんなときこそ──おにぎりだろ!!」
……が、異世界に電気は通っていなかった。
炊飯器、ただの鉄の箱と化す。
それでも、麦はへこたれない。
火を起こし、鍋で米を炊き、海苔を巻いて、塩をまぶして……
文明の粋と家庭の知恵で、「最高のおにぎり」を振る舞う!
「う、うまい……! これが“ムスビ”という食べ物か……神の食い物だ……!」
異世界の人々は目を見開き、
塩むすびはいつしか信仰の対象にまでなってしまい──!?
ごく普通の高校生が、“おにぎり”という最強の武器を手に、
今日も異世界で人助け!
果たして麦は、飢える村を救い、
扉の謎を解き、世界をつなぐ「飯の配達員」になれるのか!?
──ほっこり感動、おいしさ爆発、笑って泣ける異世界飯テロ冒険譚、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:13:39
19931文字
会話率:25%
高校2年生の風間蓮は、ある日突然、クラスの美人・白石紗耶とその妹・芽衣の義兄弟になることを告げられる。理由は両親同士の急な再婚だった。戸惑いながらも一緒に暮らすことになった三人は、ぎこちないながらも少しずつ家族としての絆を深めていく。
紗
耶はクールでミステリアスな美人お姉ちゃん。普段は冷たく振る舞うが、心の奥には複雑な想いを秘めている。一方、芽衣は明るく元気いっぱいの妹で、蓮に積極的にアプローチを仕掛けてくる。義兄弟という複雑な関係の中で、蓮は二人の間で揺れ動きながら、自分の気持ちと向き合っていく。
予想外の家族関係がもたらす日常の波乱と、三角関係のドキドキが交錯する。恋愛感情と家族の絆、二つの境界線に悩みながら、蓮は本当の“家族”と“恋”を見つける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:04:30
83556文字
会話率:48%
レアン王国の王女ユーディドは、父王の命令により、ランベルク王国の国王、ヴァレリーの元へ嫁ぐ。
幼少時、ユーディドと三年だけ共に暮らしたヴァレリーは、王位継承争いの末に即位して以降、その冷酷さから狂王と呼ばれていた。
ユーディドは、幼い頃、子
犬のようにおっちょこちょいで人懐こかったヴァレリーが狂王になってしまったことを承知で、彼の王妃となったのだ。
だが結婚後も、ヴァレリーはユーディドの前でだけ、子犬のヴァンとして振舞うのだった。
ユーディドはヴァレリーの二面性に気づかず、彼が優しい国王であることを官吏や民に知ってもらえるよう、奮闘する。
――これは、疑いを知らぬ王妃と、裏表がありすぎる狂王の物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:02:18
10354文字
会話率:46%
無能の姫君、槍を手に後宮を舞う!
佳国皇帝の末娘、璃月(りげつ)。
母方の一族が使う〈夢見〉――予知夢の能力を期待されて育った璃月だが、どうやら無能らしい。
失意の璃月は武官である兄公子の真似をして槍に精を出す毎日だ。
その璃月も十五歳
。どこかに降嫁する日も近いだろうに、幼い振る舞いは変わらない。
璃月を後宮の門の外から垣間見ては恋慕をつのらせる兄の副官・暁霄(ぎょうしょう)の想いに気づくはずもなく――。
そんなある日、兄と母の夢にあらわれた〈黒い蝶〉。
後宮の陰謀に気づいた、おてんば公主・璃月。
暁霄や兄たちと共に夢にあらわれた謎を追う!
※実際の歴史上の人物・国家とは関係ありません。あくまで空想の国や制度を設定し書かれた物語です。
※スターツ出版1話だけ大賞/最終選考ノミネート作品「天啓の公主は暁を夢見る」をもとに構成し直しています。
※スターツ出版文庫byノベマ! にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:02:16
23370文字
会話率:48%
名を奪われ、仮面を与えられた少年がいた。
血の舞う夜、すべてを失った彼は、ある剣士に拾われ「白鐘暁狐」の名を得る。
剣と体術、書と政。
幼い身に重ねられる修練の果て、少年は“影”として生きる道を選ばされる。
仮面は問う――
「お前は誰と
して生きるのか」
そして少年は答える。
「私は、この名にふさわしい者になる」
名を持つ意味とは何か。
忘れられた名の先に、少年は何を見るのか。
仮面を纏い、光と闇の境を歩む者の記録。
和風架空時代劇×政略×成長譚。
その影は、名を問い、名に応えてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:01:49
125757文字
会話率:19%
桜の花びらが舞う春、佐藤梨花と山本涼太の出会いが始まる。
高校1年、孤独に沈む梨花の心を、涼太の優しい笑顔が照らした。二人の恋は輝いたが、涼太の突然の別れの言葉が梨花を突き放す。その裏には、どんな真相が...
