大卒社会人2年目の斉木来人(さいきらいと)は、夢の中で自分が「クリス」という名の少年になっていることに気づく。目の前には広大な海と、遠ざかる帆船。彼のいる港町は中世ヨーロッパ風で、美しいがどこか寂れた雰囲気を持っていた。
クリスは家に
帰り、母と祖父と共に平和な夕食を過ごす。父は警備の仕事で忙しいらしく、すぐに家を出てしまう。それでも、クリスは素っ気ない態度を取りながらも、家族を気遣う優しさを持つ少年だった。
しかし、夜が更けた頃、突如として街に警鐘が鳴り響く。クリスは幼なじみの少女・サラと共に、原因を確かめるため街の防壁へと向かう。防壁近くの詰所に父の姿を探しに行くが、そこはすでにもぬけの殻。遠くからは悲鳴や喧騒が聞こえ、不穏な空気が漂い始める――。
果たしてこれは夢か、現実か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 17:03:03
21739文字
会話率:12%
公爵令嬢セシリアは、度々さらわれてしまう不運な少女。しかし、そんな彼女を助けるのは、いつも王家に仕える謎の影・クロウだった。冷たく素っ気ない態度ながらも、必ず助けに来るクロウに、セシリアは密かに恋心を抱いていた。
ある日、社交で訪れたサーカ
スで、セシリアは偶然、クロウに似た瞳を持つピエロを見つける。確信したセシリアが舞台裏で問い詰めても、ピエロはしらを切るが、笑顔の裏に隠れたわずかな動揺を見逃さなかった。
冷たく突き放しながらも優しさを隠しきれないクロウと、まっすぐな想いを伝えたいセシリア。二人の距離が少しずつ近づく、甘く切ない物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 00:33:58
1274文字
会話率:55%
魔法を学びに隣国へ留学していたベアトリーチェ・モナルダは、自国へ戻り幼馴染み達の通う学園へ編入する事となった。
あまり積極的に人と関わりたくないベアトリーチェは、学園の門を踏み入れてすぐに茶番劇に巻き込まれる。
巻き込んだのは、見た目
も仕草も"可愛らしい"エミーリアという平民の娘。周りも彼女をチヤホヤして、幼馴染みでとても仲の良かったエドガルド・アロニアも留学前と違い、何故か素っ気ない態度だった。
ベアトリーチェが望まない中、繰り広げられる茶番劇。"可愛らしい"自分とは何なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 14:20:05
10565文字
会話率:51%
お婆ちゃんが良く作ったくれたあんころ餅。
でも、最近あんころ餅に飽きて来た僕は、
お婆ちゃんに素っ気ない態度を取ってしまったんだ。
キーワード:
最終更新:2025-01-05 10:05:17
1593文字
会話率:3%
平凡な高校二年生の宇波守理(うなみまもり)には、両親の再婚でできた義妹――宇波式乃(うなみしきの)がいる。二人の兄妹関係は、守理が小学四年生、式乃が小学三年生の時から始まったものの、仲が良いというわけでもなく、むしろその逆だった。
守理
が距離を縮めようとして遊びに誘ったり、何か一緒にしようとすると、式乃はいつも無言のままに離れていく。会話を仕掛けたとしても、いつも素っ気ない態度を取られ、義妹との関係を良好なものにするのは無理なのだと諦めていた守理だったが、ある日事件が起こる。高校に入って人生初めての彼氏ができた式乃だったが、その恋人を他の女の子に寝取られてしまったのだ。
絶望し、部屋に引きこもってしまう式乃。そんな義妹を見て、守理は黙っていられず、式乃を慰め始める。
「信じられるのは……お兄ちゃんだけ……」
「え……? し、式乃……?」
「好き……小さい時から……ずっと……」
「えぇぇ!?」
平凡だけどやる時はやる主人公と、自分の想いを告げるのがちょっとだけ苦手な義妹の送る甘々とピリ辛なざまぁラブコメ開幕です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 00:10:41
91852文字
会話率:42%
辺境伯令嬢ルリアージュ=マグワイアは、物心ついた頃から家族に素っ気ない態度を取られており自己肯定感が低かった。緊張して出席した初めての社交場では「‥困るから僕を見ないで欲しい」と兄の友人に言われショックを受けてしまう。
寝込んでいると見兼ね
たメイド長に瓶底眼鏡を勧められ気分転換にと着けてみたところ‥あれ?今までの態度と一変し、実はお父様もお兄様も私の事愛してるんですって‥。(知らなかったです)
そして、兄の友人も距離を詰めようとしてきて‥。
自己肯定感の低い無自覚令嬢とヒロインに甘々な公爵令息のおはなしです。
なんちゃって異世界、貴族社会なので優しい目でみて頂けたらなと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 08:40:35
31327文字
会話率:28%
タバコの所持という濡れ衣で停学処分をくらった水瀬奏真は、家庭でも母親の愛人がのさばり家にもいられなかった。奏真の心の支えは学校の友達と幼馴染であり親友の直樹だったが、ちょうどその頃直樹は女子生徒に告白され付き合い始めたばかりだった。停学処分
のこともあり、親友の直樹ともギクシャクし、奏真はますます孤独に陥る。どこにも居場所がなくゲームセンターで時間を潰していると不良に絡まれてしまう。そこに密かに憧れていた先輩。瀧本が現れ、助けてもらった奏真はこれはチャンスとお近づきになるべく懐くようになる。構ってもらえ、可愛がってもらう日々。信頼、仲間。愛情を得た奏真は、今までとは違う環境に夢中になり、ますます直樹との距離が開いていく。離れてしまった奏真を寂しく感じ元気を失う直樹。付き合っていた彼女にも素っ気ない態度をとってしまう。そこで明らかになったのは、そもそもの発端である奏真の停学処分が仕組まれたものだったことを知り、直樹は仲直りを試み奏真の元へ走る。そこで目撃したのは瀧本と愛し合う奏真の姿だった。男同士のその光景に、直樹は衝撃と同時に奏真への感情が親友を越えたものだと初めて気がつく。素直になれない直樹と奏真を見守る瀧本。直樹は奏真と仲直りをするためにキャンプを計画する。ちゃんと話そうとするが、あろうことか奏真にキスをしてしまいフラれてしまう。自暴自棄になった直樹は街で出会った大人の男、玉木に寂しさを埋めてもらうのだがその男の正体はとんでもない奴だった。トラブルに巻き込まれ、様子がおかしくなっていく直樹に気付いた奏真が救いに行くが、返り討ちにあってしまう。複雑な人間模様と、儚く危うい青春ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 21:59:48
184678文字
会話率:43%
最愛の人に嫌われるという呪いを受けた令嬢ヴェネットは、大好きな婚約者テオドールの前で冷たい態度しかとれなくなってしまった。
5年もの間、冷たいヴェネットに付き合い続けてくれた優しいテオドールだったがついに耐えきれなくなり、ヴェネットに婚約解
消を告げる。
その後、ヴェネットは最愛の人に嫌われたことで呪いが解けたことに気がつく。
ヴェネットはなんとかテオドールとの関係を修復したいと奮闘するが、空回ってばかり。テオドールには素っ気ない態度をとられてしまう。
学園の最終学年、このまま嫌われたまま卒業してしまえば一生顔を合わせることもないかもしれない。婚約者に戻るのは無理でもせめて友人のひとりとして仲の良い関係になりたい。
焦るヴェネットの気持ちなど知らず、いつの間にかテオドールは転入生の令嬢フロレーラと親しくしている。
そんな中、ヴェネットの前に同じ呪いを受けたという男子生徒があらわれ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 15:44:28
63281文字
会話率:44%
リーナとフィリップは十歳の時婚約をした。フィリップが人外の美貌で襲われかけ、人間不信になりかけていた息子を心配した父親が整えた物だった。最初は壁を作っていたフィリップだったが、子ども同士相性が良かったらしく話をしなくても気まずくならない間が
らになっていった。そんな時もつかの間、フィリップがリーナをないがしろにし始める。話をしても素っ気ない態度ばかりになった。嫌われていたのかと傷つくリーナは婚約の解消を父にお願いする。父に問い詰められたフィリップはリーナの前だけ自分の思うような行動ができないと打ち明ける。筆頭魔術師のサリバンはフィリップの後ろに黒い靄が見えるのでそれは呪いだと言い急ぎ帰って調べるという。呪いを使う闇魔法は古代に消えたものだった。犯人は意外な人物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 18:45:44
23663文字
会話率:54%
「俺と結婚しよ」
イジメから助けてくれた先生は、見返りにそんなことを言いました。
魔法学院に通うウェンディは、孤児で魔法はちょっとしか使えない、だけど学力は優秀な女の子。
ヒーローは、魔法に関してだけは一流な学院の教師、「クズ」が愛
称のクウェレディズ先生。
二人の過去には何やら接点があるようで、求婚にも深ーい深ーい理由があるようで……?
求婚されてから先生がしつこい! 校門前で待ち伏せ、脅して研究室に呼び出し、人前で普通に口説いてくるクズ教師!
だけどイジメからは助けてくれるし、誰よりも寄り添ってくれるし、ウェンディの過去に欠かせない人物だったりして。
素っ気ない態度で先生をあしらうウェンディだけど、そこにも深ーい深ーい理由があるんです……。
グイグイ押しちゃうクズ教師×塩対応女子
ちょっとしたざまぁ有りの学園ラブコメです!