最終更新:2025-07-01 20:00:00
11764文字
会話率:30%
澄(すみ)星(ほし)誠(まこと)は武道を学んでいる。ある日、車道に飛び出した女学生の代わりに車に轢かれてしまった誠。意識を取り戻した誠は自分が異世界に来てしまったことに気づく。しかも異世界に元々存在し、同名であるマコトの身体で。目覚めた時に
側にいた女の子、ミレイを悲しませないために誠はマコトとして振る舞うことを決意した。
鍛えた技と拳で活路を切り開く、異世界冒険ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:00:00
114865文字
会話率:53%
男性が多い兵団に所属するリエンは、兵団の中でもトップクラスの戦闘能力をもつ赤毛の女性だ。男性ばかりの職場では自分の女の部分を隠すように胸はぺたんこにし、毎日魔獣を討伐し屈強な戦闘員として活躍していた。
恋なんてもうしたくない、そう思い戦闘
に明け暮れるリエンだが、それには実は過去の悲しい経験が関係していて・・。
知能の高い魔獣が現れたとなり、国王含む王族と話し合いの場が設けられた。話し合いに参加したリエンだが、女の戦闘員だと下に見られるかもしれないと思い、男として認識してもらおうと女らしさを封印して男のように振る舞う。しかし、それが国王の息子第二王子であるキエランに興味をもたれ、段々と執着され始めるきっかけとなり・・?
逞しい女主人公とそれを溺愛する王子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:00:00
19116文字
会話率:38%
異世界で働きませんか?
契約期間は半年
報酬は500万円
仕事内容は主に龍の世話と儀式の補佐
ハローワークで仕事を探していたところ、目に入ってきたのはこんな文言だった。
異世界?龍の世話?何これ…
明らかに怪しい冗談かと思ったけど、ここは
ハローワーク。
モニターに映るフォーマットに従った求人票。
32歳独身で無職の女に突然開かれた異世界への入り口。
こうして私は、龍が空を舞う異世界「シオガ国」へ赴任することになった。
だがやがて、自分の「声」が龍を揺さぶる力を持つと知らされ、儀式・信仰・天災が絡み合う国家の命運に巻き込まれていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 19:00:00
21057文字
会話率:32%
焦土と化した大地を越え、死者が眠る静寂の丘を越えて、視線は一つの存在へと引き寄せられていく。
大地に伏した黒き獣の骸――その傍らで、細く揺れる焚き火の灯がひとつ。
そこに、誰かが座っていた。
白銀の髪が、風にほどける。
焔に照らされ顔に
浮かぶ聖痕が見えた。
その姿は、まさに神の寵愛を受けた者の証。
だが、その美しさはどこまでも冷たく、どこまでも孤独だった。
――世界がこの男を「勇者」と呼ぶのなら、それは皮肉でしかない。
「……定められた使命? そんなもの、くそくらえだ」
彼の呟きには、怒りも激情もない。ただ、揺るぎない拒絶の響きだけが残る。
人々の期待も、祈りも、希望も――彼には届かない。
いや、届くよりも前に、自らの手で捨て去ったのだ。
火の粉が静かに舞うなか、焚き火の光に照らされたその横顔には、まだ少年の面影がわずかに残る。
けれど、血と灰にまみれた旅の跡が、深く刻まれていた。
風が世界を貫き、空は音もなく闇に沈んでいく。
それでも彼は立ち上がらない。
世界が彼に祈りを向けようとも、神がどんな加護を与えようとも――
彼はただ、自らの意志で歩むことを選んだ。
――これは、神に選ばれし「勇者」が、神に背を向けた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:26:19
121543文字
会話率:35%
都内で働く派遣社員「高月ひかる」は、ある日、山の中で得体の知れない“声”を聴いた。
それは、亡き母の着物とともに呼び覚まされていく魂の記憶の始まりだった。
やがて出会った古の易──本筮。
易によって過去と現在を繋ぎながら、彼女は古代巫女であ
り魂を継ぐ者だと知る。
そして、封印された「雷と月の神」の声が、雷鳴のように彼女の中に響きはじめる……。忘れられた神々、封じられた歴史、消された巫女たちの物語が、今、易と祈りを通して蘇る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 17:44:53
10475文字
会話率:18%