※長岡更紗さま主催「イセコイ冒頭ミュージアム」参加作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 07:00:00
30621文字
会話率:49%
高校生二年生の真白紡(ましろつむぐ)は成績優秀、品行方正、容姿端麗と絵に描いた様な優等生。そんな彼女は問題児として有名な同級生の少女、高坂紅葉(こうさかくれは)に特別な想いを抱いていた。紅葉と仲良くなりたい紡は毎日アプローチを試みるが素っ気
ない態度を取られてしまう。
ある夜、ふと目が醒めた紡は妙な胸騒ぎを覚え、学校の屋上へ行くことにする。するとそこには、異形の怪物と対峙する紅葉の姿が…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 03:26:57
14418文字
会話率:47%
親が勝手に決めた婚約者は、エレーユのことが嫌いだ。
エレーユといても、婚約者は全然楽しそうではないし、頑張って話しかけてもいつも素っ気ない態度で返されて、会話は全く弾まない。
お出かけに誘うのも、行きたいところを考えるのも、手紙を出すのも、
いつもエレーユばかりだ。
でも、もううんざりだ。好かれる希望がないのに、エレーユばかり頑張るのはもう嫌だ。
だから決めた。今日こそ婚約破棄だと言ってやるんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 17:01:19
28612文字
会話率:46%
あの人は家庭を顧みない人だった。
偶に此処に来ては、愚痴と悪口を吐き捨てて去っていく。
もう疲れてしまった。あの人の許しを乞うのは。
本当に人の好意に気が付かない、矮小な生き物だな。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
ネグレクトされて、糸が切れてしまった子の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-12 21:29:46
956文字
会話率:36%
男爵令嬢であるシェリーは、学生の頃からずっと伯爵家の長男であり、騎士であるノエルに片思いをしていた。6年以上顔を合わせる度に好きだと伝えているものの、彼との関係は何も変わらない。
そんな中、友人から「押して駄目なら引いてみる」という恋愛テ
クニックを聞き、実践してみる事に。けれどあまりにもノエルを好きすぎるシェリーが、彼に冷たくすることなど出来るはずもない。その結果、「ノエルの前で好きだと言わない、笑わない、素っ気ない態度をとる」という制約魔法を三ヶ月間かけてもらうことにした。
「一生俺だけだという言葉を、ずっと信じていたんですよ」「今更捨てるなんて、絶対に許さない」
早速実践してみると、何だか様子のおかしいノエルから突如告白をされ、婚約まで申し込まれてしまう。
それからと言うもの、シェリーを溺愛し時には嫉妬し、愛を囁き続けるノエル。その一方で、シェリーは制約魔法によってノエルに対し冷たい態度を取り続けてしまい、日々心を痛めていた。そんな中で彼女は、ノエルが抱えていた事情や過去を知ることになる。
魔法が溶けるまで、あと1ヶ月。すれ違う二人の恋の行方は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 16:41:12
71636文字
会話率:47%
子爵令嬢であるヴィオラは、何もかもが自分とは釣り合わない公爵令息フィリップとの婚約破棄を望んでいた。そして事故に遭ったのをきっかけに、記憶喪失のふりをすることにした。
けれど突然、「君と俺は愛し合っていた」「二人きりの時には、フィルと呼ん
でくれていた」といった訳の分からない嘘を吐き、好きだと迫ってくるフィリップに圧倒されるヴィオラ。記憶があることを隠したまま、様子のおかしい彼のペースに巻き込まれてしまう。
※書籍化・コミカライズ企画進行中です。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 11:44:33
96576文字
会話率:48%
公爵令嬢のローレライは王国の第一皇子フィルナートと婚約しているが、婚約者であるフィルナートは傲慢で浮気者であった。そんな皇子に疲れ果てたローレライは徐々に心を閉ざしていった。ローレライとフィルナートが通う学園内で彼女は感情を表に出さない『人
形令嬢』と呼ばれるようになっていた。
フィルナートは自分が原因であるにも関わらず、ローレライの素っ気ない態度に腹を立てる。
そんなフィルナートのもとに怪しい魔法使いが現れ、ローレライの心の声が聞こえるという魔法の薬を彼に渡した。薬を飲んだフィルナートの頭の中にローレライの心の声が聞こえるようになったのだが・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 21:29:21
15543文字
会話率:37%
平凡な高校生である花江辰樹(はなえたつき)は、クラスメイトの種﨑(たねざき)さんに片想いしている。
だが、何度花江がアプローチしても、いつも種﨑さんは素っ気ない態度で、そろそろ潮時かと諦めかけていた。
そんなある日、怪しい薬を飲んだら猫にな
ってしまった花江。
しかも実は大の猫好きだった種﨑さんに拾われ、種﨑さんの家で飼われることになり……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 21:05:40
3821文字
会話率:40%
俺の名前は月舘奏風。高校2年生
そんな俺には困っていることがある。それは後輩の大園かのんが他の男子には素っ気ない態度をとっているのに俺にだけ甘えてくるということだ。
彼女はかわいくて目立っていて俺によく話しかけてくるから周りからの殺気が
やばい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 12:00:00
74660文字
会話率:58%
公爵令嬢のシャルロットは浮き名を流しまくった父が原因で初恋の人への好意を口にしようとすると真逆のことしか言えない呪いをかけられてしまった。そんな彼女が初めて愛したのは自国の王子様。呪いが解けないままシャルロットは王子様も通う学園での生活を始
めることになる。悪態をつきたくないからとなるべく距離を取ろうとするシャルロットに、何故か王子様は積極的。話の流れで一緒にクラス代表を務めることになり、増々距離は近くなる一方で……。大好きと伝えたいのに伝えられない公爵令嬢と自分にだけ素っ気ない態度の彼女を振り向かせたい王子様が色々あって結ばれるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 19:00:00
73287文字
会話率:41%
なんだよ。たいして可愛くねぇじゃねえかよ。。
俺はがくっと項垂れた。
もともと期待はしていなかった。
親の再婚で突然できた
俺の義妹。
外見はたいしたことなかった。地味眼鏡女子だった。
ただ、俺と高校が同じだった。
でも、俺はそいつの存
在を認識していなかった。だって、空気みたいなんだもん。
学園のマドンナとかじゃない。
目立たない空気のような女だった。「橘ヒナタです。宜しくお願いします」
義妹になる女の名前。
ヒナタ。
名前はかわいいけど、印象がいまいち。
自分で言うのもなんだけど、イケメンだと周りからチヤホヤされてる陽キャな俺はいつだってモテて女に不自由していなかった。
だから、目が肥えてる。
義妹とは言え、同級生になる。
俺のが早生まれだ。
「こちらこそ、よろしく」
形ばかりの挨拶。
本当はかわいい義妹がほしかったが、
これじゃ、陰キャ義妹だよ。同居後は、義妹に対して素っ気ない態度をとった。
可愛い子であれば、一緒に買い物とか行きたいし、外食もしたいけど、これじゃあな。
可もなく不可もなく、ただ接してるだけだな。おはようとかの挨拶程度。
別段、他のことはなにもない。
ただひとつ、俺は義妹に伝えておいた。
伝えた、といっても約束をさせたんだ。
同居が決まってすぐに。
俺の家に、新しい父親とともに義妹が転がり
こんできてすぐに、陰キャ義妹にこんな約束をさせた。
「あのさ、俺らが義理の兄妹になったことは
高校のやつらには絶対内緒な。
いいか、口が裂けてもいうんじゃねぇぞ」
他の人にとっては俺らの同棲は格好の話題になりかねなかったからだ。
「は、はい。。こちら、はなからそのつもりでした。シンジくんはイケメン過ぎるから、
そんなイケメンとこんな地味な見た目の私が兄妹になったなんて、恥ずかしいですもんね?」
「そうだ。その通りだ」
我ながらキツイことを平気で言ってると思う。
まぁ、でも、眼鏡をかけてる地味子、
もとい、ヒナタが顔色ひとつ変えないので
別にこいつは、なにを言っても傷つかないのかもな、と思ったりもした。
「わかりました。約束します。
私としても、シンジくんに迷惑はかけられませんし...」
「おう。頼むぞ。絶対に俺らの関係性を周りにはバレないようにしてくれよな?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 17:41:31
4154文字
会話率:20%
俺は黒谷航樹。
俺には高森夏目という幼馴染みがいる。
高森夏目は俺にとっては大切な彼女だ。
しかし、ナツメはなぜか1年前からいきなり素っ気なくなってしまった。
大学の中で出会っても嫌な顔をされ、同じマンションにいても部屋からあまり出
てこない。
そんなナツメの態度に悩んでいた俺にふるゆわ小悪魔系後輩の辻中奏がある提案をしてきた。
「彼女さんに別れ話をしてわからせるんです」 そのいきなりの提案に保留にしていたが、ナツメと話してこれまで溜まっていたものが爆発してしまった。
そして俺はナツメをわからせるために素っ気ない態度をやり返し、別れ話を切り出したのだが……ナツメの反応は思っていたのとは真逆だった……
これは俺が彼女に泣かながら懇願され、甘々な態度になり、後輩に告白されたりする話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 18:11:13
9822文字
会話率:46%